第二の人生を謳歌しよう!

仲間との「住みよいまちづくり」奮闘記。感想記。

日本二千六百年史

 大川周明著『日本二千六百年史』。

 本書は1939年(昭和14年)発売され、ベストセラーになるも、軍部や右翼に「不敬罪違反」と批判され、一部修正の上、発売。戦後はGHQにより出版を禁止されていた。この度、その発禁書が発行された。



●大川周明とは

 1886年(明治19年)−1957年(昭和32年)、享年71歳。東京帝大卒、満鉄東亜経済調査局を経て、拓殖大学教授、法政大学教授。戦前、日本国民に大きな影響を与えた思想家、大東亜共同宣言の作成に参与、日米戦回避のため開戦前夜まで奔走した。

 西洋化に対決、精神面では日本主義、内政面では社会主義、外交面ではアジア主義。アジア解放・国家改造の実践に奔走(インド独立運動を支援)。五・一五事件で禁固5年。民間人としては唯一のA級戦犯。東京裁判の法廷で東条英機の頭を何度もなぐり、精神障害と判断され、裁判から除外された。

 国際政治学者の福井雄三氏は、「大東亜戦争の理論的指導者であり、思想家であった大川周明を連合国は結局、戦犯から外した。大川を登場させ続けたならば、その聡明な頭脳と精緻な理論展開によって、東京裁判はいかさまの茶番劇であることが、そして欧米列強のアジア侵略の歴史が白日の下にさられされてしまうことを恐れたからであろう」と評している。



●大川史観

 本書は、日本国家の建設から世界維新に直面する日本まで、30章に分けて、300頁の中に、それぞれの大川歴史観が記載されている。

 戦前なので、四文字熟語を多用した漢文的な表現が多く、現在では使われていない漢字・言葉が多用されているので、読みづらく、理解しがたい。

 大川史観は、神国日本、立憲君主国、仁徳の精神史観に立ち、経済的には反資本主義、社会主義に立つ。



●大川周明の主張

 第一次世界大戦後の日本は、
  ”鷲戮粒丙垢顕著になり、
  大正デモクラシーに伴う個人主義、功利主義の蔓延し、
  政党政治の腐敗堕落(金権政治)
の社会になり、大川氏は、資本主義の終焉とみなし、「資本主義に代わる社会を、道義を第一とした王道文明とし、大東亜新秩序の確立(=世界維新)」を主張する。


 本書は以下の文書で締めくくられている。

 「昭和12年7月7日、北京郊外盧溝橋において夜間演習を行いつつありし日本軍の一隊が、突如中国兵のために射撃されるに及び、形勢はついに爆発点に達した。けれども吾国は隠忍に隠忍を重ねて、事を平和的かつ局地的に解決せんと努力したが、中華民国は自国の国力を過信し、かつ吾国の国力を軽視して、飽くまで挑戦的行動に出たので、吾国はやむえなく武力に訴えて、徹底的に中華民国の反省を促すに決し、ついに建国以来未曾有の大兵を大陸に用いるに至った。

 (略)

 東亜新秩序の確立は、やがて全アジア復興の魁である。全アジアの復興は、とりもなおさず世界維新の実現である。建国以来二千六百年、日本はいまだかつてこの如き雄渾森頑なる舞台に立ったことがない。吾らは内外一切の艱難困苦を克服して、この神聖なる任務を果たさねばならぬ。」


 この本か発行されたのは昭和14年。日中戦争(昭和12年)が始まって2年。日本軍は中国大陸で勝ち進んでいた。アジアの復興のためである。発売当時、日本国民は拍手喝采したのだろう。ベストセラーになった。


 大川周明は、思想家、扇動家、アジテーターだった。



 それにしても、今日、日本の行く先(ビジョン)を主張する思想家はいなくなった。国家が豊かになったからだろうか、国民が幸せになったからだろうか、国家の危機がなくなり、平和になってきたからだろうか。


 否、日本の周辺国からの危機は増しているし、貧富の格差が拡大しているし、国民に夢がない。国家ビジョンを示さないのは、政治家の怠慢、マスコミの怠慢から来ているのではないだろうか。





プレバト 33

 恒例のテレビ番組、『プレバト 俳句』33。


 今日のお題は「犬と雪」。


●大和田伸也

 (原句)  「 雪よ降れもういちど見たしペロよ跳べ 」

 (指導)  作者の心情は詠まない方がよい。映像に表わす。

 (添削句) 「 雪よ降れペロよあの日の雪に跳べ 」

 (評価)  凡人3位

 (感想)  なるほど



●柴田理恵

 (原句)  「 老犬の寝息愛しき夜半の冬 」

 (指導)  愛しきという心情を画像に。「夜半(よは)の冬」=冬の夜で季語。

 (添削句) 「 夜半の冬しんしんと老犬の寝息 」

 (評価)  才能あり2位

 (感想)  柴田氏の句「もてなしの豆腐ぶら下げ風の盆」は印象に残っている名句。「風の盆」とか「夜半の冬」とか、いい季語をうまく使う。



●白石 糸(女優)

 (原句)  「 かくれんぼ見えるしっぽと冬青の実 」

 (指導)  綺麗な映像、よくできている。「冬青(そよご)の実」=冬に赤い実をつける、季語
       直しなし

 (評価)  才能あり1位

 (感想)  ピンとこない



●フルーツポンチ村上
 
 (原句)  「 オルゴールのネジ巻く妊婦窓の雪 」

 (指導)  心情の表現が見事、五感を刺激する
       直しなし

 (評価)  名人初段 → 名人2段に昇格

 (感想)  この句はピンとこない。村上氏の「テーブルに君の丸味のマスクかな」は、忘れられない。
       東国原氏は、「村上ポンチ節」と称賛する。



●東国原英夫

 (原句)  「 柩追う犬ごと攫(さら)う雪しまき 」

 (指導)  バランスがよい。犬の心情も表われている。「雪しまき」=雪まじりの強風、季語
       直しなし

 (評価)  名人4段 → 名人5段に昇格

 (感想)  東国原氏の句は暗いイメージが多い。



 今回は、「作者の心情は表現しない」。それを映像とか、匂い、音とかで表現することを学んだ。歳時記を読んで、季語も学ばなけれならない。やる気が出つつある。




アメリカ、ロシア新興財閥を脅迫か?

 ロシアの大統領選挙が3月に行われる。アメリカ政府はプーチンの再選を邪魔したのか、プーチンに近い新興財閥リストをアメリカ財務省は作成しているという。


 新興財閥リストに入っている企業には経済制裁を加えようとしている。
  _な討妊咼献優垢できない
  欧米の金融機関から低金利の融資が受けられない
  2な討砲△觧餠癲不動産を没収する
  ぅフショアにある金は全部没収
などの経済制裁で、脅迫をするのではないかと言われている。



 米ロが仲たがいをして喜ぶのは習近平。「二虎の戦いを山頂でじっくり眺めておられる」絶好のポジションを確保できる。


 アメリカ政府は中国の工作に踊ろされているのだろう。衰退する組織の姿を今日のアメリカ政府にみることができる。


 かかる中、日本政府はどうすべきなのだろうか。

 「衰退しているとはいえ、日本は、アメリカ>ロシア>中国の順位でいい関係を築いておけ」と国際関係アナリストの北野幸伯氏はアドバイスする。アメリカを軽視することを警告する。




人口知能と経済の未来

 井上智洋著『人口知能と経済の未来』。本書は、2017年新書大賞に選ばれている。

 この本も、昨年の5月28日に、本ブログの要約をアップしている。気が付かず再読し、要約した。このところ、ボケが進んだのか、気になる。

  人工知能と経済の未来


 いい本だ。再度、要約しよう。



1.進むAI

 AIとロボットを組み合わせた新製品が生まれてきている。
   2002年、掃除用ロボット「ルンバ」
   2015年、「ペッパー」、「音声検索」など。AIの世界的開発競争が始まる。
 今後、予測されているのは、
   2020年、自動運転車の実用化
   2025年、自動翻訳、自動通訳
       バクスター(人の振る舞い真似て行動するロボット=料理、洗たく、掃除、理容など)
   2030年、汎用人工知能出現
   ・今後15年以内に、人間は毎年1年以上寿命を延ばせることになる。
   ・人間の脳(記憶)をコンピュータにアップロードすることができる。(コンピュータで祖先に会うことができるようになるのか)



2.AIが生み出す第四次産業革命

  1760年 第一次産業革命  蒸気機関         イギリス
  
  1870年 第二次産業革命  内熱機関、電気モーター   アメリカ

  1995年 第三次産業革命  パソコン、インターネット      アメリカ
 
  2030年 第四次産業革命  AI、IoT       アメリカ、中国、ドイツ、日本?

  今から約10年後に、AIが第四次産業革命が起こるとの大予言だ。かって、産業革命を主導した国が世界の覇権国になった。AIを制する国はどこか、アメリカが一歩リードしているが、中国の国を挙げの取り組みが追い上げている。日本政府は本腰を入れていない気がする。


 AIは、
  /祐屬寮源裟を向上させる、
  ⊃祐屬力働力の大部分を代替し、経済構造を変える、
と言われている。

 成熟期に入った国の経済成長はせいぜい2%前後しか成長しないが、AIによるイノベーションでは、経済は高度成長期にように成長する。経済産業省は、第四次産業革命が実現する目安を2030年においている。10歳の孫が大学を卒業する年である。先の話ではない。



3.人間が働かなくもよい社会

 第四次産業革命が生み出す社会とは、どのような社会か。そこでは、働くのは人間ではなく、AI。機械だけで人間の労働なしに生産される社会となる。人間が働かなくてもよい社会になる。ケインズが今から80年前に、「100年後の人間は一日3時間労働で十分になる」と予測したが、それを通り越して人間が働かなくてもよい社会になる。


 富はAIが生み出してくれる。人間はAIが生み出した富の配当を受ける。多くの経済学者が唱えている「べーシックインカム」だ。

 ベーシックインカムとは、すべての人間に無条件に最低限の生活費を一律に給付する制度。例えば赤ちゃんも、お年寄りも一人一人に月7万円が支給される。むろん、生活保護費、児童手当、年金の政府負担はなくなる。贅沢な生活をしたい人は、働いて収入を得ればよい。

 ベーシックインカムに必要な財源は年間、約100兆円。学者の間ではシミュレーションができている。2016年1月、オランダの一部の地域では実験が始まっている。2016年6月、スイスで国民投票が行なわれ、僅差で導入が否決された。現在、フィンランドで実験準備中であり、アメリカでは実験の計画がある。


 次の社会はもう目の前に現れようとしている。あと、10年もすれば新社会が生まれてくる。



   


NHK俳句通信教育 俳句実作 2

 NHK俳句通信教育の2回目の添削が返ってきた。



●(原句) 「 老夫婦昭和を偲ぶ葛湯かな 」

 (指導) 「偲ぶ」は故人を偲ぶ場合が多いですので、「想う」がよいでしょう。
 
 (添削句)「 妻とふたり昭和を想う葛湯かな 」

 (感想) いいね。



●(原句) 「 年の市肩寄せ身丸め老い二人 」

 (指導) 「肩寄せ」、「身丸目め」は重なりくどくなります。

 (添削句)「年の市肩寄せ会いて老い二人 」

 (感想) 確かに。



●(原句) 「 遺すもの自分史だけの年の暮 」

 (指導) 中七に切れをいれたたらどうでしょう。

 (添削句)「 遺すもの自分史だけや年の暮 」

 (感想) そうかなぁ。



●(原句) 「 夜寒の床なおす妻の深き愛 」

 (指導) 感情を言葉にしない方が読者に余韻として伝わります。

 (添削句)「 夜寒の床なおしてくるる妻であり 」

 (感想) 確かに。


 総評では評価が上がっているが、このところ俳句が詠めない、浮かばない。詠みたくなるまで、俳句から遠ざかろう。





司馬遼太郎で学ぶ日本史

 磯田道史著『司馬遼太郎で学ぶ日本史』。著者は、国際文化研究センター准教授。歴史学者としてテレビでよく見かける。著書に、『武士の家計簿』、『殿様の通信簿』、『日本人の叡智』などがある。


