女性引用
アメリカの通信社大手のブルームバーグが、記事での女性の発言の引用を増やしているそうです。

talkingbiznews.comが報じています(2018年12月28日付け)。

ブルームバーグ・ニュースの新興市場担当記者のベン・バーテンシュタイン(Ben Bartenstein)氏が明らかにしました。何でも2018年は50パーセントにまで増やしたそうです。

ちなみに、2017年には13パーセントだったそうですから、激増と言えましょう。

「女性だからという理由で引用してこなかった」(“We didn’t quote them because they were women,”)と、御本人。「1つのトピックに於いて我々の質問に答えるのに最もふさわしいので、女性の発言を引用してきた。しかし、それでもどういうわけか過去に見落とされていた(或いは、メディアと話す許可を与えられなかった)」(“We quoted them because they were the most qualified to answer our questions on a given topic, yet somehow got overlooked in the past (or were not given permission to speak with media).”)と続けています。

御本人と、同僚で新興市場を担当しているアリーン・オヤマダ(Aline Oyamada)氏とジャスティン・ヴイラミル(Justin Villamil)氏は、傑出した女性のソースをリスト化したところ、200人以上に上ったと話しています。

「分かったのは、相当数の女性のヘッジファンド・マネジャーやCIO、新興市場のストラテジストが存在しているのに、引用される事が少なかったという現状だった」(“It turns out, there were dozens of female hedge fund managers, CIOs, emerging-market strategists, etc. who we rarely, if ever, quoted,”)とバーテンシュタイン氏。「競争をしていなかった訳では無いが、繰り返して男性の同僚にインタビューしていた事もあった」(“Neither did our competition. Yet we interviewed their male colleagues repeatedly.”)
 
ブルームバーグでは、2018年初頭からパイロット・プログラムとして、配信するコンテンツに於ける女性のメディアでの露出を増やす訓練を施していました。対象地域はニューヨークとロンドン、トロントと香港だったそうです。

「新たなるソースを見つける何らかの足がかりにしたいというのが、命題だった」(“The main takeaway: There’s some initial legwork in finding new sources,”)と御本人・「しかし、結局の所、それって自分達が行うべき仕事であった。ソースの多様化は、数を増やす事以上に重要だ。他社との競争で有利になるし、インパクトのある興味深い記事が出来上がるのだから」(“But that is, after all, our job. Diverse sourcing is about far more than numbers. It gives you a competitive advantage over your competition & leads to more interesting and higher impact stories.”)。

確かにそうですね。世の中半分は女性なのですから、多様性というのは大事。「オッサン目線で新聞こさえてたらアカンで」という在職時の言葉を思い出してしまった。知らず知らずの内に、女性差別をしていたのかもしれない。他のメディアも追随して欲しいですね。