2010年07月28日

Compositeのトラッカーを調べてみた その4 Composite 2011

暑くてパソコンの電源を入れるのも辛くなってきた・・・。

さて、前回は2D Transform toolを使って2Pointトラッキングをやってみた。今回はReaction Toolを使ってみたい。

まずは前提として前回同様Trackerがハートとクラウドのマークをトラッキングしている状態にしといてね。アナライザにはそれぞれHeart、Cloudと名前を付けるのも前回同様だ。

fig04

そして中ボタンを押してゲートメニューを出して、これを右に抜けてToolsメニューを出し、そこからReactionを選んで、下のToolメニューからReactionをスケマティックビューにドラッグ&ドロップして、このように接続した。

fig01

次にTool UIのReactionタブで、タイプメニューから「Plane」を選んで「Create」ボタンを押してレイヤーをひとつ作る。

fig02

Reactionツールにレイヤー1の入力ポイントが現れるので、これにArrowを接続する。

fig03

これで背景にfig01_のハートとクラウドのムビーフッテージが表示され、その上に平面(Plane)に貼り付けられたArrowフッテージが現れ、それがカメラで撮影されたものがOutputに出力される。

fig04

次にプレイヤービューで中ボタンを押してゲートメニューを出して下に抜けて、

fig05

ToolUIのDisplayタブで「Tool Output」を選ぶ。これで選択中のツールの出力がプレイヤーに表示されるようになる。こうしておかないと、リアクションツールの移動や回転の時に表示されるギズモがプレイヤーに表示されないので注意が必要だ。

fig06

これでスケマティックビューでReactionツールを選んでToolUIで先に追加したレイヤーを選択すると、レイヤーのPosition・Rotation・Scale・Pivotの欄が出てくる。そしてレイヤーの右側に縦に並ぶ移動・回転・スケールの3つのボタンによってプレイヤービューにそれに対応するギズモが表示されて、そのギズモを操作する事によって3次元的にレイヤーを操作できるようになる。下の画像は移動ツールがONになっている。

fig07

このままこのレイヤーにトラッカーからの情報をインプットしたいところだけど、回転方向にオフセットを与えたりしたいので、ローカル座標系をひとつ追加して、レイヤーをそのローカル座標にペアレントする。

スケマティックビューのReactionツールを右クリックして、ポップアップメニューからEditを選択する(またはツールをダブルクリックすればいいんだけど、なかなかうまく反応してくれないので素直にメニューから選んだ方が早い)。

fig08

これでスケマティックビューはグループ編集モードに切り替わる。リアクション内部のスケマティックビューの表示だ。

fig09

ToolUIのAxesタブで、「Add」ボタンを押してローカル座標を1つ追加する(または、中ボタンを押してゲートメニューを出して右に抜けてToolsメニューからReactionを選ぶと、下のToolメニューの中にAxisが出てくるので、これをドラッグ&ドロップで挿入してもOK)。そしてLayer(1)からAxis(1)に接続する。

fig10

これでAxisのローカル座標の上にLayerが乗る形でペアレントされる。

fig11

このAxisを選択したままToolUIのPositionのラベルを右クリックし、TrackPositionを選択する。ToolUIにこの表示が出ない時はAxesタブの一番左にあるAxesリストに追加されたAxis(1)をクリックしてみてね。

fig12

TrackerSelectorパネルでHeartを選択し、UseOffsetをONにしてCopyボタンを押す。これでハートマークと矢印が重なって動くようになる。

fig13

同様にRotationのZの値を右クリックして「Track Rotation」を選択する。

fig15

Tracker SelectorパネルでHeart、CloudをCTRLを押しながらクリックし、2つを選択状態にしてCopyボタンを押す。これでビューポートに対して垂直な軸まわりの回転をトラッカーの2つの点から取得して、矢印が回転するようになる。

fig16

これを再生してみるとこんな感じ。ハートマークに重なって赤い矢印が回転しながらアニメーションしている。

fig14

今度はスケマティックビューでLayer(1)を選択してToolUIのReactionタブを表示させ、PivotのY座標を−50にして基点を下方向に50移動して矢印の下に基点が来るようにする。そしてPositionのYに50を入力して矢印を上に50移動して、基点がハートの中心に来るようにする。そしてScaleのY値を右クリックして、「Track Scale Y」を選択して、これもHeartとCloudの両方をCTRLを押しながら選択し、Copyを押してハートとクラウドのフレーム1での距離を基準としたスケーリング値をScale Yに割り当てる。

fig17

これでハートの中心を基点として、スケーリングと回転が行われるようになる。

次に回転ツールボタンをONにしてプレイヤー上の回転ギズモをドラッグするか、RotationのZ値を−44程度に設定して矢印をクラウドマーク方向に向ける。

fig18

再びスケマティックビューでAxisを選択して、Scaleの下のLinkをONにしてからScaleのXYZの値のうちのひとつを4にする。LinkがONになっているので3つの値ともに4になり、矢印の大きさが4倍になる。

fig19

今のところ矢印はハートとクラウドの距離によって伸びたり縮んだりするアニメーションが付いているけど幅方向のスケールはアニメーションしていない。そこで幅の方は長さ方向のスケールの変化を数式で変換して作ってやることにする。
再びスケマティックビューでLayer(1)を選択してLayer(1)に戻り、ScaleのX値を右クリックして「Set Expression」を選択する。

fig20

Expression Calculatorが出たら

0.7/

と入力する。

fig21

ScaleのYの値を右クリックし、「Copy Path」を選択する。こうするとExpressionに入力するパラメータのパス名をクリップボードに取得出来る。

fig22

先に入力した0.7/の後ろでクリックして挿入ポイントを一番後ろに持って来て、CTRL+Vを押して先にクリップボードに取得したLayer(1)のScale Yのパスを入力する。式が入力し終わったらApplyを押して適用する。

fig23

これで0.7をScaleYの値で割った数値がScaleXにセットされるようになり、ScaleYの値が大きくなればScaleXの値が小さくなり、ScaleYが小さくなればScaleXの値が小さくなるような関係がセットされた。0.7という値は初期状態の矢印の縦の長さに対する横の長さの比だ。だから数値を小さくするほど矢印は細くなるよ。

これでセットアップは終了したので再生してみるとこのようになる。矢印が伸びると細くなり、縮むと太くなるのがわかる。

fig25


ちなみに先にグループ編集モードに切り替えたスケマティックビューを元に戻すには、スケマティックビューをダブルクリックするか、右クリックして「Exit Group」を選べばOKだ。

fig24

それではまた次回。

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take_z_ultima at 11:30│Comments(0)TrackBack(0)3ds Max | Composite

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