 司馬遼太郎は、「日本人の歴史観に最も影響を与えた国民作家」。私も著者のたくさんの歴史小説を愛読した。

  竜馬がゆく 
  功名が辻 (山内一豊)
  国取り物語 (斎藤道三)
  最後の将軍 (徳川慶喜)
  夏草の賦 (長宗我部元親)
  峠  (河合継之助)
  坂の上の雲 (秋山兄弟、正岡子規)
  世に棲む日日 (吉田松陰、高杉晋作)
  花神  (大村益次郎、木戸孝允)
  翔ぶが如く (西郷隆盛、大久保利通)
  空海の風景
  項羽と劉邦
  菜の花の沖 (高田屋嘉兵衛)



●日本人の歴史観に影響を及ぼした3人

 作家の小説を通じて、歴史観が身につくことが多い。

 磯田氏は、日本人の歴史観に影響を及ぼした3人をあげる。

  頼山陽   『日本外史』   江戸後期
  徳富蘇峰  『近世日本国民史』  明治、全100巻
  司馬遼太郎

 坂本龍馬はそれほど有名ではなかったが、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』で有名になり、歴史上の偉人になった、と言われている。

 読者は、司馬遼太郎氏の小説で、坂本龍馬観を持ち、織田信長観を持つ。私の歴史観も司馬遼太郎の影響が大きいだろう。



●司馬遼太郎の言う、明治維新とは

 司馬遼太郎は、明治維新を「日本を植民地化の危機から救い出すというただ一つの目的のために、一挙に封建社会を否定した革命だった」と定義づける。

 ただ、西郷隆盛も木戸孝允も幕府を倒すだけで、新政府の青写真を持っていなかった。持っていたのは坂本龍馬だけだった。


●明治維新を成功させた日本人の2つの気質

 明治時代の庶民には2つの気質があった。

〇稜盛商が引かれた江戸時代、日本人には、「僭上」(せんじょう)という概念があった。「身分を超えて出過ぎた行い」をすることを「僭上な振る舞い」「僭上の沙汰」として禁止された。「分を過ぎたる贅沢をすること」を禁じられた。「分相応」な行い、暮らしが進められた。

 この気質が明治維新になり、誰もが出所身分に関係なく出世できる世となり、明治時代の活気が生まれた。


◆峭餡箸里燭瓩帽堝阿垢襦廚箸いμ濃篳公気質が強かった。秋山真之は「自分が一日休むと日本の海軍は一日遅れる」とし、休まなかった。福沢諭吉は「一身独立、一国独立」を教えた。

 今日の日本人にはない気質だ。生活が豊かになり、高学歴化するに反比例して、「孝行」や「思いやり」、「公共精神」がなくなっていったのだろう。



●日本を誤った戦争に走らせた原因は、明治14年の政変にあった。

 明治新国家のモデルをイギリスに求めた大隈重信と、ドイツに求めた伊藤博文との論争があった。明治14年、伊藤博文が勝ち、大隈重信を追放した。かくて、日本国家はドイツをモデルとした。ドイツ帝国をまねて大日本帝国をつくった。諸悪の根源は軍隊は天皇に属し、軍部による統帥権を絶対のものとしたことにあった。

 その上、日露戦争に勝利したことで、日本人は調子づいた。謙虚さをうしない、ごう慢な民族になっていった、と司馬遼太郎は説く。


●司馬遼太郎の遺言

 司馬遼太郎は、「二十一世紀に生きる君たちへ」と小学6年生の国語の教科書でメッセージを残している(1989年)。

 「自分に厳しく、相手にやさしく(思いやり)。それを訓練することによって自己が確立されてゆく」と、「思いやり」と「自己の確立」をあげている。そして、司馬遼太郎が理想の人物として挙げたのが緒方洪庵であった。



 司馬遼太郎がなくなって20年。また、読みたくなった。『明治という国家』、『戦雲の夢』(長宗我部元親)の中古本をアマゾンに注文した。





金正恩はトランプとのゲームに勝った!

 プーチンは、記者会見で、「金正恩はトランプとのゲームに勝った」、「金正恩は間違いなく賢明で成熟した政治家だ」と称賛している。


 確かに、今回の平昌オリンピックへの参加表明、南北会談の申し出は、北の思いのままに終わった。トランプも歓迎している。


 北朝鮮を擁護するプーチンも、北朝鮮の核保有には反対している。北朝鮮に核保有を認めれば、イラン、日本、韓国らも核保有を要求することになる。「核拡散防止条約」(NPT)で合法的に核保有が認められている米英仏中ロの特権が守られなくなる。核保有を止める根拠がなくなってしまう。



 北野氏は言う。米朝関係を解決する方法は、「トランプが全世界に向けて北が核を放棄すれば、北の体制を保証すると公言する」こと、という。しかし、金正恩はアメリカを信用していないので、核を放棄することはありえないだろう。



 で、米朝関係はどうなるか。このたびの時間稼ぎで、北は、核を乗せたアメリカ本土を狙えるICBMを完成させる。結果、アメリカは北朝鮮に強く出られなくなる、というオチになるのだろう。



未来の年表

 河合雅司著『未来の年表』。著者は産経新聞社論説委員。

 ここ数年、読んだ本は終活のため、ブックオフで処分している。本棚には最近の本は残っていない。この『未来の年表』の要約をつくろうとパソコンに本の名前を入力したところ、「すでにありますよ」と警告が出た。なんと、昨年の7月28日に読み、当ブログの投稿している。

  未来の年表


 全く記憶に残っていないということは、大した内容ではなかったのだろう。上記のブログを見ると、そのようだ。再度、読み直し、要約をアップした。



1.驚くべき日本の将来人口

  日本の人口は、2008年の1億2808万人をピークにし、2017年は1億2670万人.日本の将来人口は、国立社会保障・人口問題研究所で予測されている。

     100年後   5000万人
     200年後   1380万人
     300年後     450万人
     そして、約1000年後の西暦3000年にはなんと、全国でわずか2000人になる。村の人口だ。


  かって、日本の人口はどうだったのか。(出典『人口と日本経済』吉田洋)
      725年(奈良時代)    450万人
    1150年(平安後期)     984万人
    1600年(江戸初期)   1227万人
    1834年(江戸後期)   3263万人
    1890年(明治23年)   4131万人
    1950年(昭和25年)   8390万人

  100年後の5000万人とは、明治末期ごろの人口に匹敵するのだろう。200年後の1380万人は関ケ原の戦いの頃にあたる。300年後の450万人は東大寺の奈良時代にあたる。


  現在の国を参考に取り上げると、(ネット情報検索から)
          一人当たりGDP       人口
  スイス       80,346ドル    2位    840万人
  ノルウエー    70,553ドル    3位    510万人
  シンガポール   52,960ドル  10位    560万人
  スウェーデン    51,125ドル   12位    960万人
  ドイツ       42,176ドル      19位    8,100万人
  日本        38,883ドル  22位      12,670万人   
 

  日本より人口が少なくても、一人当たりGDPは豊かな国は存在する。

  日本の人口減少はもはや避けられない事象ではあるが、著者のいう、「真綿で首を絞められるような静かなる有事」というほどのことではないだろう。また、この予測は現在の出生率が続くとが前提条件になっているからで、ある人口規模に達すると懸命な日本民族は危機感から人口増への反発に転ずる、と私は日本民族を信じる。



2.人口減少カレンダー

  著者は、約半世紀先までの人口減に伴う主たるカレンダーを挙げている。向こうが半世紀までの予測はあたる確率が高い。

  2019年、社会インフラの老朽化進む。それを支える技術者がいない。
       IT技術者不足でAI開発の成長力に足かせ
  2021年、団塊ジュニアが50代になり、介護のための離職が大量発生する
  2025年、団塊の世代が75歳以上に(2025年問題)   
       社会保障費増大
       医療機関、介護機関の不足
       ダブルケア(育児を介護を同時に行う)
       東京も人口減少に
  2033年、3戸に1戸が空き家に(治安の悪化、スラム化)
       東京郊外のゴーストタウン化
  2042年、高齢者人口が4000万人とピークに(2042年問題)
       生活保護者激増で国家財政ピンチ
  2045年、東京都民の3人に一人が高齢者
       AIが人間全体の能力を追い越す、社会の転換点
  2050年、世界的な食糧争奪戦に巻き込まれる
       世界人口は100億人を超える
  2065年、外国人が無人の日本の土地を占拠する
       現在の居住地域の20%が誰も住まない土地になる
       外国人の参政権付与は致命的になる

  著者は、ネガティヴで暗い未来を描く。これでは、30年後40歳になる孫の未来が暗すぎる。2025年から始まる、AIによる産業革命による明るい姿が描かれていない。



3.著者の提言する処方箋

24時間社会からの脱却    便利な社会、過剰サービスの見直し
非住居エリアの明確化     行政コストの削減、コンパクトシテイ
9餾殃業の徹底        得手な分野に資源集中
すの技を活用          少量生産・少量販売、イタリアモデル
ッ羚眷の地方移住推進
β荵飴劼悗1000万円給付


 なぜか小手先のアイディアにとどまっている。

 少子化の本質は、安定した雇用にあろう。
 ならば、政府が行う政策は、
 \長産業の育成  AI、ロボット、農業、医療・介護、教育
 非派遣制度の廃止
 週休3日制
 つ他紊欧遼\化
 セ廚だ擇辰浸勸蕕道抉
 Ε戞璽轡奪インカムの導入
 
    ではないだろうか。


 民間の知恵は、「カンブリア宮殿」や「ガイアの夜明け」で紹介され、成果を上げている。




なぜ、韓国は無責任国家なのか

 ワシントンの大手研究機関「戦略問題研究所」の上級研究員であり、世界三大戦略家と言われているルトワックは、今の韓国をどう思っているか、をmsnニュースのインタビューで答えている。


 ルトワックは、「韓国は北朝鮮の核兵器開発阻止に最大の責任を有するのに、まったく責任を果たそうとはしていない。むしろ許容するような態度をとっている。無責任国家と呼ぶほかありません」と強く非難している。


 なぜ、韓国は無責任国家になっているのか。


 ルトワックは言う。「韓国内で意見が分かれており、国として結束が欠けているからだ」。

 では、なぜ韓国内の意見がバラバラなのか。

 「それは、北朝鮮は韓国の軍事力にはかなわないことを知っている。そこで、韓国から戦争をしかけてこないように、韓国内を混乱させようと仕組んでいる。韓国の「融和政策」「北朝鮮寄りの韓国政府の樹立」などは、北朝鮮の工作の成果だろう」と。


 振り返って、日本は、中国共産党や韓国、北朝鮮の謀略に嵌っているのではないか。韓国政府の日韓合意の見直し、中国の尖閣諸島への潜水艦の航行など、大いにありうることである。






