November 03, 2013

Aviz(アヴィズ)へ行った。
というと、知っている方なら
「ははーん、セロスですか」って必ず言うんですよね。

ちなみに、パリからエペルネ(Epernay) 入りし、そこからアヴィズ(Aviz)までは車で移動。
タクシーで20ユーロくらいです。が、今回は運よく、翌日泊まることになっていたエペルネの宿に挨拶に伺ったら車で送って下さいました。エペルネって人が本当にいいんです。

image



blogranking ←とりあえず一日一押し!してから続きを読んでね(^o^)P

シャルドネで有名なシャンパーニュのグランクリュ、アヴィス。
ジャックセロスがこちらでワインづくりをしている事で、今やシャンパーニュにおけるもっとも有名な村の一つです。
が、シャンパンメゾンで2000くらいあるんだよね。
ということで、アヴィスには他にもたくさんのレコルタンマニピュランがあります。
それからユニオン・シャンパーニュ。
これは巨大なコーペラティブ・マニピュランで、イギリスのテスコブランドのシャンパーニュとしても有名。
もっともこのテスコ、昨年日本から撤退しちゃったけどね。

私がこの村を訪れたのは10月初旬。
収穫(ヴァンダンジュ)真っ盛りの時でした。
伺ったRMの名前はポール・スゴ(Paul Sugot)。
小さな作り手の中にも「見学歓迎」「試飲できます」みたいな看板を出しているところがあり、その中の一つを訪れしました。
それにしてもアヴィズ、小さくて静かで驚きます。
この地方にとっては最も繁忙期であるはずのこの時期でこれだから、普段は一体どれだけ静かなんだろう…
車で村に入る時に「Center of City」(町の中心)という矢印を見かけるんだけど、私は到着してもそれが町の中心と認識できませんでした。
この写真が目抜き通りの写真なんですよ(^^;

imageimage


スゴさんは三代目。数ヘクタールの畑を持っていて、RMとして自分でもシャンパーニュを作っているものの使わない葡萄は大きなメゾンに提供しているんだそうで。どこに卸しているのか聞いたら「 ディエボル・ヴァロア Diebolt-Vallois」との事でした。
自分、奥さん、息子(写真)、パートさん、自分のお母さんで作業をしていて、彼自身は事務仕事もやるため
「今が一年で一番忙しい時期なんですよね」って聞いたら
「取引の交渉なんかもやってるから常に大忙しだよ」と苦笑いしていらっしゃいました。
「今日は一番搾り(キュヴェ(cuvee))は絞り終わっちゃった」そうで、見せて頂いたプレスマシーンで絞っていたのは二番絞りであるプルミエ・タイユ(premier taille)。色が濁っているのを指摘すると
「すぐ酸化しちゃうからというのと、一番搾りじゃないから」だそうです。タイユは一番搾りより酸化による色の変化が激しんだって。飲ませてもらったのですが、美味しい。そりゃそうだよね、濃縮果汁還元していないストレートのしぼりたてぶどうジュースなんだもん(笑

今出しているすべての商品を試飲させて貰ったのですが、かなり個性が強くて面白かったです。
旅はまだ3日目。シャンパーニュ入り初日にして、直前に購入したグラシアンに続いてもう2本目ですよ。。。
でも色々とこの味わいに対するこだわりなんかを聞いていたら、購入しないではいられない気持ちになって、思わず一本お買い上げ@16ユーロ程度(2000円ちょい)。

imageimage


だって、こちら、自社で作ったシャンパーニュの販売はおまけ的であるため(大手にぶどう・ジュースを提供する方が本業のようでした)、贅沢にめちゃくちゃ熟成期間を長くとっているの。
なおプレシュラージュ (Pressurage)はプレスマシーンを持っていて自分の所でやっていますが、他の作業、たとえばルミアージュやデゴルジュマンはどうやってるんですか?と聞いてみたところ。
ルミアージュはピュピトルを使って手でやっている訳ではなく、ジャイロパレットで行っていました。見せて貰ったのは、これまで巨大メゾンで見せてもらったのとは異なるこじんまりした機械。
一方、デゴルジュマンは技術的にも時間的にも手で行う訳にはいかないけれど、じゃあ機械を持ってるのかというと現場に見当たらない。なんと、ながしのデゴルジュマン屋みたいな人がいて、その人たちがデゴルジュマシーンを持ってやってき、その場でデゴルジュマンしてくれるんですって。自分が瓶をもってその場所に赴き、デゴルジュマン屋(というのかは分からないけど)さんところでやってもらう事も出来るそうですが、スゴさんは
「自分のところに来てもらう方が工程を見てられるし安心」ということで前者で行っているそうです。
自分で機械を所有するとなると何千万円も掛かるしメンテも大変ですが、お願いしちゃえば手ごろな値段でできて便利。デゴルジュマン屋なんて、そんなに需要があるのかなと思いましたが、「滓抜きするタイミングはまちまちで一年中需要はあるから、そうゆう商売も成り立つんだよ」。言われてみればそうだけど、「デゴルジュマンをやりに来てもらう」なんてこの時初めて知りました。

見学するとなるとヴーヴ・クリコとかモエ・エ・シャンドンとか大きなメゾンが一般的で、RMの方々がどんな風にシャンパーニュづくりをしているのかを私は考えた事がありませんでした。
が、家内制手工業では設備投資できる額の上限はたかがしれているし、もちろん働いている人もその出来る事も限られているしって考えると、巨大メゾンとは色んな事が非常に異なる訳で、そんな一端を垣間見られた非常に貴重で勉強になった訪問でした。
スゴさん、ありがとうございました m( _ _ )m
次回までには「ピュピトル」がきちんと発音できるようになって伺います(^^;

シャンパーニュの製造方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字