
物件の下見で覚王山は日泰寺の方へ。ここには四観音道という由緒ある道があって、今そこが切断の危機にさらされている。太い幹線道路が横切る予定になっていて、既に工事は開始されているというよりは終盤に近い感じの様相になっている。唯一というか古い家が一つ残って頑張っており、そのためにどうにか道が途切れずにある。
この道は細い道で、人も車も多いというほど通るものでもない。それでも経済と交通に絡めて古から続く流れというものを簡単に切ってしまって良いものかなとは思う。道にも命のようなものがあると思う。
私の事務所から遠くない所にも瀬戸街道という古い道があって、これも寸断されて人の流れも変わってしまい街に勢いも無くなった。そして何よりも人の心の中での変化は大きく、街は新しい道ですぱっと2分されてしまいもした。
ここも新しい道が開通すると街が分かれる事になるだろう。陸続きなんだし向こうとこちらはいくらでも行き来は出来るだろう。それでも今まで連綿と続いてきた流れはそこで止まる。あまり大切に考えられていない様で残念に思う。
Takenaka
Architect office