第二の人生を謳歌しよう!

仲間との「住みよいまちづくり」奮闘記。感想記。

バルミューダー トースター

 先日のテレビ『カンブリア宮殿』で、バルミューダーのトースターが紹介された。食パンがおいしく焼けるというので、早速アマゾンで注文した。人気殺到で数か月待ちかと思いきや、1日半で届いた。


 早速、使ってみる。


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 5ccの水を入れる。これがスチームとなってパンを水々しくする。これが美味しいパンとなる秘密兵器。


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 3分でこんがり焼ける。焼け具合も今までのトースターよりも味がある。


 食べる。


 うま〜い。


 外はカリカリ、中はものすごく柔らかい。この食パンは買って5日も経っているが、フワフワに柔らかい。出来立てのように柔らかい。

 甘い。

 何もつけてないのに、甘くて美味しい。

 バターも、はちみつも、ジャムも要らない。


 これは、期待以上の商品だ。朝の食事が楽しみになる。







中国は、世界秩序を乱す搾取国家

 ティラーソン国務長官が、中国、インド、日本について語った。国際関係アナリストの北野幸伯氏が伝えている。



●中国観
  
  「中国は、世界秩序を乱し、近隣国の主権を侵害し、他国に対して無責任で搾取的な経済政策を推進している。

  中国の挑戦にアメリカが委縮することはない。非民主社会である中国とは、アメリカは、主要民主国家と同じような関係を持つことは決してない。」

  以上のようにティラーソン国務長官は、中国を厳しく批判している。



●インド観

  「米西海岸からインドにかけての秩序を米国と同盟国で守る。この「インド太平洋」戦略構想を支える主要国はインドと日本である。インドは極めて重大かつ重要な民主国家である。」



●日本観

  「日本は、アメリカが強固な安全保障関係を築いているもう一つの非常に重要かつ強力な民主国家である。」



 ティラーソン国務長官は「インド太平洋」をアメリカ、日本、インドで守るとしている。中国とは同盟を結べないと断言している。


 
 国際関係アナリストの北野氏は、「日本は将来、アメリカとの同盟を維持し、軍事的な自立も果たし、インドとも同盟を結ぶ」が持論である。ティラーソン国務長官と同じ考えである。


 このティラーソン国務長官、トランプとは現在不仲で、解任は近いとされている。日本にとって重要な人を失うことになる。





希望の党の空中分解

 総選挙の結果は、「自民揺るがず、希望完敗、立憲躍進」とどの新聞は報じている。小池旋風は吹かずどころか小池逆風になった。


 大前研一氏は希望の党の敗因を、「上から目線」、「自己主張が強い」、「プライドが高い」、「一貫した主張や姿勢がない」「経済政策がお粗末」とし、小池氏自身の言動から生じたものである、と断じている。



 民進党出身の希望の党議員は、選挙で苦戦しており、無事当選の暁には民進党復活を望んでいるとか。まさに、選挙のために希望の党に合流した信念のない候補者が多い。


 大前研一氏も、「選挙が終われば希望の党は空中分解するのは間違いない」と断定している。小池氏もここまでか。オリンピックまで、3年ものデッドラック状態の東京都政になる。もっとも、誰が都知事になっても成果は期待できないが。



プレバト 24

 私の好きなTBSの番組、『プレバト 俳句』。


 今晩のお題は「綱引き」だった。



●波乃久美子 

 (原句)  「 走り終えサンダル探す運動会 」

 (指導) 俳句の妙味、「サンダル探す」にオリジナリテイあり。すばらしい。手直しなし。

 (評価)  才能あり2位。

 (私の感想) 発想が光っている。



●キスマイ宮田

 (原句)  「 力む手と火薬の匂いの運動会 」

 (指導)  発想がベタ。説明になっている。中七が8字。臨場感がない。

 (添削句) 「 力む手に火薬の匂う運動会 」

 (評価)  凡人3位

 

●武井 壮

 (原句)  「 子らの引く綱の雄々しく匂ひけり 」

 (指導)  技術が凄い、運動会の映像が浮かぶ、匂いも伝わる。お見事。「綱引き」が季語。

 (評価)  才能あり1位

 (感想)  俳句らしい。「雄々しく」は私には浮かばない。



●東国原英夫

 (原句)  「 運動会テントの中の車椅子 」

 (指導)  描写が雑

 (添削句) 「 運動会テントに小さき車椅子 」  とか

       「 運動会放送席に車椅子 」

 (評価)  名人4段は現状維持

 (感想)  東国原氏の句は、ドキッとするものが多い。
       「 鎌で切る鶏の首盆支度 」
       「 紅葉燃ゆ石見銀山処刑場 」
       今回は氏の特徴がでなかったか。
       「テントの中の車椅子」は私は、祖父母が見ている、と見た。視点が競技から周囲にうつる点が学べる。


 今回学んだことは、ベタでないオリジナリテイな発想。私の最大の弱点。学ぶのがむつかしい。


  このところの寒さで家の周りの枯れ葉が進み、落ち葉になってきた。


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  落ち葉を詠む。

 「 枯れ葉散る妻終活に急かれおり 」




戦争がイヤなら憲法を変えなさい

 古森義久著、『戦争がイヤなら憲法を変えなさい』。著者は、産経新聞ワシントン駐在客員特派員、駒澤大学特別教授。



 中国の長期視野に基づく長期戦略とその実行力は世界でも群を抜いている。今行われている共産党大会で、習近平国家主席は、「今世紀の半ばに世界一の国家になる」とビジョンを明示し、「大衆創新」をスローガンに掲げた。ただ言うだけの日本と違い、中国は着実に実行する力がある。


 外交では、「日米分断戦略」が掲げられ10年も前から着実に実行されてきている。

 「日本は悪者」、「日本は悪魔」を世界中にプロパガンダし、日本を孤立化させ、日米を分断させ、日本から米軍を引き上げさせる作戦だ。

 そのために、捏造した「南京問題、慰安婦問題」をプロパガンダし、「日本は軍国主義化してきている。右傾化している」ことを世界中に、多額の金を使い、プロパガンダしてきている。


 リベラルのオバマは中国のこの作戦にまんまとひっかかり、親中反日に動いた。2015年AIIB事件でやっと中国に騙されたことに気付き、親日に舵を戻した。日本も民主党政権下では、好き放題にあしらわれた。にもかかわらず、鳩山由紀夫、小沢一郎は中国にすり寄った。第二次安倍政権発足時、安倍首相の靖国参拝にイチャモンを付けられ、欧米を巻き込んだ日本の孤立化が図られた。


 2010年、尖閣沖での中国漁船衝突事件以来、尖閣諸島周辺には今も毎日、中国の大量の海警と漁船民兵が押し寄せている。常態化してしまって日本のメディアには今や報道されないでいるし、中国は既得権を世界に主張してきている。中国の狙いは明確だ。いずれ、尖閣諸島を奪い、沖縄を奪い、琉球諸島を奪い、将来は日本を中国の属国にすることであり、国家戦略として明文化している。



  これだけ、中国の脅威にさらされながら、護憲派議員は「日本には憲法9条があるから中国は攻めてこない」と幼稚園児のようなことを今もって言っている。不思議なことに、安倍内閣も改憲を口に出さないでいる。総選挙中なので9条の改正を口に出すと票が逃げると自民党は思っている。リベラル派は、「憲法を改正しない」ことを公約にし、票を得ようとしている。


 憲法改正は、つい最近までアメリカが反対している、と言われていた。


 アメリカが作った憲法を改正することは、アメリカに反抗することを意味する、と解釈され、憲法改正はアメリカから睨まれると日本政府では考えられていた。


 今の憲法はGHQが短期間で作ったものだが、狙いは「日本は怖い。二度と軍事国家にさせないために永久に非武装にさせる」とマッカーサーから強い指示があった。その指示に従い憲法9条を作成したと、当時憲法作成に参加したアメリカ人は著者の質問に答えている。

 憲法9条は「日本に軍隊をつくらせない」ためのアメリカの指示でつくられた。ところが、この9条があるために日本はアメリカを助けることができない。日米同盟は「アメリカは日本を助けるが日本はアメリカを助けない」片務条約になっている。


 最近、この片務条約がフェアではないと、アメリカの国会で話されるようになってきた。トランプも片務条約を選挙演説に出し、大統領に選ばれた。アメリカが作った憲法がおかしいと、アメリカが気づき、言い出した。アメリカの考えが変わってきたのである。


 今、アメリカは「9条を変えろ」、「軍事費をGDPの2%以上にせよ」という考えに変わってきている、と著者は言う。


 憲法改正をやりやい環境になってきた。問題は大手メディアである。今日の朝日新聞は、「憲法9条改正の賛成37%、反対40%」との世論調査を報じている。面白いのは、70才以上は反対が多いが、20歳代は賛成が多い。日本の若者にはまだ朝日の洗脳が行われていないからだろう。


 「戦争をしないために憲法9条を変えなければならない」ことを知識人はもっとメディアで国民に伝えなければならない。でないと、本当に気が付けば「日本は中国の属国」になっていることが起こりうる。まさに「カエルの楽園」になってしまう恐れがある。

 日本政府は百田尚樹氏の『カエルの楽園』を推奨すべきである。アニメのしてテレビでも放映してほしいものだ。



日本のビジョン

 中国では5年に1度の共産党大会が開幕された。2期目を迎える習近平国家主席は3時間20分にもわたる演説をぶち、中国100年ならぬ、50年の計を述べた。「今世紀半ばには社会主義強国、世界のトップベルの国家になる」と堂々と歌い上げた。世界のトップレベルと言っているが本音は世界一の国家の意味だろう。そのために「大衆創新・万衆創新」をスローガンに掲げた。「創新」とはイノベーションのことだ。うまく産業構造の転換を図ろうとしている。


 NHKスペシャルでは、最新の中国のことを報道している。一帯一路、若者の企業・イノベーションがととり上げられた。中国人のバイタリティに驚かされる。


 中国の凄いところ、それは政府は長期ビジョンを掲げること、それに向かって一直線に進む実行力があること。国民は生命力、バイタリティがあること。これらは日本にはない強みだ。



 翻って日本。総選挙中だが、各党の公約に国家ビジョン、長期戦略は見られない。当面の問題ばかりだ。日本人の弱いところだ。日本人は積み上げ方式を得意とし、欧米人、中国人は長期目標を先に定めそれから当面の問題解決に取り組むことを得意とする。平和で安定期には日本式の発想でよいが、経済、社会の転換期には、欧米式の発想が必要とされる。


