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これまで海外の新聞業界の動向などを紹介してきましたが、今後は海外のコンテンツ配信ビジネスや「ほぅ」と思わせる新規ビジネスについて紹介していきます。

人事

ベルリンの壁崩壊などを報じ、CNN役員に昇り詰めたケン・ヨーツ氏が年末に退任



デッドラインの記事を拙訳していきます(2024年10月9日午前8時5分投稿)

Top CNN Executive Ken Jautz To Depart At End Of Year(CNN役員のケン・ヨーツ氏が年末に退任)
By Ted Johnson

October 9, 2024 8:05am

CNNで36年間勤務し、リーダーシップチームの一員であったケン・ヨーツ氏が年末に退任する。

CNNワールドワイドのマーク・トンプソンCEOがスタッフ宛のメモで、ヨーツ氏が「新しい船出を迎える準備が出来たと判断した」と述べた。

ヨーツ氏は最近、業務担当執行副社長を務めており、クリス・リヒト氏の退任後、数カ月後にトンプソン氏が就任するまでの間、ネットワークの暫定指導者の一人である「ザ・クアッド」のメンバーでもあった。

トンプソン氏は「ケン氏が我々のブランドに与えた影響を言い表すのは難しい」と述べた。ベルリンの壁崩壊やソビエト連邦の崩壊など、CNNを世界に広めるのに貢献した多くの国際記事を担当した。第一次湾岸戦争の際には、CNNが戦争地帯からライブ放送を行う最初のネットワークとなるのを支援した。中枢同時テロ、ハリケーン・カトリーナ、その他の国内ニュースの取材を組織するのにも貢献した」としている。

トンプソン氏は、ジョン・コートニー氏とジョン・デイビス氏の業務グループ、およびポール・クラム氏とエド・スティーブン氏のニュースソースチームが、デイビッド・リービィCOOの指揮下になると述べた。ガイ・ペッパー氏が率いるグラフィックス、デザイン、ライティングチームはエリック・シャーリング氏のプログラミング組織に異動する。シャーリング氏はアメリカ・プログラミングの執行副社長を務めている。

ヨーツ氏は、CNNのドイツ支局長になる前に、AP通信の海外特派員であった。また、ロンドンでターナー・ブロードキャスティング・ヨーロッパの事業開発担当役員、そしてドイツのn-tvのマネジングディレクターを務めた。彼は2001年から2004年までCNNのビジネスニュースユニットのEVPであり、その後HLNを監督し、CNNヘッドラインニュースネットワークの再編とリブランドを行った。2010年から2013年までCNN/U.S.プログラムを監督した。

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NBC五輪広告セールス担当役員だったダン・ロヴィンガー氏、組織再編の一環として退任



バラエティの記事を拙訳していきます(2024年10月14日午後3時15分投稿)

Oct 14, 2024 3:15pm PT
NBCU Olympics Ad-Sales Chief Dan Lovinger to Exit in Restructuring(NBC五輪広告セールス担当役員だったロヴィンガー氏、組織再編の一環として退任)


By Brian Steinberg

NBCユニバーサルで五輪広告販売の複雑な業務を監督し、最近のパリ五輪でマディソン・アベニューのスポンサーシップの記録的な成果を達成したダン・ロヴィンガー氏は、同社がスポーツ関連の広告主を引き付ける取り組みを刷新しようとしているなか、退社することになった。

NBCUは2022年にロヴィンガー氏を五輪およびパラリンピックの広告販売を全て統括する新たな役割に任命し、会社の他のスポーツ販売部門から切り離した。だが、最近のNBAの権利契約により、同社はスポーツがビジネスの大きな推進力であると考え、五輪の契約やその他のスポーツスポンサーシップを一緒に販売することで、大規模なパッケージ販売を目指す事を決めた。

月曜日にスタッフに送られたメモの中で、国内および地方のメディア、スポーツメディアの販売を監督するNBCU広告販売社長アリソン・レビン氏は、スポーツと五輪を一緒に販売する事により、「全てのスポーツ資産で統一した戦略を活用し、我々のプロパティからの収益の最大化」を目指すと述べた。このチームは、NBCUの一般スポーツ販売を統括し、2022年にその役割に任命されたピーター・ラザラス氏が率いることになる。

