ポリシーについて
インターネットの発達とモバイル機器の普及は、我々の生活を変えてしまいました。自宅で新聞を読む、或いはテレビを観るという習慣が滅びつつあるのは、認めざるを得ないでしょう。
一方で、戦後からの終身雇用形態から抜け出せず、インターネット時代に何をして良いか経営陣が分かっていないのが、報道の業界です。そんな中にあって、自らの身の振り方を思案し、苦悩なさっている現業職の方は多かろうと推察します。かつては高給取りとして羨ましがられながら、その土台が徐々に蝕まれつつある地方紙の方は、特にそうでしょう(あ、悩んでいない方は拙ブログなぞ読まなくて結構ですからね)。
それやこれやで考えました。「じゃあ、辞めてもやっていける事例があれば?」と。
海外に参考例は無いのか?と。
そのままの導入は無理にしても、アレンジを自分なりに加え、血路を開けないのかなと。
という訳で、先ほど配信した「もう諦めたわ、新聞社勤務なんて」英国の編集者、退社後に超地元密着型の報道サイト起ち上げ #新聞の記事を「これからの報道サイト」というカテゴリーに入れ直しました。
この方(女性の年齢を例示するのはアレなんですけど、フェースブックのアカウントを見た限りでは五十路なようです)の試みとて失敗に終わるかもしれません。その時は検証し、何が駄目だったかを教訓としましょう。成功すれば、アレンジして自らの新たな船出となさっていけばよろしかろう。
一番いけないのは、「悩もうともせず逃げる」行為です。特に新聞業界の現業職の皆さんに言いたい。残留を選択した職場は、業界を挙げて軽減税率の適用に狂奔しました。税金とは公金であり、その扱いには時間を掛けた議論と、納得がゆく結論が必要でした。しかるに、それらを全てすっぽかした。
これは即ち「悩もうとせず逃げる」行為そのものです。皆様方は、その行為の一部となっている事にお気づきですか。気づいているのなら、更に言いたい。
それで良いのですか?
先の記事では、次のような下りがありました。
「ケントの地元紙で13年間働き、その後ケント・ライブという新しいウェブサイトで8ヶ月間、多くを学んだ。そこでは楽しい経験をした。特にタネット・ガゼットではそうだった。だけど、自分がタネットにしてあげたい事なのかとの疑問が湧いたのだ。自分が住み、地域の一部になっているというのに」(“I learnt a lot during my 13 years with Kent regional papers and then the last eight months in the new website-first Kent Live structure. It’s an experience I have enjoyed greatly, especially my time with the Isle of Thanet Gazette, but I felt that what I really wanted to do was focus on Thanet – the community I live in and am a part of.)
「自分が住み、自らが一部となっている地域に、してあげたい事をやっているどうか」という問いかけは重いものがありますが、業界の皆さん、なさってますか?
その事で悩んでらっしゃいますよね?
そうだろうと推察いたしましたので、このカテゴリーを作ったのですよ。ま、つらつらと読まれた上でご判断なさって下さいな。
小ネタ欄を作ります。
ここ数日、関連の投稿が多かったし、そろそろと思いまして。
今までの小ネタ系は、全て移します。
関連の記事を移動させます。
- カテゴリ
- ポリシーについて
速報段階では、各サイトの記事を基にしていましたが、後々になって事件を参照する際に分かりやすくする為の措置です。
ご理解頂ければ幸いです。
以上、簡略ながら。
以上、簡略ながら。
また、今までのモバイル絡みの記事も、カテゴリーに入れて行きます。よろしくお願いします。
6月頃を目処に、オンライン上のバイラルをテーマにしたグループをフェースブック上で起ち上げる予定です。
テレビや紙媒体以外での、情報伝達手段としてインターネットがすっかり定着したのは、皆様も肌身として実感なさっておられましょう。
海外では、大小様々な企業が広告の配信手段として、特にオンラインでのバイラル性を意識するようになっています。
つまり、評判が評判を呼び、口コミ式で広がっていくという流れを作ろうとしているのです。また、そのような評判を呼びそうなコンテンツを紹介するサイトも生まれつつあります。
グループでは、そうした実態を紹介しつつ、かつ「これオモロイなぁ」と思えるコンテンツを皆で楽しみながら突っ込めたらなぁと思っております。
秘密グループとしますので、ご参加を希望なさる方はワタクシメ宛てにメッセージ下さい。例によって、新聞業界の現業職の方々にはご遠慮して貰います事も書き添えます。
宜しくお願いします。
「拡散」という意味です。インターネット上で存在感を持たせるには、これが必須という事を、実例を挙げながら知らせ、かつ考えていきたいなと。
今まで書いた記事の幾つかを移動させますので、よろしくお願いします。
Don Juanというのは、このブログのファンクラブ。フェースブック内に設置しております。顔の見えるファンのコミュニティー作りを目指しております(設立の趣旨については、こちらを御参考にして下さい)。
で、実際にどんな特別コンテンツを配信しているかを、適宜こちらのブログで「本日のボーナス・トラック」として紹介していきたいと思っております。
ちなみに、本日は次の2点。
★フランスのフィガロ紙の、意外なサービス
★インスタグラムの広告配信に対するアメリカの世論調査結果
過去には、次のような配信をしております。
★その手があった? 北朝鮮の写真ルポに、意外なツールが…。←これで一挙にフォロワーを20万人増やした猛者が出ているのですよ。ワタクシメのイチ押しですわ。
