みなさま、お久しぶりでございます。
時は既に節分を過ぎ、日本のロードレースシーズンもそろそろ始まる頃ですね。
約一年ぶりでしょうか?もうすっかり忘れられた存在ですが、放置プレイの本ブログを閉じるにあたって、最後の挨拶をさせていただく決心がようやくつきました。少し長くなるかもしれませんが、しばしお付き合いください。
先ずは、何をおいても、これまで、応援していただいた皆様に感謝申し上げます。選手として決して強いわけではない自分に、声援を送り励ましていただき、本当にありがとうございました。
選手として満足な結果も残せず、こうしたブログなどでの発信もなおざりにしたまま、最後まで中途半端な選手人生だったことが、応援していただいた皆様に対して本当に申し訳なく、自分自身情けない限りです。・・・が、こんな不完全な選手もいたのだと、心の片隅にでも覚えておいていただければ幸いです。
公私ともに支えていただいた全てのみなさま。選手として、1人の人間として、いろんな形で皆様に出会えたことは、選手人生の大きな宝です。今まで本当にありがとうございました。
選手としては既に一線を退いておりますが、選手でない人生の時間が圧倒的に長いです。これからも末長いお付き合いと、御指導をお願いいたします。
・・・と、ここまで書きましたが、選手を辞めるわけではないんです。というか、今も走ってますよ。真っ暗で、体感温度はマイナス10℃くらいですが走ってます。走らずにはいられないんです。考えてもみれば、10年以上も続けてきたことですから。止める理由もないですし。
一昨年にトンガから帰国し、仕事を始め、昨年は次女も生まれました。就職し、人生のメインイベント真っ最中です。ただ、競技選手としてはまた別の話しです。家族に仕事、エネルギーを注ぐ時間と対象は多くなり、分散されました。自然とです。10年前と同じ条件ではもはや走ることはできません。
優先順位はかわり、自転車に対する情熱にも変化が生まれました。正直なところ、「人生の中で、情熱を注げられる時間と量には限りがあるんじゃないか」とさえ考えるようにもなりました。この一年は、「社会人最強」を目標にしていましたが、その目標ははるか遠く、レースでの結果も惨憺たるもの。完走できたのは僅かに1レースでした。
結果が出なければそれまでのこと。そこに居場所はありません。この辺が、区切りのつけどころだと思います。日本のトップカテゴリーを走るのは、昨季をもって最後とします。
とは言っても、まだまだ走りますし、自身、達成したい目標はまだまだたくさんあります。これからは、トライアスロンやバックカントリーなど他方面の競技・スポーツにも注力していきますので、トレーニングや日々の節制など、やることは今までと何も変わりません。
ただ、家族、仕事、諸々をうまくバランスをとりながら活動していきます(すでに今でさえバランスがとれているとはとても思えない練習生活ですが・・・)。今季からは、実業団選手としてはカテゴリーを下げ、E1のレースを走ります。活動範囲も狭め、遠征できても北関東ほどかと思います。レース会場で皆様にお目にかかれる機会は減りますが、お会いできれば嬉しいです。
チームの若手にアドバイスしたり、いつの間にか応援される側から応援する側にまわってしまいました。そんなわけで、選手としてみなさんから勇気と元気をもらったこのブログも、ようやく役目を終えたようです。長い間皆様に支えられたことは、今後の人生においても自分の心の支えとなります。
ほんとうに、ありがとうございました。
第1章 完
続きを読む