近畿日本鉄道(近鉄、9041)の連結子会社である株式会社メディアートにおいて、同社元社長の指示により過去8年間にわたり、架空売上の計上や売上計上時期の前倒し、費用の過少計上など複数の不適切な経理処理が行われていた不祥事で、同社元社長を会社法違反(会社財産を危うくする罪)容疑で逮捕する方針と報じられています。

[読売新聞]近鉄子会社元社長を逮捕へ…粉飾、1000万円配当疑い
[産経新聞]近鉄子会社元社長逮捕へ 違法配当など疑い 大阪府警

元社長は平成14年度から21年度の8年間にわたり決算を粉飾するよう指示。平成16年度から20年度の5年間は赤字だったにもかかわらず、毎年1千万円を100%株主である近鉄に配当していたようです。会社の財産を外部へ流出させたといっても親子間で資金が移動しただけですし、元社長が不正に利益を得たわけではなさそうですが、このような場合でも違法配当は会社法違反(会社財産を危うくする罪)容疑ということです。

以下、山口弁護士のブログもご参照下さい。
今回はたまたま違法配当をしていたからこそ立件が可能だったわけですが、粉飾決算だけだったらどうなっていたんでしょうか?