 総選挙は安倍政権の圧勝となりそうだ。長期となる安倍政権で、今こそ、「日本の100年の計」を打ち立て、国民への光としてほしいものだ。


 

小池の敗因

 小池希望の党の支持率がよくない。選挙の中間段階での支持率は、自民32.8%、立憲民主党7.3%、希望の党5.2%と低迷。希望の党は、選挙前は15%の支持率があったのに3分の1の5.2%に落ちている。立憲民主党よりも支持率が低い。選挙結果予想は、左寄りと言われている毎日新聞では、

    
      選挙前議席    予想議席

自民党    284議席    281〜303議席
公明党      35        30〜33
希望の党      57       42〜54
立憲民主党    21        45〜49
共産党      21        11〜18
日本維新の会   14        10〜13
社民党     2        1
無所属      44        18〜23

と、自民の圧勝、希望の党の完敗と出している。

 
 東京都知事に当選した直後の都民の小池支持は75%あったが、現在は37%へと半減している。小池氏地元の東京小選挙区での希望の党の全滅さえ、ささやかれている。


 なぜ、小池人気は急落したのか。金融アナリストの吉田繁治氏は早々にその原因を分析している。


‥毀吋侫 璽好箸硫颪ら、側近議員が2名離党し、小池氏の独裁を批判した。この記者会見の影響は大きい。

安保法制に反対していた民進党左派を「さらさらない」と排除した。この時の小池氏の「したり顔」が無党派層の反発を招いた。この反発が立憲民主党への同情票となった。

A挙後に、反安倍政権の石破氏を首班指名することが明らかになり、反自民党層から「自民の補完勢力」とみられ、票が逃げた。



 勝負師小池氏も今回は、ごう慢になりすぎた。小池氏の言動が全て逆回転し、有権者の支持を失うことになった。「策士、策に溺れる」結果が予測されている。


 さて、勝負師小池氏、敗北間違いない選挙後、どう立て直すのか、希望が失望になってしまうのか。小池劇場の次の舞台が見ものである。


 

一帯一路 2

 土曜日放送のNHKスペシャル『一帯一路』をビデオでみた。『一帯一路』はNHKで一度見たことがあるので、これは2弾目だろうか。


 大陸横断鉄道がすでにポーランド経由でドイツのデュースブルグ(オランダの近く)まで敷設され、稼働していることに驚いた。海路にくらべスピードアップ、空路にくらべ大量嘘輸送でコストダウン。欧州と中国間の物流革命が起こっている。


■ドイツ

 中国の企業が進出し、ドイツ製品を爆買いしている。ドイツの粉ミルクは中国の富裕層に爆買いされており、ドイツ国内で品薄状態になっている。中国企業は、次は自動車のオイルの爆買いを始めた。

 中国は消費財だけでなく、金にまかせてドイツの企業を買収し、貴重な技術を手に入れている。EU諸国も、やっと中国に不信感を抱き、脅威感が生まれだしている。しかし、気が付いた時はもう遅し、それ以上に中国のスピードとバイタリティは卓抜している。



■ポーランド

 ポーランドに超大規模な倉庫を設け、中国製品で一杯になっている。あたかも中国製品の築地市場(中央卸売市場)みたいなものを作っている。ポーランドだけでなく、周辺の東欧諸国から中国製品を買い付けにきている。中国製品は、大陸横断鉄道で毎日、大量に運ばれてくる。東欧諸国で売れている。


■カザフスタン

 中国は大量の投資と労働力を供給し、カザフスタンの開発に手を貸している。中国の狙いは、石油と食糧。中国はこの二大資源を確保した。

 中国政府が作りだしたインフラを利用して、多くの失業中の中国人が一攫千金を目指して流れ込んでいる。かっての、アメリカの金を狙っての西部開拓に似ている。

 中国人のバイタリティ、フロンティア精神、スピードは、いまや世界一だろう。どの国の民族もかなわない。


 いやはや、中国政府の一帯一路は「今日の帝国主義」だ。銃をもたない帝国主義でジワジワと責められ、気がつけば中国から離れられない、中国の隷属国家に追い込まれる。


 中国政府の動きに連動して、中国の民間企業、個人が起業し儲けていく。かつての「政商」と同じだ。これらの企業がやがて世界なガリバー企業となり、世界市場を制覇するのだろう。


 仮に中国共産党は崩壊しても、中国という国は世界覇権国家になるのではないだろうか。中国人のバイタリティ、フロンティア精神は半端ではない。一帯一路を勧めた習近平はこの意味で世界に名を残すのだろう。





  

革命のファンファーレ

    西野亮廣著『革命のファンファーレ』。


 西野亮廣氏は、漫才師キンギコングの西野。たまにテレビで見ることがある。その西野氏がテレビのミヤネヤにゲスト出演して、彼の作った絵本『えんとつ町のプペル』が32万部のも超ベストセラーなっていることを知った。絵本は5000部も売れればベストセラーなのだが、32万部、しかも短期間に売れている。


 その西野氏はビジネス書も出しており、今回『革命のファンファーレ』を発売。既に7万部印刷している。漫才師の他に、個展を開いている画家、絵本作家、ネット社会を活用するプロデューサーなど多才の人であることを知った。


 アマゾンで『革命のファンファーレ』を取り寄せた。自身の成功体験を記したビジネス書である。おそらく1日くらいで口述したものだろう。3時間で読めるが、内容は驚かされる。


 彼の凄いところに感銘を受けた。


‐鐚嘘阿里海箸鬚靴拭

 絵本は一人で、せいぜい、文書を書く人と絵を書く二人で作られるものであるが、この絵本は数十人のスタッフで4年半もかけて作られた。資金はクラウドファンディングで調達した。

 しかも、中身をネットで無料公開している。現在もネットで見える。ネットで見てしまえば絵本は買われないとの大反対を仕切って無料公開。常識は崩れ、絵本は超ベストセラーとなっている。


 これには彼の十分に練られた仕掛けがあった。


 この本の章立てもこのような仕掛けがある。尤もこれは、堀江貴文氏のパクリとか。

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 ちなみに絵本『えんとつ町のプペル』のイメージは、

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▲ラウドファンディングをうまく使っている。

  絵本作りの資金をクラウドファンディングで募ったのだが、5,000円で著者のサイン入り本を提供する方式をとった。資金調達とともに本の予約となった。しかも支援者が友達にPRしてくれた。支援者が購買者になり営業マンになる、いわばパートナーにした。

 西野氏の企画、講演、個展などの営業権をクラウドファンディングで販売した。また、講演会や古典では、彼の本や絵本を販売した。「おもやげ」として飛ぶように売れた。


いかに口コミにのせるか

  インスタグラム、ツイッター、フェースブックで拡散してくれるように仕組んだ。


ぅ▲ぅ妊アマン + プロデューサー

  古本のネットショッピング「しるし書店」とか、「おとぎ書店」などのニッチなマーケティッグも展開している。感情性があり、アイディアマンであり、その上プロデューサーである。



 凄い人が現れた。


 高齢者にもメッセージを発している。

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 高齢者も元気がもらえる。



NHK俳句入門講座 4

 NHK俳句入門講座4回目の添削結果が返ってきた。


 自信作だったが、コテンパンにやられた。


1.出会う子児のあいさつ受けし朝さやか

 (背景)  今までの学校では、不審者が多いので、見知らぬ大人から声をかけられても相手にするな、挨拶するな、と教えてきている。ところが最近、近所の小学校の校長が変わり、挨拶をするよう児童に指導している。突然、児童から挨拶され驚いた。やはり、挨拶はいい。すがすがしい一日となった。

 (指導)  一読して分かりにくい。

 (添削後) 「 登校の朝のあいさつさわやかに 」

 (感想)  それは、私の言いたいことではない。



2.刻々とアート繰り出す秋の雲

 (背景)  秋の雲は美しい。しかも、刻々と姿を変えてゆく。秋の雲はいやされる。

 (指導)  一読して情景が伝わってきます。「刻々と」はいいですね。直観を素直に詠むことが読み手には伝わります。

 (添削後) 「 刻々と姿変えゆく秋の雲 」

 (感想)  「アート」とひねってみたのだが・・・。



3.秋の夕ままごとごとき炊飯器

 (背景)  老夫婦二人には五合炊きの炊飯器は大きすぎる。二合炊き用の炊飯器を買ったのだが、まるでままごとのおもちゃのようだった。

 (指導)  中七を変えてみましょう。調べがよくなると思います。

 (添削後) 「 秋の夕ままごとめける炊飯器 」

 (感想)  炊飯器を「二合炊飯器」としたほうが伝わりやすいかも。
       「 秋の夕二合炊飯ままごとや 」


 総評は、「着眼点はいいですが、一読して読み手に情景が浮かんでくるように詠んでください。一句から情景がみえてきて共感できるのが良い句ではないでしょうか」。


 発想と読み手に伝わる表現力、この両面がむつかしい。


 伊藤園の新俳句大賞に13歳が詠んだ句が選ばれた。

 「 一夜漬けうまくいくのは野菜だけ 」


うまい。シンプルで分かりやすい。



プレバト 23

 3週間ぶりのテレビ番組『プレバト』。

 今回は名人、特待生だけの8人による「金秋戦」。お題は「紅葉」。さすがに、レベルは高い。


●中田喜子 (特待生4級)

 (原句)  「 東天の池の底まで紅葉降る 」

 (指導)  綺麗な句だが、遠近感の工夫を

 (添削句) 「 東天の水の底まで降る紅葉 」

 (感想)  確かに池より水の方が広がりがある。

 (評価)  4位



●ノンスタイル石田 (特待生3級)

 (原句)  「 空をひっかく葉先から枯るる 」

 (指導) 七五三の破調、自由句。この場合、自分でバランスをとろことが重要

 (添削句) 文語対にする場合は 「空ひっかく葉先から枯る 」

 (感想) 石田氏は、俳句女子高生からの人気はNO1とか。この句は破調で難しい。葉先から枯れるとは、よく観察している

 (評価) 3位



●キスマイ横尾  (名人2段)

 (原句)  「 千年の樹海の風と枯葉の香 」

 (指導)  よく考えている。添削の必要なし。

 (感想)  紅葉の写真から、「千年」、「樹海」、「風」、「枯れ葉」、「香」と連想が凄い

 (評価)  2位



●東国原英夫 (名人5段)