プレバト 32

 TBSの番組『プレバト 俳句』。

 今回のお題は「雪晴れの空港」。


●小倉優子

 (原句)  「 空港の褪せた赤本冬焼け 」

 (指導)  「褪(あ)せた」は経年劣化の意味がある、「手擦れ」に

 (添削句) 「 手擦れ赤本空港の冬夕焼け 」

 (評価)  凡人3位

 (感想)  七五五は、まだ自分にはしっくりこない



●篠田麻理子

 (原句)  「 雪晴れた五時間待ちのテイクオフ 」
 
 (指導)  語順が散文(報告文)になっていて勿体ない

 (添削句) 「 五時間を待ち雪晴れのテイクオフ 」

 (評価)  才能あり2位

 (感想)  原句の方が、スッキリしているように感じる



●パックン(芸人、ハーバード卒)

 (原句)  「 冴ゆる月眠りにつけぬ深夜便 」

 (指導)  深夜便が的確でよい。お見事、修正必要なし。

 (評価)  才能あり1位

 (感想)  うまい



●ノンスタイル石田

 (原句)  「 雪晴れや夢おろして父になる 」

 (指導)  意味が伝わらない。中途半端

 (添削句) 「 夢にピリオドいま雪晴れの父となる 」

 (評価)  特待生2級、現状維持

 (感想)  意味がわからない



●藤原敏史

 (原句)  「 指示待ちの雪の匂へる滑走路 」

 (指導)  季語の位置が悪いので、季語がいきていない。勿体ない

 (添削句) 「 雪匂い立つ指示待ちの滑走路 」

 (評価)  名人6段、現状維持

 (感想)  フジモンにしては珍しく、発想を飛ばしていない。シンプルでいい句と思うが。



 このところ、俳句から遠ざかっている。寒さで脳も委縮しているのだろうか。俳句を鑑賞しても感動しない。いい、悪いが分からなくなっている。俳句を詠みたくなるまで、しばらく俳句から遠ざかろう。




「慰安婦合意見直し」は習近平の対日戦略

 2015年12月の日韓合意を、韓国政府はまたも「見直し」と日本政府に迫ってきた。いつもの、国際条約すら破る韓国政府の出方に、日本国民は怒りを通り越して、呆れてしまう。この際、日本政府は韓国とは最低限の付き合いにすればいいのではないか、困るのは韓国政府で、すぐに頭を下げてくるのは目に見えている、と言いたくなる。


 韓国政府は、「誠意ある謝罪」、「自発的で心のこもった謝罪」をさらに、求めてきた。抽象的で、わからない、いつもの韓国政府の出方だ。言葉どおり「誠意ある謝罪」をすれば、「もっと誠意を」、「誠意を表すのは金でしょう」とキリのない要求が繰り返される。何度も日本政府は騙されてきた。


 日韓合意の見直しは文在寅大統領の選挙公約だった。その上、北朝鮮には「圧力」ではなく、「対話」を主張してきた。平昌冬季オリンピックへの北朝鮮の参加をみやげに、北朝鮮主導の南北会談がもたれた。韓国は北朝鮮のいいなりである。文在寅大統領はこの成功と抱き合わせで日韓合意の見直しに強気になった。支持率を上げるためである。


 国際関係アナリストの北野幸伯氏は、これを仕掛けているのは習近平である、と断言する。習近平は虎視眈々と、「反日統一共同戦線」の推進を図っている。南北対話を煽りながら、米韓分断、日韓分断を図っていると解説する。


 河野太郎外相は、「韓国側が日本側に更なる措置を求めることは全く受け入れられない」と反発している。政府高官も「勝手にやらせておけばよい。韓国の国内問題だから、相手にする必要はない」と不快感を示している。

 日韓合意に関しては、日本政府は、「慰安婦問題は国家間の約束でこれは動かせません。アメリカ政府が証人です」とのスタンスで臨めばよい、と北野氏は解説する。


 ただ、日韓合意以外は、韓国政府に強気に行くのはよくないと、北野氏は諫める。習近平の手中に陥り、日韓分断を最も喜ぶのは習近平である、と。


 腹が立つが、「南北対話の成功、五輪の成功を祈ります」とニッコリ微笑むことを北野氏は勧めている。




iPS細胞による腎臓再生臨床研究、年内開始

 iPS細胞による再生医療が大きく飛躍しようとしている。iPS細胞による腎臓再生はマウスでは成功している。やがて10年以内には人に応用されるのではないかとの記事を当ブログでも紹介した。

  
人工透析は、もう要らなくなる。


 マウスで成功した東京慈恵医大は、明治大、医療ベンチャー企業「バイオス」がチームを組み、人体での臨床研究に年内に着手するいう。人と豚での再生医療は日本の法律では認められていないので海外の医療機関での検討を始めている。


 チームの腎臓再生臨床研究とは、慢性腎不全患者本人のiPS細胞から腎臓のもととなる前駆細胞を作製。遺伝子改変したブタの胎児がもつ腎臓の「芽」に注入し、患者の体内に移植する。数週間で患者の細胞由来の腎臓が再生するという。患者の細胞だけで腎臓をつくるため免疫抑制剤は不要となる。


 透析患者にとって夢のような再生医療の臨床研究がスタートする。10年以内には実用化することも期待されるようになってきた。





米朝状況

 今年の国際関係は、やはり米朝で幕が開く。年末、年始に軍事的衝突が起こる予想があったが、キャブの応酬から韓国との対話路線に動き出した。


 ・金正恩は、「核ボタンは机の上にある」とアメリカを脅迫。

 ・対して、トランプは「俺のボタンの方がはるかに大きくて、強力だ」と反撃。

 ・金正恩は、「平昌五輪に代表団を派遣する準備がある」と韓国に和解を呼びかけた。

 ・文在寅は、待ってましたとこれを支持。

 ・2年ぶりに南北のホットラインが復活した。
 
 ・南北の最高級幹部会議を9日に板門店で開催する。
 
 ・五輪期間中は、米韓軍事演習の延期が決まった。


 
 年明けの米朝関係は対話ムードになりつつある。

 元々、中ロ韓は対話路線であり、アメリカ政府内も、「戦争」「圧力」「対話」の中で揺れ動いている。欧州はじめ多くの国は対話路線。国連でも経済制裁決議案を出すものの、対話に誘導するための経済制裁決議案。


 今まで北朝鮮の対話提案に騙され続けてきた日本のみ、今もって「圧力」を安倍首相は主張続けている。


 国際状況は、日々刻々と変わってゆく。下手をすると日本のみが「圧力」派に取り残され、世界で孤立してしまうことを、国際関係アナリストの北野幸伯氏は心配する。


 評論家と政治家の違いはここにある。評論家は責任がないから、自由にその時々に、どちらに出も振れるように言うことができる。

 現状では、安倍首相の主張が日本にとって正解だろう。




プレバト 31

 お気に入りのテレビ番組『プレバト 俳句』。


 新春早々、名人・特待生に8人によるタイトル戦「冬麗戦」となった。

 冬麗とは、穏やかな春の「うららかさ」を思わせるような冬をいう。冬の季語。「冬うらら」も同じ。

 お題は「雪を青空」。


●フルーツポンチ村上(名人初段)

 (原句)  「 春永やサイドミラーの透ける空 」

 (指導)  春永が春の季語。「透ける空」では動きがない

 (添削句) 「 春永やサイドミラーの小さな空 」
        とか、「走る空」とかで、具体的な映像化を

 (評価)  5位

 (感想)  村上氏は車を詠むことが多い。



●中田喜子 (特待生3級)

 (原句)  「 くら谷を震わせたるや雪の声 」

 (指導)  「雪の声」が季語。良く、効いている。「くら谷」は暗い渓谷

 (添削句) なし
 
 (評価)  4位

 (感想)  いつも優等生の句を詠む。中田氏は自然を詠むことが多い



●藤本敏夫 (名人6段)

 (原句)  「 船長の側にペンギン日向ぼこ 」

 (指導)  「日向ぼこ」が季語。発想に驚かさせる

 (添削句) なし

 (評価)  2位

 (感想)  前回はセイウチ、今回はペンギンときた。得意のフジモンワールドにうまく誘導する。



●梅沢富美男 (名人7段)

 (原句)  「 ざくざくと空切りひらく雪おろし 」

 (指導)  語順は見事。しかし発想力がない。これでは発展性がない

 (評価)  3位

 (感想)  いつもの難しい言葉は使わず、シンプルにまとめたが、確かに詩がない。



●キスマイ千賀 (特待生2級)

 (原句)  「 雪原や星を指す大樹の骸 」

 (指導)  雪原が季語。骸(むくろ)とは死骸のこと。昼から夜への時間経過も出ている。
       夏井先生大絶賛。五五七の破調もこの句に合っている

 (評価)  1位

 (感想)  先生の絶賛に千賀が号泣。先生も成長ぶりにもらい泣き。骸という難しい字が出てくる。私によくわからない。



●キスマイ横尾
 
 (原句)  「 産声やみなの顔の冬あたたかき 」

 (指導)  おもしろくない

 (添削句) 「 産声や冬あたたかき顔々かお 」

 (評価)  7位

 (感想)  「顔々かお」という表現もあるのだなぁ



 
 それぞれ作者には得意なパターンがあることが分かった。自分の得意な土俵に持ち込んで発想を広げていけばオリジナルになることがわかった。




  

2017 箱根駅伝

 恒例の箱根駅伝。94回大会になる。


 往路は4年ぶりに東洋大が制したが、総合では青山学院の4連覇となった。


 区間別の選手の順位を見てみよう。


      1位     2位     3位
     青山学院     東洋大    早稲田 
1区     ァ                              
2区           ´      
3区     ◆     ´        
4区           ◆     ´
5区     ァ     ´         

 往路は、東洋大が区間賞を2つとっているに対し、青山学院は一つ。

6区           ´ァ     ´
7区           ´      
8区           ´А     ´
9区                 
10区     ◆     ´      ´

 6区で青山学院が東洋大を抜き1位に。以下ゴールまで1位を守る。復路では、青山学院が区間賞を3つ、対して東洋大は1つ。6区から8区までの区間賞で青山学院は優勝を決めた。青山学院は復路に有力選手を配する選手層の厚さがあった。

 1位青山学院のタイムは、10時間57分39秒。2位の東洋大は、11時間2分32秒。いずれの大会新記録だった。選手のレベルは年々上がってきている。因みに昨年の優勝は11時間4分10秒だった。6分31秒も更新している。

 タイムの短縮には、シューズの効果も大きい。多くの大学でナイキの厚底シューズが採用されていた。これは、人気ドラマ『陸王』の中でも、厚底シューズは話題となっていた。


 学生三大駅伝がある。今年の成績は、

 出雲駅伝(10月9日)
    1位  東海大  (箱根駅伝では5位)
    2位  青山学院 (箱根駅伝では1位)
    3位  日体大  (箱根駅伝では4位)

 全日本大学駅伝(11月5日)
    1位  神奈川大 (箱根駅伝では13位)
    2位  東海大  (箱根駅伝では5位)
    3位  青山学院 (箱根駅伝では1位)
    5位  東洋大  (箱根駅伝では2位)

 昨年は、いずれの駅伝も青山学院が優勝し、3冠を達成した。3冠を達成したのは、大東文化大、順天堂大、早稲田しかなかった。有力校にはそれほど力の差はないとうことか、選手のその日の調子に左右されるということか、あるいは監督の作戦に差が出るということか、3冠はむずかしい。


 今年の箱根駅伝を振り返り、敗戦の監督は、「選手層の薄さ」、「選手起用に温情が入った」、「山昇り、山下りの選手起用の失敗」、「練習量不足」を敗因とした。


 東洋大は1・2年生が中心。来年は、青山学院の5連覇を阻止するかもしれない。



コミンテルンの謀略と日本の敗戦

 江崎道朗著、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』。著者は、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究の評論家。


