2018年01月06日

みんなの考古学どきドキ講座2017「躍動する 3・4 世紀の東関東-国家形成初期の列島における フロンティア拡大-」

みんなの考古学どきドキ講座2017「躍動する 3・4 世紀の東関東-国家形成初期の列島における フロンティア拡大-」

 列島の国家形成期、ヤマト王権は周辺異民族を征討しながら、徐々に支配領域を広げていった。私たちはそう理解していませんか。これは 300 年以上後の律令国家による蝦夷征討記事からの思い込みです。卑弥呼の時代にあたる古墳成立前夜(3 世紀前半)は、各地の文物が行き交い混ざり合う未曾有の「大交流」時代でした。 そして、古墳の登場とともに、列島の大半がヤマト王権の傘下に入ります。このとき、東関東(千葉県・茨城県)の人々が奇妙な動きをしたことがわかってきました。 本学の小美玉市羽黒古墳調査成果等を紹介しながら、当時、急激なフロンティア拡大の原動力となった人々の動きとその後の悲劇について考えます。

講師:
田中 裕(茨城大学人文社会科学部)
対象:どなたでもご参加いただけます
日時:
2018年2月3日(土) 15:00~16:30
会場:茨城大学図書館本館3階ライブラリーホール
参加費:無料
申込み:不要
問い合わせ先:
茨城大学図書館本館  TEL:029-228-8076  Mail:ser-lib01@ml.ibaraki.ac.jp
 

https://worldschool.feelnote.org/events/1921



takepon1017 at 09:46|Permalink

2018年01月05日

第15回企画展「虎塚古墳の時代」について

1 期  間  平成30年2月10日(土)~平成30年5月6日(日)
        午前9時~午後5時(入館は午後4時30分)
               
2 場  所  ひたちなか市埋蔵文化財調査センター 標本陳列室

3 休館日   毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)

4 入 場 料  無料

5 内  容  虎塚古墳がつくられた7世紀について,市内や近隣の古墳出土の遺物を展示して,わかりやすく紹介します。

6 問い合わせ先 市埋蔵文化財調査センター内文化財調査事務所
         電話 029-276-8311

takepon1017 at 15:15|Permalink

第23回東北・関東前方後円墳研究会茨城大会の開催について

開催の趣旨


 古墳が政治的記念物であることは認められて久しいが、政治を語る際、墓である古墳ではなく、政務を行う場や王の居所、すなわち宮や都の在所にこそ立脚するべきだという、 強い批判がある。墓所の選択原理が必ずしも明らかではないというのが、その理由である。 しかし、政治的中心地であるはずの畿内地域でさえ、推古朝以前においては、古墳時代の王の在所を実証するのは難しい状況が続いている。いうまでもなく、この批判は地域の首長をめぐる問題にも向けられており、古墳以外の指標にも目を配ることが要求されてきた。「豪族居館」と呼ばれてきた遺構群が注目されるゆえんである。
 「豪族居館」は、群馬県の三ツ寺遺跡の発掘調査により広く認知された。このとき、とくに注目を集めたのは、集落の中の一住居とは異なる規模と、堀や柵などで囲むといった特徴にみる、中世城郭と見まがうほどの「隔絶性」であった。

 以後、「首長居館」「首長居宅」などの名称で研究が進められてきたこれらの遺構は、 古墳時代の前期から後期まで出土例が知られるようになり、群馬県域では、一古墳につき 一つの「豪族居館」が対応するという可能性についても、言及されるまでに至った。その一方、施設の内容、規模、隔絶性のあり方などにおいては、とても多様であることがわかってきた。つまり、規模に大小があることはもちろん、基本的機能であるはずの首長の居 所として評価できるものと評価しにくいものとが混在し、祭祀場や工房などの遺構を含むものと含まないものも混在するなど、一つの遺構群と認識することに対して疑問も提示さ れている。とはいえ、全面的な発掘調査を経た例がまれであるため、内部施設からの質的研究には限界があり、古墳との関係を明らかにして古墳時代史に落とし込むまでには至っていないのが現状であろう。

 最近、茨城県石岡市の旧八郷町域や、栃木県那須郡那珂川町の旧小川町域において、古墳時代前期の堀を伴う「豪族居館」の存在が明らかになった。これらはいずれも付近に前期前方後円墳または前方後方墳が複数集中する位置において見つかっている。さらに、宮 城県栗原市でも前期の堀を伴う「豪族居館」や集落が見つかっており、大局的にみた場合の同時期の古墳分布域(北限)との関係が注目されている。一方、弥生時代後期から古墳 時代前期の遺跡や古墳が集中する東京湾岸地域においては、この種の「豪族居館」の新たな報告は出てきておらず、分布数の地域差が、より明瞭になってきている。
 このような進展の中で、いま、改めて「豪族居館」を造営または廃絶時期ごとに整理し、その分布と古墳との関係を議論することにより、古墳からは同じように見えていた地域ごと、あるいは時期ごとの政治的・社会的な課題の違いが浮かび上がってくるのではなかろうか。今回のシンポジウムでは以上の考え方に立ち、古墳と「豪族居館」との関係を、ミクロな視点やマクロな視点から相互につきあわせながら、より起伏に富んだ古墳時代像の構築を目指して、議論したい。


1  会場 20日 茨城県立歴史館 水農本館
       21日 茨城県立歴史館 講堂

        水戸市緑町 2-1-15
        車:常磐自動車道 水戸ICから約7km,15分 交通機関:JR 常磐線水戸駅下車,北口4番乗り場から

        交通機関:「桜川西団地」行きなど偕楽園方面行き乗車約10分, 「歴史館・偕楽園入口」下車徒歩2分


2 日程 【20日】
 1 開会 主旨及び日程説明 13:00
 2 事例報告1 「茨城」 谷仲俊雄 13:20
                        〈休憩 10分〉
 3 事例報告2 「栃木」 鈴木芳英 14:00
 4 事例報告3 「群馬」 加部二生 14:30
                        〈休憩 10分〉

 5 事例報告4 「古墳時代の首長に関わる居館・居宅、祭祀施設、ミヤケ」飯塚武司 15:10
 6 事例報告5 「新潟」 鹿取 渉 15:40
 7 事務連絡 16:10
 懇親会@レイクビュー水戸 (水戸駅南口) 18:00
【21日】

 8 事例報告6 「宮城県以北」 佐藤 渉     9:50
 9 事例報告7 「福島」鶴見諒平 10:20

       〈休憩 10分〉
 10 総論 橋本博文 11:00〜12:00
       〈休憩 60分〉

 11 討論 13:00〜16:30
 12 閉会 16:40

3 討論司会 田中 裕、小澤 重雄

4 その他 

 ・歴史館の周辺には飲食店が少ないため、21日の昼食は予めご用意ください。 



takepon1017 at 01:17|Permalink