 (原句) 「 紅葉燃ゆ石見銀山処刑場 」

 (指導) 処刑場という負の遺産を句に残した。おみごと。よく勉強している。直しはなし

 (感想) 暗さ、怖さの表現は、東国原氏の十八番。うまい

 (評価) 1位(優勝)



●FUJIWARA藤原 (名人6段)

 (原句)  「 ぬうぬうと秋かき混ぜる観覧車 」

 (指導)  「秋かぜ混ぜる」の表現はベタ。観覧車がもっとゆっくり回っている表現にしたい

 (添削句) 「 ぬうぬうと秋を混ぜゆく観覧車 」

 (感想)  今回は子供目線のフジモンワールドが見えなかった

 (評価)  8人中7位



 今回もオリジナリティ、発想の重要性、語順を学んだ。


 レベルの高い戦いとなった。東国原氏の春に続いての二冠となった。




小池旋風、吹かず

 総選挙が公示され、22日に向けて選挙活動が行われている。公示日に出馬するのではないかと予想されていた小池希望の党党首の出馬はなかった。今回は小池氏への非難が多く、出馬しても、「勝算なし」と鋭い勘で読んだのだろう。


 小池党首は、「日本をリセットしなければならない」と主張した。国際関係アナリストの北野幸伯氏は、「今の日本をなぜリセットする必要があるのか」と批判する。


 まず、外交関係は、現在最高の状態を作り出している。民主党政権で日本の外交はガタガタになり、世界で孤立した。安倍首相はひとつづつ、壊れた外交を修復してきた。日米関係はかってないほど強固な関係となり、プーチンともいい関係を結んでいる。インド、オーストラリア、東南アジア諸国と中国包囲網をつくり、中国の脅威に備えている。


 経済はどうか。アベノミクスで、景気回復基調にある。失業率は2.8%まで低下し、有効求人倍率はバブル期を上回っている。雇用情勢は着実に改善されてきている。

  雇用増 → 非正規社員減、正規社員増 → 給与増

と、ステップが踏まれる。経済学者高橋洋一氏もこのシナリオを認めている。

 いよいよ、

  給与増 → 消費増 → 物価増 → 給与増

と、成長サイクルに入り、デフレ解消が見込まれる。


 かかる中で、なぜ日本はリセットしなければならないのか、と北野氏は疑問を呈する。小池党首に答えてもらいたいテーマである。

 
 2020年の東京オリンピック後、不景気になることが確実化されている。かかる中で、2019年10月に消費税を10%に上げるかどうか、の問題が問われる。安倍首相の成果を評価する北野氏も、安倍首相の消費税増には反対している。すべての野党は消費税増を反対している。野党が議席数を増やし、与党が消費税増ができないようになることを北野氏は期待している。


 さて、その選挙状況を読売新聞が報じている。

  自民     240超  単独過半数を超える
  希望の党   60程度  伸び悩み
  立憲民主党  40超   意外に善戦している、判官贔屓か?


 自民の圧勝、希望の党の完敗、と予想されている。


 小池人気もでず、小池旋風も起こらない総選挙になっている。
 


耳順、従心

 論語「為政」に下記の有名な言葉がある。


 子曰、
 吾十有五而志乎学
 三十而立
 四十而不惑
 五十而知天命
 六十而耳順
 七十而従心所欲不踰矩


 <現代語訳>

 先生(孔子)はおっしゃいました。
 「私は、15歳の時に学問を志しました。
 30歳になった時に独り立ちし、
 40歳になった時には惑いがなくなった。
 50歳の時に自分の天命を理解し、
 60歳の時にようやく人の意見に素直に耳を傾けられるようになった。
 そして、70歳になって、自分の思うように行動しても人の道を外すことはなくなった。」


 
 40=不惑、50=天命はよく知られている。

 60=耳順(じじゅん)は、「どんな話が聞こえても動揺したり、腹が立つことはなくなる」意味とか。私は歳とともに、反対意見に異論を唱え、腹がたつことが多くなってきている。医学的には、脳のコントロール力が劣ってきており、キレやすくなる、と説明されている。

 70=従心は、「自分の行うすべての行動は、道徳の規範から外れることはなくなった」の意味。私は、道徳に反することは行っていないと思うが、「耳順」はできていない。


 相手の意見をよく聞き理解に努めるが、一方では孔子は、「和して同ぜず」という。

 誰とでも調和するものだが、道理や信念をまげてまで人に合わせてはならない。仲のよい友達でも間違いは間違いとはっきり言えることが大事である、の意味であるが、これが実に難しい。




戦争がイヤなら憲法を変えよう

 中国が尖閣諸島奪取のために軍拡を急速に進めている、という調査報告書を、2016年春、ワシントンの民間軍事問題研究機関「国際評価戦略センター」が公表している。中国は、ヘリコプター発着基地の増設、日本の海上保安庁にあたる「海警」の新しい基地の建設を始めている。新鋭重量級ヘリの開発に着手し、高速大型ホーバークラフトを配備し、航空母艦の東シナ海での配置を決めている。


 この報告書は、中国は尖閣諸島だけでなく、沖縄を含む琉球諸島全体の奪取をもくらんでいると報じている。これが成功すると米軍は日本からグアムに駆逐され、西太平洋は「中国の海」になり、日本はそこに浮かぶ孤島になる、と。日本を中華帝国の隷属国家にすることが中国共産党の目標である。


 中国は、1974年から時間をかけて、米軍が退去するやいなやベトナムやフィリピンを攻め、南シナ海を今日のように「中国の海上基地」にしてしまった。


 中国は米軍が日本から撤退させるプログラムを着々と実行している。中国の工作員を沖縄に派遣して、沖縄住民の米軍基地に対する不満や怒りを扇動させている。粘り強く、繰り返し、米軍基地反対の集会やデモを仕掛けている。さらに沖縄の独立運動を支援している。翁長沖縄県知事はその筆頭になって踊っている。


 韓国の従軍慰安婦問題もバックには、中国共産党がおり、国際的なプロパガンダや資金支援を行っている。中国の狙いは、日韓米の三国の連携にくさびをいれることにある。


 この中国の手足となっているのが日本共産党と朝日新聞。彼らは日本が中国の隷属国家になることに手を貸している。



 総選挙が始まる。憲法改正が選挙の争点の一つになっている。日本では護憲派がリベラルと呼ばれる。メディアは彼らに是非質問してほしい。「戦争がいやだから憲法9条を変える」ことをどう思うかと。「憲法9条を守ることは戦争に巻き込まれてよい、と考えているのか」と。



 なぜ、自民党は言わないのだろうか。説明しないのだろうか。「戦争を防ぐために憲法9条を変える」と言うことを。



中秋の名月

 昨夜は中秋の名月(旧歴の8月15日)だった。中秋の名月は満月と思っていたが、満月は2日後の10月16日だという。月のサイクルが30日ではなく29.5日であることや、月の軌道が楕円であることで、実際の満月は15日ではなくたいていの場合、1日か2日ずれる、という。ということで、昨夜の中秋の名月は満月の2日前の月であるが、雲の少なく、きれいな月であった。


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 なぜ、毎月ある満月に中でも、なぜ「中秋の名月」は奈良時代から日本では月の鑑賞や詩歌に謳われてきたのだろうか。それは、「空気が澄んでいる秋の空は月を鑑賞するのに最もよい季節、また稲の収穫前後にあたり、満月は豊穣の象徴としてとらえられていた、からだと言われている。


 「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」(詠み人知らず)

 名月を詠んだ句は多い。

 「 名月や闇よりはひ出す虫の声 」 (正岡子規)


 昨夜は夜の会議があった。集会場に行く途中、天の名月を見ていると、道路の横の鍋田川から虫の声がにぎやかだった。子規の句の風景であった。


 写真はベランダからの中秋の名月。

 「 気がつけば名月愛でる歳になり 」

 昔は名月に関心もなかったが、名月を愛でる歳にいつかなってしまったなぁ。



小池党首の狙い

 野党の選挙体制が整う前に、打って出た安倍首相の解散は、計算はずれの結果になってきている。希望の党が旗揚げし、追い込まれた民進党は希望の党への合流と立憲民主党に分かれ、事実上解党されてしまった。藪から蛇を出す結果になり、自民党に挑んできている。


 今回の総選挙は与党、希望・維新連合、リベラル(護憲派)の三極に分かれ、有権者からみればわかりやすい選挙になっている。毎日、刻々と小池劇場の題目が変わる中で、現時点のマスコミの話題は、「小池代表は選挙に出馬するかどうか」となってきた。小池氏本人は「100%出ない」と断言しているが、マスコミのコメンテイターには、「10日の告示日に出場し、小池旋風を再び巻き起こす可能性がある」とみる人が多い。



 客観的な見方は、「希望の党の議席獲得数は150人前後、第1党にはなれない。単独では政権はとれない」。

 この見方が現時点では妥当な見方だろう。問題は自民党が過半数を割った場合。この場合、自民党内で安倍降しが始まる。自民党総裁選挙に石破茂氏、野田聖子氏のどちらかが出るだろう。この二人のどちらも総裁になれなかった場合、石破、野田氏が自民を割って出て、希望の党、維新、公明と連立政権を樹立する、という噂が永田町では出ている。


 この連立話がまとまったので、今回小池氏は出場しない、という見方だ。最もらしく聞こえる。小池氏はここまでシナリオを作っているのだろうか。



 今回は都議選のように小池旋風は起こらない、否、小池氏に逆風が吹いている、という見方もある。逆風は彼女の言動から生まれたものだ。

 一つは、小池氏は今まではいじめられる側にあり、有権者から同情を得てきたが、今回はいじめる側に立ち、有権者から反感を呼んでいる。

 民進党議員の受け入れに関して、「全員を受け入れることはさらさらありません」、「排除します」と強い口調で答え、そのとおり排除した。結果、立憲民主党を生まれることになり、同情され、小池氏が悪者とみなされている。政策の異なる人を入れるとかっての民主党のように決められない政党になるので、この排除の意味は理解できるが、言い方がきつ過ぎた。前原代表をだますことにもなった。「金を持ってこい」という誓約書も有権者にはマイナスの評価になっている。


