2015年02月

2015年02月27日

2015の新機能を調べてみた その80 3dsmax 2015

前回に引き続き「Stereo Camera」プラグインについて調べてみたい。

今回は「Stereo Parameters」ロールアウトのパラメータから。

fig01

ステレオカメラのモードは以下の4つのタイプがあり、

fig12

「off」は左右のカメラがOFFになり、ステレオカメラの機能がOFFになる。

fig13

「Converged」は左右のカメラを内側に向けて特定の距離で交差させる。この交点が画面の位置になる。

fig14

「Off Axis」はカメラは平行なままカメラの投影面シフトすることで視線を交差させる方式で、これがデフォルトの設定だ。

fig15

この2つのモードの違いはこんな感じだ。

下のようにBOX正面にカメラを設置した場合、

fig17

中心カメラから見たBOXは長方形に見える。

fig18

これを「Converged」にして左右のカメラを内側に向けて表示すると、左右のカメラからはBOX正面の面もパースがかかるので、このように左右で縦の辺の長さが異なる台形になる。

fig20

これに対して「Off Axis」は長方形のまま位置がずれる。

fig19

「Off Axis」の左右のカメラの映像は「中心」カメラのイメージに近いものになるのがわかる。

「Parallel」は左右のカメラを平行にセットする。このモードは視線の交点を無限遠にセットしたいような広大な風景みたいなものを扱う場合以外は用途は無いようだ。

fig16

「Separation」「Zero Parallax」は左右のカメラの距離と2つのカメラの視線の交差位置までの距離を決めるパラメータだ。「Zero Parallax」は「Converged」と「Off Axis」の時だけ有効だ。

fig04

「Zero Parallax」で設定する視線の交点がディスプレイ平面の位置になり、それより手前の物体はディスプレイより手前に来て、それより奥のものはディスプレイより奥に感じるようになる。

「Separation」は大きくするほど奥行き感が増す。

2つのパラメータは画面を見る時の視線自体と合わないとうまく結像しないので、「Separation」を広く「Zero Parallax」を近くすると、視線が極端に内側を向き、画面を見る時に顔を画面に近づけて寄り目にしないと結像しなくなってしまう。丁度顔を極端に物体に近づけて眺めるような感じだ。

例えば下の画像のように「Zero Parallax」の距離を飛行機の中央にとって、

fig05

「Separation」を6と80で切り替えてみた。下のGIFアニメは2つのカメラ視線方向の差を比較してみたものだ。見た目にはそれほど角度として大きく変化しているわけじゃ無いんだけど、

fig08

この角度は前後の距離に対して効いてくるので遠景にある背景はかなりズレを生じる。

下の画像は「Separation」が6の場合。

fig07

そしてこっちが80の場合。

fig06

アナグリフメガネを持っているならそれで見ると2つの画像の奥行き感の違いがわかりやすい。下の画像はプロペラのあたりを見つめてちょっと寄り目にしないと結像しない感じだ。

今度は「Zero Parallax」の距離を大きくして飛行機の後ろに視線の交点が来るようにしてみた。

fig09

これが「Separation」が6の場合

fig10

そしてこっちが80の場合。

fig11

6の方が自然に結像出来るけど、そのぶん奥行き感は弱い。80の方はがんばって寄り目にして眺めているとなんとか結像するけど、一旦見えると画面からかなり飛び出て空中に浮いているように見えるようになる。

これに視野角なんかも絡んでくるからややこしいね。

それではまた来週。

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2015年02月26日

modo801の新機能を調べてみた その77 modo801

今回もmodo801の新機能に書いてある新機能について調べてみたい。

今回は「Default Scene: You own default settings, every time. 'Nuff said!」についてだ。

これはmodoの初期設定としてシーンファイルを読み込む機能だ。

modoを起動する時も新規にシーンを作成する時も指定したファイルが読み込まれた状態で開始できる。

シーンファイルを読み込むだけなので、当然アイテムでも画像でもmodoのシーンに保存出来るものなら何でも含んだ形を初期状態として登録できる。

とは言え、あんまりどんな作業でも読み込んでおきたいオブジェクトなんてあんまり無いので、どちらかと言えばFPSとかシーンの長さ、フレームのピクセル数などを設定したシーンを作って、それを保存して、初期設定シーンとして設定すれば良さそうだ。

設定は初期設定パネルの「アプリケーション」カテゴリの中にある「デフォルトシーン」欄に保存したファイルを設定するだけだ。

fig01

それではまた次回。

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2015年02月25日

2015の新機能を調べてみた その79 3dsmax 2015

今回は「Stereo Camera」プラグインについて調べてみたい。

このプラグインは前回も書いた通り、サイトからダウンロードしてインストールする事で使えるようになって、MAXのビューポートと出力に視差3Dを付加するものだ。

視差3D表示は人間が左右の目で見た映像の差異から奥行きを認識するという性質を利用して、左右の目に異なる方向からの画像を見せることで2Dの画面から奥行きを感じさせる仕組みだ。

