キャンプ初心者が最初に使うペグって、テント付属のプラペグかジュラルミンペグではないでしょうか。

プラペグはなかなか地面に入っていかないし、ジュラルミンペグはすぐ曲がってしまったりと、両者とも安いなりのデメリットがあるので、数回のキャンプの後でペグのアップグレードを考え始めると思います。

アッパークラスのペグの代表格がスノーピーク(SnowPeak)のソリッドステーク。

スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク30(6本セット) R-103-1【→Amazon】

性能は誰もが認めるところで、いわばペグの最終兵器。「最後はコレに辿り着く」という、そのカテゴリでの終着駅的な製品と言えるでしょう。通称「ソリステ」と呼ばれています。

地面にとにかく「グイグイ入っていく」というのが、ソリステの使い勝手を最もよく表しています。

非常に頑丈に出来てるので、ハンマーで容赦なく叩けます。

ちなみに純正のハンマーがコレ。

スノーピーク(snow peak) ペグハンマーPRO.C N-001【→Amazon】

ヘッドが銅でできています。銅は柔らかい金属なので、ペグのヘッドに当たった時に滑らずにしっかりと捉えることができます。また、適度に衝撃を吸収してくれるため、手首への負担も軽減できます。重さも適度で、まさにソリッドステークを打つために特化しきったハンマーです。

ソリステを使うなら、ぜひ純正のペグハンマーを併せて使ってほしいところです。ちと、お値段は高いですが、それだけの価値は十分にあります。

と、「ペグはソリステの一択」という文脈でお話ししてきましたが、プラペグ・ジュラルミンペグからの買い替え時に、もう一種類検討すべきカテゴリのペグがあります。

Vペグ・Yペグと呼ばれるペグです。

代表的な製品はコレ。

DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) アウトドア レインボージュラルミンペグ P1-88 [7カラー1セット/カラビナ付属]【→Amazon】

「代表的な製品」がこういうカラフルな「イロモノ」であるのも、なんか、なんですが、アマゾンのレビュー数を見る限り、最も売れている商品と判断できます。

VとかYとかいうのは、ペグを上から見た時の形を表しています。素材はジュラルミンが多く、強度に不足があるジュラルミンペグの形を工夫することで強度を飛躍的に高めたペグです。

トラッドなところではコールマンのもあります。このカテゴリの製品はなぜか色が付いているのが多いです。

Coleman(コールマン) ジュラルミンYペグ 18cm 170TA0026【→Amazon】

ペグに色が付いているのは、単にカッコイイからというだけでなく、フィールドで目立つからという理由があります。これによりうっかりつまづいたり、また撤収時に見落として忘れてしまったりということが防げます。

ソリステは非常に頑丈ですが、重いのが難点です。オートキャンプなら重量は多少目をつぶれますが、本数が多いと本当に重いです。
Vペグ・Yペグはその点とても軽くできています。オートキャンプ以外ではこちらを選択することが賢いでしょう。


ちなみにソリステの頑丈さを表す言葉で「岩を打ち抜く」と言われます。

面白いことにレビューなどでは「打ち抜ける派」と「打ち抜けない派」の両方がいます。「ソリステは岩を打ちぬける」ということが広く知られている証拠ですね。

で、ソリステは岩を打ち抜けるの?打ち抜けないの?ということですが、ズバリ「打ち抜けます」。

って、そりゃあ、岩の硬さ・大きさによっては打ち抜けないですよ。当然です。しかし多少の岩ならいけます。では「どのくらいの岩なら打ち抜けるのか」というと、これはお伝えするのが難しいです。
なにしろ実際は地面の中にある岩を、ハンマーから伝わる感触で「あ、岩に当った」と判断するわけですから、実際にどんな岩なのか目にすることはありません。

「あ、岩に当ったな」と思ってから、数回ガシガシと打っていると、スッと深く入る瞬間があるので、それが「岩を打ち抜いた瞬間」です。

経験的には2回に1回は打ち抜けますが、2回に1回は打ち抜けず場所を変えます。この絶妙な確率が「打ち抜ける派」と「打ち抜けない派」が入り乱れる理由ではないでしょうか。