とまぁ、ワーワー言いながら試行錯誤を重ねていきますので、よろしければご参加下さい。私のFBのアカウントの方に連絡頂ければ、手続き致しますので。
また、Twitterで新規フォロワーになった方には入会勧誘のDMを打たせて貰う事がありますので、ご了承下さいませ。
今なお、その事については心中で整理が付いてない所もございますが、そろそろ自分自身で心機一転を図りたいと思います。
その第一歩が「Don Juan」(仮称)の起ち上げ。次のような構想でおります。
①現在、プライベート・モードでしか読めないようにしているコンテンツを、フェースブック内に新設する秘密グループ「Don Juan」で読めるようにする。
②「Don Juan」では、独自コンテンツも紹介する予定。具体的には、SNSを使っての企業や個人のプロモーションの成功事例や、海外の識者による成功の秘訣などを紹介する他、新興のニュース・メディアの事情などについてもお知らせしていきたい。
③グループの参加資格者は、中小企業でSNSの活用を考えておられる方々。また、新聞業界の周辺関係者(広告代理店やソリューション系)や、新たなニュース・メディア事業を模索する方々。及びそうした方面への投資をお考えの方々とする。無論、フェースブックのユーザーである事も条件。
④Twitterのフォロワーさんについては、フェースブックのワタクシメのアカウントまでメッセージを下されば、手続きをします。これまでにフォロー頂いた方々にDMを送る事もありますので、あらかじめご了承下さい。新聞業界の現業者の方々の入会は、固くお断りいたします。
■今回の経緯と今後について
先月後半は、失望と傷心の日々でした。ワシントン・ポストがああいう事態になった後では、流石に危機感を抱くだろうと思ってましたけど、地方紙さんなどに営業かけても無反応。で、「軽減税率適用を」と言い出して、世間の顰蹙と敵意を買ってしまった。来年4月の消費増税で、一連のキャンペーンを記憶する人が新聞の講読を止め始めるでしょうし、そうなっ た後で対策を講じようにもハードルが高すぎる。それで無くても海外で成功していると思われる事例は(少なくとも日本で応用出来るレベルのものは)無いし、 もうお手上げだなと。もう、新聞業界は見捨てざるを得ません。それが第一点。
最期の希望が打ち砕かれたという思いもあり、色んな人に愚痴る日々が続きましたが、そうした対話の中で「セルフブランディングに失敗している」との指摘を受けました。正直、知見があるとか言われたり、ピックアップブロガーとか選ばれるだとかして、まんざらでも無い気持ちになってたりしましたが、収支を見ると、殆ど金になっていない事だけは認めざるを得ない。
実際、新聞業界そのものからのオファーは、4件で計19万円。新聞周辺業界からは4件で53万円。その他、SNSの勉強会や有効な活用方法を模索している業界への講演などが20万円。3年10ヶ月で、この数字ですから惨憺たるものですね。
ブランディングに失敗しているから、この結果なのでしょう。じゃあ、何をするべきなのか。悪い頭なりに考えた新規開拓先が、次になるのではないかな、と。
- 中小企業でSNSの活用を考えておられる方々
- 新聞業界の周辺関係者(広告代理店やソリューション系)
- 新たなニュース・メディア事業を模索する方々。及びそうした方面への投資をお考えの方々
ブログの今までの投稿での蓄積や、翻訳紹介する過程で知った各種の専門サイトの存在なら頭に入っていますし、それを上記の方々向けに売り込んでいこうかなと。これが第二点。
で、第三点なのですが、ここが自らにとって重要点。今まではブログのアクセスを増やす事に力を入れすぎていて、気が付けば収益化が疎かになりすぎていたな、と。
■勉強会主催の代理人募集
じゃあ、収益化をどうするか。
まず「顔の見える状況を作る」。誰が、どんな思いでアクセスしているのかを把握する。それをフェースブックで可能にしたい。
そして、上記の新規開拓層向けに、有料の勉強会や講演を行っていきたい。以て収益化のゴールにしたい。そう思っています。
実は、過去にも関西でメディア志望の学生さん向けに勉強会をやろうと動いた事もあったのですが、会場の確保(利用料含む)などで疲れ果てて断念した経緯があります。
その反省を踏まえ、次の措置を取りたい。
Don Juanの会員さんの中から、勉強会開催の代理人を募集します。
やって頂きたい事は、以下の2点。
- 会場の確保と人集め。Don Juanの会員さんの紹介者などを連れてきても構いません。
- 参加者や私自身、代理人を含む三者の利益となるような開催料金の設定。
基本、私自身は1回の講演で5万円(交通費・宿泊費別)が欲しい。それ以上あっても無論構いませんが(笑)、まずはこれが最低条件。
逆に言えば、代理人さんが私以上に儲けても、一向に構いません。地域によっては、骨折りとなる場合もございましょうから。ただ、後で結構ですので収支報告はお知らせ願えれば幸いです。
テーマは次のようになりましょう。
- SNSを使ったセールス・プロモーション
- ターゲティング化広告の意味するもの
- フェースブック、Twitterの今後の動き
- 海外の新興メディアの動き
Don Juanのグループ内で出たお題などがあれば、それも盛り込んでいきたいと思っております。
ブログをやっていて痛感することですが、海外のイノベーションが日本に波及するのには、矢張り時間がかかっています。逆に、向こうでは既に解決済みだったり、答えを出そうとしているような話を何年か遅れで国内で議論していたりする。酷いのになると、他国で大失敗しているビジネスモデルを教訓とせずに日本でもやらかし、同じ轍を踏んでいたりする。そもそも研究していないんですね。
そこらが、逆に言えば自分にとっての活路なのかなと思う今日この頃だったりします。
