さて、バーバリー3部作のオーラス。

英国で3DのCG視覚効果を制作するフレームストアという会社があります。あの有名な映画「アバター」を手がけた会社と言えば「あぁ、そうなんだ」と仰る向きもあろうかと。

ここのデジタル部門を統括しているマイク・ウッズ氏が「何故、ブランドはソーシャル・ビデオを無視するべきでは無いのか」(Why brands should not ignore social video)と題した寄稿をwallblog.co.ukで行っています(2014年1月28日午後1時11分投稿)。

面白そうなので、紹介します。
4Gが主導するモバイルのインフラ改善と、Vineやインスタグラムのようなソーシャル・ビデオの普及によって、今やビデオはテレビやデスクトップ画面以外での生きる道が出来たのは疑い無い。

世間の人達は、今や外出時にWi-Fi接続をしながら、迅速にローディングが出来るようになったし、それまでは無理だった高画質映像を、シンプルなビデオ・コンテンツ・ネットワークを使って楽しめるようにもなった。

4Gの草分け的存在であるEEによると、4Gのモバイルでは、一般的な家庭のブロードバンドと比べて5倍の速さで投稿できるとのことだ。ブランドは、こうしたビデオの質やアクセスの利便性が改善された事に気づく必要があろう。これらがソーシャル・ネットワークを洗練させ、結果としてマーケティング界に劇的な効果を与える事となったのである。

デジタル面でのアクセスに、こうした変化が訪れた事が、デスクトップからモバイルへの移行の鍵となり、フェースブックやTwitterなどのソーシャル・チャンネルでビデオ・コンテンツをシェアしやすくする貢献となっているのは疑い無い。

こうしたテクニカルかつ文化的なシフトは、広告主や代理店への贈り物だ。と言うのも、ビデオ・コンテンツのメリットを豊かにする為の模索の機会を与えてくれたからである。Vineやインスタグラム・ビデオのようなソーシャル・ビデオ・プラットフォームは主としてジョー・ブロッグス(訳注:仮想の平均的な男性。転じて、一般的なPCユーザーを指しているものと思われます)らがコンテンツを集める為に作られてはいるが、こうしたプラットフォームを高画質のコンテンツで磨き上げる作業を各種ブランドが始めている。実際、マーケティング技術企業のアンルーリー(Unruly)が調査した所によると、インスタグラムのビデオで最もシェアされた1000本の内、40%がブランドだったと言う。

メタ的テレビ・コンテンツが、特にシェアされやすいようだ。したがって、それがソーシャルに根ざしているなら「成功しやすい」( ‘successful’)。皆さんのコンテンツが素晴らしいなら、ソーシャルな深いネットワークは、皆さん自身の為の宣伝を可能としているのである。実際、アドビでは、ソーシャルに参照されるビデオである「スターツ」(‘starts’)の方が、非ソーシャル・ビデオよりも事が上手く運ぶと主張している。

従って、ブランドがメタ的テレビ・ビデオを視聴する人を増やす事に自信を持っているのは明らかである。そして、こうしたテクノロジーが拡大していると言うのは、モバイル・ビデオの質が常に改善されている事を意味する。そして、視聴者と繋がる為に、より創造的でより良き場に中身の濃いコンテンツを配信する機会を提供するのである。また、最高の質に支えられたなら、コンテンツは拡散するより良きチャンスとなると言うのは注目に値しよう。だから、マーケティング担当者は改善された生産額の好機を最大限にせねばならないのだ。

ソーシャル・モバイルは、クリエイティビティに基づく動画のフォーマットを変えてしまった。テレビのスポットCMで、その昔30秒という時間の制限があったのに対して、こうした15秒から16秒で特別に制作したビデオ・コンテンツは、非常に価値があるクリエイティブな挑戦の機会を与えてくれる。マーケティング担当者も広告代理店も、これに取り組む必要があろう。詰まるところ、テレビからソーシャル・ビデオへの移行が続くというのは、真のマルチプラットフォームや予期せぬ瞬間を作り出す能力を与えてくれるという事に他ならない。同時に、その未来はレベルが上がりゆくばかりなのである。

拙訳終わり。で、ウッズ氏の寄稿に添えられた写真が、ロンドンのファッション・ウィークでバーバリーが撮影したインスタグラムによるそれだったりするのです。

こういう取り組みを、海外では行っているのですね。テレビからのCM移行が英国では起きているのかぁ。日本でもそうなるのでしょうか?



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