メトロボストン廃刊
先日、ニューヨークで発行しているフリー・ペーパーが身売り #新聞 #フリー・ペーパーという記事の中で、シュネップス・メディア(Schneps Media)社がメトロ・ニューヨークというフリー・ペーパーを買収し、その系列であるボストン・メトロ紙も対象にするのでは無いかという話が出ていましたが、結局流れたようです。

廃刊の運びとなったからです。
ボストン・グローブが報じています(2020年1月8日付け)。

19年の歴史に幕を下ろしたそうです。発行人のエド・エイブラムス(Ed Abrams)氏と発行人補佐のスーザン・ペイファー(Susan Peiffer)氏が7日にメモを回覧させました。その中には、ニューヨークとフィラデルフィアのメトロ紙が身売りされた後では経営を続ける意味が無いと記されていました。

メトロ・ボストンが「中心となるリソースを失い、厳しい決断を下さざるを得なくなった」(“centralized resources, and a difficult decision had to be made.”)と、理由を説明しています。

シュネップス・メディアが買収したのはメトロ・ニューヨークとメトロ・フィラデルフィア。シュネップスは、既にamニューヨークというフリー日刊紙を傘下に収めており、今後はamニューヨーク紙とメトロ・ニューヨーク紙を合併させようとしています。

メディア監査協会(The Alliance for Audited Media=昔のABC協会)の集計によると、2019年第3四半期のメトロ・ボストンの最近の部数は5万部でした。なお、同紙は月曜から木曜まで発行するという形を取っていました。

ボストン・グローブは、このメトロ・ボストンの株式を49%握っていました。元々、ニューヨーク・タイムズの親会社がボストン・グローブを傘下に収めていた頃、メトロ・ボストンの投資を決めていました。その後、親会社は2013年にグローブ紙を、ボストン・レッドソックスなどを保有するジョン・ヘンリー(John Henry)氏に、このメトロ・ボストンの株式ともども売却していました。

最終的にババを引いたのは、このヘンリー氏になるのでしょうね。ともあれ、メトロ・ボストンの従業員に、早く次の仕事が見つかりますように。