と、長々と書いてしまいましたが、ひとつよろしくお願いします。生活かかってますので(苦笑)。
なお、仮称グループは本日中に起ち上げます。本格的な稼働は、来年4月1日からとします。皆様の申請をお待ちしています。
過去の関連記事も、全て移動させます。
言葉が足らなかったようで申し訳無いのですが、原則として新聞業界の現職の方々の閲覧申し込みはお断りしております。※ここから後はOpenIDでログインして下さい。ログイン後、パスワードが必要となります。ただし、私の指定した人だけとなりますので、ご了承を。「是非読みたい」と言う方は、Twitterの私のアカウントにDMを下さるか、FBの方にご連絡を。パスワードをご連絡致します(繋がらない場合は、フェースブックの秘密グループに招待します)。
今回の軽減税率適用キャンペーンに、心底呆れ、かつ怒っているからです。世間の怒りを買ってしまった事が自覚できてない節すらあるのには、ただただもう、何を言って良いのか思いつきません。
同時に、今までは「欧米の先行モデルをアレンジさえすれば、或いは何とかなるかもしれない」と淡い期待を抱いておりましたが、こうなってしまえば最早打つ手が無いと感じております。少なくとも海外では、それぞれの国で「新聞業界って人員整理とかやって大変なのだな。権力の監視が出来なくなったら困るぞ。だったら皆で、どうしたら良いか考えようじゃないか」という機運がギリギリ無くも無い(ジェフ・ベゾス氏のワシントン・ポストの買収も、そうした文脈でしょう)。
ですが、日本の場合は自ら世間の怒りを買ってしまった。さんざん煽るだけ煽って、自分達だけ消費税増税は免れたい? そんな理屈が通るものですか。経営が苦しいのなら苦しいと、ハッキリと数字を挙げて何故言わなかったのでしょうか。どんな業界だって、時代の曲がり角を迎える時がある。そして苦しみ、犠牲者を出しながら生き延びていくものでしょう?
かつての邦画界がそうでした。プレイヤーが淘汰(大映)されたり特化したり(日活)、自前の配給網や撮影所、専属の俳優や監督といったビジネスモデルを大幅に変え、ビデオやDVDによる2次収入の構築や、制作資金出資者の公募制などによって生き延びたではありませんか。その間の悲劇は書くまでもありません。職場を後にせざるを得なかった役者さんなどもおられたでしょう。だが業界は生き延びた。
皆さん方も、今後は苦しむだけ苦しむべきなのだと思います。決して意地悪で書いているのでは無い。「自分なりに必死に調べ、考えてもがく」という行為が無くして、どうして未来が勝ち取れるというのでしょうか。まして皆さんは調べて結論づけてナンボの世界に生きておられる方ではないですか?
私自身は、「残すべきはジャーナリズムであって新聞という産業ではない」という考え方です。その思いが最近一層強くなりました。別段、新聞という形態にこだわる積もりはありません。このブログで新聞業界の事を、それでも紹介していくのは、業界の今後を見届けたいからです。
恐らく、4月の増税後に消費に悪影響が出ましょう。その際に「自分達だけ助かりやがって」と恨まれるのが新聞業界となるでしょう。もう1度だけ、問題点を挙げてみます。
- 客商売であるという事と、約4000円というワーキング・プアやシングル・マザー世帯にとって決して安くないサービス(しかもその有効性に疑問符が打たれている現状がある)である事を自覚していない節がある。
- 「他国でもやっている」という論法を持ち出した以上、特定秘密保護法などへの反対も出来なくなるというのに気づかなかったのか。他国にも類似の法律はありますよ。憲法改正だって反対の論陣が張れなくなる。アメリカなどでも修正(改正)はしてますからね。
- フランスや南欧などでは、景気悪化で助成金が切られ、新聞業界が苦しんでいる。そう、景気が悪化したら増税や補助金減額もしくは打ち切りと言った局面が必ず出てくるのです。そして、今回の消費税アップの背景には苦しい財政事情がありました。であるならば、自分達の業界だけ免れたとしても、それが永遠に続く訳では無いという事に気づくべきでした。
じゃあ、何故このブログを続けているのかとなりましょう。1つは、業界の行く末を見届けたいと言うのがあります。大学時代に歴史を専攻し、トゥキディデスにハマった事があったので。「衰亡」というキーワードに惹かれる自分がいたりします。
2つ目は、そうした中から何が生まれゆくのかを見たい事。最近は、こちらの方が大きいかな。欧米でも完全に紙媒体に替わりうる、収益性のあるビジネスモデルは生まれていませんが、それでも模索は続いている。また、学会や財団などがバックアップしたり知恵を授けている。あくまでも取り繕うとする日本とは、そこが違います。そうした流れを紹介する事で、次世代の為に何かを遺したいという思いがあります。
つらつらと書き殴りましたが、上記のような思いでおります事をご了承下さい。そして、基本的にはFBでのフレンドリクエスト等は全て無視させて貰います事に、寛如を乞うものであります。
では、今度こそ本当にさようなら。
結局、皆様方は時代の転換期から何が何でも目を背け、そこから生じる結果(紙媒体の衰退)には国家の手助けで乗り切ろうという訳なのですね。
正直、8月のワシントン・ポストの身売り後は「流石に危機感を覚えた関係者が、今度こそ何らかの依頼をしてくる筈」と、それなりに準備をしていただけに、実に残念です。
時代の大転換機に、私の拙い知見を少しでも生かし、お世話になった業界への恩返しをとも思っていましたが、裏切られたなぁと感じざるを得ません。
「個人的には反対なんですが」という台詞は聞き飽きました。だったら、身を挺して反対しなさいって。「おかしいと思ったら、自分なりに調べて考えて結論を出して、起ち上がる時は起ち上がる」。それが民主主義のルールではないのでしょうか? それとも何ですか、税率同様、どこまでも自分達は圏外という訳なのでしょうか?