 本書は、なぜ日本が太平洋戦争に追い込まれた、かの研究書である。当ブログで紹介した、

     
太平洋戦争の大嘘

        日本は誰と戦ったのか


の、関連本である。



●1910年〜1940年代の日本

 戦前の日本を整理してみよう。

 1904−05年、日露戦争
 1910年、日韓併合
 1912年、清が滅亡、中華民国が誕生。中国から多くの留学生が日本にきだした。
 1914−18年、第一次世界大戦(日本は好景気だった)
 1917年、ロシア革命
 1919年、レーニン、コミンテルン創設
 1921年、第三回コミンテルン大会で、「植民地の解放」、「世界の共産化」を唱える
 1921年、中国共産党結成
 1922年、日本共産党結成
 1923年、関東大震災
 1927年、昭和恐慌
 1929年、世界大恐慌
 1931年9月、満州事変
 1932年、五・一五事件
 1933年、日本、国際連盟脱退
 1936年、二.二六事件(陸軍皇道派が事件を起こした。この後、皇道派(敵はソ連、北進派)は更迭され、統制派(敵は英米、南進は派)が中軸となっていく
 
 1937年、シナ事変(日中戦争)
 1940年9月、日独伊三国同盟
    10月、大政翼賛会
 1941年7月、アメリカ日本に経済制裁
    10月、尾崎秀美、ゾルゲ逮捕
    12月8日、真珠湾攻撃



●なぜ、共産主義が日本に受け入れられたか

 明治維新後の国是は、「富国強兵」だった。欧米列強の植民地から逃れるには、日本は産業を興し、軍事力を高め、国を強くすることしかなかった。

 日本のエリートは、西洋の科学、技術を学び、一方では日本の過去の伝統や価値観を捨てよと、教育された。明治19年に、早くも明治天皇は、日本の修身が学校で教えられなくなっていることを憂い、「教育勅語」に取り掛かっている。

 明治時代のエリートは、学問を身につけ立身出世だだった。そこでは過去の価値観「孝」より優先された。当時、エリートが学んでいた西洋の思想は、
 
  /癖蘯腟繊 [鮖法κ顕宗ε租を敵視し、解体しなけば進歩はないという思想
  ⊆匆饉腟繊 ]働者を救うために資本主義を打倒しなければならない。明治15年時点で早くも、低賃金、長時間労働、婦女子の酷使、公害問題が発生していた。


 明治のエリートは、西洋の学問を学び、日本の過去の価値観を否定し、社会主義思想を教えられていた。今日の社会でも高学歴者ほど道徳心を失い、低学歴者ほど「孝」に深い人が多い。学問の取得は、日本人の価値観をうしなってゆくことが、今日でも見られる。



●第一次世界大戦後の日本は大不況、デフレに襲われた。

 第一次世界大戦後日本は不況に陥る。世界経済はデフレに陥るが、デフレを脱皮する経済学がなかった。日本政府も間違った経済政策でデフレはますます深刻化する。この不況期の1922年、日本共産党が結成される。コミンテルン、中国共産党からの資金援助も多かった。日本の大学、言論界、労働界、軍部内の左傾化が進んでいった。

 エリートは社会主義思想を学んでいた。日本には社会主義を受け入れる土壌があった。

 軍部の中にも左翼主義者が多かった。
 1936年二・二六事件は陸軍の皇道派が起こした。この事件を契機に、皇道派(敵はソ連、北進派)は更迭され、以降統制派(敵は英米、南進派)が陸軍の中軸をしめてゆく。

 1937年シナ事変が起こる。日中和平工作が進まなかったのは、ゾルゲ、尾崎秀美らの工作があったから。尾崎らは、日中戦争を長期化させ、日中を疲弊させ、疲れたところで両国の共産化を図る工作をした。さらに尾崎は、「世界最終戦争」として英米資本主義打倒を日本政府、国民に煽った。


 当時の日本には3つのエリート集団があった。

 〆戸秡澗亮腟
   資本主義は終焉する、社会主義・全体主義に徹し、言論統制をする

 右翼全体主義者
   皇室を崇拝しながらも、言論統制、統制経済を進める

 J歇藜由主義
   皇室を戴く議会制民主主義と自由経済を支持する


  明治維新後は、の保守自由主義者が政治の中枢をしめていたが、大正・昭和に入り、経済不況もあり、左翼全体主義者、右翼全体主義者が台頭し、保守自由主義者は弾圧されてゆく。


 1940年には、大政翼賛会が生まれ、右翼全体主義者と左翼全体主義者による、議会制民主主義の廃止、全体主義、統制経済、独裁政治に入っていく。

 1941年11月17日、真珠湾攻撃の20日前に、政府は『国家国防の綱領』を発表する。
     そこでは、「日本は建国以来、世界無比の理想的全体主義国家である。皇国日本はアジアの盟主になり、世界の指導者になる。皇国日本の歴史的使命である」と堂々と歌っている。



 日本は、天皇陛下の基に全体主義的な国家を目指した右翼と、同じく全体主義国家を推進する左翼とが同床異夢をみた。日本本来の保守自由主義者は戦争中弾圧された。


 西洋の科学・技術の習得=日本の価値観の否定=社会主義=全体主義、と日本には社会主義が受け入れられる土壌があった。




 本書は、第一次資料の紹介がほとんどで、学術書としては価値が高いのかもしれないが、その解説が十分ではないので素人には読みづらい本であった。






日々、ハッピーに過ごす25の教訓

 「メンタルが強い人」に共通する25の特徴が紹介されていた。よくみれば、これは、「日々、ハッピーに過ごす教訓」でもある。「ストレスをためない生き方」でもある。



1.相手の気持ちになれる。

2.偏見を持たない、嫉妬しない。

3.知ったかぶりしない。

4.素直に謝れる。

5.意見を押し付けない。

6.見返りを求めない。

7.媚びを売らない。

8.運にばかり頼らない。

9.臨機応変に行動できる。

10.  直観を信じる。

11. 自分を攻めない。

12. しっかりとした金銭感覚がある。

13. 不屈の精神を持っている。

14. 常に学ぶ姿勢でいる。

15. 体調管理ができる。

16. 殻を突き破る勇気がある。

17. 無駄にエネルギーを使わない。

18. 時間を有効活用できる。

19. 冷静さを忘れない。

20. 時には人に甘えられる。

21. 成功は自分次第だと知っている。

22. 基本的にポジティブ

23. 完璧を求めない。

24. 自己分析ができている。

25. ピンチでも「なんとかなるさ」と思える。


 多すぎるなぁ。1と2と5、それに「6秒ルール」を今年の行動指針に、ストレスの残らない日々にしよう。




2018 初日の出

    2018年、少し肌寒いが穏やかな新年を迎えた。


 昨年見つけた、初日の出スポットに向かう。50人くらいの人出、若い人が多い。


 7時3分、初空。初茜。鳥が騒いでいる。

DSC00819


  7時7分。初日の出。

DSC00830


 振り返り、初日の出。

DSC00831


 綺麗に撮れた。


 「 元気運気景気祈願乃初日出 」




日本は誰と戦ったのか

 江崎道朗著、『日本は誰と戦ったのか』。著者は、安全保障、インテリジェンスの評論家。他に、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(戦前、戦中にソ連工作員が日本政府に多数もぐりこみ、国策に影響を与えていたことを描いた本)がある。


 本書は、昨日紹介した、藤井厳喜著『太平洋戦争の大嘘』の続編ともいえる。


  
太平洋戦争の大嘘


 『太平洋戦争の大嘘』では、当時のアメリカ大統領ルーズヴェルトが、⓵太平洋戦争を仕向けた、▲熟△梁估戦争をヤルタ会談で認めた、F本の降伏に原爆投下は必要なかった。太平洋戦争は日本の「侵略戦争」ではなく、「自衛戦争」だったとフーヴァー元アメリカ大統領は回顧録で明記している。


 本書は、アメリカ政府の膨大なヴェノナ文書などの公開文書から、「そのルーズヴェルトはスターリンから派遣された工作員に誘導されていた」という、歴史を覆す衝撃の最新歴史研究である。



●見直される真珠湾攻撃の見方

 歴史は新資料の公開や研究の進展によって次々と見直される。

 アメリカでの真珠湾攻撃の見方も変遷してきている。

 ‘本軍による卑劣なだまし討ち

 ▲襦璽坤凜Д襯箸第二次世界大戦に参戦するため、日本軍の攻撃を暗号解読で知っていたのに、知らない振りをした。

 F米の両国ともに国益を追求した結果、戦争になった。(ハワイのアリゾナ記念館での解説文は現在、このように記されている)

 ぅ好拭璽螢鵑秘密工作員を使って日米和平交渉を妨害し、日米両国の対立をあおり、開戦に誘導した。


 真珠湾攻撃がアメリカではこのように見られていることに、自虐史観に洗脳されている日本人には驚きである。



●スターリンの三方面の秘密工作

 不凍港をもたないソ連にとって、東アジアでの不凍港確保は永年の国家戦略だった。建国まがなく、金のないソ連は、「アメリカを使って日本を叩きつぶそう」戦略を持った。

 そのため、スターリンは三方面に同時に秘密工作を仕組んだ。

 ‖估工作 ゾルゲ機関は、尾崎秀美を使い日本の国策を「対ソ警戒の北進論」ではなく、「英米と対立する南進論」に誘導した。朝日新聞記者の尾崎秀美は中国情勢に詳しく、近衛文麿首相から深い信頼を得ていた。

 対米政策 パブロフの指示により、ホワイト財務次官補を動かし、日米の和解を徹底的に妨害し、日米開戦に誘導した。日本への最後通牒「ハル・ノート」の原案はホワイトが作った。

 B价罅β佇胴作 カリーは蒋介石の顧問としてラティモアを送り込んだ。彼は日米和平交渉を妨害した。

 3つの組織の共通目的は、日米の開戦だった。アメリカに日本をやっつけてもらうことがスターリンの戦略だった。ソ連に有利になるよう、工作員はそれぞれの国で、国策を仕向ける政治工作を行った。



●日米ともに開戦を望んでいなかったのに

 1941年7月、アメリカ、日本に経済制裁(石油禁輸、在米資産凍結)
    9月、近衛首相の和平提案をルーズヴェルトは拒否。アメリカ政府、海軍、陸軍の大勢は戦争には反対で、戦争の準備すらしていなかった。

 1941年11月15日、ハル国務長官と来栖大使、吉村大使は協議し日米暫定協定に同意した。ところが、この協定をホワイトがもみ消し、ラモティアも蒋介石メッセージをつくり、ルーズヴェルトに開戦を誘導した。

 1941年11月26日、ハル国務長官が、最後通牒「ハル・ノート」を来栖大使、吉村大使に手渡した。

 日米は一度は戦争をしない暫定協定に合意していながら、ソ連の工作員が覆した。「ハル・ノート」の原案はホワイトが作成したものであり、どの国でも飲める内容ではない一方的なアメリカからの宣戦布告であった。かくて、ソ連の工作員により、日本の真珠湾攻撃となった。



●スターリンのシナリオ通り進んだヤルタ会談

 1945年2月、戦争後の処理のためにルーズヴェルト、チャーチル、スターリンがヤルタで会談した。この時点で、ドイツ、日本の敗戦は決まっていた。ソ連が対日参戦しなくても日本の敗戦は決まっていた。ところが、ルーズヴェルトは日本の「無条件降伏」にこだわり、ソ連の参戦を許し(ソ連が参戦するまで日本に降伏させない)、その見返りにソ連による極東の支配までルーズヴェルトは認めてしまう。

