ロイターファクトチェック
ロイター通信が、フェースブックと提携して、ソーシャル・メディア上の偽情報を特定する新たな試みを始めるそうです。

talkingbiznews.comが報じています(2020年2月12日付け)。

フェースブックが行っている、サード・パーティー・ファクト・チェッキング・プログラムと提携して展開していくのだそうです。

対象となるのは、FBとインスタグラム。なりすましメディアや、ミスリーディングしているメディアを見つけ出す事も目指しています。

ロイターは、これまでにも正確で信頼の置けるニュース・コンテンツの配信を拡大しようと、様々な試みを行って来ました。今回は、その拡大版。ソーシャル・メディア上でユーザーが収集した写真や映像、ニュースのヘッドラインなどの正確性を評価していきたいとしています。

また、FBのアメリカでの視聴者向けに、英語とスペイン語で書かれた特設ブログを設置し、見つけた偽情報を知らせていくようにするそうです。

「我々は、世界中に出回っている偽情報が深刻な影響をもたらしている事を、しっかりと認識している。社会に日々もたらす影響は酷くなるばかりだし、虚偽のニュースが出回る事を止めるのは報道機関やプラットフォームの義務だ」(“We are steadfastly recognizing the magnitude of misinformation taking place around the world. It’s a growing issue that impacts society daily and it’s a responsibility for news organizations and platforms to halt the spread of false news,”)と、ロイターの海外提携担当ディレクターのジェス・エイプリル(Jess April)氏。

「世界中の数千ものクライアントに対し、ユーザーが収集したコンテンツの調達や特定、そしてクリーニングを行って来たのが弊社であり、その実績には定評がある。ソーシャル・メディアのコンテンツのファクト・チェック作業で培った知見を実践する最高の立場にもある」(“Reuters has a superior track record in sourcing, verifying and clearing user-generated content for distribution to thousands of clients globally and we are best placed in using our in-house expertise to fact check social media content.”)とも語っています。

一方、フェースブックのインテグリティ・パートナーシップ担当のケレン・ゴールスラーガー(Keren Goldshlager)氏は「弊社の偽情報対策にとって、ファクト・チェック・プログラムを拡大する事は重要だ。ロイターがアメリカで提携して下さった事には興奮を覚える。ユーザーが集めたコンテンツの認証に関するロイターの知見によって、弊社が受ける恩恵は大きなものとなろう」(“Expanding our fact-checking program is an important part of our work to fight misinformation. We are thrilled that Reuters is joining our U.S. partnership, and know we’ll benefit deeply from their expertise in visual verification and user-generated content.”)と語っています。

ちなみに、ロイターはフェースブック・ジャーナリズム・プロジェクトでも提携しており、世界中のメディアの編集局員向けに捏造されたコンテンツや映像の特定の仕方をオンライン講義しているそうです。

有り難い事ですね。日本でも同様の試みを行って欲しい。・・・もっとも、そこまでの知見がある報道機関が無いか(涙)。