「喧嘩稼業」という漫画がAmazonで評価が高かったので
1巻だけ買って読んでみたのですが
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「う〜ん・・・極めて浅いな」という感想です。
中学生、高校生くらいであれば
とても興味深く読んでいたとは思うのですが
私にとってはひとつも面白くなかった



16ページ目に「最強の格闘技は何か?」というセリフが出てきます。
いかにも漫画的というか・・・
中学生、高校生の男の子が興味持ちそうなセリフです。

プロレスラー
力士
空手家
ボクサー
中国拳法家
軍人
柔道家
キックボクサー
総合格闘家
合気道家


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「なんでもアリ」のルールで戦った場合
どの格闘技が一番強いのか?


なるほど!
確かに面白い議論ではあると思うのですが
でもその視点では
格闘技の奥深さには一生たどり着けないと思うんですね。

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拳だけで戦うボクシングは
間違いなく「最強の格闘技」ではありません。
総合ルールで戦った場合
倒されて関節を極められたら
ボクサーはなすすべがありません。
 
でも間違いなく「最も稼げる格闘技」です。

1
2015年メイウェザーVSパッキャオの
両者合わせて360億円のファイトマネーという異常な試合もありますが

これは例外だとしても
トップになれば
ボクシングは他の格闘技と比べて
「ファイトマネーが100倍違う」と言っても過言ではありません。


「最強の格闘技」ではないのに
なぜファイトマネーが飛び抜けて高いのか?



それは・・・



勝敗が相性で決まりづらい競技なので
1試合の勝敗がとてつもなく重いからです。

詳しくはこのページでも説明しましたが、


「武器が拳だけ」
   ↓
「相性で勝敗が決まりにくい」
   ↓
「番狂わせが起きにくくなる」
   ↓
「勝敗の価値が重くなる」

この構図があるから
トップボクサーはとんでもなく高額なファイトマネーを手にできるわけです。





話を戻します。



「最強の格闘技は何か?」という議論になれば
当然ルールは「なんでもアリ」になります。

そうすると
選手によって得手不得手がはっきり出てきてしまうんです。

ボクサーにとっては寝技や関節技は不得手ですし
柔道家にとってはパンチやキックは不得手になります。
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その区分けでなくとも
総合格闘家の中にでも「寝技が得意」「関節技が得意」「パンチが得意」「キックが得意」など
どうしても自分の得意分野の特徴が出てきます。

全ての格闘技の技を一流にこなせるほど
人間の体は器用に出来ていないからです。


その状態で「なんでもアリ」ルールの格闘大会を開催するとどうなるのか?

「得手不得手」=「相性」で勝敗がついてしまう可能性が出てきてしまいます。

つまり「じゃんけん」みたいな現象が起きやすくなってしまうわけです。
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せっかく「最強の格闘技は何か?」という壮大なテーマで格闘大会を開催しても
それが「じゃんけん大会」になってしまう可能性が極めて高いわけです。

「本当に強いのは誰か?」と言うテーマからどんどん離れていってしまうんですね。




「喧嘩稼業」
漫画なのであまりどうこう言うつもりもありませんが
もっと「格闘技としてのテーマが深く掘り下げられているのかな?」と思っていたので
とてもがっかりしました。


正直
格闘技に対しての
作者の木多康昭さんのこの程度の見識だと
なぜモハメド・アリが偉大なのか?
「アリのフィルムを見てもさっぱり理解出来ないだろうな」と思います。
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なぜマイク・タイソンでなくモハメド・アリが史上最強なのか?
私の意見はこのページに書いてありますのでもしよろしければご一読ください


格闘技の奥深さについては
後日私の見解を書いていきたいと思います。


人と人が戦うとはどう言うことなのか?
本当の強さとはどう言うことなのか?

「喧嘩稼業」には書いていない本当の面白さを書いていきたいと思います。






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