 ルーズヴェルトはこの時、思考能力がないほど体が弱っていた。また、アメリカ側は一介の官僚に過ぎないヒスがヤルタ会談を仕切っていた。彼もソ連の工作員であった。


 ヤルタ会談は、アメリカの議会の承認を得ていない密約。1952年サンフランシスコ平和条約の附帯事項として、ヤルタ会談は無効と記されている。日本には法律的にはソ連との北方領土問題はない、ことが判明している。しかし、実効支配の前に、日本は強く交渉に出れないでいる。

 1942年2月、近衛文麿は早期の戦争終結を図った。アメリカ軍内にも早期戦争終結を望む声が多かったが、アメリカのソ連工作員が、ソ連参戦まで戦争が終わらないように工作した。



●なぜルーズヴェルト批判がアメリカではタブーだったのか

 英雄視されてきたルーズヴェルトが、このところ見直され、「狂人」「ルーズヴェルトの大罪」など逆評価されてきている。かって、アメリカ内ではルーズヴェルトを批判することは長い間、タブーだった。

 それは、ルーズヴェルトは、

 \こβ膓温欧鬟縫紂璽妊ールで立て直した英雄

 ▲淵船好疋ぅ弔鯏櫃掘⊆由世界を守った英雄

 1930年代からリベラル派が官僚、学界、マスコミに増え、ルーズヴェルト批判を抑えた、

からであった。


 この本の要約は、

 「ソ連に甘かったルーズヴェルトと、その政権に潜りこんだソ連の工作員が日米を開戦に誘導し、日米の早期停戦を妨害し、ソ連の対日参戦とアジアの共産化をもたらした」

である。


 このような常識を覆す史観がアメリカで見直されている。ところが、日本では全くこのような史観は謀略論として無視れる。

 日本の政界、学界、マスコミには、自虐史観から脱皮できない、学力の優秀なリベラルな人物が多いからだろう。それと、戦後GHQにより、地政学、インテリジェンス学が教えられなくなったこともその要因、とされている。


 あと、10年もすれば変わるだろうか。否、今も中国、韓国からのインテリジェンスは続いている。官界、学界、マスコミに入り込んいる。

 昭和史は面白い。

 昨日、アマゾンに注文していた、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』が届いた。来年は、この本で始まる。





大晦日

 平成29年もあと6時間で終わり。大晦日の太陽も沈もうとしている。


 名句を真似て、大晦日を詠んでみた。


  「 我が団地静かに年の歩みけり 」

 
 1kmほど南から眺めた住宅街、静かに眠りにつこうとしている。

DSC00811


  「 午後六時静かに眠る年の暮 」


  「 一年を思いに浸る除夜の風呂 」

  「 来る年に思い寄せるや大晦日 」


  「 余生なおなすこと多し年の暮 」

  「 繰り返す日々を重ねて年送る 」


 物真似は感動しない。来年は、オリジナリティを目指そう。



太平洋戦争の大嘘

 藤井厳喜著『太平洋戦争の大嘘』。著者は、国際問題アナリスト、保守派の評論家。


 ルーズヴェルトの前の大統領、41代大統領フーヴァーの著書『フリーダム・ビトレイド』(裏切られた自由)は、2011年にやっと遺族の了解を得て、アメリカで発刊された。問題が大きすぎて遺族の了解を得るのに半世紀を要した。日本語訳は2017年発刊。本書は、「太平洋戦争はルーズヴェルトが仕向けた戦争だ」と断罪する。


●ルーズヴェルトの3つの大罪

 フーヴァー元大統領は、ルーズヴェルトの3つの大罪を上げる。

 ‖席人寮鐐茲魯襦璽坤凜Д襯箸仕向けた戦争

 1941年の日米交渉で、ルーズヴェルトは日本側の妥協を最初から受け入れる意図はなかった。

 8暁を投下せずに日本を降伏させることができた。



●1941年、ルーズヴェルトは日本との和平交渉に応じる意図はなかった。

  1939年、日本、南京を陥落させる
  1939年、ドイツがポーランドに侵攻。第二次世界大戦がはじまる。
  1940年、ドイツ、フランスを降伏させる。イギリス本土の空爆を始める。
  1940年、ドイツ、イタリア、日本の三国同盟

  <当時の世界の状況>
   チャーチルもスターリンも蒋介石もアメリカの助けを強く望んでいた。
   蒋介石は夫婦で、アメリカ中に「中国=被害者・善、日本=加害者・悪」の反日プロパガンダを打ち続けた。ルーズヴェルト家は中国貿易で財を成していた。
   アメリカ国内には厭戦気分が満喫していた。ルーズヴェルトも戦争しない公約で大統領に三選されていたが、個人的には戦争によって大統領人気を上げようとしていた。参戦の理由を模索していた。日本から戦争を起こさせることを考えていた。

  1941年7月、アメリカ日本に経済制裁(石油の禁輸、在米資産の凍結など)
     この経済制裁は、「日本に対する宣戦布告なき戦争」とフーヴァーは言う。「どこの国も我慢のできない制裁」だった。



●1941年、日本からの和平交渉にルーズヴェルトは初めから応じる意図はなかった。

  1941年9月、近衛首相の和平提案(戦争回避案)をルーズヴェルトは拒否した。
     11月、昭和天皇の日米交渉に3カ月の冷却期間を設ける提案もルーズヴェルトは拒否。
       アメリカは最後通牒「ハル・ノート」を突きつける。

  アメリカ議会で宣戦布告の賛成演説をしたフィッシュ下院議員は、後に「「ハル・ノート」を知って激怒した。宣戦布告の賛成演説は生涯の一大ミステイクであり、恥ている」と回顧録に記している。
 そして、「ハル・ノートは事実上の最後通牒であり、宣戦布告そのもの。これを突きつけられたら、どの国でも開戦せざるを得ない。ルーズヴェルトは国民を欺いた」と記している。



●1941年12月8日、真珠湾攻撃

 ルーズヴェルトの思惑どおり、日本から戦争を仕掛けてきた。これでアメリカが参戦する理由ができた。真珠湾攻撃を知り、アメリカの参戦を望んでいたチャーチルは「We are on the same boat」とルーズヴェルトに語り、乾杯したと言う。

 1946年2月、日本への食糧援助のために日本にきていたフーヴァーはマッカーサー司令長官に言った。

 「太平洋戦争は日本が始めた戦争ではない。あのアメリカの「狂人」(マッドマン)の欲望が戦争を起こした」。マッカーサーははっきりとその意見に同意した。

 1951年5月、マッカーサーはアメリカ上院の軍司外交合同委員会で、「日本の戦争は自衛戦争だった」と証言した。これはよく知らされている。

 さらに、「太平洋においてアメリカが過去100年間に犯した最大の政治的過ちは共産主義者をチャイナにおいて強大させたことだ」。この過ちは、1970年代以降オバマまで、アメリカの中国援助外交で同じ過ちをくり返してきた。(逆に、中国の戦略、謀略が優れているからとも言える)



●原爆を投下せずに日本を降伏させることができた。

 1945年2月、ヤルタ会談。この会談でソ連の対日参戦をアメリカは認めた。と言うよりも体調のすぐれないルーズヴェルトは、スターリンに強引に押し切られてたとも言われている。
 1942年2月、近衛文麿は、「天皇制を維持するため、日本の共産主義化を防ぐため、早期の終結を」提言したがルーズヴェルトは聞く耳を持たなかった。
 1942年4月、ルーズヴェルト死去、あとをトルーマンが継ぐ
    5月、ルーズヴェルトの遺言で、トルーマンは日本の無条件降伏を求める。日本からの終結交渉をことごとく拒否した。
 1942年8月、ソ連参戦
      広島、長崎に原爆投下

 原爆投下はルーズヴェルトの遺言だった。原爆投下は、「世界中にアメリカの覇権を誇示するため」であった。戦争は原爆投下前にもう終わっていることをトルーマンは知っていた。



●第二次世界大戦がもたらしたもの

 .▲瓮螢がイギリスに代わって覇権国家になった。

 ▲熟△賄譽茵璽蹈奪僂鮖渦爾砲さめ、共産圏にした。(ソ連崩壊後は失ったが)

 次に利を得たのは毛沢東。中華人民強国を建国した。

 ず蚤腓稜埃圓魯ぅリス。戦後、植民地は独立し、イギリス帝国は崩壊した。
   そもそも、イギリスは第二次世界大戦に参戦をする必要はなかった。ドイツとソ連に戦わせておけばよかった。今後、チャーチルはイギリス帝国を崩壊させた人として歴史的評価は変わる、と著者はいう。



●ルーズヴェルト史観、東京裁判史観の誤り

 ほとんどのアメリ人は、「太平洋戦争は日本が起こしたもの、日本=悪、原爆投下は戦争終結のためににやむを得なかった」と教えられている。それが、ルーズヴェルト史観であり、東京裁判史観である。

 ところが、このたび、フーヴァー元大統領が「狂人のルーズヴェルトが太平洋戦争の仕掛け人」という爆弾発言の本を出した。


 そもそも、第二次世界大戦は、「ファシズム・軍国主義と民主主義の戦い」というのが今までの見方であるが、著者は、「先進資本主義国家と後進資本主義国家との戦い」である。言葉を変えると、「ブロック経済圏と自給自足圏との戦い」ではないかと指摘する。




 第二次世界大戦後73年。そろそろ、第二次世界大戦史観を見直してよいのではないか。でないと、いつもうまく立ち回る、長期戦略に長けた中国にうまいように、またも世界中がかき回されることになる。








 

呆れかえる日韓合意の蒸し返し

 国際公約を破るのは韓国政府の常套手段だが、今回は文在寅大統領自らが、2015年の日韓合意は、「重大な欠陥」、「普遍的な原則に反する」、「被害者と国民を排除した合意」などの理由で、日韓合意の白紙化を発表している。


 被害者は理解していないというが、元慰安婦の7割の方は日本からの補償を受け取っている。反対している国民は「声高き、ごくごく少数の者」と韓国のマスコミも報じている。


 マスコミや国民の意見に左右される韓国政府だが、今回は朝鮮日報は社説で、「文大統領は国益を考えているのか、北朝鮮との有事の時に日本に駐留している米軍は出動しないのではないか」と文大統領を批判する。韓国のマスコミが大統領を批判することは珍しい。


 アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル紙も、2015年の日韓合意に「日本の非はない」、とこれまた韓国政府を批判する記事を載せている。


 国家間の国際公約は、国内法の上位にある約束事で、守らなければ戦争になっても文句は言えないものだ。文大統領は弁護士、法律の専門家だ。日本は文句を言えば聞いてくれる、と日本をなめているのか、国民の人気を得て支持率を高める、いつもの手段に出たのか。文大統領にも、恥とか、法律を守るという言葉はないのだろうか。


 おとなしい、ひるおびのコメンテイター八代英輝弁護士も、「韓国は国としての体をなしていない」、「日本国民はもっと怒れ」と怒りをぶちまけている。


 約束を守らない、世界のいたるところに慰安像を立てようと運動している韓国政府と日本政府はまともに付き合う必要はどこにあるのだろう。安倍首相・河野外相ラインで強気な、というか当たり前の韓国外交を貫いてもらいたいものだ。仲のよいトランプを使って、一発、文大統領にガツンとかますことも考えられる。


 慰安婦問題も、年越しの課題となった。




怪物商人

 江上剛著『怪物商人』。


 大成建設、帝国ホテル、ホテルオークラ、アサビビール、サッポロビールなどの大倉財閥を創設した大倉喜八郎を描いた小説。先日、ブックオフで買ってきていた中古本。歯切れがよく、テンポの速い展開に、一気に読み上げた。