この変革はレビン氏が主導しており、2023年末にRokuからNBCUに加入して以来の彼女の最初の大きな動きの一つである。レビン氏は、NBCUの広告販売スタッフに対して、「ビジネスの成長に超フォーカスし、オーディエンスを最初に販売し、大きな瞬間の収益を最大化する」よう求めた。事情に詳しい人物によると、この変更により少数のスタッフが退職するという。

レビン氏は、新規広告主と新しい種類のパートナーシップからの収益を促進する努力を監督する新しい執行副社長を雇う予定である。多くの伝統的なメディア企業は、全国的なテレビをこれまで購入してこなかった中小企業から新しい販売を生み出そうとしている。また、いわゆる「オーディエンスバイイング」、つまり特定の消費者層、例えば初めて車を購入する人や期待する親にコマーシャルを届けるパッケージの購買に新たな重点を置いている。

ロヴィンガー氏はNBCUでいくつかのトップセールス役を歴任し、NBC放送ネットワークおよびUSAケーブルネットワーク、同社の二つの大きな資産の販売を監督した。また、別の役割としてスペイン語放送局テレムンドの販売を担当した。2016年には、同社の全てのスポーツ広告販売を統括する役職に任命された。そして2022年には、五輪に特に注力することになり、当時のNBCU広告販売責任者リンダ・ヤッカリーノ氏は、「五輪は我々の成功の鍵であり、専念する必要がある」と述べた。

2020年、ロヴィンガー氏は、どのテレビネットワークでも想定する最悪のシナリオに直面した。新型コロナウイルスのパンデミックによりその年の東京五輪が中止されたため、NBCUはイベントを支援するために組まれていたすべての広告契約を解消し、2021年版のイベントを再度販売する必要が生じた。

NBAゲームの開催が予想されており、リーグの次のシーズン後にはさらに多くのスポーツ在庫がNBCUのスケジュールに追加され、同社のストリーミングサービスであるPeacockへの加入者増加に利用される見込みである。既存メディアコングロマリットが消費者に追随しようとしているこの激しい時期において、五輪単独では、NBCUとその親会社コムキャストが必要とする広告パッケージを推進するには十分でないかもしれない。

ロヴィンガー氏は興味深いキャリアを築いており、その中では、考慮されている資産の大きさに関わらず、広告主に革新的なコンセプトを提供したことがある。例えば、パリ五輪の際には、NBCUは大手メディア買付代理店であるグループMとの契約により、その代理店のクライアントだけで構成されたコマーシャルブレイクを作成した。また、衣料品メーカーのFIGSと提携し、アメリカの五輪競技者の両親に心拍モニターディスプレイを戦略的に配置するスポンサーを設定し、視聴者のドラマ性を高める試みを行った。

また、他のタイプのプログラムに対しても新しいアイデアを考案した。過去の十年間には、ロヴィンガー氏はNBCで放映された一連のライブ演劇にスポンサーを確保するため、広告主がショーで既に登場するキャラクターを活用できるようにする手法を取った。ある契約では、ウォルマートが舞台劇中継版「ピーターパン」でティンカーベルのキャラクターを使用することを許可した。

以前、バイアコムおよびタイム・ワーナーで上級職を務めていた。

ラザラス氏は、ユニビジョンおよびUSAトゥデイでの上級営業職を経て、2013年にNBCユニバーサルに広告販売シニア・バイス・プレジデントとして再加入した。初めてNBCUで勤務したのは1997年から2006年までの約9年間であった。彼の兄弟であるマーク・ラザラス氏は、NBCユニバーサルの最も上級の幹部の一人であり、同社のテレビおよびストリーミング事業の監督を務めている。

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ジェームズ・キャメロン氏、スタビリティAI社の取締役に就任。「生成AIとCGI映像制作の交差点が、映画技術の次の波だ」と語る



ハリウッド・リポーターの記事を拙訳していきます(2024年9月24日午前7時投稿)。

James Cameron Joins Board of Stability AI in Coup for Tech Firm(ジェームズ・キャメロン氏、テクノロジー企業への反撃としてスタビリティAI社の取締役に就任)

The director says that “the intersection of generative AI and CGI image creation is the next wave” of film technology, as he joins the company behind the popular Stable Diffusion AI model.(「生成AIとCGI映像制作の交差点が、映画技術の次の波だ」と語り、人気の高い安定拡散AIモデルの開発会社に加わった)
September 24, 2024 7:00am

人工知能企業であるスタビリティAIは、アバター、ターミネーター、タイタニックなどを監督したジェームズ・キャメロン氏が取締役会に加わると発表し、大きな話題を呼んでいる。