差し当たり、フェースブックでの新聞業界の現職の方々とは全てフレンドを外させて貰いました。さようなら。お互い、それぞれの道を歩みましょう。棘が生えまくっていそうですが、それもこれも、身から出た錆という事で。
このブログ自体は続けます。新聞業界の死に水を取りたいので。同時に、新たなメディアの可能性になりそうな事例を紹介していきます。ただし、プライベート・モードで本当に読んで欲しい人にだけ配信して行きます。ではでは。
メディアが過去の歴史上の大事件や出来事をどのように報じていたか、また、当時のデータを再紹介している企画などを紹介していく積もりです。
これに伴い、過去のデータの幾つかを移動させましたので、後でまたご覧下さい。
今後は、折に触れて紹介していきます。モバイルこそ、次の主戦場ですからね。
ちなみに、モバイル版の画面紹介は、iPhone版のそれを、iPadでスクリーンショット撮影したモノになる予定。私の機種はアンドロイド搭載機なんですが、メーカーがスクリーンショット機能を付けてないらしい。
買い換える際の課題だな。でも、縛りがあるし(苦笑)。
差し当たり、先ほどの大島渚さんの記事と東日本大震災絡みの記事の幾つかを移動させました。
世界中の人に知って欲しいのでしょう。正直、訳してて不快感が伴いますが、いたしかたござらぬ。
chinadigitaltimes.netが報じています(2013年1月8日付け)。続きを読む
本日投稿の2件も、これに入れます。宜しくお願いします。
以前、ある街に住む女性の住所と電話番号を晒し挙げる、ブログの記事とは何の関係もないスパムコメントが付いた事があります。それ以来、ログイン制に移行させて頂きました。
そのせいか、コメントが殆ど付きませんが、メールの方には、ちょくちょくご意見を頂きます。「会社辞めて、評論家気取りかよ」とか「辞めてから、こういう話を書き連ねるのはどうなのよ」といったご意見は頂きます。
そうした批判は、甘んじて受けます。私は勇気のない人間でしたし、今もチキン野郎です。本名はFBの方に出していますが、敢えてこちらでは名乗りません。プロフィールにも、かつての職場名は書いていません。何ぞの時に迷惑をかけてはいけないとの思いがありますし、退職した時点で違う道を歩んでいくのだからとも思っております。
「社名を出した方が、講演の売り込みなどで有利になるのでは」とのご意見も頂きましたが、そういう意味で敢えて出していません。
話を元に戻しますと、現場の方々は危機感を抱いているのは事実です。ただ、どうも50歳以上の人は自分達が逃げ切れると思っている節があるようですね。頂いたメールの中や、実際にお会いした人に話を聴くと、どうもそんな感じらしい。甘いとしか言い様が無いのですが、ま、岩見隆夫さんからして、ああいう見識でらっしゃいますからね。そう言えば、読売の渡邊恒夫さんが、ベイスターズの売却先候補に挙がっている社を「出会い系やってたら問題」と仰ってましたね。欧州じゃあ出会い系サービスをやってる新聞サイトはゴロゴロあるんですけどね。ついでに書けば、シリアとインド、中国にもある。日本がガラパゴスなんですよ。例によってね。矢張り業界の最上層部や、重鎮OBの意識に、50代以上は引きずられているのでしょう。
あと、IT知識と経営学方面の基礎知識が無さ過ぎる上層部が多いようです。「フォルダって何?」と訊ねられ、絶句した某新聞社の方がおられました。私も絶句しました。
あと、こんな相談も受けました(身元が分からないよう、一部話をはしょってます)。
「職場で今度、役員の一歩手前の地位に昇格した人物は、以前夕刊の編集責任者だった時、ピーター・ドラッカーの訃報が入ってきた際『経済面に入れましょうか、それとも1面に出しましょうか』と訊ねた所『ドラッカーって誰?』と聞き返して来ました。居合わせた経済部員全員と校閲部員、整理部員の一部が凍り付きました。経済部に在籍した事が無いからと言って、ドラッカーを知らないような人が、後少しで役員になってしまいそうなのです。途轍もなく恐ろしい。こんな会社、辞めた方が良いのでしょうか」
ちなみに、この本がベストセラーになる前の相談でした。
流石に今は、この本とか読んでお勉強中だと好意的に推測したいし、実践で揉まれ、経営学の書籍を今更読まなくても良いとも思いたいところですが…。
この他、こんな問い合わせもありました(これも身元が分からないよう、一部話をはしょってます)。
「チェーン展開をしている者ですが、先日地元の新聞社の営業さんが『夕刊5段に広告を載せて欲しい』と打診してきました。『今、ちょっとお金がしんどい』と答えると『タダで良い。3ヶ月載せるから』と畳みかけてきました。社長に相談したのですが、どうにも判断が付きかねます。あの新聞社は大丈夫なのでしょうか?」。
「すいません、情報がありませんが、夕刊の広告に苦しんでる社は多いですよ」とだけ答えましたが…。
表に出てないだけで、相当追い詰められている社や、舵取りの出来そうにない経営陣のいる新聞社は多いようですね。残念です。
■現状と今後について
デジタル・コンテンツの収益化は難しいというのを、身を以て痛感している最中です。有料メルマガ「UNA-DON」を今年1月から始めてますが、今の所、読者数は2桁に留まっています。何とか100人は欲しい所なんですが…。
