September 03, 2011

フィリポナ(PHILIPPONNAT)は我が家がもっとも好きなメゾンの一つなので、ぜひぜひ伺いたいと思っていたんです。
が、素人さんのメゾン見学はお断り。
どうしようかなあ、でも行きたいなあ。
と思って日本屈指の某有名ソムリエさんに相談すると、快く見学を受け入れて頂くことが出来ました。

これ(↓)がなんだか(どこだか)分かった方・ぴんっときた方・なんとなく「あそこか?」と思われ方は、フィリポナ(PHILIPPONNAT)通ですねん。
是非ご連絡下さい、BdBを飲みながら語らいましょう☆

フィリポナ1


blogranking ←とりあえず一日一押し!してから続きを読んでね(^o^)P

伺ったのはフランス旅行中の三日目。
エペルネに宿をとった私たち、フィリポナと、そのあとお邪魔することになっていたメゾンのあるAy(アイ)村まではタクシーで15−20分ということで、タクシーでフィリポナへ向かいました。
エペルネからアイまでは電車でもそんなにかからない(10分くらいだったかな)のですが、駅からフィリポナまでちょっと歩くと聞き、迷子を回避するために珍しくタクシーを利用です。

約束は10時からでしたが、到着したのは9時半過ぎ。
「途中にアンリジロー(Henri Giraud)があったねー」
「えー、どこにあったの?僕、気づかなった orz」
「ビルカールの看板も出てたよ」
「えー、それ、どこに?!」
なんて話をしながら近所を散策した後、5分前精神でメゾンに乗り込みます。

フィリポナ2フィリポナ3


相手をしてくれたのはこちらの宣伝隊長?、イタリア人のニコレッタ。
イタリア語なまりの英語でメゾンを案内してくれました。
トップの写真はゴワセの畑。
クロ・デ・ゴワセはフィリポナのキュベプレステージにして、シャンパーニュにおける唯二(もう一つはクリュグ(KRUG)のクロ・デ・メニル)のモノポール(単一畑)でございます。
この日はメゾンの前の道が大工事をやっていて、その上、物凄い風が吹いていて。
「ゴワセの畑、見たい?別に何にもないけど」。私から「NO」を期待するような聞き方でしたが、間髪入れずに「Why not !」(もちろん)と答えると、いったん部屋に戻って厚手のコートを羽織って来た彼女。

フィリポナ8211


「この道の先にローランペリエがあるんだよね」なんて話をしながらゴワセの畑へ到着すると、その強風の中、お二人がタイユ(Taille)の作業をしてらっしゃいます。ニコレッタがフランス語で何か話しかけると、はさみを持つ手を休め、返事をしていらっしゃいました。
ちなみに「ゴワセ」は「重労働」を意味する古い言葉らしいですが、確かにこの急斜面で作業するのは重労働。
聞けば、ゴワセの畑は私たちがお見かけしたお二人で手入れをされているんだそうです。
「もっとも、ヴァンダンジュ(収穫)の時は沢山の人でやってるけどね」(そりゃ当然だ)
いずれにしてもこのお二人のおかげ(?)で今、ゴワセはあるわけです。ありがたや、ありがたや。

10幾つあるゴワセの区画には、その一つ一つに名前がついていて、それを示す墓標みたいなものが立っている事(「それの写真を全部撮り集めたらマニアだね〜」とうちの旦那さんが言ったら、ニコレッタも「そんなことする人、いないよ〜」と大うけ)、ゴワセを登りきると緩い斜面に休眠期のブドウが沢山植わっているわけですがその下がセラーになっている事などを伺いながら、ぐるりと一周してメゾンに戻ります。

219216


フィリポナが小さい事は重々承知していましたが、想像以上にこじんまりしていてビックリ。
「この穴の上は、さっき歩いた畑だよ」なんて話を聞きながら、ピュピトルの並ぶ一角を抜けてその先へ向かいます。

ちなみにフィリポナもジャイロパレットは使っているとの事。手でルミアージュされているのはゴワセとその他ごく一部だそうです。

時期が時期なので、作業をされている方は誰もおらず。
よくよくブテイユを見ると、すでに「ゴワセ」のエチケットが貼られているものが(何故か)あったりして、益々私たちの興奮を誘います。

215214


実は今回、私は「フラン人ではない人たちがどうやって伝統的なこのシャンパーニュの世界に入り込めたのか?」に非常に興味があって。
そこでニコレッタにもインターヴューしてみると。
まず彼女、南仏で一年ワインを勉強し、インターンとしてフィリポナへ。本当は半年の予定だったインターンでしたが、期間が延長され、二年になるんだそう。
「シャンパーニュって歴史があるから、排他的な世界だと思っていたんだけど」
「うん、とっても排他的。でもフィリポナってイタリアのシェアが大きいから、私はラッキーにもここにいられたのよ。」なんだって。
間抜けにもフランス語を喋れるのか聞いたら、
「しゃべれるよー。フランス語はマストね」だそうです。そっか、やっぱりそうかっか。。。

フィリポナ7フィリポナ9


メゾン見学の最後は、お約束のデギュ☆
「ゴワセのロゼだけは開けられないのよ」との事でした。
が、いえいえ、これだけ飲み比べさせて頂ければ十分です。
スタンダードのキュベをまず最初に頂き、その瞬間「わぁお、シンプル&エレガントなのに立派なボディ☆」とうっり。
が、大好きなBdB(焼けた樽の香ばしさとヴァニラがたまらん。ブルゴーニュか?!と錯覚するほど)、ロゼ(目が覚めるようなフレッシュフルーツ。佐藤錦や野イチゴのような繊細なのに濃ゆい味わい、グラマラスな印象を与える鮮やかなサーモンピンクの色合いが素敵!)、ノンドゼ(これまたパワフル。日本でも飲みたい☆)、キュベ1522 (相変わらずほっぺが”きゅっ”とするような高い酸味とドライフルーツのような凝縮した旨み、そして高いミネラル感!やや重いが個人的には超テーストです)、そしてゴワセ2003。
共通しているのは、”エレガンス”というより、高貴にして芯の強さが全面に出ているところですかねー

吉本ばななをよく読むよ(でもメジャーな作品以外はなかなか手に入らない)とか、春樹は「Norwegian Wood」を読んでなかなかいいと思った、なんて女子なトークにも花が咲き。
「町に出て一緒にランチしない?」、「おぉ、いいねぇ」などと言っていたのですが、そっか、彼女は仕事中じゃん(汗
という事で、酔っぱらった三人で写真をばしゃばしゃとり、そして解散。

途中で行きずりのイタリア人三人グループがやってきて私達のデギュに参戦して来たり(彼女がいる限り、イタリア人はいつでも快く受け入れるそうです)、話がフランスカルチャーに飛んだりでなかなか愉快なメゾン訪問でした。
メモを見返すとデギュのところはミミズがのたくったような字に、それも英語だからほとんど読めない状態ですが、ああ楽しかった。

午後のメゾンも楽しみだ!

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