この機能を実現するには、両目に対応した2つのカメラが必要になる。

プラグインをインストールしてあれば、「作成」パネルで「システム」ボタンをONにして、プルダウンメニューで「Standard」を選択すれば「Stereo」ボタンが見つかる。「Stereo Camera」はこのボタンを押してステレオカメラを作成する事から始まる。

fig01

そのままビューポートをクリックすればカメラリグが生成される。

fig04

カメラの数は「Stereo Creation Options」ロールアウトの「Center Camera」オプションがONになっている場合は真ん中に1つ追加されて3つのカメラが、OFFなら左右2つのカメラのリグが生成される。

fig02

生成するカメラのタイプは「ターゲット」と「フリー」の2種類に、プラグインで追加されているカメラタイプになる。ただしプラグインが「IStereoCompatibleCamera」インtナーフェースを実装していない限り「Not Fully Compatible」と表示されて、あとからカメラタイプが「フリー」や「ターゲット」に変更出来なくなる。

fig03

既存のカメラにあわせてカメラリグを設定したい場合は「Pick Camera」ボタンをクリックしてから既存のカメラを選択すればいい。

fig10

カメラリグは追加されるだけで、選択されたカメラ自体は残る。

fig08

下のGIFアニメはもとのカメラとステレオカメラビューを切り替えてみたもので、「PickCamera」を使ってカメラリグを追加すると、元のカメラからの視野などのパラメータが継承されているのがわかる。

fig09

「Stereo Camera」プラグインがインストールされていると、ビューポートの「POV」メニューに「立体視カメラ」が追加されていて、

fig05

「立体視カメラ」に切り替えると「シェーダー」メニューの後ろに「立体視カメラ」の切り替えメニューが追加されて、

fig06

以下のように表示が切り替えられるようになる。

fig07

「中心の目」は「Center Camera」オプションをONにしてリグを生成した3カメラ構成のカメラリグの時に有効になり、中央のカメラからのビューが表示される。

「左目」は左側のカメラのビューが表示され、「右目」は右側のカメラのビューが表示される。

fig11

以上は単に1つのカメラのビューを表示するだけだ。

これより下のメニューは全て3D表示のための出力になるわけだけど、対応する表示システムで表示しない限り意味が奥行きのある映像になることは無い。

「アクティブ」はパソコンが3D表示に対応している時にその表示を有効にするオプションだ。グラボもモニターも対応してないと使えない。

「水平インタレース」は走査線の奇数と偶数で左右のカメラのビューを切り替えて表示することで1画面に2つのカメラのビューを重ねて表示する。偏光フィルターを使ったメガネの3Dモニターなんかでよくある奴かな。

fig12

「チェッカーボード」はひとつ飛びのピクセルの市松模様で左右のカメラビューを表示する。これはあんまり見かけないけど「チェッカーボード方式」で調べると対応している機器やソフトはあるようだね。

fig13

上記2つの方式はそれぞれのビューの半分のピクセルしか表示しないから、解像度は半分になる欠点がある。

「アナグリフ」 はカラーフィルターが特定の波長範囲の光だけ透過させる原理を使って左右のビューを重ねて表示しながら、見ている左右の目には別々の画像が見えるという方式の3D表示だ。この表示で立体視するには下のような赤青のメガネを使う。

 

画面の表示はこのようになるけど、専用のメガネをかけると立体に見える。

fig14

「輝度アナグリフ」は色を抜いたグレースケールの左右のビューをRとGBに分けて表示する。色に邪魔されないぶん立体がハッキリ見えやすい。

fig15

市販のセロファンを買ってきて赤青メガネを作っても見ることが出来るけど、赤はいいとして反対側はGBチャンネルなので緑と青の中間の水色っぽいセロファンじゃないと緑色の部分が欠けることになるね。

「フリービュー(平行)」「フリービュー(クロス)」は左右のビューを並べて表示する。いわゆる「サイドバイサイド」方式って奴だね。「フリービュー(クロス)」は「フリービュー(平行)」と左右の画像が入れ替わったもの。

fig16

続きはまた次回。

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2015年02月24日

modo801の新機能を調べてみた その76 modo801

今回もmodo801の新機能に書いてある新機能について調べてみたい。

今回は「Show Inactive UVs: A new option to toggle the visibility of UV maps for background item layers」についてだ。

この機能はバックグランドアイテムのUVマップの表示をオプションで表示非表示をコントロール出来るようにするものだ。

下の画像はUVマップのビューポート上にカーソルを置いて「O」キーを押すと表示される「表示」ポップアップメニューだ。「Show Inactive UVs(非アクティブUV表示)」はこの下の方にある。

fig01

例えば同じ名前のUVマップを持つ2つのアイテムがある場合、このように選択されているアイテムのUVマップ以外にバックグラウンドのUVマップも同時に表示されるけど、

fig02

「非悪ディブUV表示」をOFFにすると、このようにバックグランドのアイテムのUVマップは表示されなくなる。

fig03

同じことはバックグランドアイテムを非表示にすることでも出来るけどね。

fig04

ただ、バックグランドアイテムを非表示にした場合はスナップも無効になっちゃうけど、UVマップを非表示にした場合は、見えなくてもスナップは出来るようだ。

fig05

それではまた次回。

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2015年02月23日

stereo camera プラグインが見つからない その79 3dsmax 2015

2015の新機能として紹介されている「stereo camera」プラグインはストアから無料プラグインとしてダウンロードする形をとっている。

ストアにアクセスしてログインし、

fig01

アプリケーションを「3dsmax」に絞って「stereo camera」で検索すれば2014のエクステンションと一緒にみつかる。

fig02

これをダウンロードして実行するとインストーラが起動するので、「Install Now」ボタンを押せばインストールは完了する。

fig03

あとは3dsmaxを起動すればもう使える状態になっているはずなんだけど、マニュアルを見ると以下のようになっていて、「create」パネルの「system」ボタンを押せば、「Object type」ロールアウト内に「Stereo」ボタンが追加されていて、そのボタンからこの機能にアクセス出来るはずなんだけど、

fig04

実際に見てみると「Stereo」なんてボタンはどこにもない。

fig05

カテゴリのプルダウンメニューを押してみたら「Standard」という別のカテゴリが追加されていて、

fig06

そこに「Stereo」ボタンが追加されていた。

fig07

3dsmaxを英語モードで起動すると「standard」として1つにまとまって出てきた。

fig08

実用上問題は無いけどちょっとびっくりするよね。

それではまた次回。

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