そういえば、「我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書(中間報告)」2009年6月30日に公表されたのですね。

この中間報告は相当議論された末にまとめられたものでしたが、ちょうど2年たった2011年6月30日に、議論は振り出しに戻ったようです。

[IFRSフォーラム]2年前に逆戻りしたIFRS議論――大幅増員した審議会で結論は?

[IT Pro]「中間報告を見直すべきか」、企業会計審議会がIFRS強制適用に関する議論再開

[磯山友幸のブログ]前代未聞の審議会で打ち出したIFRS導入先送りの「論理」。これで国益は守れるのか?

[金融庁]企業会計審議会における大臣挨拶


IFRS推進派と反対派がそれぞれ主張を繰り出したものの、全然話が噛み合わなかったようですね。
あれから2年も経って何をやってるんでしょうか。
お隣り韓国に笑われているのでは?

それにしても、この会社の顧問とか、この会社の会長とか、IFRSで金儲けしているのに、IFRS反対派として意見されてますね。恥ずかしいと思わんのだろうか。


なお、自見金融相の記者会見以降、今日までに、IFRSセミナーの講師を3回行いましたが、欠席者は(記者会見前に事前連絡があった1名を除き)ゼロでした。また、今回の記者会見を受けて、プロジェクトをストップする、もしくはプロジェクト開始を遅らせるという会社もありませんでした。弊社(アガットコンサルティング)の見込客においても1社だけ「静観する」との連絡がありましたが、他は当初の予定通りプロジェクトを進行するとのことです。各社とも「強制適用されることはほぼ間違いない」「どうせやらなければならないのだから、やれることは早めにやるべきだ」「強制適用を遅らせるなら、任意適用を考える」というポジティブなお考えでした。
今回の審議会は、初回から議論が平行しているようで、結論が出るのはかなり先になるはずです。結論が出るまで静観するという企業もあるでしょうけど、いつまでも静観することもリスクだと思いますよ。



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