経理部の皆様にオススメの一冊。

理屈っぽくて実務に使えそうにない管理会社の本が少なくない中で、本書は完全に実務家のために書かれた実践的な実務書です。

著者の梅澤真由美さんは、日本マクドナルド蝓▲Εルト・ディズニー・ジャパン蠅把婿10年間、管理会計実務に携わった実務家会計士。梅澤さん自身、事業会社で管理会計の担当となった十数年前に、書籍やセミナーに手がかりを求めたようですが、「実務にそのまま使えるようなものは残念ながら見つかりませんでした」(「はじめに」より)といいます(それは私も分かります…。)。

本書は、管理会計の「実務」にはじめて携わる方でも分かるよう書かれた管理会計の入門書でありますが、予算策定や予実管理のフォーマットも充実ですのでそのままなぞって実践すれば管理会計の「仕組み」が構築されるという優れた内容です(タイトルに偽りなしです)。

特に、最終章で「管理会計のコミュニケーション」と題して、管理会計部門が経営者に貢献する経営参謀部門へ進化するための「仕組み」作りについて言及されていることは非常にバリューが高いと思います。経理部門が単なる仕訳屋になるか、経営の中枢部門になるかは、結局のところ、この「コミュニケーション」なんだと思います。「実務の悩みは『あいだ』に存在する」(P208)という項はとても気に入りましたし、共感できる内容です。

なお、本書を読んでいたら、私の名前が出てきました(^^)
ありがとうございます!

管理会計の仕組みと実務