2006年11月05日

ドナー不足で「使えるものは使う」 徳洲会の万波医師

c8f15d31.jpg記者会見する万波誠・泌尿器科部長(左)、貞島博通院長(中央)ら=4日午前、愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院で

 宇和島徳洲会病院の万波誠・泌尿器科部長らは4日、同病院で記者会見し、病気の患者の腎臓を移植したことについて、「ドナーと移植患者に十分説明をし、同意も得た」と強調した。ただ、ドナーから文書で同意を取ったのは11件中3件だけだったとしている。

 万波医師と貞島博通院長の説明によると、11件の病名の内訳は、腎がんと尿管狭窄(きょうさく)が各3例、動脈瘤(りゅう)と良性腫瘍(しゅよう)が各2例、ネフローゼ症候群が1例。病気で摘出した腎臓の移植は、万波医師が同病院で04年9月から始め、このうち10件が現在も良い状態で機能しているという。11件中5件は病院外で摘出手術が行われ、1件を除いてすべて親族外の移植だった。貞島院長は「病気の腎臓だったことは手術後に聞いていた」と述べ、移植について了承していたことを明らかにした。

 万波医師は「摘出の必要がない小さながんでも、ドナーが摘出を強く望むケースがある。臓器を戻す場合、手術は長時間になり、摘出のみの手術を希望する患者もいる」と説明。「患者や家族には再発の恐れや臓器がうまく機能しない可能性にも言及している。戻せる臓器は戻すというのが大原則だが、ドナー不足で本当に困った人がいる切羽詰まった状況で、使える物は使うという考えだった」と述べた。

asahi.comトップ > 健康 > 医療・病気 2006年11月04日19時04分より

takemasu3 at 10:20│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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