2008年10月09日
知られざる奇跡の名盤!
ありえね〜〜ッ!!
1982年にリリースされた奇跡の和製アーバン・メロウ、東北新幹線の「THRU TRAFFIC」。
「知られざる奇跡の名盤」と、一部マニアの間で囁かれ、結構前から気になってた作品だったんだけど、再発されたCDをこないだ聴いて、ゴールドもドびっくり!!
・・・果てしなくドリーミー&ロマンティックが止まらないッ!
「東北新幹線」ってのは、のちに山下達郎のバンドでもギタリストとして活躍する、“ナルミン”こと鳴海寛と、これまた作曲・編曲家としてのちに大活躍する事になる“Etsu”こと山川恵津子による男女2人組のユニット。
しっかし、ユニット名「東北新幹線」はネェーだろ?!
んで、このよく分からないジャケット。
しかも、リリース前にいろいろとイザコザもあったらしくて、音楽業界の一部で「天才」と評されていた2人組だってのに、ほとんどプロモーションもされなかったらしい。
なるべくして「知られざる一枚」になっちゃったアルバムなんだけど、その内容は、まさしく全ロマンチスト必聴!!
甘く切ないメロディ、洗練されたアレンジ、おまけに、
頬伝う汗にそっと口づけしていい?
初めて恋した時のように声がふるえてしまう
・・・な〜んて、聴いてて恥ずかしくなっちゃうくらいの「80年代」な歌詞が絶妙に共鳴しあって、今聴いても新鮮なトキメキを運んでくれる。
大体こういう過去に発売されたアルバムとかって、全体を通すと「コレは無ェ〜だろ?!」みたいな異常にハジけた曲が収録されてたりして、「一枚のアルバム」としては聴くのがツラかったりする事も多いんだけど、コレに関してはそんな心配もご無用!
スミからスミまでアーバン・メロウの嵐なんだよな。
数年前に「Light Mellow 和モノ669」なるディスクガイドで紹介されて以来、たま〜にオークションなんかに出品されてもレコードは万を下らない値段で取引されてるらしいんだけどさ。
世に出回ってる数が少ないから、値段が釣りあがるのは仕方無いんだろうけど、こんなにステキな音楽が一部の好事家だけにしか聴かれないのは本当にモッタイない。
ひとりでも多くのヒトに「こんなステキなアルバムがあったんだ〜!」って知ってもらいたいもんだね。
・・・しっかし、ゴールドも伝えやすいから、ついつい使っちゃうけど、「和モノ」って言い方はナンとかならんモンかね〜。
まぁ、「日本版フリーソウル」っつーか、
「意外に知られてない、DJも使えるオッシャレな音楽」みたいな意味合いなんだろうけど、「和モノ」とか「洋モノ」とかポルノ映画じゃ〜あるまいしYO!
それに若いコらや一部のディスクガイドなんかは、「この和モノのドラムブレイクはサンプリングの素材として最適」みたいな単なる「モノ」として扱っちゃってるのがゴールドにはモドかしい。
おしゃれフレイヴァー満載なんだけど、日本語で歌われてるからこそココロに伝わってくる、「甘く切ないロマン」みたいなモノがあると思うんだよな。
単なる知識やマテリアルとしてでなく、
もっと「HEART」で音楽を聴いてほしいモノだと思うね〜。
「Summer touches you/東北新幹線」
http://www.geocities.jp/goldweapon1970/touhoku.mp3
ちぇきら〜!