ソリステは長さによって、20・30・40・50cmとラインナップがあります。
一覧はコチラ【→Amazon】

おススメの使い分けはこうです。

タープポールに使うのは必ず40cm。他は30cm。

タープポールに接続したロープには大きなテンションがかかるので、40cmを使った方がいいでしょう。信頼性は50cmの方がありますが、たいていの場合は40cmで十分です。砂地などの柔らかい地面の場合は50cmがいいかもしれませんが、ペグを2本使う等して工夫すれば問題ありません。購入するなら、長過ぎ重過ぎで汎用性がない50cmよりは、より汎用性が高い40cmがおススメです。

なので、タープポールに使うための40cmを4本、残りを30cmで揃えるのがどんな場合でも万能です。我が家は40cm×4本・30cm×10本を所有しています。

20cmでは短すぎてペグとしての信頼性に欠けます。20cmのソリステで間に合う用途であれば、いっそジュラルミンペグでよいのです。わざわざソリステを使う意味がありません。僕はソリステの他には20cmのジュラルミンペグを10本ほどキャンプに持参しています。風の強さにもよりますが、テントのボトムを固定するのにはこの程度のペグで十分です。

さて、そろそろ、ソリステを中心にペグについて考察してきた本当の動機を披露しなければなりませんね。

「究極のペグは本当にソリステか?」という問いに答えねばなりません。

ズバリ
「究極のペグはソリステ。しかも40cm」
です。

今まで、ペグとしての基本性能「グイグイ入る」「頑丈」「でも重い」(ついでに言うと値段が高い)によってソリッドステークを考察してきましたが、本当のソリステの良さは違うところにあると思っています。

それは、

「気持ちいい」

というところです。

とにかく叩く、叩く、

力いっぱい叩く、叩く、

ガシガシと叩く、叩く、

思い切り叩く、叩く、

何もかもを忘れて、ひたすらに、

叩く、叩く、叩く、叩く。


「気持ちいい!」

これです。ソリステを使う本当の価値は、この気持ちよさにあります。

この気持ちよさは、プラペグにもジュラルミンペグにもVペグにもYペグにもありません。これほど思い切りたたける頑丈さはソリッドステークしかあり得ません。燕三条に伝わる鍛造製法によって強靭に作られたソリッドステークだけが持つ、至福の気持ちよさと言えます。

この気持ちよさを味わうには、30cmではちと物足りない。
やはり40cmが最高です。

キャンプは設営のプロセスを楽しむレジャーですが、その設営プロセスの中でも、タープポールにつながる40cmソリステを打ち込む時が最もワクワクします。

「ソリステを打つためにキャンプに来たと言っても過言ではない」

のです。

ならいっそ50cm使えばいいんじゃないの?という意見もあります。でも違うんです。用の美といいますか、機能性の過不足ない追及といいますか、50cmソリステという本来の性能要件として明らかにオーバースペックなものをアウトドアに持ち込むというのは、ちょっと違うと思うんですよ。
機能として40cmが最適。なので、40cmを使う。これが前提であり、絶対条件です。
なんて言うんでしょうかね。男の不条理といいますか、男の美学といいますか、男のバカっぽさといいますか。とにかく僕はそう思うんですよ。

キャンプ場で、

40cmソリステを打ち込むのは仕事だが、50cmソリステを打ち込むのは遊びになってしまう

と僕は感じるんです。

キャンプって遊びだよね?と言われればそれまでですが、少なくとも世の男性にとってキャンプの設営は遊ぶための準備=仕事とみなしているのではないでしょうか。

まあ、能書きはキリがないのでやめましょう。

ソリステと同様の鋳造ペグでは、こんなのもあります。


鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm ピンク粉体塗装 6本セット MK-280PK MADE IN JAPAN【→Amazon】

実に鮮やかなピンク。他にも赤・青・白・黄・ブロンズ・クロームがあります。
上記は28cmですが、38cmもあります。

エリッゼステーク一覧はコチラ【→Amazon】

質実剛健の鋳造ペグになんともポップな遊びゴコロ。これはちょっと心くすぐられます。僕としてはブロンズが欲しいですね。

白・のガンダムカラーで揃えるのも、ちょっとグッと来ますね。「ソリステとは違うのだよ、ソリステとはぁ!」と叫びながら叩きたいものです。

以上、機能だけでは語れない、スノーピーク(SnowPeak)ソリッドステークのお話でした。

記事がお役に立ちましたら、ご検討の際はぜひ下記のバナー・リンクを踏んでご購入下さいm(_ _ )m

左からスノーピーク(SnowPeak)ソリッドステーク40・30・30(6本セット)


スノーピーク(SnowPeak)ソリッドステーク一覧

エリッゼステーク一覧