March 04, 2010
悪い、愚痴る、ごめん。
このエントリーはマジで哲郎君だけに言いたいぐらいなのだけれどブログに書くことにした。完全に愚痴なので気を悪くしたらごめんなさい。
まだ年端もいかない田舎の高校生に対しての指導における考え方として「将来の就きたい仕事をゴールに設定してそこから逆算して計画的な学生生活を送ることを指導しなさい」みたいなのを目にした。
バッカじゃねーの、って思う。
はっきり言いますけどこんな田舎の普通科の高校生に、社会にどれだけの仕事があってどれだけの人が働いていてそれぞれが毎日どういうことしてるのかなんてイメージできないんです。世の中には色んな仕事があるんです。そして色んなカタチでそれぞれがなんとか稼いで食ってる。地方公務員とか土木作業員とか先生とか小さな商店街の商店主とかコンビニオーナーとかしか見ない生活の中でどれだけのイメージが高校生にあるんだ?って思うわけですよ。市場に張り付くアービトラージャーとかわが子の腕切って物乞いさせるインドのシュードラとか一日八時間桜餅の葉っぱを巻く作業員とか競艇場の予想屋のおっさんとか避雷器売り歩く営業マンとか牛の爪切りとか色々あるわけよ仕事って。ほんとに仕事って色々あって、そうやって社会は発展してきたんだし、これからも色々拡がっていくわけですよ、社会は発展するしかないんだから。
ドラッカーだったと思うけど「利益は目的じゃなくて条件」って言葉があるでしょ。これを個人に置き換えたら僕の場合は「どんな仕事であろうが食っていくのをゴールにしたらダメだよねぇ」って解釈になるんだけど、生まれたときから不景気の中にある今の高校生に「将来就く仕事」をイメージさせるとどうしても「食いっぱぐれないこと」がゴールになってしまいかねないのが今の現実なんですよ、多数にとっては。
あ、やっぱりドラッカーだったみたい。
ってか、んなこと言ってるから高校生がイキイキできないんだよなあ。もっと「悪いことじゃなかったら何やってもいいから、とにかく食えるレベルまでにはもっていけよ。そして周りのヤツを喜ばせていけよ。みんなの要望に応えていけよ。そういうのってムチャクチャ楽しいぞ」ぐらいは言うてやれよと。こっちは先に生まれてるんやからもっと生きるってええことやぞって伝えてやれよと。何がゴールを設定して計画的にやねん。そんなこと言うてるから人気ないねん。若い子は生きるということにそんなのんきな捉え方してないってことすらわかってない、としか僕には思えないわけですよ、こういうの目にすると。
生きるのに安全地帯なんか無いってことを早く教えてあげないから子どもが臆病になるんです。安全を欲しがるなら個人が強かになるしかないってことを伝えていかないと。システムに乗っかってしがみついて、死ぬまでをなんとか逃げ切ろうとする(ように子どもからは見える)大人が何言うたってそんなん子どもは一瞬で見抜きますよ。そこしか正解がないって言われたら誰だって臆病になりますよ。当たり前でしょって話です。ぱなしはナシって話です。
どこの世界にもしょーもない奴ってのはいて、オモロい奴ってのはたいていそういう奴らの前ではそのオモロさは出せないんです。しょーもない奴はオモロい奴のオモロさを引き出すことができないからしょーもないんです。
で、その「オモロいorしょーもない」を見分けるのは僕の場合「道徳的基準で相手をジャッジするか否か(もちろん道徳に頼る奴はオモロないわけで)」なんですけど、「この見分け方、君のはもうありますか?」ってところをクリアしないとオモロい奴ワールドには入れてもらえないんですよね。で、真面目が取り得の高校生ってこのオモロい奴ワールドの存在すら知らなかったりするんです。本当は忘れさせられてるだけなんやけど。
人間、一番やっていけないことは人のやる気を奪うことだと僕は思ってます。今の高校生見てると周りの大人のインセンティブの与え方が幼稚すぎるように見えます。子どもに対して(というか他人に対して)目の前にニンジンぶら下げて走れ!なんてまっとうな大人のすることじゃないと僕は思います。
大人が子どもに伝えるべきことはそんなことじゃないはず。
