帰国したその日から、アムは毎日かなりのラインメッセージをおいらに送ってくる。
とは言っても、おいらもこの頃はライン初心者だったので若い娘のラインの頻度とか、そもそもタイ姫のラインの頻度がよく分かっていない。

日中仕事でほっとくとアムからのラインは30件くらいになっていることもよくあった。

まぁ、ほとんどはどうでもいいメッセージでスタンプも半分以上を占めているのだが・・・

一番困ったのがよくライン電話をかけてよこすのだが、すぐにビデオ通話にするのだ。
これってアムの声がスピーカーから聞こえるから、周りに人がいる場合なんかかなり困る。

会社にい時や家にいる時なんか特に焦ることがあった。

これって今思えばチェックだったのかな?

まぁ、家とか会社で電話に出なきゃいいんだけどな・・・

よくアムはおいらに日本の歌を教えてほしいというので、おいらが好きな歌をYou Tubeで送った。

するとアムはラインのタイムラインにすぐそれをアップしていたのだが、日本人と思われる名前の「いいね」がだんだん増えていくようになった。

順調に客が増えているようで何よりと思ったものだ。

そんな感じで数か月が経った頃、いつものようにアムとライン電話していると、

アム「ねぇ、とむやむ君(すでに呼び捨て(゚皿゚メ))いつバンコクに来るの?」
おいら「何だよ、急に」
アム「だって、もうずっと会ってないよ。アタシの事キライ?」
おいら「そうじゃないけど今忙しいからな」
アム「アタシずっと待ってるのに・・・」
おいら「お客さん随分増えたんだからアムだって忙しいだろ」
アム「メチャーイ、お客さん一緒飲むお店だけー」

ん?オフ無しってことか?

おいら「お客さんと一緒に帰るだろ?毎日朝まで一緒、忙しいだろ」
アム「バー ロー アタシ恋人いるタマイお客さん一緒帰るの」
おいら「おー恋人ができたのかタイ人か?」
アム「ねぇ・・・本気で言ってるの?」
おいら「何が?」
アム「アナタ、アタシ恋人チガウの?」

ほーら、来た。
この流れって絶対こう来ると思った。

おいら「おいらもアムの事は好きだよ。でもおいらは客だろ?」
アム「・・・どうしてそんな事言うの・・・」

そう言ってアムは涙声になって電話を切った。

何だ?
このやり取りは。

するとその後、長文のメッセージがバンバン来た。

要約すると、

アタシはアナタが帰った後、毎日お店じゃお客さんと飲むだけ、一緒にホテルには行かない。
ホントはこの仕事をやめたい。
でもアタシは自分の学費や生活費のために稼ぐにはこの仕事しかない。
アタシがカラオケで仕事してるから恋人になれないんでしょ。

他にも意味不明なのも含めて相当いろんなメッセージが来ていたが、肝心な部分はこのくらいだろうか。

さて、どうするかな。

ちょっとメンドクサイ展開になってきた。