 幕末から明治維新にかけて、新政府を打ち立て、推進した志士たちの裏にこうした豪快な商人がいた。


 西郷隆盛   1828年 − 1877年(明治10年) 自害、享年49歳
 大久保利通  1830年 − 1878年(明治11年) 暗殺、享年48歳

 木戸孝允   1833年 − 1877年(明治10年) 病死、享年44歳
 伊藤博文   1841年 − 1909年(明治42年) 暗殺、享年68歳

 坂本龍馬   1836年 − 1867年       暗殺、享年31歳
 岩崎弥太郎  1835年 − 1885年(明治18年) 病死、享年50歳

 大熊重信   1838年 − 1922年(大正11年)    享年84歳
 福沢諭吉   1835年 − 1901年(明治34年)    享年66歳

 大倉喜八郎  1837年 − 1928年(昭和3年)  病死、享年90歳
 安田善次郎  1838年 − 1921年(大正10年)   暗殺、享年82歳  
 渋沢栄一   1840年 ー  1931年(昭和6年)     享年91歳


 幕末、同時期に生きた人物である。

 主人公、大倉喜八郎は1837年、新潟県新発田市で商人の三男として生まれる。18歳で江戸に出て乾物店の見習い。20歳、独立して乾物店を開く。これに満足せず、30歳で鉄砲店を開店。世界を相手とする大きな商人になることを夢見る。

 1872年(明治5年)岩倉欧米視察団出立。大久保利通ら政府の要人と知り合うために、喜八郎は自費で欧米視察に出かける。誰も思いつかない、この発想がすごい。イギリスで大久保利通、木戸孝允と知己を得る。政府の台湾出兵で、喜八郎は兵站業務を請け負う。以降、大久保利通、伊藤博文らにかわいがられ軍のご用達を命じられる。

 日清、日露の戦争を通じ、政商として大きく飛躍する。孫文の支援者にもなり、辛亥革命に経済面から支援する。葬儀には、張作霖、張学良、蒋介石らの弔旗が並んだ。


 大倉喜八郎の評価は、「死の商人」、「戦争屋」、「利権漁り」、「世間の悪評に屈せず、己の道を貫いた男」、「世のもまれなる商傑」、「日本の近世における大偉人」など種々にわたる。


 薩長土肥と言われた中で、土佐出身の三菱弥太郎は新政府にうまく取り入ることができた。台湾出兵で三菱の基盤は築かれた。新潟出身の喜八郎は新政府とのコネを持たなかった。自費でイギリスにわたり、岩倉視察団の大久保利通、木戸孝允、伊藤博文らとコネをつくった。喜八郎の成功の要因はここにあった。

 大倉喜八郎は一言でいうと、「リスクに挑戦する度胸の据わった男、世界を相手の商人になるという大きな夢を持った男」であった。


 富山出身で1歳下の安田善次郎は江戸に出た時からの有人で、何かと助け合った中だった。安田善次郎は下級武士の子、のちの安田財閥(富士銀行、現みずほ銀行、明治安田生命など)の総帥となる。東大の安田講堂や日比谷公会堂は、安田善次郎の寄贈である。


 二人の行動指針は、「疑事無功、疑行無名」であった。意味は、「疑いながら行動してもよい結果は期待できない。一度やると決めたことは迷うことなくやり遂げる」。明治維新の人は大きな志があり、勇気があった。


 「国も人間も少し大きくなると、勇気がなくなる」、と二人の会話がこの小説にもでてくる。それは、「守りに入るからだろう」と喜八郎は言う。


 もし、坂本龍馬が生きておれば、大貿易商社を起こしていたかもしれない。明治新政府の裏には、偉大な人物がたくさんいた。


 これは1年の大河ドラマにできるほど、話題に事かかないし、面白い。主役は、小柄ながら傑物の雰囲気を持つ、岡田准一だろうか。いつか、ドラマになるだろう。


 年末に面白い本、歯切れのよい本に出合った。いい年になりそうだ。




 

貴乃花 vs 日本相撲協会執行部

 この2カ月、毎日マスコミを賑わせてきた、「日馬富士暴行事件」。暴行事件の方は、加害者と被害者の間で示談はなく、略式起訴になった。公判にはならなく、罰金刑で終わるが、日馬富士には前科がつく。前科がつけば日馬富士の親方就任はむずかしくなるかもしれない。また、和解がないので、貴ノ岩から民事訴訟の可能性も残されている、と解説者は言う。


 この暴行事件の原因は、モンゴル力士の世代間の溝からきている。横綱白鵬を頂点にモンゴル力士会は構成されているが、照ノ富士とか貴ノ岩は白鵬世代と意見が異なるという。暴行事件の根っこはモンゴル力士内での内輪もめからきている。


 今回の暴行事件は単純なものないだが、これを複雑にさせたのはやはり、貴乃花親方にある。ことの根っこには、⓵貴乃花vs白鵬、貴乃花vs日本相撲協会執行部にある。


⓵貴乃花親方 vs 白鵬

 これは、両者の相撲観の違いから来ている。確かに白鵬の「勝てばいい、勝ってこそ品格」の相撲観は、貴乃花の相撲観と180度異なる。白鵬の張り手、かち上げには、来場所からさらに厳しい評価が下されるだろう。



貴乃花親方 VS 日本相撲協会執行部

 貴乃花親方は協会の大改革を目指しているが、なにをどのように改革したいのかが、国民にはわからない。テレビの解説者もよくわからない、という。ここが問題だろう。

 
 今回の暴行事件を貴乃花親方は巡業部長として協会に報告をしなかったこと、協会からの聴き取要請に協力しなかったことで、「理事の忠実義務違反」として、今日の臨時理事会で、「理事解任勧告を提案し、評議員会で審議を求める」という決議を出した。


 組織人として処分は当然としても、この2階級降格は重すぎると解説するのがひるおびの八代英輝弁護士。「八角理事長とか、現場にいた白鵬より重い罰則はおかしい」と元裁判官論理で語る。


 理事会の提案が評議員会で承認されるならば、貴乃花親方は、理事会提案は無効として、地位保全の提訴をすることもありうる。貴乃花親方が抱えている弁護士団はかなりのやり手だと、八代氏は言う。このようなことで訴訟に持ち込むことは日本人にはなじまない。これは貴乃花親方がよくいう品格になじまない。


 1月4日の評議員会は、この後、世論を調査して、おそらくもっと軽い処分に落ち着くのではないかと思われる。


 貴乃花親方がどう改革したいのか、国民にはわからない。この度の、テレビに映る貴乃花親方のふてぶてしい態度、理事会でのふんぞり返った態度はかえって国民に反感を呼ぶ。革命児はマスコミを味方につけ、国民の支持を得ることが必要なのだが、貴乃花親方は全く逆のことをやっている。全く自らのいう品格と逆のことをしている。


 今回の出来事で、中でも貴乃花親方の態度で、国民の相撲人気は離れていった。日本相撲協会ならびに関係者は誰もこのことに気がついていない。日本相撲協会はもう終わりだ。大相撲はプロレスと同じく、一つの興行団体になればいいのだろう。横綱の品格とか、神事とか、よくわらないことを言わなくてもよくなる。


 1月4日・11日新年特大号の週刊文春のトップ記事は、「貴乃花激白」とある。てっきり貴乃花との会談記事だと思って買ったところ、「貴乃花親方は週刊文春と会談していない」とテレビで報道された。この週刊文春の表示は全く詐欺ではないか。いまさら、週刊誌に文句を言う方が間違っている。週刊誌とはそんなものだから。しかし、何事も、日本には誠意、誠実、真心がなくなってきている。

 



銀行仕置人

 池井戸潤著『銀行仕置人』。本小説は2008年に文庫本として発刊されたもの。


 氏の小説は、2013年テレビドラマ『半沢直樹』で一躍有名になった。堺雅人、香川照之らの演技力もあるが、銀行の汚い部分を描いたシリアスなドラマとして高い視聴率をとった。「倍返し」はその年の流行語大賞になった。その後、『ルーズヴェルト・ゲーム』、『下町のロケット』も人気を博すドラマとなった。


 氏の小説では、今年は『陸王』が大人気のドラマとなり、ついこの間、高視聴率の中で最終回が終わった。役所広司、竹内涼真、山崎賢人、寺尾総らが好演した。



 さて、本小説。


 主人公、黒部一石は、大手都銀関東シテイ銀行本店営業部第三部次長。エリート中のエリートで将来が約束されていたが、500億円もの融資判断が巨額の不良債権になり、上司の責任を被り、人事部付に左遷。座敷牢と呼ばれる独房で閑職の身に追いやられる。


 立花常務派と言われる、銀行内派閥が不正融資で懐をふやし、出世を仕組んでいた。この証拠をつかめと、人事部部長から主人公黒部に特命が下る。


 本書は銀行の派閥、貸しはがし、といういつもの暗い面が描がかれるが、その上、町金融、暴力団との闇の部分も描かれる。作者の知能的な従来の小説にくらべ、少々、展開も荒っぽい。表の裏の人物がハッキリしすぎている。


 知的で紳士的である銀行の裏は実に、冷たい人間関係にあり、権謀術数にまみれた組織であり、裏社会とも結びつきやすい関係にある。この落差が大きいだけに、金融界をモデルにした小説、ドラマはおもしろいのだろう。



2017年の勝者は習近平

 現在の世界の三大国と言えば、アメリカ、中国、ロシア。それぞれ経済力(GDP)では、1位、2位、12位だが、軍事力では世界1位、2位3位の国。この三大国のリーダーの中で2017年の勝者は誰かを国際関係アナリストの北野幸伯氏は解説する。


 北野氏は言う。2017年の勝者は間違いなく習近平。理由は、トランプを懐柔し、アメリカを無力化させたから。


 プーチンは2014年3月、クリミアの併合で世界中から経済制裁を受け、ロシア経済がガタガタになっているが、シリア戦争の勝利で、中東におけるロシアの存在感はアメリカを凌駕するようになった。イラン、シリアだけでなく、従来の親米勢力トルコ、サウジアラビア、エジプトもロシアに急接近している。



 トランプは、「TPPからの離脱」、「パリ協定からの離脱」、「ユネスコ脱退」も表明している。12月には「エルサレムをイスラエルの首都認める」発言で、世界から総スカンをくっている。


 アメリカは、従来、「自分に都合の良いルールを作って支配力を維持」していた。それが覇権国家の戦略だ。ところがトランプはアメリカ・ファーストを掲げ、いまや国際秩序の破壊者になっている。アメリカはますます、覇権国家としての支配力を失ってきている。


 それに反比例して、中国の支配力が台頭してきている。


 北野氏は、2018年を予測する。

 「注目の地域は北朝鮮と中東。戦争が起こる可能性がある。アメリカがますます覇権国家から遠のき、中国がますます台頭する。日本は米中ロの情報収集を怠らず、慎重かつ柔軟に行動してゆく必要がある。日本の大戦略は日米同盟の強化、中ロの分断にある」。





山茶花

 当住宅には、山茶花が、垣根の低木として、また窓隠しの中木として、たくさん植えられている。つい最近まで、椿と思っていた。


 椿と山茶花はよく似ている。違いをネットで調べると、
  
 〇鈎祺屬蓮⇒佞ギザギザになっている。

 ∋鈎祺屬詫佞一枚ごとに散るが、椿は花全体が落ちる。首が落ちるようなので武士は椿を嫌った。

とある。


 葉をみるとギザギザがあった。これは山茶花だ。

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 当住宅の山茶花の花は、赤とピンク。

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 まだ2月ごろまで楽しませてくれる。


 一句が浮かばない。


 今年もあと一週間。

 新しい年迎えられることに感謝の年の暮。





米中は朝鮮戦争後について協議している!