ブログ自体へのアクセスは、月間で2万5000人。そこそこの数ではありますが、アルファブロガーと言われる方々の稼ぎ出すアクセス数には及びません。1度だけ、1日2万5000アクセスというのがありました。ジュリア・ロバーツの化粧品の宣伝を巡る記事でしたが、この数を維持できなかった。アクセス先として、定着しないんですね。恐らく、化粧に関心のある女性が読んで、それっきりなんでしょう。やはり、この当たりが「原子単位の消費」なのでしょう。
グーグルのアドセンスは、先月20日頃から収入ゼロが続いています。以前、「どなたかクリックして下さい」と書いたのがいけなかったらしい。ま、しょうがないと言えばしょうがないんですけど、一方であれだけアクセスしておいて…という思いは無くも無しです。
そんな訳で、アマゾンの広告を画面に挿入しております。少しでも収入に繋がればとの思いでおりますので、皆さん目にうるさいと思わず宜しくお願いします(言葉を慎重に選ばないと、グーグルの二の舞だわな)。
なお、今後の予定として、アクセス解析を有料で提供したいと思っております。フェースブックのファンページの方に、試験的に各社のアクセス状況をコピペしています。ご興味のある方はご連絡頂ければ幸いです。
同時に、講演依頼もお待ちしております(ちなみに、今の所2件のみ。守秘義務の関係で公表できませんが、大手だったとだけ書いておきます)。
それと、今まで関西でオフ会をやってなかったので、時期を見て開催したいと思います。やるとしたら大阪かな。ちなみに、山陽本線の朝霧駅前にある居酒屋「まいど」には夕方6時ぐらいから良く出没しておりますので(月曜はほぼ飲んでます)、宜しければ一献傾けましょう。阪神の帽子を被ってiPadをいじってるオッサンが私ですので(笑)。
最後に、このブログが面白いと思われる方、ファンページの方に口座番号を書いておきますので、ナンボか寄付をお願いしたく思います。幾らでも構いませんから。勿論、額が大きいに超した事はありませんけどね。
てな訳で、今後とも宜しくお願いします。
ブログをやり始めて間もなく、アップルがiPadを発表しました。これをきっかけに、タブレットや電子出版ブームが起きたのは皆さんのご記憶にも新しいところでしょう。
Apple【アップル】iPad WiFiモデル 32GBタイプ MB293J/A (32GB)
そうした流れを私なりに追っかける内、気づいた事がありました。こうしたタブレットでの展開では、新聞社も出版社も放送局も関係ないのだと。テキストデータ、音声データ、ビデオ映像などが混ぜ込まれた展開である以上「かつて新聞社だったニュースメディア」「かつて出版社だったニュースメディア」「かつて放送局だったニュースメディア」の対決・競争になっていくのだと。
そしてもう1つ思い知ったのは「インターネットで無料で読める」事だけが新聞業界にとって危険な因子では無いという事。むしろ「インターネットの視聴により、ニュースの収集手段に根本的な変化が起きた」事と「PCや携帯の使用時間に、紙媒体の新聞を読む時間が食われてしまっている」事の方が、恐ろしいのだと気づかされました。
例えば、紙の新聞の場合、人にもよりましょうが、1つの面を開けば、取りあえず端から端までは読むでしょう。ついでに広告も見る。朝刊の場合、1面から最終面までを読むと大体30分ぐらいかかります。この「じっくり感」がクライアントにとって「広告を掲載してみようか」とする動機に連なっていました。
ところが、インターネットでニュースを読む場合、1つの記事しか読まないケースが圧倒的です。皆さん自身もそうでしょうけど、ヤフー・ニュースのメニューから読みたいニュースだけを読む。そして読み終えたら、他の記事はまず読まない。こういうのをグーグルのエリック・シュミット氏は「原子単位の消費」と定義しています。ちなみに、1本当たりの記事が読まれる平均時間は1分未満。これでは横に広告を載せても、アピールしません。
そうこうする内にフェースブックなどのSNSが台頭してきました。そして、紙媒体の「じっくり感」のお株を奪っていきます。例えば、昨年8月にニールセンが発表したデータでは、PCに於ける使用時間をシェア別に分けると、SNSは全体の22.7%。ところがニュースサイトは圏外なんです。携帯の方で、辛うじて4位。この存在感の薄さは特筆するべきでしょうね。
こうした流れを唯一止められそうなのが、タブレットになりましょうか。タブレットでのニュースアプリを読む時間は、25分から30分だとされています(アプリ開発会社のタイガースパイク、ミズーリ大学のレイノルズ研究所の調査などによる)。つまり、無料で展開しても、広告収入は紙媒体並みに取れる可能性が一応ある。落ち込み続ける紙媒体の、それなりの代替収益源になりうる可能性はあります。
ここらが最近までの流れでしょうか。
■アクセス元
固定読者の3割は、朝日新聞の関係者です。朝日ネット経由でのアクセスが多い事から、そう判断しております。このプロバイダーは、朝日を脱サラした人が始めたそうですね。黎明期は古巣の社員さんに営業した関係で、今も40代以上の朝日の社員さんが多いと、関係筋から聴きました。
