2006年10月27日

リウマチの原因はDNAの「ごみ」? 阪大教授ら発表

 関節リウマチは、自死した細胞などの不要なDNAが引き金になって起こることが、大阪大生命機能研究科の長田重一教授(遺伝学)らによるマウスの実験で確認された。これまで原因不明とされてきた関節リウマチの新しい治療薬の開発につながる可能性がある。26日発行の英科学誌ネイチャーに発表した。 関節リウマチは手足の指やひざなどの関節がこわばり、痛み、変形する炎症反応で、国内の患者数は約60万人といわれている。

 不要になった体の細胞が自発的に死んだときや赤血球ができるとき、DNAの「ごみ」が出る。これらは最終的に、白血球に含まれる酵素で分解される。

 今回、生まれた直後からこの酵素を働かなくし、「ごみ処理ができないマウスをつくることに成功した。その結果、マウスが生殖可能になる2カ月目ごろから指先に異常が表れ、8カ月目ごろには数十匹のマウスのほとんどが、手や足首、ひじ、ひざに関節炎を起こした。患部を調べると、人の関節リウマチにそっくりだった。

 人の関節リウマチでは、炎症にかかわる情報伝達物質がたくさん分泌される。長田教授は、処理できないDNAをためこんだ白血球がこれらの物質を作り、リウマチを起こすとみている。

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takemasu3 at 20:18│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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