デロイト トーマツ グループは、「役員報酬サーベイ(2024年度版)」の結果を発表しました。

[Deloitte]「役員報酬サーベイ(2024年度版)」の結果を発表

三井住友信託銀行と共同で2024年6月〜7月にかけて調査を実施し、プライム上場企業を中心に過去最高の1,275社が回答しました。


JPX日経インデックス400企業におけるCEO・社長の報酬総額(中央値)をみると、2024年は113,247千円と、前年の107,427千円から5.4%増となりました。3年連続での上昇です。

CEO・社長の報酬水準を引き上げた89社の理由をみると、「ベンチマーク企業の報酬水準上昇を踏まえた見直し」(58.4%)が最も多かったようです、

役員報酬


近年の気候変動対応や人的資本経営の要請に伴い、ESG指標を役員報酬評価に採用する企業も年々増加しており、プライム上場企業で23.9%(前年比+6.5ポイント)、売上高1兆円以上の企業では63.9%(前年比+2.8ポイント)に達しました。

役員報酬_ESG指標


人的資本経営の取り組みについても調査しています。人的資本経営の取り組み・検討を実施している(完了含む)企業は70.0%(893社)で、前年(60.5%)より9.5ポイント上昇しました。一方、検討・計画に着手できていない企業は24.9%(前年31.0%)であり、中でもグロース上場企業および非上場企業は、それぞれ、51.5%、58.0%に及んでいます。








実践! 人的資本経営 (日経ムック)
日経BP 日本経済新聞出版
2024-03-28