つまり、朝日の40代以上の方々は日々このブログの暗いネタを追いかけてらっしゃる訳です。明るい話が余り紹介出来てなくてすんませんです。
でも、絶対に接触して来ないんですよね(苦笑)。朝日以外の方は東京その他の地に行ったとき「お会いしたいんです」とお誘いをして頂くのですが…。きっとプライドが高いんだろうなあ。その癖、「新聞社辞めて、どうしてる?」のカテゴリーを食い入るようにお読みになってらっしゃったりしますし(しかも、社内から)。ま、純粋に何かの調べ物の一環としてアクセスなさってるのでしょうけど。
ちなみに、これまでアクセスなさってきたメディア関係者は、朝日、毎日、読売、産経、日経、TBS、NHK、中日、北海道新聞、札幌テレビ、BSフジ、秋田魁、新潟日報、北陸放送、山梨日日、静岡新聞、京都新聞、神戸新聞、朝日放送、香川テレビ、高知新聞、愛媛新聞、中国新聞、山陰中央新報、西日本新聞、佐賀新聞、宮崎日日新聞、沖縄タイムズ、琉球新報、共同通信、時事通信、日刊スポーツ、アシェット婦人画報社、ぴあ、ブリタニカ・ジャパン、阪急コミュニケーションズ、マガジンハウス、ディスカヴァー・トゥウェンティワン、文藝春秋、講談社、光文社、新潮社、岩波書店、筑摩書房、小学館、日経BP、扶桑社、毎日コミュニケーションズ、秋田書店、JTBパブリッシング、ダイヤモンド社、東北新社、東宝、松竹、ビクターエンタテインメント、エイベックス・グループ・ホールディングス、ミクシィなどです。
あ、そうそう、ゲイ雑誌で一世を風靡した某出版社さんが、一頃良く電子出版系の情報を収集なさってはりました。何かお考えだったのでしょうか? もしそうなら、今からでも情報収集のお見積もりをいたしますが。
これとは別に、新聞関係者と思しき方が、個人プロバイダー経由でアクセスなさっておられます。非常に数が多いです。何故分かるかと言いますと「記者 辞めたい」「記者 転職」というキーワードで、夜の3時か4時にアクセスなさってはるからです。これは心が痛みます。
この他、一般企業で言えばアップルの日本法人、日本IBM、日本ヒューレット・パッカード、日本ユニシス、ソニー、パナソニック、NEC、日立、東芝、新日鉄ソリューションズ、光通信、楽天、任天堂、電通の北米法人、博報堂、富士通、富士ゼロックス、三井物産、三菱商事、住友電設、三井住友銀行、東京三菱銀行、大和証券投資委託、村田機械、村田製作所、日本製紙連合、大林組、大日本スクリーン製造、大日本印刷、丸紅、丸紅アクセスソリューションズ、ドコモ、ソフトバンク、SBIホールディングス、凸版印刷、積水化学、積水樹脂、NHN-JAPAN、サンヨー、サンリオ、シチズン電子、シャープ、ジャストシステム、スクウェア・エニックス、ソネットエンタテインメント、トヨタ自動車、マツダ、本田技研工業、バンダイナムコ、フォルクスワーゲングループジャパン、ヤクルト、ヤマトシステム開発、ライオン、リコー、ブラザー工業、コニカミノルタ、サントリー、麒麟麦酒、カシオ計算機、カプコン、キャノン、ナナオ、河合楽器、紀伊國屋書店、ヤフー…。あとIT系の新興企業さんからもアクセスが多くございます。
官公庁等で言えば、文部科学省、法務省、外務省、財務省、環境省、国交省、厚労省、総務省、特許庁、ジェトロ。変わったところでは、宮内庁と衆議院のアクセスがありました。地方自治体では図書館関係者を中心にしたアクセスがありますが…中にはどう考えても業務と関係ないアクセスが。しかも、多いんですよね(笑)。やはり、役所って暇なんだな~と思わされました。そうそう、宗教法人では創価学会さんが2度ほどお越しになりました。
大学では、東大と京大、6大学、青山学院、上智大学、東北大学、北大、名古屋大、金沢工業大学、神戸大、関関同立、龍谷大学、甲南大学、近畿大学、九州大学、沖縄大学、筑波大学、恵泉女学園大学、埼玉医大といった所でしょうか(なお、病院からのアクセスは多うございます。ジョブズさんの死因を詳しく知りたいらしい)。
メディア関係の学科を設置なさっている大学もあるのですが、残念ながら講演の依頼は来ません(涙)。
海外からも良くアクセスがあります。圧倒的なのはグーグル。グーグルのクロールって、人力でやってるんですね。午前1時ぐらいから頻繁にお越しになられます。自分の所の評判は気になるようで、そうした記事を良く読んではりますわ(笑)。この他、アップルの本社、コカコーラ、サムスン韓国本社、モトローラ米本社、ヒューレット・パッカード、ヤフー本社、などからアクセスがありました。
変わったところでは、アメリカ国務省、アメリカ海軍ハワイ司令部(在日アメリカ海軍からもアクセスがありました。これって一応海外扱い?)、ノーボスチ通信、ルーカス・フィルムなどが挙げられましょうか。
あと、時たまウズベキスタンとアフガニスタンからアクセスがあります。謎です。(続く)
まぁ、ここらで私のポリシーを説明しておきたいと思います。
■タイトルのDONについて
最初は新聞メディアの今後についてブログで書いていく積もりでした。その際、思い浮かんだのが「恐怖新聞」というタイトル。年齢がバレバレですね~(苦笑)。お若い方なんか、もうご存知ないよね。これですわ。
読めば寿命が100日縮むという設定は、当時小学生だった私を戦慄させたものです。