今、あなたが生きていることって実は奇跡みたいなもので色んな人に支えられて実現したものでとても素晴らしいことで、そのことをほんの少しでいいから自覚してもらうこと。それが基礎にないとやる気なんて出るわけがない。希望なんて抱けるわけがない。自信なんて生まれるわけがない。
(文字通り)先に生まれた人間っていうのは、こういうことを伝える役割がまず最初にあるんだと僕なんかは思うのですよ。
まだ年端もいかない田舎の高校生に対しての指導における考え方として「将来の就きたい仕事をゴールに設定してそこから逆算して計画的な学生生活を送ることを指導しなさい」みたいなのを目にした。
バッカじゃねーの、って思う。
はっきり言いますけどこんな田舎の普通科の高校生に、社会にどれだけの仕事があってどれだけの人が働いていてそれぞれが毎日どういうことしてるのかなんてイメージできないんです。世の中には色んな仕事があるんです。そして色んなカタチでそれぞれがなんとか稼いで食ってる。地方公務員とか土木作業員とか先生とか小さな商店街の商店主とかコンビニオーナーとかしか見ない生活の中でどれだけのイメージが高校生にあるんだ?って思うわけですよ。市場に張り付くアービトラージャーとかわが子の腕切って物乞いさせるインドのシュードラとか一日八時間桜餅の葉っぱを巻く作業員とか競艇場の予想屋のおっさんとか避雷器売り歩く営業マンとか牛の爪切りとか色々あるわけよ仕事って。ほんとに仕事って色々あって、そうやって社会は発展してきたんだし、これからも色々拡がっていくわけですよ、社会は発展するしかないんだから。
ドラッカーだったと思うけど「利益は目的じゃなくて条件」って言葉があるでしょ。これを個人に置き換えたら僕の場合は「どんな仕事であろうが食っていくのをゴールにしたらダメだよねぇ」って解釈になるんだけど、生まれたときから不景気の中にある今の高校生に「将来就く仕事」をイメージさせるとどうしても「食いっぱぐれないこと」がゴールになってしまいかねないのが今の現実なんですよ、多数にとっては。
あ、やっぱりドラッカーだったみたい。
ってか、んなこと言ってるから高校生がイキイキできないんだよなあ。もっと「悪いことじゃなかったら何やってもいいから、とにかく食えるレベルまでにはもっていけよ。そして周りのヤツを喜ばせていけよ。みんなの要望に応えていけよ。そういうのってムチャクチャ楽しいぞ」ぐらいは言うてやれよと。こっちは先に生まれてるんやからもっと生きるってええことやぞって伝えてやれよと。何がゴールを設定して計画的にやねん。そんなこと言うてるから人気ないねん。若い子は生きるということにそんなのんきな捉え方してないってことすらわかってない、としか僕には思えないわけですよ、こういうの目にすると。
生きるのに安全地帯なんか無いってことを早く教えてあげないから子どもが臆病になるんです。安全を欲しがるなら個人が強かになるしかないってことを伝えていかないと。システムに乗っかってしがみついて、死ぬまでをなんとか逃げ切ろうとする(ように子どもからは見える)大人が何言うたってそんなん子どもは一瞬で見抜きますよ。そこしか正解がないって言われたら誰だって臆病になりますよ。当たり前でしょって話です。ぱなしはナシって話です。
どこの世界にもしょーもない奴ってのはいて、オモロい奴ってのはたいていそういう奴らの前ではそのオモロさは出せないんです。しょーもない奴はオモロい奴のオモロさを引き出すことができないからしょーもないんです。
で、その「オモロいorしょーもない」を見分けるのは僕の場合「道徳的基準で相手をジャッジするか否か(もちろん道徳に頼る奴はオモロないわけで)」なんですけど、「この見分け方、君のはもうありますか?」ってところをクリアしないとオモロい奴ワールドには入れてもらえないんですよね。で、真面目が取り得の高校生ってこのオモロい奴ワールドの存在すら知らなかったりするんです。本当は忘れさせられてるだけなんやけど。
