campaignlive.co.ukが報じています(2014年7月8日午前8時30分投稿)。
昨年の損失が2660万ポンド (当初は3090万ポンドだとしていたのですが、ケーブル社(¥Kable)の売却を行って修正しています) で、それと比べれば、赤字ではあるものの、27%も収益性は改善している格好です。法令に従ったレベルでの算出では、利払い前・税引き前・減価償却前利益も320万ポンドと改善されています。
こうした1回限りの経費(ガーディアン・オーストラリアの創刊)を除外した数字を見ると、GNMの利息、租税、償却費控除前の損失は3060万ポンドとなるそうです。
売り上げ自体も7%伸びて2億1020万ポンドになっています。デジタルでの売り上げが1360万ポンド伸び、6950万ポンドになっていたのが大きかったようで、紙媒体の事業の落ち込みを相殺した格好となっているとの事です。ちなみに、2011年から12年にかけての業績は30%の落ち込みだったそうですから、全般的には改善傾向にあるようですね。
同社では5年単位で旧来型の新聞発行元から、開放型の世界的なマルチメディアを駆使した報道機関への移行計画を策定しており(アンドリュー・ミラーCEOが詳細を述べていました)、今年は3年目に当たります。
今回の結果について、ミラー氏は今後も更なる赤字縮小が必要だと示唆しました。
「今年もガーディアン・ニュース&メディアでの根本的な赤字を減らす事に力を注がねばならない。そうした赤字は、新聞業界を嘆き悲しませる不安定な経営環境や構造変化に影響を与えるからだ」("In the current year, we must focus relentlessly on reducing
underlying operating losses at Guardian News & Media, which
continues to be impacted by the volatile trading conditions and
structural changes weeping the newspaper industry.")。
ちょっと長い記事なので、数回に分けます。
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