本年もありがとうございました!
個人的にも社会的にもいろいろあった年でした。まず事務所の事でいうと住宅が一軒と台湾で公共施設を一つ竣工させました。椅子は二脚ぐらいどうにか作り上げました。それと秋には建築のチカラカイさんの主催で講演会を行ったりもしました。お集まりいただいた皆様には心より御礼申し上げます。雑誌に住宅の事を取り上げていただいたりもしました。それと今年も中部大学とトライデントデザイン専門学校で先生業を行なう事が出来ました。
しかし何をおいても今年の出来事といえば震災でした。私も被災した建物の調査に携わり、東京千葉埼玉茨木宮城と多くの住宅を見てきました。状況は様々で一概に言える事はないのですが、それでも言葉に詰まる事が多かったものです。真新しいマンションでも痛いほどに建物に亀裂が走り、建築はこれで良いのかと考えさせられる事もありました。逆に古い建物であっても大きな被害が見当たらなく、木造の有効性をあらためて認識する事もありました。津波の跡は言い様ないものでした。仙台では誰もがご家族に被害がなくとも、友人や親類縁者のどなたかが行方不明かお亡くなりになっていました。話を聞いてお見舞い申し上げますと言うのがやっとでした。それでも私は行く先々で人々の笑顔に救われていました。市内のアーケードで祭の行列に遭遇した時、踊り子が一所懸命に笑顔を振りまいてる様を見て思わず落涙したものでした。人はきっと、強いものです。
間もなく来年がやってきます。どういう年にしようという事はまだ考えていません。それでも今年あった事を生かして建築につなげたいものと思っています。チャンスは多くはないものかもしれません。だからこそ機会の一つ一つを大切にして繋げて生き延びたいと思っています。自分のためにも、誰かのためにも。
今後とも竹中設計事務所アシュをどうかよろしくお願いいたします!
Takenaka
Architect office