 二つは、都民ファーストの会のチャーターメンバーである音喜多都議、上田都議が、このタイミングで離党した。「ワンマン小池」への反感がその理由だった。

 希望の党発進の記者会見では、小池代表は、「リセット」という激しい言葉を使って、「今後は私が代表になります」と宣言した。下準備をしてきた若狭、細野議員への労いの言葉は何もなかった。テレビを見ていた視聴者は小池氏の本心を知り、後ずさりする思いにかられた。小池氏を「女ヒトラー」と評する人もいるが、ワンマン小池、部下を信頼しないリーダーと有権者が評価しだした。


 三つは、小池氏は都知事としていまだ何の成果も出していないことである。小池氏は勝負師ではあるが、政治家としての能力はまだ有権者は知らない。



 かくて、小池氏は出馬しない、希望の党は第2党で終わる、というのが現時点の客観的な見方であるが、そこは、勝負師小池氏、最後にどういう「どんでん返し」を打ってくるか、公示日の10日が楽しみである。小池劇場は人気が落ちてきたとはいえ、まだ、カーテンはおりていない。




リベラル

 民進党が3つに解体された。希望の党に入るグループ、立憲民主党のグループ、そして無所属で立候補するグループの3つである。もともと、民進党は右から左まで幅広い議員を抱え、政策がまとまらない欠点を内在させてきた。3つに分かれて、有権者からみれば分かりやすくなってきた。


 小池・前原会談では、「民進党全議員が希望の党と合流する」と前原氏は解釈し、民進党で説明し、全員一致で前原氏を支持した。ところが小池氏は「民進党全員を受け入れることはさらさらない」と強く言い放った。左翼系の民進党議員は排除された。受け皿のない左翼系民進党議員の受け皿として枝野氏が立憲民主党を立ち上げた。交渉力のなかった前原氏に裏切られたと思う民進党議員は少なくない。しかし、民進党の将来はない。いずれ消滅の運命にあった。前もって救ったという意味では前原代表の業績は大きい。 


 マスコミは、立憲民主党を「リベラル」と表現する。リベラルとは、本来は自由主義という意味であるが、どうも今日、マスコミが使うリベラルは自由主義という意味では使われていない。あるコメンテイターが「リベラルとは護憲派の意味」と説明したが、わかりやすい。


  改憲派=保守    自民党、公明党、維新の会、希望の党、こころ


  護憲派=リベラル   共産党、社民党、立憲民主党


と、分けると、今回の選挙の意味が分かりやすい。


 さらに、次の三極ならなる選挙という見方もできる。


  ライトウイング=保守  自民党、こころ

  センター=中道    公明党、維新の会、希望の党

  レフトウイング=左翼  共産党、社民党、立憲民主党


有権者としては、わかりやすい政党分布となってきた。


 問題は、小池希望の党がどれだけ議席数を確保するかであるが、二極の戦いが三極の戦いに分かれて、小池希望の党への脚光が当たらなくなってきた。与党の自民に有利に働くとみられている。


 勝負勘の鋭い小池氏は早くも、この世論の動きをキャッチして、出馬断念を読売新聞とのインタビューに答えた。これで、希望の党の勢いもストップした。希望の党の議席数はせいぜい150前後だろうか。自民党の過半数確保は実現するだろう。改憲派が3分の2以上を占めることは確実となった。


 無所属で出る、前原氏、野田氏、岡田氏の政治家としての今後はどうなるのだろう。参議院議員の蓮舫氏はどうなるのだろう。日本の政治にとってどうということはないが、これらの政治家の行末が気になるものである。




テレビ東京、テレビ大阪

 テレビ番組が劣化した中で、テレビ大阪(7チャンネル)を見ることが多い。大阪ではテレビ大阪だが、関東ではテレビ東京(12チャンネル)なのだろう。


 「カンブリア宮殿」、「ガイアの夜明け」は必ずみている。他に、「未来世紀ジパング」、「YOUは何しに日本へ」、「ニッポンへ行きたい人応援団」、「世界ナゼそこに?日本人」、「和風総本家」など日本の伝統、文化を題材にしている番組が多い。


 最近見たドラマは感動した。


 「テミスの剣」、「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」。いずれも正義、不正をテーマにした社会派ドラマ。シナリオがしっかりしていて、展開のスピードがあり視聴者を飽きさせない。最後は鮮やかなどんでん返しがある。


 シナリオがしっかりした上に、キャストが豪華で演技力がある。


 「テミスの剣」は、上川降也、船越英一郎、高橋克実、伊東四朗、余貴美子、前田敦子など。


 「巨悪は眠らせない」は、玉木宏、仲代達代、田村亮、田中健、東幹久、西村雅彦、奥田瑛二、羽田美智子、相武紗季、草笛光子など。



 シナリオがしっかりしていていい俳優をキャスティングすればいいドラマができる見本となっている。


 テレビ番組が劣化した中で、テレビ大阪はいい番組を提供している。




NHKスペシャル 人体

 中学校の恩師の御子息が出ると、同級生から連絡があり、NHKスペシャル『人体』を楽しみにしていた。


 タモリと山中伸弥教授の司会で進行する、医療の最先端の紹介番組。


 従来の医学は、人体は脳が指令を出すとされていたが、最近では「各臓器がメッセージを発し、臓器間で会話されている」ところまでわかってきた、という。「人体は血管を通信網とした巨大なネットワークである」とみなされるようになっている。


 例えば「心臓が疲れた」とメッセージを発するとそれを腎臓が受信し、排尿を促し、体内の水分を減らし血圧を下げ、心臓の負担を軽減させるという。


 凄いことが分かってきたものだ。しかし、なぜ、そのことが分かってきたのか、それがなぜ証明できるのか。科学者の忍耐強さに感心させられる。


 これも高度な顕微鏡、コンピュター解析技術、映像技術などの科学技術が発明・開発されてきたからだろう。人体の中を映像で探索できるようになってきた。



 1回目は、「腎臓」。腎臓は寿命を決める大事な臓器である、とその理由を解説してくれる。各臓器のメッセージは血液を通じて伝達される。その大事な血液の成分を正常値内にコトンロールし、司令塔を出しているのが腎臓。


 透析を受けている私は10年ほど前、体内のリンとカルシウムの数値が異常に高くなり、副甲状腺を手術したことがある。リンの量のメッセージは副甲状腺から腎臓に出ている、と解説された。4つある副甲状腺を3つ手術で取り除いたあと、この10年、リンもカルシウムも正常値に収まっている。


 あまり薬を飲み過ぎると腎臓に負担がかかり、多臓器不全に陥り、命を早めることが多いという。そういえば、最近、医師や薬剤師から薬の飲みすぎに注意されるようになってきた。


 リンが多いと老化が早まることは動物実験で証明されている。透析患者は健常者より10年は老けている、といわれるのはリンのためだった。理解できることの多い番組だった。



 医療の進歩は早い。今までわからなかったことがどんどん解明されている。恩師の御子息は生体ペプチドホルモンの発見者で世界的権威。ノーベル賞受賞候補に挙がっている。私の高校の6才後輩で、顔も恩師とよく似ていた。



 患者には病気を理解するのに役立つし、子供たちには医療に関心を持ってもらえるいい番組である。




2017運動会

 小4孫の運動会。午後からは少し雲の多い秋晴れ。暑くもなく、寒くもなく絶好の運動会日和になった。


 運動会と言えば騎馬戦。6年生の団体競技。昔ほどがむしゃらに向かうのではなく、後陣に控えさせて頭脳的な戦いをする。

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 5年生の団体演技、「ヨサコイソーラン」。リズムがよい。孫の来年はこれだ。

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 そして、孫の4年生の団体演技、「エイサー」。「エイヤー、イヤササ」掛声とタイコが運動場になり響く。感動を呼ぶ「エイサー」だった。

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 小1の「たまいれ」。1年生は小さい、かわいい。

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 昨年の運動会後、危険度が高い理由でピラミッドは大阪市内の小学校では禁止となった。

今年から、2段まで。小6の器械体操に変わる「チームロック」。

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 近頃の小6は大きくなってきた。閉会式で小1から小6までが学年別にグランドにならぶと、身長差に歴然とする。子供の身長の伸びをネットで調べてみた。下記の数字は平均身長。


          男子             女子
少学校1年生   116.5cm         115.5cm
             この間 36.1cm       この間 36.3cm
中学校1年生   152.6cm         151.8cm
             この間 15.7cm       この間  5.3cm 
高校1年生    168.3cm         157.1cm



 男子の身長は中学校の3年間でグン伸びると思っていたが、実は小学校6年間の伸びが中学3年間の伸びの2倍以上となっている。最近は食べ物の関係か、成長が早くなっているようだ。1年生から6年生までそろう小学校で身長差に驚きを覚えたのは当然だと納得した次第であった。


 この頃の運動会は60年も前の我々の時代の運動会とは様変わりしている。60年前の田舎の運動会は町ぐるみのイベントだった。この日ばかりはおいしいごちそうにありつけた。3等まで学用品の賞品がもらえた。地区対抗リレー、学級対抗リレーは運動会の花だった。

 違いが句に浮かんできた。

 「 このごろの一等賞なき運動会 」

 「 今時のピラミッドなき運動会 」

 「 このごろのリレーなきの運動会 」

  中七にはいろんな言葉が入れられる。

 「 動画主流の 」   今や静止画が珍しい。

 「 画面通しての 」  運動会はスマホやカメラの画面を通してみている。

 「 十二眼みつめる 」 両親と両親の両親の六人、12の目でみられている。

 そして、

 「 チーム勝ち孫とハイタッチ運動会 」

 「 ごぼう抜きヒーロー生まる運動会 」  狭い運動場でもごぼう抜きがいる。

 「 運動会敬老席で孫応援 」


 薄利多売ならず多作駄作。運動会は感動したのだが、いい句は出てこないなぁ。




         

日本を救う最強の経済論

 ここ半月ほど、『名句鑑賞』で俳句の本ばかりを読んできた。どうも頭が「俳句脳」になり、管理組合の業務をうまく書面にまとめられないことに直面していた。


 論理は「左脳」が働き、感性は「右脳」が働く、とよく言われる。通常の読書は左脳が働き、俳句の鑑賞は右脳が働く、という意味だろう。この半月、右脳を中心にしてきたので、左脳を使う、書面にまとめる作業がうまくいかないでいた。


 半月ぶりに左脳を使う読書をした。

 高橋洋一著『日本を救う最強の経済論』。著者は、小泉内閣、第一次安倍内閣のブレーン。霞が関改革に取り組み、「埋蔵金」を公表した人物。財務省からは「三度殺しても殺したりない人物」と嫌われている。