スタビリティAIは、ステーブル・ディフュージョンとして知られるテキストから画像生成AIモデルを開発した企業だ。特に視覚効果業界でハリウッドの多くから注目されている画像およびビデオに焦点を当てたモデルである。

実際、スタビリティAIのプレム・アッカラジュCEOは、映画業界に詳しい。以前には視覚効果会社ウェタデジタルのCEOを務めた経験があるからだ。さらに、フェイスブックの元社長でNapsterの創設者であるショーン・パーカー氏も最近、このAI企業にエグゼクティブチェアマンとして加わっている。

キャメロン氏は、監督として長い間、映画制作における技術的な可能性の限界を押し広げる事に熱心であった(ターミネーターシリーズを観たことがある人なら、彼が技術の暴走の危険性についても熟知していると知っているであろう)。

コンピュータ生成視覚効果の可能性をいち早く受け入れた監督の一人であり、自身の映画(最近ではアバター: ウェイ・オブ・ウォーター)を使ってこの分野全体を前進させ続けている。

「私は信じられないような物語を伝えるために、限界を押し広げる新たな技術を探し求めてキャリアを積んできた」とキャメロン氏は声明で述べた。「30年以上前にCGIの最前線に立ち、それ以来常に最先端を追い続けてきた。今や、生成AIとCGI画像作成の交差点が次の波を迎えている。これら二つの全く異なる創造のエンジンの融合は、アーティストが想像もしなかった方法で物語を伝える新たな道を切り開くであろう。スタビリティAIはこの変革を先導する態勢が整っている。ショーン氏、プレム氏、そしてスタビリティAIのチームと共に、あらゆる視覚メディアの未来を形作ることを楽しみにしている。」

アッカラジュ氏は自身の声明で、この役割を創造的分野で生成AIの力を利用しようとする複数の企業の一つとして会社において変革的なものとして位置付けた。

「ジェームズ・キャメロン氏は未来に生きており、我々が追いつくのを待っている」とアッカラジュ氏は声明で述べた。「クリエイターが自らのアイデアを実現するための完全なAIパイプラインを提供する事がスタビリティAIの使命だ。次世代の視覚メディアを変革する事にある。我々は、ジェームズ氏のような技術的かつ創造的なビジョナリーを会社の最高レベルに招くことで、この目標を達成するための無比の優位性を持っている。これは弊社のみならず、AI業界全体にとっても重要な声明だ」

スタビリティAIは、今年初めにアッカラジュ氏がCEOに就任したのと同時にパーカー氏をエグゼクティブチェアマンとして迎え入れ、8000万ドルを調達した。

「ジェームズ・キャメロン氏は、その芸術的ビジョンによる映画制作者としても、革新的な技術者としても伝説的な存在である」とパーカー氏は声明で付け加えた。「彼のような卓越した芸術家がこの場に座ることで、スタビリティAIの新たな章が始まる事を示している。我々は、生成メディアプラットフォームと芸術コミュニティとの間での創造的な協力の無限の可能性に非常に興奮している」

ハリウッドはAI技術に対して愛憎入り混じった関係を持っている。一方、企業はこの技術を受け入れつつあり、例えばライオンズゲートは今月、ランウェイと提携してコンテンツに基づくカスタムモデルを開発する契約を締結した。そしてNBCユニバーサルは今年のパリ五輪でAIツールを使用してAI生成のアル・マイケルズを制作した。

だが、多くのクリエイターやハリウッドの企業は、自分たちのコンテンツに許可なく訓練されるの

を恐れ、いくつかのAI企業を相手取った訴訟を起こしたり、訴訟を検討したりしている。

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ヒュンダイでCMOとCCOを経験しているアンジェラ・ゼペダ氏、Xマーケティング部門担当役員に



PRウィークの記事を拙訳していきます(2024年9月10日付け)
Angela Zepeda to lead marketing at X(アンジェラ・ゼペダ氏、Xマーケティング部門担当役員に)

The former Hyundai CMO and CCO fills a role left vacant since late 2022.(ヒュンダイのCMOとCCOを経験しており、2022年後半からの空位を埋める事に)

by Bailey Calfee, Campaign 10 September 2024

【テキサス州オースティン】 ヒュンダイの元チーフクリエイティブオフィサーであるアンジェラ・ゼペダ氏が、新たにX(旧Twitter)のマーケティング部門の責任者に就任したと、リンダ・ヤッカリーノCEOが9日にプラットフォーム上で発表した。Xは、2022年にイーロン・マスク氏が会社を引き継ぎ、社員の約半数を解雇した直後に、CMOのレスリー・バーランド氏が退任して以来、マーケティングの責任者を置いていなかった。

