今年のNHK大河ドラマ『八重の桜』では会津藩の『什の掟』が出てくる。当時の会津藩では6歳から「什」という班に入り集団生活を学んだ。「ならぬことはならぬものです」の会津精神である。また、会津藩士の家庭には「幼年者心得之廉書」(1805年)という躾の本が配られていた、という。

 

 「掟」は西洋では「ルール」と呼ばれる。西洋では「ルールは神が人に与えたもの」とされている。西洋では「ルールを守れる人が人であり、守れないひとはたとえ人の姿をしていてもそれはバーバリアン(人獣)」と判断する。

 

 白人の世界では更に進んで、「白人にあらずんば人にあらず」で、黒人はおろか黄色人種も「人」とは見られず、殺しても殺人罪で問われなかった、そんな過去があった。

 

 人間の道徳観、価値観は教育によって培われる。今日の日本的精神が荒廃したということは戦後教育の歪みであろう。

 

 太平洋戦争後、GHQは二度と日本が軍事大国にならないように、戦争についての罪悪感を日本人に植え付け、自虐史観を学校教育、マスコミを通じて植え付けた。政治は教育に関与すべきではないという制度も作った。

 

 「公的教育は国家が責任を持って政治介入して学校に教育させる」のが世界の常識である。今や、日本の教育委員会制度は弊害の方が大きい。このたびの安倍政権で「教育委員会の性格を改め、権限と責任を、首長の任命する教育長に一任すべき」という提言がなされている。

 

 日本人精神を取り戻す道徳観、価値観の教育再生を期待したい。この日本的精神が21世紀の世界を救う普遍的価値観になると思うのだが。