2015年02月25日

2015の新機能を調べてみた その79 3dsmax 2015

今回は「Stereo Camera」プラグインについて調べてみたい。

このプラグインは前回も書いた通り、サイトからダウンロードしてインストールする事で使えるようになって、MAXのビューポートと出力に視差3Dを付加するものだ。

視差3D表示は人間が左右の目で見た映像の差異から奥行きを認識するという性質を利用して、左右の目に異なる方向からの画像を見せることで2Dの画面から奥行きを感じさせる仕組みだ。

この機能を実現するには、両目に対応した2つのカメラが必要になる。

プラグインをインストールしてあれば、「作成」パネルで「システム」ボタンをONにして、プルダウンメニューで「Standard」を選択すれば「Stereo」ボタンが見つかる。「Stereo Camera」はこのボタンを押してステレオカメラを作成する事から始まる。

fig01

そのままビューポートをクリックすればカメラリグが生成される。

fig04

カメラの数は「Stereo Creation Options」ロールアウトの「Center Camera」オプションがONになっている場合は真ん中に1つ追加されて3つのカメラが、OFFなら左右2つのカメラのリグが生成される。

fig02

生成するカメラのタイプは「ターゲット」と「フリー」の2種類に、プラグインで追加されているカメラタイプになる。ただしプラグインが「IStereoCompatibleCamera」インtナーフェースを実装していない限り「Not Fully Compatible」と表示されて、あとからカメラタイプが「フリー」や「ターゲット」に変更出来なくなる。

fig03

既存のカメラにあわせてカメラリグを設定したい場合は「Pick Camera」ボタンをクリックしてから既存のカメラを選択すればいい。

fig10

カメラリグは追加されるだけで、選択されたカメラ自体は残る。

fig08

下のGIFアニメはもとのカメラとステレオカメラビューを切り替えてみたもので、「PickCamera」を使ってカメラリグを追加すると、元のカメラからの視野などのパラメータが継承されているのがわかる。

fig09

「Stereo Camera」プラグインがインストールされていると、ビューポートの「POV」メニューに「立体視カメラ」が追加されていて、

fig05

「立体視カメラ」に切り替えると「シェーダー」メニューの後ろに「立体視カメラ」の切り替えメニューが追加されて、

fig06

以下のように表示が切り替えられるようになる。

fig07

「中心の目」は「Center Camera」オプションをONにしてリグを生成した3カメラ構成のカメラリグの時に有効になり、中央のカメラからのビューが表示される。

「左目」は左側のカメラのビューが表示され、「右目」は右側のカメラのビューが表示される。

fig11

以上は単に1つのカメラのビューを表示するだけだ。

これより下のメニューは全て3D表示のための出力になるわけだけど、対応する表示システムで表示しない限り意味が奥行きのある映像になることは無い。

「アクティブ」はパソコンが3D表示に対応している時にその表示を有効にするオプションだ。グラボもモニターも対応してないと使えない。

「水平インタレース」は走査線の奇数と偶数で左右のカメラのビューを切り替えて表示することで1画面に2つのカメラのビューを重ねて表示する。偏光フィルターを使ったメガネの3Dモニターなんかでよくある奴かな。

fig12

「チェッカーボード」はひとつ飛びのピクセルの市松模様で左右のカメラビューを表示する。これはあんまり見かけないけど「チェッカーボード方式」で調べると対応している機器やソフトはあるようだね。

fig13

上記2つの方式はそれぞれのビューの半分のピクセルしか表示しないから、解像度は半分になる欠点がある。

「アナグリフ」 はカラーフィルターが特定の波長範囲の光だけ透過させる原理を使って左右のビューを重ねて表示しながら、見ている左右の目には別々の画像が見えるという方式の3D表示だ。この表示で立体視するには下のような赤青のメガネを使う。

 

画面の表示はこのようになるけど、専用のメガネをかけると立体に見える。

fig14

「輝度アナグリフ」は色を抜いたグレースケールの左右のビューをRとGBに分けて表示する。色に邪魔されないぶん立体がハッキリ見えやすい。

fig15

市販のセロファンを買ってきて赤青メガネを作っても見ることが出来るけど、赤はいいとして反対側はGBチャンネルなので緑と青の中間の水色っぽいセロファンじゃないと緑色の部分が欠けることになるね。

「フリービュー(平行)」「フリービュー(クロス)」は左右のビューを並べて表示する。いわゆる「サイドバイサイド」方式って奴だね。「フリービュー(クロス)」は「フリービュー(平行)」と左右の画像が入れ替わったもの。

fig16

続きはまた次回。

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take_z_ultima at 11:30│Comments(0)TrackBack(0)3ds Max | CG

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