後述しますが、在職中に有志向けに海外の新聞業界の状況を「恐怖新聞」という名前で配信しておりました。ホント、暗い話ばっかりでした。このブログを始めた当時も、リーマン・ショックで内外の新聞業界がボロボロでしたし、暗い話のオンパレ。本当に読めば寿命が縮むようなネタだらけだったので、引き続きこのタイトルにしようかなぁ…と、一瞬だけ思いましたが、止めました。
1つは、つのだじろうさんから訴訟でも起こされたらどうしようかと思った事、もう1つは暗い話ばっかりでもアカンやろしと思った事が挙げられます。
タイトルのDONは2つの含意を持たせてます。Demise of Newpaper(新聞の衰亡)とDawn of Newspaper(新聞の夜明け)。実際、デジタルへの課金も全く駄目ではなく、少ないながらも儲かる事例も出てきました。iPadなどのタブレットが、かつての紙媒体の新聞の読書習慣を再現しつつあるとのデータもあります。願わくば、今後は「新聞の夜明け」という話で終始したいなとは思っております。
■きっかけ
在職中の2008年秋、リーマン・ショックが起きたのをきっかけに、こういう方面を研究し始めました。「今後新聞業界はどうなっていくのだろう」との思いからでした。
その時に気づいた事があります。「ビジネスとしての新聞は、果たして今後存続していくのか」という考察をしている人や組織が、殆ど無いという現実でした。
リーマン前だと、この本ぐらいしか思い浮かびません。
これには、我ながら驚かされました(流石に今は、河内さんを始め何冊か出ていますよね)。
「何かあったら余所の国を上手に真似る」という日本人のDNAがしっかり流れている身として、「じゃ、余所の国の事例を見ていくか」と、グーグル・ニュースなどでNewspaperと言う文字を入れて、研究を始めました。最初は難儀しましたが、やがて新聞業界の事を報じている業界紙的なサイトがある事を知りました。
http://www.editorsweblog.org/
http://www.journalism.co.uk/
http://papercuts.graphicdesignr.net/
この4つ当たりを起点に、色々と調べていく内、次第に絶望感を濃くしていきました。2008年から09年にかけては、キンドルなどが出てはいたものの、電子リーダー自体が世界的な話題となるツールにはなっていませんでした。従って、キンドルなどで展開される電子新聞の可能性も低いと判断しておりました。
私自身、整理部というレイアウト部門に配属されており、紙媒体の将来性に疑問符が打たれる中、自分の居場所はあるのだろうかと思うようになってきました。そうこうする内に早期退職の募集があり、「ここらが潮時かもしれないな」と応募しました。
在職中は忙しくて旅行も行けなかったし、取りあえず日本1周でもしようかと思い立ち、四国に渡ったのが2010年の1月。松山のホテル近くのネットカフェでメールチェックをしていた時、職場時代の仲間が「恐怖新聞が読めなくなって、ちょっとだけ寂しい」と書いて来ました。この人は「月曜朝に配信されると、職場に行く気力が無くなる」とぼやいていたのですが…。
それを読んだ時「あっ、じゃあブログにして配信していこうか」と思い立ちました。文章が長くなりましたが、これがきっかけです。確か1月9日の夜だったかと記憶しております。こうして「DON」は誕生していきました(続く)。
また、当面は地震関連のみの投稿となる事をご了承下さい。
14日に商用で名古屋に行きます。4時以降は時間が空くので、名古屋地域で私のブログを愛読なさってる方にお会いしたいです。
メディア業界への就職を考えておられる方、メディア業界の現場の方、どなたでも歓迎します。愛読してなくても、別嬪さんなら大歓迎です。あ、やっぱり出会い系な書き方かな(自爆)。
このような記事に関係ないコメントやトラックバックは削除します。
また、再発防止のため、コメントにはログイン制にする事にしました。OpenIDでのコメントは出来なくしました。今までコメントなさってきた方には申し訳ありませんが、ご了承下さい。
★有料メルマガ「UNA-DON」の第3回配信中です。お題は「ロイター通信労組かく戦えり」。経営状況が良いにもかかわらず、一方的に給与削減を断行しようとする会社側と労組のデスマッチについて紹介しております。ご購読よろしくお願いします! |
アクセス総数も11万3000人超。正直、アルファブロガーと呼ばれる方々の運営するブログのアクセス数の1ヶ月分以下でしかありませんが、私自身としては「ここまで伸びたとは」と思っております。
訳文自体は拙く、誤訳も多々あり、申し訳なく感じています。ただただ数で勝負しているのと、他にこんなブログを運営なさっている方が殆どいない事などが、読まれている理由でしょう。時々、顔から火が出そうな思いになります(苦笑)。
お陰様で、全国の様々な人と知り合いになれました。新聞業界関係者だけでなく、出版社やマスコミ志望の若い学生さんらともお酒を飲める機会が出来たのは、望外の喜びでした。同時に、業界が抱える課題を改めて知る機会にもなり、身の引き締まる思いでおります。
正直なところ、余りにも目を配らなければならないジャンルが増えてしまい、戸惑っているのが現状です。