 ティラーソン国務長官は、朝鮮半島有事に備え、中国と朝鮮戦争後について協議した、と明らかにしている。


 「米軍が38度線を越えて北朝鮮に侵攻した場合、いずれ韓国側に撤退する」とアメリカは中国に確約した、という。「米軍は北朝鮮に攻め入り、北朝鮮の核を破棄するが目的達成後は、米軍を韓国に引き上げ、北朝鮮は中国の緩衝国家として残す」約束を交わしたいう。


 アメリカは、「北朝鮮がアメリカ全土を核攻撃できるというのは、現時点ではブラフである。しかし、来年にはブラフでなく現実になる」と見ている。そのため、「戦争を決意」している。そこで、中国と朝鮮戦争後の確約を行った。


 アメリカは、朝鮮戦争後も北朝鮮を緩衝国家として残すことを中国に約束することにより、アメリカの北朝鮮侵攻を中国は了承した、と北野幸伯氏は解職している。


 年末年始に、アメリカが北朝鮮に侵攻するかもしれない。







プレバト 30

 テレビ番組『プレバト 俳句』。


 お題は、「年末のアメ横」。


●貴城けい(元宝塚スター)

 (原句)  「 年の瀬の香香(シャンシャン)手じめしゃがれ声 」

 (指導)  香香は読み手に伝わりづらいが音を楽しむ句。

 (添削句) 「 年の瀬の手じめ香香しゃがれ声 」

 (評価)  凡人3位

 (感想)  「しゃんしゃん」で詠んでは芸がないのか



●光浦靖子

 (原句)  「 数の子を砕く娘は四十六 」

 (指導)  発想がおもしろい、「砕く」の意味が通じない

 (添削句) 娘は四十六数の子を噛み砕く

 (評価)  凡人2位

 (感想)  添削句は報告文になっていないか



●泉谷しげる

 (原句)  「 暮れる年あいさつかねて買い出しに 」

 (指導)  語順がおしい

 (添削句) 「 あいさつをかねて買い出し年の市 」

 (感想)  リズムもよい



●三遊亭円楽

 (原句)  「 塩鮭の喋るが如き売り子かな 」

 (指導)  人物描写がお見事

 (添削句) 直しなし

 (評価)  特待生3級から2級に昇格

 (評価)  おもしろい
       円楽氏は、「チーママの裾(すそ)もはしゃりたる梅雨の夜」という句もある。色っぽい。「人物を描写させれば名人」と評価はうなづける。



 今回は、私にも理解できるシンプルな句ばかりだった。学んだことは、「言葉の無駄はなくし、映像に」。早速活用しよう。




日馬富士暴行事件

 日馬富士暴行事件も八角理事長から報告があり、ほぼ全容がわかり、結末が示されてきた。

 
 日馬富士による貴ノ岩への暴行人権の真相は、白鳳にあった。モンゴル出身力士のトップには、白鳳、日馬富士、鶴竜の三横綱がいるが、これらの世代とは異なる照ノ富士、逸ノ城、貴ノ岩、貴景勝という若手世代が台頭してきている。若手モンゴル世代は、ガチンコ相撲を目指し、他の部屋の力士と飲食いはしない。

 白鳳からみれば、やがて自分たちに追いつき、追い越す力士が育ってきており、しかも彼らは白鳳らの価値観と異なり、先輩力士におべんちゃらを言わない。相撲界の天皇白鳳からすれば、おもしろくない存在だ。

 酒の場を設け、白鳳は貴ノ岩に説教した。喧嘩の元は、白鳳と貴ノ岩にあった。同席していた日馬富士が白鳳を「忖度」して、貴ノ岩に暴行した。


 ここにきて、はっきりしてきたことは、白鳳の天皇のごとき、怖いもの知らず、専横ぶりだ。それまでテレビでは、白鳳は、日本人以上に日本人的な考えの持ち主で、大相撲道に徹した大横綱という印象で報道されてきていた。ところがここにきて、白鳳の横暴ぶりが週刊誌で報道されだした。しかし、テレビのコメンテイターは今だ、誰も白鳳の悪口は言わない。


 力士全員、相撲協会役員が全員いる場で、白鳳は「貴乃花巡業部長の下では、巡業に出られません」と力士代表で発言した。それに対し、相撲協会は、白鳳の言うことを聞いて貴乃花巡業部長を巡業に参加させず、暴言を吐いた白鳳にはおとがめなし。普通の組織では考えらえないことが起こった。

 行事の采配に文句を言う姿、千秋楽の席で暴行事件の不祥事をわびた直ぐあとで、「万歳三唱」を強要した姿。これらは白鳳の真の姿、横暴を表していることに、国民はやっと気がついた。貧乏くじを引いたのは日馬富士だった。


 今回の暴行事件の火元が白鳳であることが判明したにも関わらず、白鳳には「給与カット一カ月半」の軽い処分に終わった。「大相撲は横綱で持っている」ことを日本相撲協会は明確に示した。日本相撲協会は、横綱に頭があがらない。これでは、日本相撲協協会は自らがリーダーシップを放棄している。

 ことの原因は横綱が強すぎること、日本相撲協会のリーダ−シップがないことにつきる。




 今回の暴行事件をもう一つ複雑にしたのが貴乃花理事の職務怠慢・沈黙である。事件の発覚を相撲協会に報告しなったこと、理事長との会談命令に従わないこと。これらは企業ならば即、辞任勧告となる。これを許している日本相撲協会もおかしいし、批判するコメンテイターがいないことも不可解なことだ。


 大相撲の問題点は、報道するマスコミ、コメンテイターにもある。これを改革するリーダーは、貴乃花ではない。稲盛和夫氏のような人徳のある人物の一声で価値観、組織をつくり直すしかない、と思われる。




肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい

 西山耕一郎著『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』。著者は、1万人治療を行った嚥下治療専門の耳鼻咽喉科の医師。


 副題に、

   のどが若返り、寿命も10年のびる!

   ムセる、せきこむ、かすれ声、それ誤嚥性肺炎のサインです!

   肺炎は、老化現象とあきらめていませんか?

   あまり知られていませんが、実は、「のどの筋肉」を鍛えるだけで、簡単に防げるのです。

   メディアで話題沸騰! 34万部突破!

とある。


 今、肺炎は日本人の死亡原因の第3位になっている。

  1位  がん

  2位  心臓疾患

  3位  肺炎

  4位  脳血管性疾患


肺炎の中で主は、高齢者の誤嚥性肺炎。

 「誤嚥」ということばはテレビでよく耳にする。

 先日、ゼミ仲間による忘年会でも、誤嚥が話題になった。私も、食事中にムセルことがある。


 この本は、老化で衰えた「のどの筋肉」を鍛えるための「のどの体操」を紹介したもの。8つのメニューが示されている。

 〉覯爾でこ体操

 △△柑ち上げ体操

 のどE体操

 いら(空)嚥下

 タ叱撞曚垢

 首を左右に倒す

 Ъ鵑鯊腓く回す

 ╂紊世径料


の8つ。簡単な運動で1日5分の要しない。


 さあ、始めてみよう。

 


戦略のないトランプ外交

 トランプが「国家安全保障戦略」を発表した。トランプ政権外交政策の指針となるものである。


 そこで、

 「中国とロシアは、アメリカの権力、影響力、そして利益に挑み、アメリカの安全保障と繁栄をむしばもうとしている」とし、中国とロシアをアメリカの敵と公言した。


 国際関係アナリストの北野幸伯氏は、解説する。「アメリカが中国と対抗するには、中ロを分断させ、むしろロシアを組まなければならない。それなのに、逆に、中ロを一体化させようとトランプはしている」。

 さらに、「アメリカの今の真の敵は北朝鮮。北朝鮮と対抗するには、アメリカはパワーを分散させずに、東アジアに終結すべきなのに、トランプはエルサレムをイスラエルの首都と認め、欧州と対立し、世界16億人のイスラム教徒を敵に回した。トランプは、戦略をもたず、行き当たりばったり」と北野氏は手厳しい。



 2004年、ソロスは、「ブッシュが起こしたイラク戦争は誤りで、この戦争が原因でアメリカは没落する」と予言した。今、再び、トランプがアメリカをミスリードしている、と北野氏は指摘する。




バノン、「アメリカは中国の属国」

 バノン元大統領補佐官が、東京で講演。「中国はアメリカを経済的に侵略しており、アメリカは中国の属国になってしまった」と爆弾発言をした。


 バノンは、さらに、「イギリスがEU離脱を決め、トランプが大統領選に勝利したのも、中国の影響」と指摘。1993年当時、中国の賃金はアメリカの50分の1。アメリカの製造業は工事を中国に移転した。イギリス、アメリカの国内では雇用が奪われ、「忘れられた人々」が生まれた。製造業の空洞化は日本でも起こった。


 もともとは反中だったトランプも、あっという間に中国に懐柔され「私は習近平が大好きだ」と公言してはばからない。



 中国の経済力、世界一の謀略で、「中国は世界一アメリカの政治に影響を及ぼす国である」ことは間違いない。



 その中国共産党をバノンは3年以内に崩壊させようと運動を始めているし、北野幸伯氏は、「中国は自滅するだろう」と予測している。




ブックオフ 10

 年末の片付けで本をブックオフへ。


  ビッグヒストリー           500円
  革命のファンファーレ          500円

 「ビッグヒストリー」は500円の値打ちがあるだろうが、「革命のファンファーレ」は意外。

  中国に勝つ 日本の大戦略       300円
  日本を救う最強の経済論         250円
  戦争がイヤなら憲法を変えなさい       200円
  危機にこそ僕らは蘇る
   資本主義の終焉と歴史の危機     100円
  「エイジノミクス」で日本は蘇る      60円
  閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済  60円

 「中国に勝つ」は出たばかりの新刊書だ、

  西郷どん(上)、(中)、(下)   150円

 「西郷どん」もまだ出たばかり。テレビは1月から始まるのに、これは安い。

  寝る前に読む一句、二句        200円
  名句徹底鑑賞ドリル          250円
  添削で俳句入門             200円
  NHK俳句 俳句上達9つのコツ     250円
  夏井いつきの超カンタン!俳句塾     300円
  超辛口先生の赤ペン俳句教室      200円

 予想外に俳句の本は高く売れた。俳句は今、ブームなのだろうか。


 その他総計22点で3,595円の収入になり、果物に化けた。





偏向テレビ報道を正す方法

 小川榮太郎氏が変更テレビ報道を正す方法を提案した。小川榮太郎氏とは、文芸評論家、「日本平和研究所」理事長。櫻井よしこによる「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の代表発起人の一人。民主党政権ができた時、「このままでは日本は大変なことになる」と感じ、三宅久幸氏とともに、「安倍晋三総理大臣を求める民間有志の会」を結成し、運動を起こした。



 その小川氏の提案は、「偏向報道調査を番組のスポンサー企業に報告する」という、当たり前のこと。一般企業でが、例えば、毒入り食材を購入して顧客に食中毒を起こしたレストランは、そんなサプライヤーを使った責任を追及される。その責任を認めなければ不買運動の対象にもなる。


 同じように、偏向報道を垂れ流して、日本の民主主義にダメージを与えているテレビ局を広告に使っている企業もその社会的責任を問わなければならない。そのような反社会的企業に対して、消費者が団結して「買わない権利」を行使するのは正当である。


 氏のこの提案に対して、直ちにTBSと朝日新聞が激烈な抗議の声を上げたという。



 是非、偏向報道調査を報告すべきだろう。櫻井よしこ氏らと運動を起こしてもらいたいなぁ。



 なお、小川栄太郎氏は、著書『徹底検証「森友・加計事件」 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』において、朝日新聞をの報道を、「虚報」、「捏造」、「戦後最大級の犯罪」としたこと。これに対し、朝日新聞から名誉棄損として損害賠償が求められている。



