英国のガーディアンの記事を拙訳していきます(2024年7月4日午前1時31分投稿)。
Netflix co-founder and Democratic megadonor calls for Biden to step aside(ネットフリックスの共同創業者で民主党への高額献金者がバイデン氏の撤退呼びかけ)
Reed Hastings one of first major party donors to urge Biden to bow out, telling him to make room for a ‘vigorous’ leader(リード・ヘイスティングス氏は、主要献金者の一人としてバイデンに退陣を促し「精力的な」リーダーのための余地を作るよう告げた)Sam Levin
Thu 4 Jul 2024 01.31 BST
ネットフリックスの共同創業者で民主党の大口献金者であるリード・ヘイスティングス氏は、先週のドナルド・トランプ氏との討論会での惨敗を受けて、ジョー・バイデン氏に大統領選から身を引くよう呼びかけた。
ヘイスティングス氏は3日、ニューヨーク・タイムズに、大統領は「精力的な民主党指導者がトランプを打ち負かし、我々の安全と繁栄を維持できるように退く必要がある」と語った。
ヘイスティングス氏は、81歳の大統領が職務に向いていないとの懸念から辞任するよう圧力が高まる中、声明を発表した最初の主要な民主党献金者の一人となった。
ホワイトハウスは、資金提供者や民主党内の協力者が大統領選からの撤退を求めているという報道を否定している。
だが、3日までに、2人の下院民主党議員がバイデン氏に立候補を取り下げるよう公に求め、3人目はバイデン氏がトランプ氏に勝つ能力について「重大な懸念」があると述べた。討論会後の世論調査では、民主党議員の3人に1人がバイデン氏は辞任すべきだと考えており、バイデン氏への圧力は高まっている。今週に入って行われた選挙イベントで、バイデン氏は討論会のパフォーマンスが振るわなかったのは、イベント前の多忙な海外出張のせいだとし、「ステージで眠ってしまいそうになった」と述べていた。
複数の報道によると、民主党幹部の一部はカマラ・ハリス副大統領が後任になるべきだと非公式に示唆している。
ストリーミング時代の先駆けとなった億万長者の起業家であるヘイスティングスは、2020年にネットフリックスの最高経営責任者を退任した。
ニューヨーク・タイムズによると、ヘイスティングス氏と妻のパティ・クイリン氏はトランプ政権時代、民主党の支持者だった。近年は2000万ドル以上を寄付しており、そのうち約150万ドルはバイデン氏が2020年の大統領選で献金したものだ。夫妻は昨年、バイデン氏の再選努力に10万ドルを寄付した。
また、歴史的に黒人の多い大学に寄付をしており、最近では10億ドル以上相当のネットフリックス株をシリコンバレーの慈善団体に寄付した。
もう一人の有力な億万長者の寄付者であるリード・ホフマン氏は、討論会の後もバイデンを支持し続け、彼の寄付者ネットワークに電子メールで、「バイデン氏の欠点に思いを馳せる」のは非生産的であり、彼らは「トランプ氏の欠点に沿って組織される」べきだと感じていると伝えた。
なお、バイデン氏の陣営は今週、討論会後に3800万ドルを調達したと発表していた。
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