ヤッカリーノ氏は発表の中で、「ゼペダ氏は優秀なリーダーであり、我々の変革をさらに推進するだろう」と述べ、ゼペダ氏が「素晴らしい経験と専門性を持ち、ブランドを世界的に成長させる方法を理解しており、我々のイノベーションを加速させる中でXのマーケティングを先導するのに最適な人物である」と評価した。

ゼペダ氏は2019年から2024年7月までヒュンダイのCMOを務めていたが、その後同社はマーケティング部門を再編し、クリエイティブとパフォーマンスマーケティングの部門に分割、CMOの役職を廃止した。役職をチーフクリエイティブオフィサーに変更されてから1か月足らずでゼペダ氏は退社し、ショーン・ギルピン氏がパフォーマンスマーケティングの責任を引き継いだ。

ゼペダ氏がヒュンダイを退社した後、同社は再び組織再編を撤回し、ギルピン氏をCMOに復帰させ、クリエイティブとパフォーマンスマーケティングの両部門を監督させることとなった。

ゼペダ氏はLinkedInでXでの新しい役職について発表したが、彼女もヤッカリーノ氏も具体的な職務内容には触れず、マーケティング部門を率いるとだけが発表した。

※

(「エキサイティングなニュースがあります!ヒュンダイでの素晴らしい5年間のCMO/CCOとしての経歴を終え、Xのグローバルマーケティング責任者として新たな冒険に乗り出す事になったのです。とてもワクワクしています!皆様からの応援に感謝し、この素晴らしいチームと共に新たな地平を探索するのが待ち遠しいです!」)

ヒュンダイの広告部門は4月にXと対立し、ブランドのプロモーション投稿が反ユダヤ的および親ナチス的なコンテンツの隣に表示された後、プラットフォームでの広告出稿を一時停止した。当時、ヒュンダイの広報担当者は、「この問題が解決されるよう、ブランドの安全性についてXと直接対話している」と述べていた。ヒュンダイが広告主としてプラットフォームに戻るかどうかは不明である。

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イーロン・マスク氏の買収後も残り続けた数少ない幹部の一人であるニック・ピクルス氏がX退任



ポリティコ欧州版の記事を拙訳していきます(2024年9月6日午前9時50分投稿)。

Elon Musk’s top lobbyist leaves X(イーロン・マスク氏のトップ・ロビイストがX退任)

He’s one of the few high-profile figures to have stayed on after Elon Musk took over Twitter in 2022. (マスク氏がTwitter買収後も社に留まり続けた数少ない幹部の1人)

September 6, 2024 9:50 am CET
By Sam Clark
Xのニック・ピクルス・グローバル・アフェアーズ担当副社長が退社するとの発表が6日にあった。
ピクルス氏は2022年からXでグローバル・アフェアーズを統括し、同社の最高経営責任者(CEO)リンダ・ヤッカリーノ氏の右腕として公共政策に携わってきた。
本人はXに10年以上勤めた同社を今週退社し、「新たな挑戦 」を始める前に休暇を取ると投稿した。
保守党の元英国議会議員候補者であるピクルス氏は、2022年10月にイーロン・マスクが就任した後も同社に留まった数少ない著名人の一人だ。
ピクルス氏の投稿では、マスク氏については触れられていない。マスク氏はここ数カ月、欧州連合(EU)のデジタル委員であるティエリー・ブルトン氏との公けの場での論争や、キーア・スターマー英国首相への激しい批判、ブラジルのアレクサンドル・デ・モラエス判事への汚職の告発など、世界中の政府や規制当局、裁判所と注目を集める争いを繰り広げている。

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CNN看板記者のオリバー・ダーシー氏が退社し、ニュースレター新メディア開始へ


ハリウッドレポーターの記事を拙訳していきます(午前6時20分投稿)。

Oliver Darcy Exits CNN, Will Launch New Media Newsletter(CNNのオリバー・ダーシー氏が退社し、ニュースレター新メディア開始へ)

