一連のメディア・チェーンの収支状況ものです。今回はメレディス。第2四半期は、全体の売上は落ちたものの、デジタル広告収入は伸びていたそうです。
mediapost.comが報じています(2020年2月6日付け)。

まず、全体の売上は8億1100万ドル。前年同期が8億7800万ドルでしたので、結構なダウンですね。

会社側では、傘下のローカル・メディア・グループと、ナショナル・メディア・グループ内で変更をしたのが大きかったと説明しています。具体的には、ローカル・メディア・グループでリピート型の政治スポット広告の売上が6100万ドル減った事や、ポートフォリオの変更による広告と購読収入が減った事などが挙げられるとしています。また、ナショナル・メディア・グループ内のレート・ベースや頻度などに手を加えた事なども理由だとしています。

そのナショナル・メディア・グループですが、第2四半期の売上は5億9700万ドル。前年同期が6億1600万ドルでしたので、こちらもダウン。営業利益は1億100万ドルでした。

広告関連の売上の総計は3億200万ドル。こちらは1%減。こちらもポートフォリオの変更が主因だとしていますが、傘下のピープル誌の紙媒体広告が伸びていたと発表しています。傘下の雑誌ブランドでして最も大きいのがピープル誌でして、そこがデジタルと併せて2桁台の伸びを示していたのですって。

デジタル広告の売上は8%増。ナショナル・メディア・グループの広告収入の44%を占めるに至ってます。ちなみに、前年同期の時点では40%でした。会社側では、アクセス数やページ当たりのインプレッションが伸びた事、映像系の売上が良かった事などが大きかったとしています。

一方、消費者関連の売上は振るいませんでした。こちらもポートフォリオに手を加えたところ、購読収入とスタンド売りの収入に影響が出てしまい、10%減の2億6400万ドルとなってしまいました。

具体的には、傘下のコースタル・リビングやトラディショナル・ホームなどをプレミアム・ニューススタンドに組み込んだり、クッキング・ライトをイーティング・ウェルと合併させたり、ファミリー・サイクルやマネー、マーサ・スチュワート・ウェディングなどを廃刊させた事が該当するとしています。

アフィニティ・マーケティングやライセンス、デジタル事業や消費者関連の収入が13%伸びていたとも発表しています。

最近になって、メレディスではセレブ系のライフスタイル雑誌を2つ増やしました。1つはリビール(Reveal)というタイトルで、カナダのリアリティ番組などで活躍するドリュー・スコットとジョナサン・スコット兄弟と提携しています。もう1つはカナダの女優、アイーシャ・カーリーと提携した季刊誌だそうです。この他、クッキング・ライトやコースタル・リビング、レイチェル・レイ・イン・シーズンなどを刷新し、消費者志向の講読型雑誌に力を入れるそうです。

「ナショナル・メディア・グループ傘下の、強力で多様な雑誌の売上の比較から分かった傾向に勇気づけられた」("We are encouraged by comparable revenue trends across our powerful and diversified National Media Group portfolio,")とメレディスの会長兼CEOを務めるトム・ハーティ(Tom Harty)氏は語っています。「同時に、スコット兄弟やアイーシャ・カーリー氏らと提携した新雑誌の創刊や、既存雑誌のテコ入れ、更にはデジタル・ブランドや消費者や広告主が好みそうなサービスの構築など、イノベーションを続けていく」("At the same time, we continue to innovate, be it our newest titles with the Scott brothers and Ayesha Curry; repositioning popular brands as consumer-driven newsstand products; or continuing to develop our digital brands and capabilities for advertisers and consumers alike.”)と意気軒昂です。

タイアップというのは向こうでもやってるんですね。それにしても、ここでもデジタル広告が勢いを増しているのか。グーグルやフェースブックには及ばぬまでも、それなりに稼げるのならという感じでしょうか。