プレバト 29

 楽しみの番組、『プレバト 俳句』。


 今日のお題は「雪の露天風呂」。


●松岡 充(歌手)

 (原句) 「 朝ぼらけ星戻り来ぬ霧氷林 」

 (指導) 発想がユニーク、美しい

 (添削句)「 朝ぼらけ星もどりくる霧氷林 」

 (評価) 才能あり1位。特待生にするかはもう1週様子を見て

 (感想) 私にはない発想力



●中田喜子

 (原句) 「 梟の羽ばたき百夜の湯治場 」

 (指導) 言葉の相乗効果が出ている

 (添削句 「 梟の羽ばたき湯治場の百夜 」

 (評価) 特待生4級から3級に昇格

 (感想) この発想も私にはできない



●キスマイ横尾

 (原句) 「 湯けむりが道しるべとなり神の旅 」

 (指導) 切れがない。「神の旅」が冬の季語

 (添削句)「 湯けむりは道しるべなり神の旅 」

 (評価) 名人2段、現状維持

 (感想) うまい。意味はわかる



 このところ俳句から遠ざかり、「論理脳」になっている。「論理脳」から「俳句脳」への切り替えがスムーズにいかない。

 松岡氏、中田氏の句が理解できない。ここまで発想が及ばない。かろうじて横尾氏の句は理解できる。またも、壁にぶつかっている。この壁を乗り越えれば一歩前進するのだろう。再度、名句鑑賞で壁を乗り越えるのに挑戦しよう。




中国が覇権を狙う3つの戦略

 トランプ政権の首席補佐官だったバノンが、東京で、「覇権国家を狙う中国の3つの戦略」について講演した。


第1の戦略 製造業において中国が支配的地位に立つために、シリコンチップ、ロボット、AIといった10の産業分野で2025年までに世界的優位に立つ戦略

 中国は国家ぐるみで、大金をつぎ込むことができるので、この戦略の実現性は高いと北野幸伯氏は解説する。


第2の戦略 「一帯一路」は中国の覇権戦略に他ならない。

 中国と中東イスラムが結びつくこともありうる、と北野氏は予測する。


第3戦略 人民元がドルに変わって国際通貨になる。

 これも十分にありうる。



 バロン元首席戦略官は、反中派であった。それだけに中国の脅威を認識している。バロンの中国観を、アメリカの知識人、政治家がどの程度理解しているかが問題になる。


 アメリカの中枢部の多くの人物はチャイナ・マネーに侵されており、気が付いた時には、アメリカは取り返しのないことになってしまう恐れが高い。中国の戦略、謀略、工作は文句なしに世界一だ。




  

NHK俳句通信教育 俳句実作 1

 NHK俳句通信講座、「俳句実作」コース1回目の添削が返ってきた。



●(原句)  「 喜寿なるも従心遠き秋の暮 」

 (指導)  論語を引き合いに出して自身の不徳を言っている所が面白いと思います。

 (添削句) 「 従心に遠き喜寿なり秋の暮 」

 (感想)  確かにこの方がリズムがよい。



●(原句)  「 振りむけば落ち葉踏みたる君がおり 」

 (指導)  夫婦でも親子でも人は最後には一人になるのかもしれません。そんな人間の深みを詠もうとしているのでしょうか。

 (添削句) 「 妻と我それぞれに踏む落ち葉かな 」

 (感想)  そんな深い意味はない。気が付けば自分一人の世界に入り、他の誰も目に入らなかった意味なのだが。



●(原句)  「 冬茜紅葉妖艶に浮かびたり 」

 (指導)  冬茜と紅葉が季語重なり。妖艶はもっと具体的に表現した方がよいと思われます。

 (添削句) 「 冬茜紅葉あかあかと燃えて 」

 (感想)  あえて季語重なりとした。私の中では冬茜が季語。ほんとうに、短い時間であったが、「妖艶」という言葉がピッタリの、薄暗闇の中に紅色が浮かびあがった世界に出会った。



●(原句)  「 散りてゆく落ち葉みそぐや初時雨 」

 (指導)  落ち葉と初時雨が季語重なり。初時雨の季語がよい。「みそぐ」は「洗ふ」でよいと思います。

 (添削句) 「 散りてゆく紅葉を洗ふ初時雨 」 

 (感想)  これもあえて季語重なりとした。私の中では初時雨が季語。「洗う」では平凡すぎるので、「みそぐ」という言葉をひねり出したのだが。




 全体の講評は、「詠もうと捉えたものはとても良いと思います。一読して読み手に内容が伝わることが大事です。推敲の折には、声を出して読んでみて、リズムが滑かかなども念頭に置きましょう」。


 「リズム」、「読み手に伝わらない」が指摘された。これは、私の以前からの弱点だ。


 毎週水曜日の午後3時、NHKテレビで俳句講座がある。透析中に見るようにしているが、どうも俳句の解釈が評価する先生の、その時その時の自己本位な解釈になっているような気がする。俳句は元々、「感性の詩」なので、論理的な説明はむつかしいだろうが、ここまで自己本位な解説をされると、初心者にはまったくわからなくなってしまう。もう少し、科学的、論理的な説明が出来ると思われるが。


 何事もそうだが、好きか嫌いにさせるのは、先生の教え方が大きい、なぁ。



2017 今年の漢字

 2017年を表す漢字は、「北」になった。


 北朝鮮の核の脅威、ミサイルICBMの緊張の1年になった。

 他には、「政」、「不」、「核」、「新」などがベスト5を占めた。



 因みに、過去の「今年の漢字」は、

 2016年  金  (リオ五輪で金メダルを奪取した)

 2015年  安  (安全保障法関連)

 2014年  税  (消費税5%から8%へ)

 2013年  輪  (オリンピック誘致)

であったが、2年前の出来事は忘れている。


 私個人にとっての今年の漢字は、「切」であろうか。

 よく「キレル」ようになった。

 「切れる前に待て、6秒」


 自分に言い聞かせているスローガンである。



西郷どん

 林真理子著『西郷(せご)どん』。来年のNHK大河ドラマの原作となっている。


 西郷隆盛は過去何度もテレビの大河ドラマで描かれ、また多くの小説にも描かれてきた。誰でもそうだうだが、歴史上の英雄は成長するきっかけになったのは何か、に関心がある。本小説も、なぜ、西郷隆盛が藩主の島津斉彬の目にとまったのか、なぜ出世したのか、に関心を持ち、一挙に読み上げた。


 西郷隆盛(1828年ー1877年(明治10年)享年49歳。白山で自害)は、下から二番目に低い身分の下級武士の長男として生まれる。1km四方の近所から、隆盛・従道兄弟、大久保利通、大山巌、東郷平八郎の人物を輩出している。


 隆盛、18歳の時、郡方書役助(米の出来具合、年貢を調べる役)につく。21歳の時、有能で幕府内の要職にあった島津斉彬が藩主になる。西郷は藩主に、毎月意見書を3年間出し続けた。達筆で文書力に長けていた。


 1854年(隆盛26歳)、江戸行きを命じられる。道中、藩主斉彬に見初められる。江戸につくと「御庭方役」を命じられる。薩摩藩で初めて作られた役職で、表向きは庭木の手入れ、実のところは斉彬の密使・特使役だった。

 なぜ、斉彬は西郷を抜擢したのか。

  文章力が優れていることは意見書で知っていた。182cm、110kgの大男、黒くて大きな目といった身体的特徴がある。そのうえ、人に好かれる、人望がある、愚直さ、私利私欲のないことを臣下から聞いていただろう。

 斉彬は、西郷の人物を見抜いていた。

  「身分は低く、才智は私の方がはるかに上である。しかし天性の大仁者である」

  「私、家来は多数あれども、間に合うものなし。西郷一人は薩国貴重の大宝なり」と称賛している。


 西郷は、将軍家定への篤姫御輿入れの嫁入り道具調達の大役を命じられる。以降、徳川慶喜を将軍にするための工作密使として、斉彬の手足となって、水戸藩、福井藩に足を運ぶ。雄藩の抱える学者、藩士らとのネットワークを広げる。斉彬は、「日本が列強の国と戦うには、富国強兵を取らなければならい」という考えに西郷は慕ってゆく。坂本龍馬が勝海舟より富国強兵を学んだのと同じように。

 西郷30歳の時(1858年)、幕府のお尋ね者月照をかくまった理由で、奄美大島に流される。3年後、藩主の父久光の側近になっていた大久保利通の計らいで、薩摩に帰還できるが、久光の怒りを買い、再び徳之島から沖永良部島に流される。


 西郷は5年間、島流しにあうが、この間、日本は激動していた。

 1864年、西郷は薩摩に戻され、軍の責任者になる。蛤御門の変で指揮をとり、勝ち戦を収める。
この戦のあと、西郷は勝海舟に会い、「幕府はもう見限ってよい。雄藩連合で新政府をつくれ。その雄藩連合に長州もいれろ」と説得される。西郷に、倒幕、雄藩連合、薩長同盟の考えが根付いてゆく。

 勝海舟が西郷を評した。

 「天下の識見、議論では西郷に負けないが、天下の大事を決する人物は西郷である。」


 長州征伐では、西郷は、長州征伐に参加しないよう西郷は雄藩に説得して回る。「薩摩に西郷あり」と全国に名を残すことになった。


 その後西郷は、薩摩藩の家老職につぐ御側役になり、一代限りの家老職に出世する。

 西郷は鳥羽伏見の戦いを慶喜に仕掛けさせ、東征軍総督下参謀に抜擢され、江戸城無血開城を導く。

 その後新政府の参与、最初の陸軍大将・近衛都督、筆頭参議となるが、征韓論にやぶれ下野する。西郷が鹿児島で始めた私学校の生徒や、不平士族に担ぎ出されて明治10年城山で自害した。



 人間にはいろんな能力の持ち主がいる。西郷は、私利私欲がなく、「生まれつきの大将の器」だったのだろう。人徳があり、会った人に信頼を得て、西郷の言うことなら、と西郷好きにさせてしまう。西郷のために働こうという気にさせる人物だった、ようだ。

 
 坂本龍馬の西郷隆盛評価は、

  「 なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少し叩けば少し響く。大きく叩けば大きく響く。もし、馬鹿なら大きな馬鹿で、利口なら大きな利口だろう」。


 板垣退助は西郷を評した。

 「 維新の三傑と言って、西郷、木戸、大久保と三人ならべて言うが、なかなかどうしてそんなものではない。西郷と木戸、大久保の間にはゼロがいくつあるかわからぬ。西郷は木戸や大久保と算盤のケタが全く違う」。

 西郷はケタ違いの大物だったのだろう。


 古い制度を壊し、新しい組織をつくる時期には必要不可欠の人物だった。ところが、新しい組織をつくり、こまかなルールを作る時期には、もはや西郷の能力は不要であり、むしろ弊害も出てきたのだろう。竹馬の友の大久保利通を時代は必要としてきた。



 歴史小説といえば司馬遼太郎。「龍馬がゆく」文庫本で8冊もあった。たくさんの史実に触れ、その記述には人間の心理が描かていた。司馬遼太郎に比べると、本書はストーリーは荒いし、人間の心理描写も劣る。その上、鹿児島弁、奄美大島の方言で書かれているので意外と読みづらい本であった。ドラマではかなり脚本され、面白く描かれるのではないだろうか。


 今年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』は早い時期から見るのをやめた。舞台がマイナーで歴史的意味が低いので興味がなくなった。来年は楽しみな大河ドラマになるだろう。





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たけちゃん
リタイア後、地域での自治会活動、超高層マンション建設反対運動・裁判、管理組合活動、まちづくりなどのボランティアを楽しむ。趣味は読書、映画鑑賞、釣り。
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