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昔の友は今も友

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こんにちは。イルカです。

天気の良い日曜日、みなさんはいかがお過ごしですか。

昨日娘と9時頃寝てしまったので、今日は5時に目が覚めてしまいました。
実は今、娘と妻が保育園のお友達と立川にある昭和記念公園に遊びに行くということで、日曜日なのに家に一人です。
昨夜、妻はお弁当を作っていくみたいな事を言っていました。
まぁ早起きしたことだしと、お弁当をせっせと作りました。彩が大事だよな、なんて言いながら。。。初めてのお弁当作り。もちろん、ウインナーはタコさんやカニさん(笑)ニンジンは星とか花とかクマさんで模って。
けっこうおもしろい。。。けどこれ毎日だったら大変だななんて思いながら。。。初体験でした。


さてさて。。。
先日、高校時代からの親友に会ってきました。会うのは二年ぶりです。名前はヒビノと言います。
社会人になってすぐ、ヒビノは富山本社に転勤になりました。
ですから、少なくとも社会人になってからは正月や夏休みなど、一年に数回しか会えませんでしたが、僕の心の中にはいつもヒビノがいました。

二十歳の頃、僕には親友と呼べる友人が二人いました。
一人はヒビノ、もう一人がエビちゃん。小・中・高校が同じで、仲良く大学受験に失敗。浪人して予備校も一緒でした。
三人が初めて同じクラスになったのが高校二年生の時。17歳の夏、僕達三人は四六時中一緒にいました。
尾崎豊やサザンを一緒に聴いて。。。デートの洋服を買いに行くのも、ナンパの真似事も、無免許でバイクを運転したのも、居酒屋で合コンしたのも、初めてタバコを吸ったのも、隣にはヒビノとエビちゃんがいました。

あの頃、彼らは僕にとって親友でありライバルでした。
大袈裟に言えば、僕はいかに彼らにスゲェヤツと思わせるためだけに行動していた、そんな気がします。でもそれは僕だけではなかったはず。ヒビノやエビちゃんも同じ想いだったと思います。三人で一生懸命、『格好いい大人の男』を目指して奮闘していました。

学生から社会人になろうとしていた矢先に、エビちゃんが病気で亡くなりました。
通夜・葬式が終わってしばらくした後、ヒビノと二人で一晩飲み明かしました。酔いたいのに酔えない、飲めば飲むほど頭が冴えていくような経験を二人同時にしていました。
『これからもさぁ、どんなに離れても、俺達は三人だよな。』
馬鹿みたいにそんなセリフをつぶやきながら、、、初めてヒビノの涙を見ました。

ヒビノは30歳で結婚するまで、まとまった休みにはこちらに帰ってきていました。
初めの頃は「あっちに行く、こっちに帰る」と言っていたヒビノ。
二年三年過ぎた頃にはセリフが逆転。いつしか「こっちに来る、あっちに帰る」。ヒビノも富山で頑張っているんだろうなと思いつつ、少し寂しい思いをしたことを思い出しました。

4年前、僕のガン発覚。。。言えませんでした。
ヒビノに事実を伝えたのは、手術から半年後。抗がん剤治療はしていましたが、僕自身が大丈夫だと確信した後、それも子供が産まれたついでに報告したような感じでした。

絶対に弱いところを見せないと虚勢を張っていた10代。
それで僕、いや僕達は成長したと思っています。そしていつもすぐに会える環境ではなくても、僕の心にはいつもヒビノとエビちゃんがいました。
20代、当時付き合っていた彼女のこと、会社での決断。
30代、転職、結婚。そして病院。何か決断を迫られた時に、「あいつらだったらどうするだろう」といつも心で相談していた気がします。
でも今振り返ると、相談というよりも、僕が出した決断を、『これでいいんだ』と見えない手で背中を後押ししてくれていたのだと思います。

『元気そうで安心したよ!』
僕のガンが肺に転移してから会うのは初めて。開口一番、ヒビノが言いました。
会った瞬間に高校時代の僕達に戻れる、不思議な感覚。
そしてある変化に気づきました。あの頃には考えられなかったことです。
自然に弱さをさらけ出しているヒビノと僕。
『弱さ』と表現しましたが、弱さではないのかもしれません。『正直さ』なのかもしれません。
虚勢ではなく等身大。そんな感じがしました。

再来月にはヒビノは40歳。
誕生日を日本で迎えて、海外、中国に赴任します。5年間は帰って来られないヒビノ。
会う前から口にするかどうか迷っていた言葉がありました。
待ち合わせの場所に行く途中、やっぱり、今、口にするのはやめようと決めた言葉。

