2020年01月20日

Arrayチャンネルモディファイヤについて調べてみた その20 modo13

引き続き「Array(配列)」関連のオペレータについて調べてみた。

今回も「Mesh Data Array」だ。

「モード:マテリアル」はアイテムごとのマテリアルごとにポリゴンをグループ化して、それらの平均位置と平均法線を配列化するモード。

fig 1

下の2つの球体は同じメッシュアイテム内にあって、m1〜m4の4つのマテリアルがつけられている。

fig 2

この状態で「Mesh Data Array」に接続して「モード:マテリアル」にすると、下のように4つのマテリアルグループのポリゴンの平均位置にそれぞれロケータが現れる。これが位置の配列になる。

fig 3

きっと法線もこの法則に従うだろうと思って試してみたら意外な結果が出た。

下の画像は球体を6方向の面に分けてマテリアルを設定し、「Mesh Data Array」から出力された「位置」と「法線」の「配列」から「位置」を立方体のロケーターの位置として割り当て、そこから法線方向に進んだ位置に球体のロケーターを配置させてみたものだ。黄色い矢印がそれぞれのマテリアルでの法線方向になる。

fig 4

fig 5

fig 6

fig 7

fig 8

fig 9

これを見ると底面でも上面でも法線はY軸正の向きになり、側面での法線は常にX軸が正の向きになっている。

これは面の向きを全てひっくり返してみても変らなかった。

3つの平面を作って同じ実験をしてみると3つの平面の中心をつないだ三角形の法線とだいたい一致した。そして各平面を回転してみても法線方向は変らなかった。

どうやら法線配列の生成に各ポリゴンの法線は使われていないようだ。

続きはまた次回。



take_z_ultima at 11:30│Comments(0)modo | CG

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