人間、一番やっていけないことは人のやる気を奪うことだと僕は思ってます。今の高校生見てると周りの大人のインセンティブの与え方が幼稚すぎるように見えます。子どもに対して(というか他人に対して)目の前にニンジンぶら下げて走れ!なんてまっとうな大人のすることじゃないと僕は思います。
大人が子どもに伝えるべきことはそんなことじゃないはず。
今、あなたが生きていることって実は奇跡みたいなもので色んな人に支えられて実現したものでとても素晴らしいことで、そのことをほんの少しでいいから自覚してもらうこと。それが基礎にないとやる気なんて出るわけがない。希望なんて抱けるわけがない。自信なんて生まれるわけがない。
(文字通り)先に生まれた人間っていうのは、こういうことを伝える役割がまず最初にあるんだと僕なんかは思うのですよ。
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この記事へのコメント
1. Posted by nagayaaan March 04, 2010 15:29
コンプライアンスおよび道徳遵守を合言葉とする私には耳の痛い内容ですが(笑)、ほんとに、ご指摘ごもっとも、です。
インセンティブの与え方って、難しいうえに大事な事で、要は「それは誰のためのインセンティブなの?」ってことだと思います。大人の側のオナニーになっちゃいかんよね、と。
あと、当地にはちゃんと地雷踏んできた大人が少ないのも問題なのかなあ。(自戒も込めて。)
ブルっときて、仕事中にもかかわらず、思わず書き込んでしまいました。
しかも抽象的なコメントでごめんなさい。
インセンティブの与え方って、難しいうえに大事な事で、要は「それは誰のためのインセンティブなの?」ってことだと思います。大人の側のオナニーになっちゃいかんよね、と。
あと、当地にはちゃんと地雷踏んできた大人が少ないのも問題なのかなあ。(自戒も込めて。)
ブルっときて、仕事中にもかかわらず、思わず書き込んでしまいました。
しかも抽象的なコメントでごめんなさい。
2. Posted by 反庵 March 05, 2010 09:03
ん〜難しいとは思いますが、ある程度先生の言っていることもわかるような気がするんですがね
たとえばウチのガキに「将来何になりたい?」と訊くと「ケーキ屋さんになって、○○ちゃんと一緒に住むんだ」なんて言うので、
「ケーキ屋さんになるんだったら、全国のケーキ屋さんを巡ってノウハウを盗むくらいじゃないと無理だぞ。それに家を買うならある程度金をためなきゃならんし、今のままじゃあ ダメだな。よく考えて今から行動しろ」
ってなことを言っちゃったりするんで(笑)
夢を持つのは良いことだけど、それに向かって歩かなきゃ、80になっても同じ戯言言ってしまってるわけで
地雷踏もうが片手売られようが、先生に何言われようが、自分で考えて行動するようじゃないとダメってことかと
計画的に動くことは、オリンピック見てても思うけど決して悪い事じゃあないと思うけどなぁ
たとえばウチのガキに「将来何になりたい?」と訊くと「ケーキ屋さんになって、○○ちゃんと一緒に住むんだ」なんて言うので、
「ケーキ屋さんになるんだったら、全国のケーキ屋さんを巡ってノウハウを盗むくらいじゃないと無理だぞ。それに家を買うならある程度金をためなきゃならんし、今のままじゃあ ダメだな。よく考えて今から行動しろ」
ってなことを言っちゃったりするんで(笑)
夢を持つのは良いことだけど、それに向かって歩かなきゃ、80になっても同じ戯言言ってしまってるわけで
地雷踏もうが片手売られようが、先生に何言われようが、自分で考えて行動するようじゃないとダメってことかと
計画的に動くことは、オリンピック見てても思うけど決して悪い事じゃあないと思うけどなぁ
3. Posted by 店主 March 05, 2010 23:13
>nagayaaanさん
コメントどうもです。道徳を守りましょうってのと、道徳だけを守りましょうってのとは違うじゃないですか。で、そのズレの大本にはどうやら「無条件に自らの生を肯定できない」っていう現代的な難題が立ちはだかってるわけですよ。ここに気付けていない先生が思いのほか多いし、もしかすると先生自身もここにぶつかっていたりするという・・・。若者の社会を掴む感覚ってなんだかんだいって一番鋭敏ですから僕はそこは尊重したいってだけの話なんですよね。