最後の乾杯の時、自然に言葉が出てしまいました。

『こんな俺の友達でいてくれて、ありがとうな。』

ヒビノは僕を見て、二度三度、静かに頷きました。
そしてテーブルに置いたグラスを見つめたまま、搾り出すような声で言いました。
『なぁ。どこにも行くなよ。』
頷く僕。ヒビノの涙を見たのは二度目でした。

今日、5月の赴任に向けてヒビノは上海に飛び立ちます。
一週間ほど滞在するそうです。

5年後、ヒビノが帰ってきてグラスを重ねる時には、この日の事をきっと笑い話にしたいと思っています。



今日は本当に天気がいいですね。
みなさんも楽しい一日をお過ごしください!


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コメント
1. Posted by Hokkaido Kuroko   2009年03月15日 17:32
こんにちは!
学生時代の記憶は、いつまでも鮮明ですよね。
私もいろいろなことを思い出してしまいました。

言葉や文字を使えば「親友」、「友達」など
「友」になりますが、家族とは別の存在、、、
そうですね、心の支えや鏡なのかも知れませんね。
一言では表せない特別な存在。

イルカさんも私にとっては、かけがえの無い
存在です♪♪♪

今日も感動しました。
ありがとうございます。
2. Posted by 素子   2009年03月15日 19:59
涙が出ました。

生きる寂しさを感じる人方もいれば
こんな風に、命を懸命に輝かせて
生きている方もいる・・・

その強靭さが、美しいと感じます。
どうしてそんな風になれるのでしょうか。。


3. Posted by 美紀   2009年03月15日 20:16
素敵なブログを読ませていただきました。
親友の大切さを改めて実感しました。

イルカさんにとって、
エビちゃんやヒビノさんは
かけがえのない、何ものにも代えがたい
一生の財産ですね。
天国のエビちゃんに合掌。
4. Posted by こにしゆうこ   2009年03月15日 23:11
イルカさん
心温まる お話ありがとう。
ずっと 友達を大切にされて 繋がりを もちつずけるって すばらしい。
う〜ん、ありがとう。
魂は永遠だね。
ご縁に感謝します。
5. Posted by ハウル   2009年03月16日 01:19
心の中の友達。

本当に大切ですね。

たとえ会えなくても。

宝物ですね。

6. Posted by たきがわ   2009年03月16日 07:02
とても清々しく、心温まりました。

ありがとうございます。
7. Posted by 大阪のタマ   2009年03月16日 13:35
やっとプログ見つけたよ。
本、じっくりと読んでます。

毎日、健康でいられる自分を振り返り、
日常のありがたさを教えてもらってます。

やりたいことはいっぱいある。
でも何かしら理由を付けて「やらない自分」が
非常に弱く感じてしまいます。

イルカちゃんの強さがあれば絶対に回復しますよ。
タマには回復したイメージしか想像できないしね!

8. Posted by イルカ   2009年03月19日 15:46
Hokkaido Kurokoさん、
本当にHokkaido Kurokoさんが仰るように、親友とは、心の支えであり自分自身の鏡の様な気がします。
僕にとってもHokkaido Kurokoさんは、かけがえのない存在です。嬉しいお言葉、本当にありがとうございます。


素子さん、
ステキなお言葉、ありがとうございます。
僕も素子さんの奏でる音色で、涙しました。
僭越ながら、
誰かが僕を見て、もう一度生きてみようと思ってくださったら。。。
とっても嬉しいです。


美紀さん、
訪問いただき、ありがとうございます。
はい、二人とも僕の宝物です。
学生の時の友達って、いくつになってもいいものですね。
また遊びに来て下さいませ。


ゆうこさん、
コメントありがとうございます。
そしていつも繋がっていて下さってありがとうございます。
ホントに、何も言わないで分かり合える、昔の映画のような付き合い。。。
居心地がとてもいいです。
そんな友達、
お互い、これからも大切にして生きたいですね。


ハウルさん、
ご訪問、コメントありがとうございます。
親友であり、心友になるのでしょうか。
周りの友達、僕に関わってくださっているたくさんの方々、
本当に恵まれているなと思います。
有難いことです。


たきがわさん、
いつもコメントを残していただき、ありがとうございます。
これからも大事にしていきたいと思っています。
また遊びに来て下さい。


大阪のタマさん、
こんにちは。
わぉ、タマさん。
ビックリです。おっしゃっていただければ。。。
また遊びに来ていただければ嬉しいです。

本はこれから営業していきます。
応援よろしくです!


訪問いただきありがとうございました。
みなさまも良い一日をお過ごしください。

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