毎日新聞@mainichi
質問を遮り、胸を張り、徐々に不機嫌に…。森喜朗氏の謝罪会見を見た人々から「逆ギレ」との声がネット上に次々と投稿される事態となりました。
2021/02/04 19:45:26
https://t.co/vgZAjYO8bZ
この会見を見て、昔読んだ書籍のタイトルを思い出しました。
人や組織は、誰しも間違う。大事なのは、間違いをやらかした事で一旦失った信用や好感を、どう再び構築し直すか。その第一歩が謝罪なのですが、間違ったばかりの人や組織は、謝罪の段階でも間違ってしまう。そして、さらなる泥沼に沈み、場合によっては窒息する。
この本は、船場吉兆の謝罪会見の時に同時進行で読みました。ご年配の方々なら、囁き女将を思い出されるかと。「あ、ヤバいやん」と思ったら、案の定の展開に。そう、地上から消え失せてしまった。
森氏は、この本を読まなかったのか。五輪の組織委委員会の方も、読んでなかったのか。読んでいたけど、謝罪会見をする上で、この本に書かれた教訓の数々を踏まえて森氏にアドバイスしなかったのか。
ともあれ、結果こうなりました。
時事ドットコム(時事通信ニュース)@jijicom
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、女性蔑視発言の責任を取って12日にも辞任する見通しとなった。組織委役員や競技団体関係者は、発言の背景にある根深い問題を指摘しつつ、森会長の言葉と国民感情の間にある乖離が招いた事態だ… https://t.co/II2ud4bKqn
2021/02/11 22:25:13
後任の川淵三郎氏は、大変だと思う。火中の栗を拾われた事に敬意を払います。
それにしても、やる前からこれだけミソがつきまくるイベントというのは、本当に珍しい。中止になる可能性が取り沙汰され、口にする人が出て来ていますが、それも致し方無しだと思う。
ただ、そうなるならなるで、五輪開催決定時から森氏辞任に至るまでのゴタゴタ全てを並べ、それぞれに於けるダメージ・コントロールを検証し、総括し、教訓が何なのかを説く書籍もしくはドキュメンタリーをメディアは出すべきでしょう。
それが、後世の日本人の為にせねばならない責務だと、ワタクシメは痛感しております。