>反庵センセ
こんにちは。そうなんですよ。先生のおっしゃることは確かに正解なんですけど、自分で考えてって部分のその材料を提供できてないのがおかしいんですよ。自分で考えることを知らないまま卒業して大学出て何やればいいのか分からなくて困ってる子を相手にしてると、なかなか複雑な思いです^^;
コメントどうもです。道徳を守りましょうってのと、道徳だけを守りましょうってのとは違うじゃないですか。で、そのズレの大本にはどうやら「無条件に自らの生を肯定できない」っていう現代的な難題が立ちはだかってるわけですよ。ここに気付けていない先生が思いのほか多いし、もしかすると先生自身もここにぶつかっていたりするという・・・。若者の社会を掴む感覚ってなんだかんだいって一番鋭敏ですから僕はそこは尊重したいってだけの話なんですよね。
>反庵センセ
こんにちは。そうなんですよ。先生のおっしゃることは確かに正解なんですけど、自分で考えてって部分のその材料を提供できてないのがおかしいんですよ。自分で考えることを知らないまま卒業して大学出て何やればいいのか分からなくて困ってる子を相手にしてると、なかなか複雑な思いです^^;
4. Posted by 旅馬鹿 March 06, 2010 02:04
迷え。
悩め。
時には、旅行もいいかも。
金より先に目の前の人の笑顔が見たい人になりたい。
悩め。
時には、旅行もいいかも。
金より先に目の前の人の笑顔が見たい人になりたい。
5. Posted by 三国志 March 06, 2010 03:03
実に難しい問題ですね。
なので個人的な経験しか言えませんが高校生の時点で明確なゴール(仕事)を決めるのは難しいと思います。仕事に携わったこともなく経験もしたことも無いのに何をゴールに設定すべきかはなかなか分からない。
ただ、ゴールまで決めなくてもある程度自分の適性(やりたいことではなく)を見極めその能力を磨きながら進路を選んで欲しいです。
早い時点でゴールを決めれば他の可能性を奪ってしまうし、逆に何も考えず流されるとまったく自分の適性ともかけ離れたベクトルに向いてしまうと思います。とても個人差のある問題のような気がします。いろいろ試しながら試行錯誤しながら本当に自分に適していることに収斂させていくことが望ましいと感じます。
なので個人的な経験しか言えませんが高校生の時点で明確なゴール(仕事)を決めるのは難しいと思います。仕事に携わったこともなく経験もしたことも無いのに何をゴールに設定すべきかはなかなか分からない。
ただ、ゴールまで決めなくてもある程度自分の適性(やりたいことではなく)を見極めその能力を磨きながら進路を選んで欲しいです。
早い時点でゴールを決めれば他の可能性を奪ってしまうし、逆に何も考えず流されるとまったく自分の適性ともかけ離れたベクトルに向いてしまうと思います。とても個人差のある問題のような気がします。いろいろ試しながら試行錯誤しながら本当に自分に適していることに収斂させていくことが望ましいと感じます。
6. Posted by 店主 March 08, 2010 23:46
>旅人
いつもハガキありがとう。実は嫁さんともどもかなり楽しみだったりします。僕は君を超えるくらいの馬鹿と接したいんだぜ。
>三国志さん
そうなの。実に難しい。ただ、可能性溢れる若い人がやる気のおきないシステムに翻弄され臆病になっていくのを見るのはつらい。自分で考えてその結果を引き受けられる人になって欲しいだけなんだけどね。
いつもハガキありがとう。実は嫁さんともどもかなり楽しみだったりします。僕は君を超えるくらいの馬鹿と接したいんだぜ。
>三国志さん
そうなの。実に難しい。ただ、可能性溢れる若い人がやる気のおきないシステムに翻弄され臆病になっていくのを見るのはつらい。自分で考えてその結果を引き受けられる人になって欲しいだけなんだけどね。