1.バブルの原因と日銀の間違った政策

  バブルの真因は税法の抜け穴を悪用した証券会社と不動産業にあった。証券会社は営業特金(損失補てん営業)や時価発行増資などで株価をつりあげた。不動産業は、簿価分離の税法の抜け穴を利用して土地ころがしをした。金融機関は株や土地を買う資金をジャンジャン貸した。

 バブルで株価と土地は高騰したが物価は上がっていなかった。ところが日銀はバブルは金融緩和で起こったと勘違いし、金融引き締めを行った。この間違った金融政策で日本経済は「失われた20年」となった。


 バブル当時の日銀総裁は三重野康氏で、次々と金融引き締め政策を打ち出した。マスコミは、三重野氏を「平成の鬼平」と呼び、バブル退治のヒーローと持ち上げた。2008年、次の白川方明日銀総裁も金融引き締め政策を維持した。



2.なぜ日銀は間違った金融引き締め策をとったのか

  財務省の子会社である日銀には、財務省コンプレックスを持っている、と元財務官僚の著者はいう。財務省は景気をよくするために金利を下げる(金融緩和)ことを任務とすることが多い。財務省に対抗する日銀は、金利をあげる(金融引き締め)ことで物価を下げることを日銀の存在価値とする風土ができた。現に、日銀内部では、「金利を上げる=勝ち」と表現し、「金利を下げる=敗ける」と表現している。

 官僚は絶対に間違えない、間違いを認めない、「官僚の誤謬性(ごびゅうせい)」と言われる風土がある。白川日銀総裁も先輩の間違いを指摘することは組織として認められなかったのだろう。


 2012年12月、民主党政権から政権を奪回した安倍首相はデフレ脱却のキーポントは金融緩和にあるとのリフレ経済学者の意見を取り入れアベノミクスを発表した。日銀総裁を白川氏から黒田東彦氏に交代させた。


 それにしても、今もって当時の日銀の金融政策を是とする経済学者が多数を占め、非とするリフレ派経済学者は日本では少数派であるという。経済学とは科学なりや、と考えさせられる。



3.日本の財政は健全そのもの

 財務省は日本の債務が1000兆円を超え、財政健全化を常にさけんでいる。2年後の消費税を10%への増税を安倍首相にも承認させ、今回の総選挙の争点にさせている。

 著者の持論であるが、日本の財政は健全そのもので、子会社である日銀を含めた連結ベースでみると、2017年3月末現在でネットの債務はわずか50兆円程度で、健全そのものと分析している。

 にもかかわらず財務省が増税を言うのは、増税が人事評価の対象になり、出世に影響するからである。

 政府資産のうち300兆円強は特殊法人への出資金や貸付金である。特殊法人を民営化すればすぐキャッシュが入り債務は黒字化する。なぜ財務官僚はこれをしないのか、自分たちの天下り先がなくなるからである。さらに、歳入庁を創設すれば社会保険料の滞納者も減るとされているが、これに財務官僚は大反対。国税庁の徴税権と天下り先を手放したくはないからだ。


 日本維新の党、希望の党に期待したいのはこの中央集権制度の改革だ。これをすれば日本の財政はよくなる。



4.日本の経済を強くするには

〆の金融緩和政策を続けてゆく

  著者は、経済面で政府の最も大事なことは雇用の確保だとする。

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 バブル崩壊後、歴代内閣で雇用が拡大したのは、橋本、小泉、安倍内閣の時である。この意味では安倍内閣の経済政策は成功している、と著者は言う。

 まずは雇用確保 → 賃金上昇 → 物価上昇 → GDP増 → 財政再建

が著者のストーリー。まもなく、賃金は上昇し、物価は上昇していく。それまで金融緩和を継続すべきと説く。


国家戦略特区は対日直接投資を呼び込む有力な手段

  日本への直接投資はGDP比数%。アメリカ、ドイツの20%、イギリスの50%に比べると劣っている。まだまだ、直接投資を呼びかけ、雇用を創出せよと説く。


6軌藕餾弔里垢垢

  教育の無償化を憲法改正の目玉にせよ、財源は教育国債でと提言する。


 著者の提言はこの3つであり、本の『日本を救う最強の経済論』には程遠い感を受ける。いいことを言っているのだは、このところ著者は手抜きすぎる。




「巨大なブーメラン」に韓国はどう向かうか!

 「最終的かつ不可逆的な解決」を謳った慰安婦問題の日韓合意を「国民の大多数が受け入れられない」と蒸し返す文在寅韓国大統領。その文大統領を巨大なブーメランが襲っている。


 イギリスの市民団体が「ライダイハンのための正義」を設立した。「ライ」とは、ベトナム語で「混血」、「ダイハン」は「韓国」を意味する。韓国はベトナム戦争(1960−75年)当時、アメリカを支援して延べ34万人の兵士を送り込んだ。彼らは現地で多くの強姦事件や民間人虐殺を繰り広げた。ライダイハンとは、韓国兵による強姦などによって生まれた子供たちであり、ベトナム戦争後置き去りになった。その数は数千から3万人と推計されている。


 ライダイハンは、「犬の子」とののしられ、今でも日陰の生活を送っている。イギリスの市民団体は、韓国兵に食い物にされたすべてのベトナムの女性のため、ライダイハンの子供のため、そして彼らが当然受けるべき存在の認知と尊重のために戦うと宣言している。すでに実態を調査し、英インディペンデント紙で報道されている。


 イギリスの市民団体は、被害女性とその子供をモデルにした「ライダイハン像」を製作し、在ベトナム韓国大使館前になどの設置することを検討しているという。国際社会はライダンハンに目を向けかけている。



 この動きを韓国のメディアは1社も報道していない。13万人も要する、退役軍人団体「枯葉剤戦友会」の圧力に屈している。韓国政府もダンマリ。


 慰安婦のブーメランが、意外なことろイギリスから返ってきた。日本の仇をイギリスがとってくれようとしている。



 さて、文大統領は、韓国メディアはどう手を打つのか、注視していこう。




民進党の解党

  民進党の前原党首が「希望の党への合流」を容認した。衝撃的ニュースが日本全国を駆け巡った。


 もともと、誰が党首になっても民進党の将来はなく、早いうちに解党すべきだと私は思っていたが、このような急転直下の発表は、驚く。


 前原氏の決断は、民主主義的決断でなく、民進党議員が嫌う「独裁者」であると批判されてもおかしくないが、今のところ民進党幹部からの批判は聞かれない。このままでは、自らの次の選挙も危ないという危機感があるのかもしれない。


 批判はあるだろうが、前原党首の決断は歴史に残る英断と記録されるだろう。「口だけ番長」と非難され、何ら政治的業績のなかった前原氏だが、この英断は政治家として唯一、最大の業績と歴史に残るだろう。



 今回の解散が「大義なき解散」で盛り上がらない選挙とされてきたが、今回の選挙は、事実上解党した民進党からの議員候補者を吸収した小池希望の党が自民党に政権交代を仕掛ける選挙になり、がぜん、面白い選挙になってきた。さすが選挙の仕掛け人、小池劇場の座長である。



 問題は、希望の党が過半数をとるかどうか。国民は、2009年の政権交代をまだ覚えている。半年もしないうちに、期待した鳩山民主党に裏切られた。また、この1年間の小池都政も知っている。かけ混ぜるだけでまだ何の成果も出していない。


 希望の党の政策がまだ発表されていないが、おそらくきれいごとを並べた、実現性の乏しい抽象的な政策になるだろう。国民はもう騙されることはないだろう。


 強力なライバルの出現により、自民党がごう慢さから目覚め、謙虚な姿勢を取り戻す成果が期待できる選挙になるだろう。また、選挙期間中に、北からの挑発が再発され、これが自民党に有利に働く選挙になるようなるな気もする。


 選挙後は憲法改正を真剣に議論する国会になってほしいものである。




安倍 vs 小池

 明日国会が解散され総選挙に入る。安倍首相の記者会見に先立ち、小池都知事が新党「希望に党」立ち上げの記者会見を急遽行った。自らが党首になる。それまで準備してきた若狭氏、細野氏への報告は記者会見の1時間前であった。小池党首は今までのことは「リセット」と強い言葉を発した。この言葉に小池氏の本音をみた国民は多かっただろう。


 党首就任ならびに突然の記者会見はおそらく、若狭氏、細野氏に相談なく、小池氏の独断で決めたことだろう。記者にいつ知らされたかを聞かれ、若狭氏は嫌な顔をしていたことがそれを物語っている。小池党首と若狭氏、細野氏との関係が今後心配される。


 さて、希望の党の政策は、

            自民党     希望の党
 
            保守       保守
  憲法        改憲       改憲
  消費税再引き上げ   積極的      消極的
  原発        容認       反原発
  外交        中国包囲網     ?
  安全保障       々        ?


 小池都知事からは、東京都政の場合もしかりだが、豊洲市場を反対はするがそのあとどうするかが出てこない。おそらく考えはないのだろう。


 国政も同じく、一部の政策で自民党の反対政策をとり、反自民の票をいただこうという選挙戦略がみえる。日本をどうしたいからではなく、そういったほうが選挙に勝てそうだとする選挙戦術以外の何ものでもない。


 民進、維新、ならびに自民の票をとり、50議席くらいはとるのだろうか。しかし、東京ファーストの会と同じく、選挙が終われば希望の党も灯を消すのだろう。

 それは、「こういう日本したい」という国家ビジョンを持った政党ではないからだ。


 日本に政治家はいないのか。橋下徹はどうなったのか。今こそ、出るべきではないか。氏もその程度の人だったのだろうか。





なぜメルケルは人気があるのか

 ドイツで総選挙が行われ、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟が第一党を占めた。これでメルケル首相は2005年以来4期目、12年目に入る。


 日本からみれば、メルケルは反トランプ、親中国、難民の大量受け入れなど、面白くない面が多い。そのメルケルがなぜ、長くドイツ国民の支持を得ているのだろうか。



 国際関係アナリストの北野幸伯氏は言う。

 その理由は、メルケルの変わり身に早さだという。このたびも、相手党首の「同姓婚の合法化」にあわせて、メルケルは持論を引き込め、同姓婚の合法化を宣言した。これがメルケルの持ち味だという。