The new newsletter, 'Status,' hit inboxes Thursday morning, while CNN plans to reboot 'Reliable Sources' in the fall.(新しいニュースレター『Status』は8日の朝から配信。CNNは秋に『Reliable Sources』をリブートする予定)

CNNのメディア報道にさらなる変化が訪れる。大物記者であるオリバー・ダーシー氏が去る事になったのだ。

ダーシー氏は、CNNに頻繁に出演し、メディアトピックについて語り、同社の「リライアブル・ソースズ」ニュースレターを書いていたが、現在は自身のニュースレター「ステータス」を立ち上げ、8日の朝に配信を開始した。

紹介メールによれば、「ステータス」は、「メディア権力の回廊で実際に何が起きているかを読者に知らせる決定的な夜間ブリーフィング」として自らを位置付けている。「リライアブル・ソースズ」と同様に、「ステータス」は日曜日から木曜日にかけて新しい版をリリースする。

ダーシー氏は「第四の権力とされるマスメディア、ハリウッド、そしてシリコンバレーに関する鋭い報道と一切妥協しない分析を約束する。甘やかしたり、遠慮したり、気を遣ったりはせず、我々の世界を形作る企業や個人に関する無修飾の真実だけが語られる」と宣言している。

一方で、CNNの広報担当者によれば、「リライアブル・ソースズ」ニュースレターは短期間の休止に入るが、秋には新しいライターとともに再開される予定だという。

「オリバー氏はメディア報道と解説において、厳しくも公正な主導的な声としての地位を確立しており、自分自身が見たものを恐れずに言う人物である」とCNNのマーク・トンプソンCEOは声明で述べた。「CNNのリライアブル・ソースズニュースレターの素晴らしい指導者であり、新しい起業家としての冒険での成功を我々は心から願っている」

「リライアブル・ソースズ」ニュースレターは、CNNの「リライアブル・ソースズ」テレビ番組の元司会者ブライアン・ステルター氏によって作られたものである。ダーシー氏は、ステルター氏がCNNを去った2年前にそれを引き継いでいた。

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スタバのCEO交替


アメリカ NBC ニュースの速報です。 取り急ぎ。

東京メトロポリタンテレビジョンの新社長は女性だそうだ



アドタイの記事より引用。

佐藤氏は東海ラジオを経て、1994年7月にTOKYO MX入社。主に営業畑を歩み、2014年営業局長、2018年執行役員編成局長、2022年から執行役員営業本部副本部長兼アニメビジネス局長。立教大学社会学部卒。

中途採用で社長になるというのは、メディア業界では余りありませんし、その意味でも異色。

もっとも、

同社の2024年3月期売上高は、前期比2.4%増の122億1400万円、営業利益は同比12.5%減の10億2200万円、当期純利益は同比11.4%減の6億6100万円。

と、経営的には厳しそう。
ともあれ、よその業界には、やれ女性の登用が少ないだの何だのと言いながら、自分たちの業界は昭和漂うアナクロさが売りというメディア業界にあって、数少ない実践となりましょうか。どうか頑張って下さい。

ワシントン・ポストのピュリッツァー賞受賞記者の複数が副編集長交代を求め始める



アドウィークの記事を拙訳していきます(2024年6月21日午前8時投稿)。


※叫び始めたのはワシントン・ポスト紙のレジェンド、デビッド・マラニス記者。バラク・オバマ元大統領やビル・クリントン元大統領、伝説的なサッカー・コーチ、ビンス・ロンバルディ氏の伝記を執筆し、ベストセラーにさせたほど。そんなマラニス氏が求めているのは副編集長の交代 (Axios)

※19日の夜、ご本人はフェースブックに、今の編集局の「問題は変化への抵抗ではなく、誠実さの問題である」と主張する投稿をしました (Mediaite)

※ポスト紙のもう一人のピューリッツァー賞受賞ジャーナリストであるスコット・ハイガム記者は、ルイスに新聞を辞めるようにというマラニス記者の呼びかけに同調しました。上記のマラニス記者のFB投稿に「ウィル・ルイス副編集長はワシントン・ポストと世間のために身を引く必要がある」とコメントの形で答えました。「ルイス氏は編集局の信頼を失い、二度と取り戻せないだろう」 (CNN)

※ルイス氏は1月にワシントン・ポストに着任したのですが、それまでの過去が、ワシントン・ポストの記者を含め、厳しい視線にさらされています。ヘンリー王子らが起こした電話盗聴訴訟に関連した英国の訴訟に関与した話を隠そうとしたとする一連の衝撃的な報道が原因です (The Daily Beast)