iPadの登場で、タブレット上でのニュース配信が、報道機関再生の鍵になるのか。
もしそうなら、iPadのようなマルチユースな機器ではエンターテインメント系の様々なコンテンツ配信元がライバルとなるのか。
コンテンツ有料化で、どこまで稼げるのか。無料コンテンツに流れはしないのか、海賊版はどうなのか。海賊版を取り締まる他国の国家機関の流れはどうなのか。
携帯はどうなのか。SNSとの共存性はどうなのか。グーグルとの距離感を、どう持てばよいのか…。
ざっとこれだけの課題点が浮かびますし、今後も増えゆくばかりでしょう。結論は一つ。
土台、1人でやれる作業とちゃうなあ(苦笑)。
そうは言っても、他にやる人がいない以上、突き進むしかない気もしてますが…。
今後は、こうやって蓄積したデータを、ブログだけでなく、講演という形で吐きだしていきたい。投稿本数は1700本を超しており、ブログ全部を読むのは難儀でしょう(何しろ、紹介した当人である私自身がアクセス解析などで「あ、そういや、こんな記事を訳したよな」と気づかされる事があるぐらいですし)。
現に、ブログの法人アクセスで一番多いのは、実は新聞業界でなかったりします。そうした方に直に会って「業界の、こういう状況について知りたい」というご質問に直に答えた方が早い場合もありましょう。私自身も、「こういう悩みがあるのか」という発見をしたいし、そこから次の提言をしていきたい。
出前講義、何時でもやりますよ~。
それと、宣伝になりますが、有料メールマガジンの「UNA-DON」の購読も、ご勘案頂ければ幸いです。目下は海外の雇用状況について紹介しておりますが、電子配信に関わりそうなイノベーションを逐次紹介していきたく思っております。
色んな思いに浸りながら、2年目を頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
今後はこちらの方もお読み下さい。
- ブログネタ:
- 紅葉は見に行きましたか? に参加中!
参考になるかどうかは分かりませんが、私なりにロールモデルを提示している積もりです。よろしくご覧下さい。
お知らせです。
Yahoo!ブックマークに登録への登録機能も追加しました。よろしくお願いします。
これまで四半期の発表データを「ビジネスモデル」に入れて来ましたが、投稿が1000を超した事もあり、細分化をしようと思いました。
読者の皆様におかれましては、「こういうカテゴリーを作って欲しい」というリクエストがおありでしたら、ご注文下さいませ。
併せて、アマゾンの広告も入れてみました。少しは生活の足しになるかな~、などと言うスケベ心があったりします。
今後は表なども大きめに作成して、読みやすさに徹したブログにしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
なお、アーカイブの記事も、古い順から文字を大きくしていく積もりですので、ご期待下さい。
さて、席上で「どうやって調べているんですか?」とのご質問がありました。ブログをお読みの方で、同様の疑問をお持ちの方がおられるでしょうから、手法を公開します。
基本的には、グーグルニュースを使ってます。設定を日本からU.Sに変えて、ワードに「newspaper」と入れて検索しています。他には「advertisement」(広告)、「newspaper advertisement」「newspaper revenue(売上)」などの単語を複数入れております。打ち込みが面倒臭いので、ワードを打ち込んで検索した画面をブックマークに保存し、その後表示する際に更新ボタンを押して対応しています。
向こうのHPは、AP通信を除けば大概のニュースを保存しています(これは日本のマスコミも見習ってほしい)ので、アーカイブ的に使えます。それと、担当記者の名前と、その記者が書いた記事の一覧がリスト表示されている例が多く(ガーディアンなどがそうです)、関連記事として読んでいます。記事中の単語にリンクが張られている事も多いので、助かっています。全米新聞協会などは、そうやって見つけたクチです。
今回の東洋経済を読んで、やはり組織力で取材すると中身の濃い特集になるなあと思いました。正直、このブログは完全に個人でやってますし、おまけに英語力は結構怪しい(苦笑)。ブログをお読みになられている新聞社の皆さんには、英語のできる同僚とかがおられるでしょうから、そうした方を複数集めてみられれば如何でしょうか?
あの特集をお読みになられたら分かりますが、アメリカの状況は厳しいし、取り巻く環境の要素のいくつかは日本にもそのまま当てはまります。ここは業務の一環として、上司の許可を得られて情報収集に当られた方がよろしいかと思います。差し出がましいかもしれませんが。
こうしたコマンドがライブドアのブログにあるのに気付きませんでした。今後は、こうやって線を引いて訂正する事にします(訂正自体、するような事態は避けねばならないのですが…)。
ロサンゼルスタイムズ「アップルはマスコミに新たな命を与えるかも」
iPad、出版産業の革命にはなりそうにない?
iPad祭り今から訂正します。
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