 「軸がない」「節操がない」「信念がない」ともいえるが、「独善的でない」「柔軟性がある」「国民の声に耳をかかむける」ともいえる。


 その上メルケルは庶民的に演じていることがドイツ国民の長い支持になっている。


 しかし、メルケルの移民、難民の受け過ぎで欧州キリスト教文明は将来亡びる可能性が高い。メルケルの決断は「歴史的失敗」と評価される気がしてならない。




ものまね

 いい俳句が作れない。尤も、まだ何がいい俳句で、何がまずい俳句なのかもわからないが、作った時はよいと思っていても2、3日経ってみると落胆することの繰り返し。


 何事も上達には、「真似から始めよ」という。俳句も名句の真似から初めていいのだろう。


 名句の中にも、真似たものがる。

 「 凩(こがらし)の果てはありけり海の音 」

  江戸時代中期、池西言水の作品。

 これを模して、高浜虚子の弟子、山口誓子が詠う。

 「 海に出て木枯帰るところなし 」

 これを「本歌取り」というらしい。



 「 死病えて爪うつくしき火桶かな 」   飯田蛇笏

  火桶とは火鉢(ひばち)のこと。尤も、火鉢も今の子供にはわからないかもしれない。


 虚子一門の芥川龍之介はこの句に感銘を受けて、自らもこれに倣って、

 「 労咳(ろうがい)の頬美しや冬帽子 」

 さらに一句、

 「 惣嫁(そうか)指の白きも葱(ねぎ)に似たりけり 」

 惣嫁とは、娼婦のこと。


 
 俳句は5・7・5のわずか15文字。それに季語を入れるというルールがある。よく似た句があってもおかしくない。このような単純なルールがあるのはAIの得意とするところ。何千万もの句と季語をコンピューターに記憶させ、AIで俳句を作らせることは容易だろう。すでに、あるのかもしれない。


 俳句の評定を人間が行う場合、評定者の好き嫌いで判定されることがある。現に、先日のプレバトの俳句甲子園でも9人の評定がばらけた。AIで評定すれば判定におけるバラツキはなくなるだろう。将来、俳句の評定はAI名人が行うことになるのもしれない。


 400前後の名句をパソコンに収録した。名句のモノマネを始めよう。




北朝鮮問題のシナリオ

 言葉での米朝戦争が激しくなる中で、3つのシナリオが描かれている。


(督軍事衝突

金正恩の亡命

K未粒吠殕の承認




(督軍事衝突

  アメリカ国民の58%はアメリカの北朝鮮への軍事攻撃を容認している。アメリカが襲われる前に北を攻めて置けと世論が高まっている。

  北朝鮮のミサイル発射基地を戦術核で一斉に攻撃するシミュレーションも出ている。ソウルが火の海になることはない。死者も多くはでない。

  自民党内でもアメリカの攻撃が噂されている。米朝軍事衝突はあり得ない話ではない。


金正恩の亡命

  スイスが金正恩の亡命受け入れを表明している。これ以上、勝ち目がないと金正恩が悟った場合、亡命もありうる。


K未粒吠殕容認

  アメリカの議員の中でも、北の核保有を容認すべきという声が高まっている。代わりにICBMの開発は止めさせる。

  この場合、北朝鮮への対抗策として韓国、日本もアメリカの核を持ち込むことになる。日韓はアメリカの核をシェアする。世界各国で、核保有国が増えるだろう。


 そのうち、南北朝鮮の統一が蒸し返され、朝鮮は統一国家になる。この場合、統一朝鮮国家は中国、ロシア寄りになり、日米とは対立関係になるだろう。日本を取り巻く環境はますますシビアなものになる、とのシナリオだ。



 さて、日本にとってのよいシナリオはなにか。実際にはどうなるのだろう。


 不透明の中で、衆議院は解散され、総選挙になる。




プレバト 22

 MBS番組の『プレバト 俳句』。


 今日のお題は、『月と鎌倉大仏』だった。



●千原ジュニア

 (原句)  「 大仏を拝むボクサー朝の月 」

 (指導)  上手。しかし、強いボクサーにするには

 (添削後) 「 大仏を睨むボクサー朝の月 」

 (評価)  才能あり1位となった。

 (感想)  千原ジュニアはセンスがいい。ボクサー、朝の月は思いつかない。力もつけてきた。特待生も近い。



●フルーツポンチ・村上

 (原句)  「 夜晴れにペリッと剥せそうな月 」

 (添削後) 「 夜晴れてペリッと剥がれそうな月 」

 (評価)  「ペリッ」という表現がリアリティに富んでいる。作者にしかない「瑞々しさ」が出てきた句。特待生1級から名人初段に昇格した。5人目の名人が誕生した。

 (感想)  作者の句、「テーブルに君の丸みのマスクかな」は私の好きな句。独特の感性をこれから発揮していくだろう。



●キスミー横尾

 (原句)  「 秋の暮街路に鳩のふくみ声 」

 (評価) よく勉強し、成果は出ている。直しはなし。名人初段から名人2段に昇格した。

 (感想)  「ふくみ声」がなかなか思いつかない言葉。



●藤原敏史

 (原句) 「 大仏の御手から月は生まれます 」

 (評価) 「大人のメルヘン」、「心が癒される句」。名人5段から名人6段に昇格した。直しはなし。

 (感想) フジモンワールドは健在。口語体でうまく表現する。



 詠み手にそれぞれの作風が出てきた。


 今夜のプレバトは、俳句対抗試合。相手は、俳句甲子園の優勝校開成高校。東大合格者数NO1の進学校。

 お題は「子規と野球」。1対1で句を発表し、相手チームを評価する。厳しい言葉で評価する。俳句の先生9人が、その場で、柔道の判定のように、白か赤かの旗を揚げる。緊張感のある句会だ。


●フルーツポンチ村上 vs 開成高校性

  村上   「 野球部の従兄は素振り盆の月 」

  高校生  「 サイダーの激し野球に負けてきて 」

  (勝負) 村上の勝ち



●ノンスタイル石田 vs 開成高校性

  高校生  「 ユニフォームましろきままに夏の果 」

  石田   「 秋天を抜け百年をゆく飛球 」

  (勝負) 石田の勝ち


●藤原敏史 vs 開成高校性(高校最強の俳人)

  藤原   「 少量の秋の来ている外野席 」

  高校生  「 試合果つ二百十日のバット置き 」

  (勝美) 高校生の勝ち




 
 このところ、名句を鑑賞し、俳句的な俳句になじんできた私には、高校生の発想、言葉が新鮮に映った。日常使っている言葉でも俳句に使える。芸人たちの句力も結構レベルが高い。夏井先生の教えの成果が出ている。




 

安倍首相の国連演説は大成功

 安倍首相が国連で演説した。マスコミからの評価はあまり目にしていないが、国際関係アナリストの北野幸伯氏は「大成功だった」と評価する。


 安倍首相は国連で何を言ったか。


 北朝鮮問題に絞り、「史上最も確信的な破壊者によって世界は深刻な打撃を受けようとしている」と、北朝鮮問題は日米韓だけの問題でなく、「世界的な脅威」で「眼前に差し迫ったもの」と訴えた。


 北朝鮮とは、かつて対話で解決しようとしたが、北朝鮮に騙されたことを説明する。


 1994年、米朝で「核合意」が成立し、北朝鮮に核計画を断念させる。見返りに、日米韓は朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)をこしらえた。軽水炉2基をつくり、さらに年間50万トンの重油を提供した。しかし、この間北朝鮮はウラン濃縮を着々と続けていた。7年後の2002年、KEDOは活動を停止した。騙された例1である。


 2005年、日米韓に北朝鮮、韓国、ロシアを加えた6か国協議で合意に達し、声明を出した。北朝鮮は、全ての核兵器、既存の核計画を放棄すること、核拡散防止条約(NPT)とIAEAの保障措置に復帰することを約束した。ところが、2006年、北朝鮮は公然と第一回の核実験を実施した。このころから弾道ミサイルの発射を繰り返し行うようになっていた。騙された例2である。




 かくて、安倍首相は言う。「対話とは、北朝鮮にとって、我々を欺き時間を稼ぐため、最良の手段だった」と。歴史が示している。北朝鮮の異常性を示すために横田めぐみさんの拉致問題を出す。


 安倍首相は言う。「今必要なのは対話でなく、圧力です。日本は、アメリカの立場を一貫して支持します」と。「北朝鮮の挑発を止められるかどうかは、国際社会の連帯にかかっている」と。



 安倍首相の国連演説に先立ち、トランプ大統領が「ならずもの国家」北朝鮮を非難する演説を行った。横田めぐみさんの拉致事件も話題にした。二人の意見は一致していた。


 夕食会では、トランプ大統領と安倍首相が並んで座り笑顔で乾杯した。二人は世界のリーダーであることが世界に報道された。


 トランプ大統領、安倍首相の国連演説のあと、中国、ロシア、それにメルケル首相まで「対話」を口にしている。韓国政府は、人道支援だし、9億円の経済支援を発表した。


 日本国民は「対話」が好きな国民だが、「対話」が好きな政治リーダーも少なくない。しかし、政治リーダーは全て国益で動いている。本音と建前をかき分けなければならない。中国も経済力に依存している国は中国に遠慮しているのだろ。


 永田町では、12月にはアメリカが北朝鮮を攻撃する、そのために衆議院選挙を10月にしたという噂が出ているようだ。衆議院選挙に向けての情報戦が始まっている。




ダンス発表会

 小4孫のヒップホップダンス発表会。先生方の前座としてキッズの発表会が行われた。子供たちはみんな、笑みを浮かべて、リズムを楽しんだ。

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 「 キレよし笑みあり子らのヒップホップ 」



ダンケルク

 映画『ダンケルク』。大型画面のIMAXで観た。通常の映画に比べ、スクリーンの左右はほぼ同じだが、上下が5割ほど広い。スクリーンが視野一杯に広がり迫力がある。音量がまた、大きい。耳にガンガン響くので補聴器を外したが、それでも音量が大きい。


 映画は、1940年5月、ドーバー海峡近くのフランスのダンケルク。1939年9月1日、ポーランドへ侵攻し勝利したドイツ軍は、勢いに乗り、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグに侵攻。1940年5月17日、北フランスを席巻し、フランス・イギリス軍をダンケルクへ追い詰めた。


