嫁さまの…創作メモ。凍死しかけた、あの夏。

2013年05月28日

死の危険!?顔面は覆われた!


八百屋さんに「死ぬほど甘いメロン入荷しました。」と書いてあった。
僕はまだまだ死ぬ気はないので、当然、メロンは買わなかった。

これがもしも頬っぺたが落ちるほど美味しいメロン入荷しました。」
と書かれていたらどうだろう?
なんだか喋りづらそうだから、やっぱり買わないと思う。


さて、冒頭の「死ぬほど」って言葉を見た瞬間、
僕の人生の中で「死にそうになったこと」って、どんなことがあったかな〜
ふと、思い出し始めたら、出てくるわ、出てくるわ…(笑)


別にアフリカの大草原余興用の全身タイツ(シマウマ柄)を着て走ったら
言わずもがな雌ライオンの群れが僕を目がけて一直線に走ってきた!
・・・とかそういうことではなくて、

「日常」の中に、常に「危険」は潜んでいる。
今日は、そんなエピソードを書こうと思います。


死ぬほど・・・と聞いて、真っ先に頭をよぎったのは、
「原付バイク」だ。

原付バイクで車道を走行中、
数十メートル先に白いビニール袋が落ちていて、
ふわっと羽毛が舞うように、その袋は空中へ。

(あ〜、あの袋が、運転中の僕の顔に
 張り付いてきたら怖いだろうなガフフフゥゥゥ〜〜!!

「ビニール」「風で浮く」「張り付くなよ。」
この3つの単語が奇跡的な力を生み出したと言っても良いだろう。
押すな、押すな、と言っていたら、いつの間にか押されていた。
そんなダチョウ倶楽部のような心境だった。
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これ以上無いタイミングで、顔面に張り付くビニール袋。
遠くから見たらきっと、原付バイクで走る犬神家のスケキヨだ。
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学校帰りの夕暮れ時に、2人乗りの自転車で後ろから
「だ〜れだ?♡」と彼女がいたずらで目を塞いできたようなモノなら、
またそれも青春の1ページだが、
時速数十キロで走行中の僕の顔面を白いビニールが覆う突然の視界ゼロ。
当然、両手は塞がっている状況で、白いビニール+視界ゼロは、
2つの意味で、ホワイトアウトだった(笑)

地味だけど、本当に怖かった。 


次に頭をよぎったのは、
「サウナ」だった。

平日の昼下がり。ふらりとスーパー銭湯へ。
僕は ほどよく温かい岩盤浴は好きだけれど、
入った瞬間、「挑戦者!」と見なされる
あの男子サウナの特有の無言の戦い
通称「俺はお前より長く入っていられるぜ選手権」が嫌いだ。

こっちは、微塵もそんなつもりがないのに、一方的にライバル視されて、
先に出ようものなら、フッと心の中で、ほくそ笑まれるあの感じが嫌いだ。

とくにあの中年太りのおっちゃんによくある、
「これだから、最近のヤツは耐えるってことを知らないんだ」みたいな雰囲気と
「俺は、サウナの達人だから、躊躇せずに水風呂へ潜れるさ。」が嫌いだ(笑)

こんなに「嫌な理由ばかり」を挙げるタケトーークも珍しいですね…。

で、話を戻して、平日の昼下がり。
びっくりするほどお客さんがいなかった。
今日なら、ひとりで!自由に!サウナに入れるじゃん。
中に入ると、本日「塩、大サービス!」と書いてある。

サウナの塩は、
けっしてスイカを持ち込んで楽しんで頂くものでも、
大相撲中継を見ながら、思う存分、視聴者も一緒に塩まいてくれっ!という
お店の粋なサービスではない(笑)

サウナの塩は、身体に擦り込み、
汗を出し、老廃物を出し、リフレッシュするためのモノである。
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        (*写真は、イメージです。)

お腹まわりにしっかりと。
(サービスデーだから、もうちょっと良いかな)
太ももや胸にもしっかりと。
(他にお客さんいないし、もうちょっと使って良いかな)
(首回り、頬にも付けとけば、小顔効果かも。)
(もう、いいや!オデコも付けちゃえ!)

欲張ると、人間、ロクなことがない。
この(もう、いいや!オデコも付けちゃえ!)がマズかった。
汗で溶けた塩分が、オデコから、眉毛の林を通り抜け、
そして、目の隙間から、徐々に眼球にしみ込んでくるのが伝わってくる。

これじゃあ、サウナの中で、「目がぁ〜、目がぁ〜」
・・・で、お馴染みの天空の城ラピュタのムスカ大佐だ。
gazou2
 
微妙に今では、髪型も似てきたから親近感はさらに倍だ(笑)
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しかし、ムスカ大佐は最後の最後までスーツ姿だが、
こちらは全裸だ。恥ずかしさで言えば、本家を越えている。

完全無防備の全裸でヨロヨロと、
目をつぶりながら、出口を探すが、
こんなときに限って、どこから入ってきたかを覚えていない。

手探りで触れる場所は、すべて熱された板壁。

少しでも目の力を緩めると、
塩分をたっぷり含んだ汗が、目の隙間から入り込んでくる。

熱気も湿度も危機感もクライマックス。

僕は、最後の賭けに出た。
チャンスは一度きり。一瞬だ。

思い切って目を開く!

一瞬、目に写り込むサウナの扉、
そして、同時に感じる眼球への刺激!
肺まで届く、サウナの熱気!
僕は、再び閉じられた瞳の痛さに耐えながら、
一直線に扉へ・・・。

もしも扉を一瞬で、見つけられていなければ、
僕は、ひとけのないサウナの中で、
誰にも気付かれないままどうにかなっていたことだろう。

「目がぁぁぁ!!」遺言にならなくて良かった。
末代まで、あだ名が「ムスカ」になるとこだった。


思ったよりも、長くなったので Σ(=゚ω゚=;) 今日はここまで!
次回「後編:凍死しかけた、あの夏」をお届けします。


taketalk at 23:19│Comments(0)TrackBack(0) 日々の日記 

 

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