横浜ベイスターズ日本一おめでとうございます! 26年ぶりでしたか。去年のウチ(あ、ワタクシメ阪神ファンでして)が38年ぶりだったので、お気持ちある程度察する事が出来ていると自負しております。
で、その前の1960年とも比較しながら今後の日本経済を占ってみようかと。あ、何でこんなテーマかというと、最初の日本一の1960年は、あの有名な安保闘争の年。で、98年の際には「横浜が優勝したら革命が今度こそ起きるのではないか」などと言われてたのを覚えているからです。
さて、その98年はというと、大和総研さんが1998 年を節目とした 日本経済の変貌というタイトルで当時を総括してはります。以下、出だしを部分引用させていただきます。
1981 年度以降の名目成長率の変化を見ると、 バブル崩壊後の1991年度頃に、おおむね5%を 超える水準から2%程度にスローダウンした(図 表1)。その後、1998年度には▲ 2.0%に陥り、 さらにレベルが低下した。1993年度にもマイナ スの名目成長となったことはあるものの▲ 0.1% と落ち込み方は小さく、その後多少回復してい るが、1998年度の低下は大幅であった。なお、2000 年代半ば以降、外需にけん引される形で一 時回復しかけたものの、リーマン・ショック後は 再び大きく低迷した。 各需要項目の寄与度を見ると、企業部門に関連 する民間企業設備投資は 1991 年度以降、マイナ ス基調に変化した。その後、2000年代半ばころ から一時的に盛り返すがリーマン・ショック後再 度落ち込んだ。一方、家計部門に関連する民間最 終消費支出や民間住宅投資は、これより 10 年弱 遅れて1998年度頃からマイナス基調に低下して いる。なお、四半期データで見る場合は、特に民 間最終消費支出について、1997年度の消費税率 引き上げに伴う駆け込み需要とその後の反動減が 目立つが、年度でならしてみれば大きな変化は見 られない。 バブル崩壊後が「失われた20年」と呼ばれ1991年が節目とされることがあるが、家計部門 にとっては、むしろ1998年頃が節目であったと 考えられる。
ワタクシメは61で、当時を知ってる身としては、肌感覚としてそんな感じだったかなと。つまり、本格的なデフレの始まりだったんですね。で、今はインフレ基調。今後本格化するんでしょうか。
一方、その前の1960年はというと、日経さんが株価の連騰が企業に促すものという特集記事を。これまた部分引用をば。
日経平均株価が20日、9円12銭高の2万1457円64銭で取引を終了し、1960年12月から61年1月にかけて記録した14日間の最長連騰に並んだ。
部分引用終わり。つまり、当時は大洋ホエールズという名称だったベイが日本一になった後、熱狂的な高騰局面があったと。
こうして見ると、日本一になるとエエ展開になるか悪い方に転ぶかのどっちかだと。あ、いや、ベイスターズの日本一にケチをつけるつもりはないんですよ。過去の歴史を見ると、そうだったという話なのであって。
ちなみに、われらが阪神タイガースはというと、プロ野球界が1リーグ制だった頃の日本一が昭和19年。2リーグ分裂後の日本一が60年なんですが、それぞれ翌年には原爆投下とチェルノブイリ事故があるなど、原子力をめぐる不穏な展開があったりします。そうなると、今後1リーグ制に戻ったり、加盟球団数が増えるなどの機構変革があった後に日本一になると核戦争って展開でしょうか。
なお、かまびすかしい永田町情勢ですが、かの世界では「中日が優勝すると政変が起きる」との格言が。となると、今年は政権交代無しなのかも。
と、いろいろと考えさせられるエピソードが次々と脳裏をよぎってたりします。ベイスターズ、おめでとうございます。
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