 追いつめられたチャーチル首相は、輸送船の他に小型艇、駆逐艦、民間船などを総動員して、イギリス本国に向けて40万人の将兵を脱出させる作戦を実施した。


 この映画は、1940年5月24日から6月4日までに起こった脱出作戦の実話映画であるが、大画面で、大音量であるにもかかわらず、なぜか緊迫感、迫力がない。


 それは、撤退する船を攻撃するドイツ軍空軍がわずか数機しかいないこと、それを迎え撃つイギリス軍の飛行機も数機の戦闘であること。その上、天気は快晴で、空も海も戦闘とはほど遠い雰囲気。太平洋戦争でのゼロ戦の戦いを描いた映画などを比べると戦争の緊迫感はない。まるで演習訓練のようで迫力はなかった。



 ダンケルクでの戦闘結果(損害)は、

          英仏軍       ドイツ軍
  戦力      40万人       80万人
        (うち、36万人が撤退)
  戦死      約1万人      約1万人
  航空機      177機       101機
  駆逐艦      6隻
  小型船      200


この撤退作戦で英仏軍は1万人が戦死、3万人が捕虜、36万人が無事にイギリスに撤退した。


 いかに太平洋戦争が激しかったかがわかる映画となった。





秋の風

 秋の風は、初秋のさわやかな風から、晩秋のひっそりした、ものさびしい風までその意味するところは広い。ネットで「美しい秋の風を表す日本語」を検索すると、50近い日本語が出てくる。


 中でも、

 色なき風     さわやか、あるいは身にしみる秋の風

 涼風     かすかに秋の気配を感じる風

 金風     秋に吹く風。秋のことを昔から「金」と表現する

 盆の風    お盆のころに吹く風。風の盆といえば富山での盆の行事

 野分     台風、嵐。明日、近畿は台風17号がやってくる




 「秋の風」を多くの俳人が俳句に詠んでいる。


 物言えば唇寒し秋の風           松尾芭蕉

 淋しさに飯をくふなり秋の風        小林一茶

 うしろから秋風来たり草の中       渡辺水巴

 秋風の吹きくる方に帰るなり      前田善羅

 なきがらや秋風かよふ鼻の穴     飯田蛇笏

 秋風や模様のちがふ皿二つ       原石鼎

 あきかぜのふきぬけゆくや人の中      久保田万太郎 

 ひとり膝を抱けば秋風また秋風     山口誓子

 秋風や薄情にしてホ句つくる      川端茅舎

 秋風や生まれながらに能役者       松本たかし 



 中村草田男の「降る雪や明治は遠くなりにけり」を真似て、

 秋風や昭和は遠くなりにけり


 『名句鑑賞読本』の250句を鑑賞しての私の読後感である。




 

名句鑑賞読本

 行方克巳・西村和子著『名句鑑賞読本』。

 
 松尾芭蕉は言った。「一世のうち、秀逸の句三、五句あらんば、作者なり。十句に及ばん人は名人なり」と。

 それほど名句は生まれないとのことだろう。


 本書は、昭和19年生まれの行方克巳氏と、昭和23年生まれの西村和子氏が正岡子規以来の現代俳句の25人を選び、それぞれ10句選び解説した名句鑑賞読本。平成9年発刊されている。20年も前である。


 この1週間、25人×10句の250の名句を解説書と漢和辞典と俳句歳時記とパソコンとを、とっかえひっかえながら、鑑賞した。最後の30~40句は、食傷気味になってきた。


 俳句のリズムはなんとなくわかりかけてきたが、私の能力不足、時代の違いもあり、作者の感性、言葉の選択が理解できないことが多い。あと、4~5年して、読み返せばまた感慨も変わってくるのだろう。


 25人の名人のうち、私が理解でき、真似たい俳人は、正岡子規、富安風生(1885年(明治18年)−1879年(昭和54年)高浜虚子に師事、逓信省事務次官)、久保田万太郎(1889年(明治22年)−1963年(昭和38年)、小説家、劇作家)の三人だった。


 いづれも、シンプルで素直に詠んだ句が多い。


 久保田万太郎10句の中でも以下の五句が印象に残った。

 「 神田川祭りの中をながれけり 」

 「 竹馬やいろはにほへとちりぢりに 」

 「 行末のことおもはるる端居かな 」

 「 しみじみと妻というもの虫の秋 」

 「 生くることやうやく楽し老の春 」




NHK俳句入門講座 3

 NHK俳句通信教育の3回目の添削が返ってきた。



1.「 大丈夫と寄り添う瞳秋日和 」

 (作品の背景) 孫の後ろを杖をついて歩く。私の歩く速度が遅いのでだんだんと離れてゆく。孫は何度も後ろを振り返り「大丈夫」と声をかけてくれる。その優しさに浮んだ一句。「孫俳句はタブー」に挑戦。

 (指導) 誰が寄り添うのか、誰も瞳かが詠まれていない。作者の感動が読者に伝わらない。孫俳句は全てタブーではありません。

 (添削後) 「 振り返る孫の瞳のさはやかに 」

 (感想) 確かに。季語の「秋日和」を「さやかなり」と詠んだ覚えていたが、作品を提出した後に替えたのだろう。



2.「 ひ孫待つ祭りとなりし団地かな 」

 (作品の背景) 団地が出来て四十五年。ここから子供は卒業し、今やひ孫が祭を見に来る年になった。

 (指導) ひ孫が来るのを待つとも、ひ孫の誕生を待つともとれる。ひ孫が来るのを待ちわびるのであればそのように詠んでください。

 (添削後) 「 来るはずの曾孫を待てる祭りかな 」

 (感想) 団地ができて四十五年も経ったことを詠いたかったのだが、ひ孫という強い言葉を使ったため、読み手にはその方に重心がゆく俳句になってしまった。



3.「 行く夏や舌の覚える小樽ウニ 」

 (作品の背景) 子供のころから夏が一番好きだった。その夏が去ってゆく、淋しい季節。楽しかった夏の思い出が蘇る。中でも小樽で食べたウニのおいしさが忘れられない。

 (指導) 行く夏は晩夏の季語。雲丹(うに)は春の季語。できるだけ季重なりは避けてください。作品としては小樽の雲丹に赴きがあり、行く夏には特に意味がないと思います。

 (添削後) 「 今もなほ舌に残れる小樽雲丹 」

 (感想) ウニが春の季語とは知らなかった。この句も「行く夏」に思いがあり、その一例として小樽の雲丹を使ったのだが、趣意が逆に伝わった。「舌に残る」は「舌の覚えし」と表現を工夫したのだが、これが主客転倒をもたらす一因にもなった。




 先生の総評は「焦点を絞ってください。まだまだこれからです。応援しております」と厳しい。


 作者の句の趣意が伝わっていないこと、欲張らないで焦点を一つに絞ること、プレバトでも学んだことだ。俳句はむつかしい。




 

どうなる米朝の終結

 北朝鮮の挑発が止まらない。米朝問題はどうなるのか。

 考えられるシナリオは四つある。


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  米朝戦争になれば韓国人は最低100万人は死ぬと1990年代からシミュレーションされてきた。このため、アメリカの歴代大統領は決断できないできた。


国連安保理を通じて経済制裁を強化していく。

 いま、これを繰り返している。国際世論の動きで、徐々に北朝鮮を支援する中ロも支援がしづらくなってきている。いましばらく、この方向がとられるのだろう。


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 金正恩がアメリカか中国の手で暗殺されるか、内部のクーデターで金体制は崩壊され、新体制が生まれる。


に鳴鮮との対話

 国際世論はこの対話による解決を求めている。対話に向けて両国の歩み寄りが出てくるのだろうか。



 対話に条件は何か。

●金正恩の対話の条件

 金正恩の要求は明確だ。

 「核兵器、ICBMを保持したままで体制保証」を求めている。

 金正恩はイラクのフセイン、リビアのカダフィの末路を肝に銘じている。核兵器・ICBMがないと必ずアメリカから命を狙われると信じ込んでいる。アメリカを決して信用していない。


●アメリカの条件

 一方のアメリカの条件は、「核兵器とICBMの破棄。見返りは金体制の保証」と真逆。


 
 キーポントは「核兵器とICBM」。真逆のことを求めあう、この対話は合意されない。


 もし、合意が成立するとすれば、アメリカが金正恩の要求を全面譲歩することだろうか。


 こうなれば、他の国の核開発を止めることが難しくなる。イランもそして、日本も韓国も核武装を始めても非難できなくなる。


 しかし、ほとんどの国が核兵器を持てば、戦争はなくなるのではないか、と考えるのは素人の単純すぎる発想なのだろうか。



 米朝問題の解決にはまだ時間が必要なようだ。




世界の孤児が進む北朝鮮

 今朝、北朝鮮はまたも、襟裳岬を超え太平洋にミサイルを撃ち込んだ。9月9日の建国記念日には自重していたのだが、9月11日に決まった国連安保理の北朝鮮制裁決議の全会一致で採択されたことへの抗議なのだろうか。



 国連決議はアメリカの忍耐強い譲歩で中国もロシアも賛成に回らざるを得なかった。これ以上反対すれば中ロは国際世論から反感を買うとみたからだろう。


 最近のトランプは、国連安保理を重視することで国際世論の支持を得てきている。


 東アジアから遠く離れたメキシコ政府が、このたび、北朝鮮大使を「ベルソナ・ノン・グラータ」(好ましからぬ人物)として国外追放を行った。


 さらに、ペルー政府が同様に北朝鮮大使を追放した。



 北朝鮮が挑発行為をする。
    ↓
 アメリカが制裁決議を提出
    ↓
 中ロが反対し対案を出す
    ↓
 アメリカ、中ロの意見を入れ、修正して再提出
    ↓
 中ロは賛成せざるを得ない
    ↓
 北朝鮮制裁が強化される
    ↓
 北朝鮮、また挑発を繰り返す


と、同じパターンが繰り返されているが、制裁は徐々に強化され、国際世論も日米側に傾きかけている。北朝鮮はますます、孤立に追い込まれている。中ロも北を守るのが難しくなってきている。


 時間はかかるが、「日米が国際世論を味方につけ、北朝鮮を孤立させる」正攻法、情報戦だと、国際関係アナリストの北野幸伯氏は解説している。





プレバト 21

 TBS番組『プレバト』俳句。


 お題は「読書の秋」。


●鶴見辰吾 

 (原句)  「色褪(あ)せた野菊の墓の涙あと」

 (指導)  本の「野菊の墓」を取り上げたのならば
       「色褪せた「野菊の墓」の涙あと」と本の名前を「 」で囲む。

       実際の風景を詠んだのならば
       「色褪せた野菊の墓に置く涙」
       と夏木先生は添削した。

 (評価)  凡人2位

 (私の感想)  いい。わかりやすい。



●銀シャリ・橋本

 (原句)  「喧騒に栞(しおり)挿(はさ)みし秋の昼」

 (指導)  喧騒に・・・という意味には、〃騒のせいでという意味と、喧騒というものにという意味とがある。作者は△琉嫐で詠んだのだから、
       「喧騒へ栞を挿む秋の昼」
       と添削した。

