October 13, 2019

寅さんの見た景色が見たくて行って来ました。
39話は「男はつらいよ 寅次郎物語」。
それに登場するのが和歌浦の北村壮グランドホテルの「回転風呂」です。
回転風呂に興味があったわけではなく、その景色が気になって。
向かったのは和歌山市外から車で20分くらいの場所にある和歌浦という場所。
これで「わかのうら」と読むのだそうです。
が、住所表記では「わかうら」というそうで、地元の人は一帯を合わせて「わかうら」と呼ぶのが一般的なんだとか。

ちなみにこの映画。
「自分が死んだら名付け親である寅次郎をたずねていくように」と言葉を残して寅さんのテキヤ仲間が亡くなり。
寅さんが「秀吉」と名づけたその少年が「とらや」を訪ねてくるところから物語は始まります。
亡くなったテキヤ仲間の前妻であり秀吉の母親である女性が「和歌浦の温泉宿で働いている」との情報を仲間から受けて和歌山駅に降り立った寅さんと秀吉。
駅でタクシーの運転手さんたちに聞き込みを行い、和歌浦にある回転風呂で働いていることがわかってー
と、こんな感じのストーリーです。
昭和62年12月公開。
という事は西暦でいうと1987年。
マドンナは秋吉久美子さんで、秀吉の母親役が五月みどりさんだったかな。

和歌浦




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映画に出てくる和歌山駅前はなかなかの繁栄ぶりで、ちょっと南国っぽい雰囲気が印象的でした。
が、到着してみると駅はそれなりに大きいけれど、物悲しい印象。
ロータリーは綺麗になってタクシー乗り場には屋根が付いていましたが、駅前の若い人がたむろしていて何だか薄暗い印象があって。
寅さんで見たあの「南国的」ハッピーなイメージはありません。
そこから車で、おそばなど頂きながらのんびりと和歌浦まで。

ネットで調べ、回転風呂を備えた宿がもう随分前に廃業していることは知っていたんだけれど、そこにあった現実はあまりに悲しい。
松島のように風光明媚。
崖に沿うように宿が点在していましたが、半分くらいは既に廃業しているような。。。
寅さんに出てきた光景で印象に残った建物、風景はもうそこにはありませんでした。
後から和歌浦入口にある「塩釜神社」立ち寄って。
お寺の若い女性に「以前このあたりにあった回転風呂のある『北村壮グランドホテル』という温泉宿をご存知ですか?」と伺いましたが、ご存知無く。
あれだけ廃業したら宿があったら泊まったことでもなければ、どれがどれだか分からないよね。。。

和歌浦



後から調べたら、和歌浦は温泉が出ず。
それが足を引っ張って1990年代に入ると衰退し始めたんだとか。
回転風呂のあった北村壮グランドホテルは平成6年に廃業した後も暫くその場にあり、有名な「肝試しスポット」みたいになっていたんだそうです。
野良犬の巣窟になっていたとも読みました。
平成17年にはそれも取り壊され、今は太陽光発電のパネルが置いてあるんだそうな。
ただ、その様子を見る事はできず。
道が狭い上に車を停めて散策する雰囲気じゃないし、地元の方々に「野犬に注意」なて言われて車から降りる気になれなかったのです。

東京でビルがどんどんと建てられていく様子を見ると、日本中のどこもかしこもが未来に向けて輝かしく発展し続けているような勘違いをしがち。
ですが、こうやって 静かに時間を過ぎるのを首を垂れるようにして見守る土地もあるんだなぁと思うと、何が本当の姿なのか・何が真実なのか、時々分かららなくなるんです。
寅さんは日本一の旅人。
寅さんは私の憧れの人。
寅さんの見た景色を求めて、次はどこへ行こうかな。
今年は「男がつらいよ」が世に出て50年の記念すべき年。
既に16-17か所は彼が訪れた土地をたずねていますが、今後ゆっくりと数を増やしていきます。


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