ニューヨーク・タイムズの速報です(2022年10月29日午後5時33分投稿)。

4人の関係筋情報によりますと、イーロン・マスク氏は、早ければ29日にTwitterで従業員のレイオフを開始する予定であり、一部のマネージャーは削減する従業員のリストを作成するよう求められているとの事です。

27日に440億ドルでTwitterの買収を完了したマスク氏は、会社全体で人員削減を命じ、一部のチームは他のチームよりも多く削減されると、報復を恐れて身元を明かすのを避けた3人が述べました。レイオフの規模は明らかにされていませんがTwitterの従業員数は約7500人だそうです。
マスク氏が4月に同社の買収に合意して以来、Twitterのレイオフに関する報道が飛び交っている。電気自動車メーカーのテスラやロケット会社のスペースXも率いるマスク氏は、投資家に対し、会社を非公開にし、従業員を減らし、コンテンツ適正化規則を撤回し、新たな収益源を見つけると述べている。

Twitterのレイオフは、従業員が報酬の一部として株式交付を受ける予定の11月1日の前に行われる事になる。このような株式交付は通常、従業員の給与のかなりの部分を占める。その前に従業員を解雇することで、マスク氏は株式付与の支払いを回避が可能だ。
と、記事は続きます。Twitterとマスク氏の代理人は、コメントの要請に応じなかった。

51歳のマスク氏は、27日にTwitterのオーナーに就任して以来、迅速な動きを見せています。26日にサンフランシスコの本社に到着し、従業員に会い始めました。また、27日遅くには、Twitterの最高経営責任者、最高財務責任者その他の役員を解雇しています。この他、Twitterの収益の大部分を提供している広告主に対して、自社のプラットフォームが尊敬される広告先になることを伝えるためにアピールしています。

その一方で、Twitterの他の分野、例えばサイト上でどの投稿を維持し、どの投稿を削除するかを決めるなどについては時間をかけてレビューを行っています。当初、Twitterをあらゆる種類のコメントが飛び交う自由奔放な場所にしたい、ドナルド・J・トランプ前大統領を含む禁止されたユーザーを復帰させると述べていましたが、28日には、そうした変更がすぐに行われる訳では無い事を明らかにしました。その代わり、コンテンツに関する質問を処理するための協議会を設立する予定であり、禁止されていたユーザーを即座に復帰させないと発表しました。

Twitter上では、自分たちを口封じしていると非難していたユーザーの一部から、マスク氏のオーナー就任を満願成就とする投稿があった一方、ヘイトスピーチや誤った情報で溢れかえることを懸念する人もいました。スタープロデューサーのションダ・ライムズ氏、「This Is Us」エグゼクティブプロデューサーのケン・オリン氏、「ビリオンズ」ショーランナーのブライアン・コッペルマン氏など、一部のユーザーは、マスク氏が運営する事になったので、今後は使わないとTweetしています。

また、ユーザーの中には、マスク氏が経営権を握って以来、ヘイトスピーチの急増を懸念しています。全米バスケットボール協会のスター、レブロン・ジェームズ氏は、ネット上での思想的コンテンツの広がりを研究する民間団体「ネットワーク伝染研究所」の報告書を引用しながら、マスク氏による買収契約が成立した後の12時間に、Twitter上での人種差別用語の使用が500%近く増加したと指摘した。

「イーロン・マスクのことは知らないし、正直なところ、誰がTwitterを所有しているかなんてどうでもいい 」(“I don’t know Elon Musk and, tbh, I could care less who owns twitter,”)と、ジェームズ氏はTweetしました。「だけど、仮にこれが本当なら、彼と彼の部下がこれを非常に真剣に受け止めてほしいと望むと言いたい。恐ろしい事だからだ」(“But I will say that if this is true, I hope he and his people take this very seriously because this is scary.”)

なお、マスク氏は29日、Twitterで食べ物について議論。「焼きたてのパン&ペストリーは、人生の大きな喜びのひとつだ」(“Fresh baked bread & pastries are some of the great joys of life,”)とTweetしています。

職場を首になるのは人生の大きな悲しみのひとつだと思えますが…。以上、取り急ぎ。