って別に13日の金曜日じゃないですヨ。いやですよ、キャンプで殺人鬼に遭遇とか。

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えーと、昔はブンガク青年で鳴らしたワタクシですが(←どうでもいい?)、近頃はどうにも純文学が読めない。なんか、疲れちゃうんですよネ。。。その世界観、ちょっと、重いナ。。。的な。

で、家ではたいてい料理のレシピ本かビジネス書を読んでいるのですが、旅行・キャンプ時にはサスペンス・ミステリ・クライムノベルを持参します。

大自然に抱かれて読むサスペンスはなかなか良いものですゾ。

というわけで今日は元ブンガク青年(今は酔いどれおじさん)が選ぶ極上のサスペンスを何冊か紹介しましょう。

最初の一冊は高村薫さんの

リヴィエラを撃て〈上〉 (新潮文庫)

高村薫さんは骨太のハードボイルドを書く作家で、文学としても「高村薫」としてひとつのジャンルを築いているのではないかという圧倒的な力量を持つ作家だと思います。

そんな高村作品の中で僕が最も好きなのがこの「リヴィエラを撃て」

精密な筆致によりスパイの暗躍を壮大なスケールで描く、実に読み応えのある作品です。高村作品にハマるなら、最初の一冊として最上でしょう。

続いては、藤原伊織さんの
テロリストのパラソル (文春文庫)
なんとno image。。。あり得ん。。。

伊織作品の好きなところは「主人公がきわめて倫理的」であること。ハチャメチャなことをしないんですね。異常な事態に巻き込まれていく中で、きわめて常識的、きわめて良識的に思考・判断・行動をします。その抑制した感じが、非常に好感が持てるし、爽快なんですね。(このあたりは伊坂幸太郎作品にも共通する清々しさ)

伊織さんはすでに逝去されていて新作が読めないのが残念でなりません。まさに、日本ミステリ界の至宝であります。

今日の最後は奥田英朗さんの

邪魔(上) (講談社文庫)

TVドラマ化された伊良部先生シリーズのようなコミカルな作品だけでなく、重厚なサスペンスが実はスバラシイのが奥田さん。

一見普通に見える精神病患者が巻き起こすドタバタが伊良部先生シリーズですが、この「邪魔」もまた、普通の人の中に潜む異常性を見事に描きだしています。

ぐいぐい引き込まれる圧倒的な筆力ですゾ。


それぞれの本の内容はAmazonのレビューをご覧ください。静かに過ごす秋キャンプにぜひ極上のサスペンスを!