 (評価)  凡人3位



●増田恵子

 (原句)  「カフェ独りニーチェの頁めくる秋」

 (評価)  俳句の壷を抑えた秀作。直しなし。才能あり1位。

 (私の感想)  少々気取っている感じ。



●梅沢富美男  名人7段

  本人は「渾身の一句」と自信満々。

 (原句)  「夜学果てまだ読みふけるおとがひよ」
         おとがひ=頤=おとがい=あご

 (評価)  行き届いた言葉選び。中七下五をひらがなにしたところのこれは女性とおまわせている。お見事。名人8段に昇格した。


 (私の感想) 長い間昇格していなかったがやっと、スランプから抜け出したか。しかし、相変わらず、一般に使われていない、わからない言葉を使うところは梅沢らしい。



 今日のプレバトの教訓は、俳句は「詩情を詠め」、「詩心を詠め」ということだった。また、二つ、三つと意味がとれないか、よく吟味すること、だった。
  


 このところ、終日、名句鑑賞。

 机の左には『名句鑑賞読本』。正面にはパソコン。解説付きの名句に触れ、わからない動物・昆虫や花の画像を検索する。パソコンを国語辞典として、わからない単語の意味を調べる。机の右のわき机には、『俳句歳時記』。アマゾンから中古本を1円で買った、しかし新品と変わらない美しさの『新明解漢和(辞典)』。


  この漢和辞典が二色づりで読みやすく、威力を発揮しだした。読めない漢字は漢和辞典を引く。季語の意味を『俳句歳時記』で調べる。まるで受験勉強期のような体制。しかし、当時に比べると時間はたっぷりある。時間に追われない。調べてわかることが楽しみとなる。俳句がいい趣味になりそうである。





三度目の殺人

 福山雅治、役所広司ダブル主演の『三度目の殺人』。


 解雇された工場長が殺害される事件が起こる。殺人犯役所広司の弁護を福山雅治が演じる。刑務所での二人のガラス窓越しのやりとりが映画の中心を構成している。


 被告は自分が殺害した自供する。ところが裁判途中で、週刊誌のインタビューに、「被害者の妻が保険金殺人を被告人に依頼した」と答える。被告人は、そのつど、言うことが変わり、弁護人は被告人に翻弄される。


 被告人の死刑が確実視されてきた裁判の終盤、被告人の娘が「自分は父親にもてあそばれていた。みるに見かねて被告人が父を殺害した」と弁護士に訴え出る。


 これを弁護士が被告人に伝えると、急遽、被告人は「私はやっていない」と今までの供述を覆した。



 裁判はやり直し。しかしこれは形式的なことで、実質は、元から考えていた判決を覆すものではなかった。裁判官も検事も、一杯裁判を抱えている。今さら裁判をやり直して仕事が遅れれば自分たちの評価(出世)につながる。


 判決は「死刑」。


 「裁判は真実を追求するもの」とこれまでの映画やドラマでは描かれるが、この映画はリアリズム追及。福山雅治演じる弁護士も「真実なんて誰もわからない。弁護士は真実を追求するものではない。被告人の依頼に応え、被告人のより有利な判決を勝ち取り代理人」と割り切っている。


 被告人が急遽、「自分はやっていない」と自供を覆したのは、「娘が法廷で嫌な質問に応えるのは娘には耐え難いこと。これを避けるため」、「供述が二転三転する被告の言い訳が、今さら判決に影響しないことを被告は知っていたから」だと弁護士は被告人の胸の内を推し量っていた。


 弁護人が被告人に問う。「私の思いは間違っていなかったでしょうか」。

 被告人は答える。「私は、生まれてこない方がよかった人間です。そのような人間も、最後には誰かの役に立ちたいと思います」。


 俳句の句意を読者がどう読み取るか、に似ている。読者の理解した句意は作者の句意と異なっているかもしれない。


 言葉の裏を読み取る極めて日本的映画だ。この映画はヴェネチア国際映画祭に出品しているが外国人に理解してもらえるだろうか。


 娘を演じた広瀬すずが言う。「誰が誰を裁くのでしょうか」。「それは、自分が自分を裁くのでしょう」とこの映画は言うと、私は理解した。


 禅問答に富んだ映画であった。





名句鑑賞三昧

 このところ解説付きの『名句鑑賞』三昧。読書と違って、一句づつ味わいながら(味わう気分で)読んでいくとなかなかページが進まない。


 正岡子規(1867年生まれ)から始まって、その弟子で子規の後を継いだ高浜虚子(1874年=明治7年生)、そのライバルの河東碧悟桐(1873年=明治6年生)の句を鑑賞する。

 虚子が河東碧悟桐の死を追悼した句、「たとふれば独楽(こま)のはぢける如くなり」。


 高浜虚子には弟子が多い。

 渡辺水巴(1882年=明治15年生)、前田善羅(1884年=明治17年生)、飯田蛇笏(1885年=明治18年)、大正期飯田蛇笏と並び称された原石鼎(せきてい、1886年=明治19年)。

 飯田蛇笏は芥川龍之介の友人で、芥川龍之介の追悼句を詠む。

  「 たましひのたとへば秋のほたるかな 」


 飯田蛇笏と同年に富安風生(1885年=明治18年)がいる。逓信省の事務次官を務めた官僚で温和な句風が今の私には一番ピンとくる。

  「 夕顔の一つの花に夫婦かな 」

  「 生くることやうやく楽し老の春 」

  「 まさをなる空よりしだれざくらかな 」

 
 高浜虚子に師事し、女流黄金時代をつくった、長谷川かな女(1887年=明治20年生)、竹下しづの女(1887年=明治20年生)、杉田久女(1890年=明治23年生)。


 「新ホトトギス派四S」と称された、水原秋桜子(1892年=明治25年生)、高野素十(1893年=明治26年生)、
阿波野青畝(1899年=明治32年生)、山口誓子(1901年=明治34年生)。

  山口誓子の「法師蝉何たることを告げて鳴く」は心に残る。


 「四T」と称される橋本多佳子(1899年=明治32年生)、中村汀女(1900年=明治33年生)星野立子(高浜虚子の次女、1903年=明治36年生)、三橋鷹女(1899年=明治32年生)。





  今鑑賞している俳人は明治、大正、昭和に生きた人。読めない漢字が多い。俳句の本はなぜか、ふりがなを付けない。「ふりがなを付けると格が落ちる」と見ているのか、「これくらいの漢字の素養はあるでしょう」と見下ろしているのか、どうもここが俳句が毛嫌いされる一因ではないだろうか。

 日頃、漢和辞典を使わないので、紛失していることに気づかなかった。急遽、アマゾンで1円の古本の漢和辞典を注文した。まもなく配送されるだろう。


 明治、大正時代の俳句が理解しづらいのは、当時の生活や行事が今とすっかり変わっていることだ。どういう意味かネットで調べながらの鑑賞となる。まるで外国語に触れるのと同じだ。また、植物を詠った句が多い。どのような花か、草木か、これもネットの画像で調べるが、句の背景までは理解しがたい。わからない言葉をネットで調べていると、なぜか母を思い出した。そういえばこの言葉を母は使っていた。

 それに旧仮名遣いばかり。明治、大正、昭和(戦前)の俳句なので旧仮名遣いはわかるが、現代でも旧仮名遣いを薦めている俳句の本を目にした。なぜなのか、今の私の疑問である。


 
  作者は何を感じ、それをどのような言葉を表したのか、に注意しているが、そんな日本語があったのかと気づかされることが多い。つくづく語彙の少なさに落胆させられる。


 頭の中は俳句だらけの、俳句鑑賞三昧の日々となっている。頭の中で熟成され、いい句が降りてくることを期待つつ。

 


日本ファーストの会への期待

   最近は小池都知事のニュースがめっきり減ってきた。都知事が作った都民ファーストの会の代表が、このたび野田数氏から荒木千陽都議に交代した。日本ファーストの会内部で大きな混乱が生じているように思われる。


 民進党は「沈みゆく泥船」であり、前原氏が代表に返り咲いても今や立て直しはむつかしい。となると、自民党の対抗馬は、日本ファーストの会に期待するしかない。



 国際関係アナリストの北野幸伯氏は、期待を込めて日本ファーストの会に、「自民党に立ち向かう」戦略を提言する。

 今、日本のみならず先進国の課題は、「行く過ぎたグローバリズムの結果生じた格差をスマートに是正すること」し、以下の政策を提言する。


2019年10月の消費税引き上げの中止

  今、日本の景気は、いい方向に向かっているが、2019年10月に消費税を引き上げると景気は間違いなく停滞する。さらに、2020年夏の東京オリンピックが終わると、日本経済は悪くなる。


外国人3K労働者の受け入れ反対

  外国人受け入れでヨーロッパ各国は毎週テロが起きている。日本はこれを学ばなければならない。「反日教育」を受けた中国人が毎年日本に入ってきている。将来、大問題となるとなることは目に見えている。


残業代ゼロではなく、残業ゼロを目指します。

 先進国の中で、日本の労働環境は最悪。長時間労働をなくす。



 同じ類のことだが、私は、「派遣労働制度の廃止」を提言したい。これは諸悪の根源となっている。



 安倍首相の外交政策は歴代首相の中で最高だろう。アメリカとの同盟を強化し、さらにロシアとの良好な関係を結び、インド、東南アジア諸国、オーストラリアなどの周辺国との関係を構築して、日本の脅威中国の包囲網を築いている。憲法改正も安倍首相以外では前に進まないだろう。


 しかし、安倍内閣の欠点は、グロ−バリズムを進めることである。この政策下では「格差」はますます広がる。本来、民進党がこの反グロ−バリズム政策を掲げるべきなのに、出てこない。党内で意見がまとまらないのだろう。


 尤も、残念ながら日本ファーストの会には強力で人気のあるリーダーが小池氏以外にいない。まずは、強力なリーダー選びから始めなければならない。




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たけちゃん
リタイア後、地域での自治会活動、超高層マンション建設反対運動・裁判、管理組合活動、まちづくりなどのボランティアを楽しむ。趣味は読書、映画鑑賞、釣り。
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