2007年02月15日

66、 21世紀お墓の意識変化がある

 21世紀お墓の意識変化がある

 お墓の制度は長年の歴史と伝統の中で育まれて来た人間の意識の問題でもあり、最も保守的にならざるを得ない業界であります。 核家族が多くなり人口の流動化が進展している現在、通用しなくなって来ていることを関係者は承知していると思われますが、従来の墓の方が高価であるし、石材加工技術者に取って慣れてきた制度でもあり棄てがたい。それに需要者がない訳では有りません。それなりに需要があるのです。

 何故なら核家族時代が望む21世紀の墓を商品として創る業者が少ないのです。それは墓埋法が異業種からの参入を守って一般会社からの参入が認められていないのです。従って競争相手が増えず、今の宗教法人と自治体、公益法人が経営する制度の中で安住する方が石材店に取っては好都合であることは確かです。

 一方墓埋法により霊園の経営が認められている自治体は、あくまで福祉施設としての観点から墓地を提供しているに過ぎず基本的に墓地を用意するのみで、やはり地域の石材店が従来の家墓を提供している。 承継者のいない核家族が望んでいるお墓の制度を考えておりません。ましてや最近の財政が厳しい自治体には、21世紀の墓の創造は期待できません。

 本当は、自治体が核家族が求めている霊園を国民の福祉施設の充実を大義に開発し販売したら、住民の要望に応えられ、住民に喜んで頂きながら石材店の1/3の価格でも充分に自治体への財政を潤す事になるのですが、そこまでの意欲と情熱を持っている公務員はいないのでしょうか?

 私の提案している霊園の構造は、石材店の技術者に加えて、他業界の能力者を広く受入れて、従来にない21世紀の核家族が望む空間創造を競い、消費者の審判を受けながら、消費者に満足頂ける飛躍的で革新的な霊園を創出する切っ掛けとなる考案であると信じております。

 世界を見てきた多くの団塊世代の人達は、欧米の個人主義を理解する知性を持っており、伝統的なお墓の制度を根本から変える可能性をもっております。又団塊世代の奥様方は同様に世界を見てきて、情報量も多く家墓に縛られること、夫の墓が有るにしてもそこに入ることを望まない。

 進歩的で個を大切にする世代である。一足飛びにビルの中に物流の搬送システムを応用した遺骨を収容した箱を祭壇に運び込むコンピューター管理の墓を理解するように成ります。現実に都心部の交通至便な場所に建立されているビル内の墓が最も理解されて売れているのです。
  
 反面郊外の従来タイプの墓は高額な事も有りますが、売れていないことから確実に意識の変化があることが伺えます。
(21世紀の新しい墓研究者:瀧澤)


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