※そうした中、ワシントン・ポスト自身やライバル紙がルパート・マードックのメディア帝国の上級幹部としてのルイス氏の過去を調査報道するまでに至っています。ルイス氏は最近まで、自身のイニシャルを冠した通信・コンサルティング会社「WJLパートナーズ」の顧客のために、この種の問題を解決しようとしてきました (FT)

ワシントン・ポストのサリー・バズビー編集長が辞任。ウォールストリート・ジャーナルのマット・ミューレー元編集長が秋の大統領選まで暫定的に職務を務めるらしい



メディア研究所のポインターの記事を拙訳していきます。
Sally Buzbee steps down as executive editor of The Washington Post(サリー・バズビー氏、ワシントン・ポスト編集長を辞任)

The tumultuous times of The Washington Post continued Sunday night, with perhaps the biggest shakeup of all.(ワシントン・ポスト紙の激動は2日の夜も続き、同紙としては恐らく過去最大の再編があった)

編集長のサリー・バズビー氏が辞任した。

比較的新しい発行人で、CEOでもあるウィル・ルイス氏は、スタッフ宛のメモで、バズビー氏は「事実上即座に」退任したと発表した。ウォールストリート・ジャーナルのマット・ミューレー元編集長が同紙に加わり、2024年の大統領選挙まで編集長を務める。

ルイス氏はメモの中で、その後「テレグラフ・メディア・グループの副編集長であるロバート・ウィネット氏が、当社の中核サービスに焦点を当てた新たに創設された役割でニュースと特集を担当する」と書いている。

ルイス氏はその後、「今年の後半には、編集局の新しい部門を立ち上げ、従来のニュースとは異なる方法でニュースを消費し、料金を支払うことを望む視聴者に、より良いサービスを提供する。これをお知らせ出来て嬉しく思う。この第3のニュースルームは、サービスとソーシャルメディアのジャーナリズムで構成され、コアニュース業務とは別に運営される。その目的は、従来型のニュースは自分には向いていないと感じているが、それでも情報を知りたいと思っている何百万人ものアメリカ人に、説得力があり、エキサイティングで、正確なニュースを、彼らが望む場所で、彼らが望むスタイルで提供する事にある」と新たな発表をした。。

ミューレー氏は選挙後、ウィネット氏が中核ニュース部門を引き継げるように、部門の運営に当たる。デビッド・シップリー氏は、編集局とは別のオピニオンセクションの責任者として残る。3人はLewis氏の直属となる。ルイス氏は、同紙のオーナーであるジェフ・ベゾス氏によって2018年に発行人兼CEOに指名された。

バズビー氏の突然の退社のわずか二週間前、ルイス氏は同紙が過去一年間で7700万ドルの損失を出し、2020年に比べて視聴者数が50%減少したことをスタッフに伝え、今後の新たな計画を発表した。彼は当時の全員会議でスタッフに「率直に言うと、当面我々は穴の中にいるのだ」と語った。

同紙のエイミー・アーゲティンガー記者は「ポストのトップの刷新は、自身がテレグラフやジャーナルの両方のベテランとして活躍したルイス氏にとって、1月にCEOに就任して以来最大の動きだ」

バズビー氏はAP通信を経て、2021年に編集長に就任した。AP通信の編集長だったが、2021年1月に引退を発表した伝説的なマーティ・バロン氏の後任として転籍した。バズビーは1877年に創刊されたポスト紙の初の女性編集長だった。

ニューヨーク・タイムズ紙のケイティ・ロバートソン記者とベンジャミン・ミューリン記者は、「ワシントン・ポストはバズビー氏の下で編集部門を大幅に拡大し、2021年には約41人の増員を発表したほか、ご自慢のスタイル部門も刷新した。同紙はまた、日曜版の雑誌を廃刊したが、この動きは同紙の特集ライターの多くを怒らせた。一方、入社以来、6つのピューリッツァー賞を受賞しているし、今年はそのうちの3つが受賞している」と書いている。

疑わしいタイミング (日曜日の深夜) とバズビー氏が「即刻」去るという事実は、これが心からの別れではなかったと思わせる。ルイス氏はメモの中で、バズビー氏の下での受賞を含むワシントン・ポストの成功に言及し、「バズビー氏が我々と一緒に過ごしている間にしてくれた全てに、私と一緒に感謝して欲しい」と付け加えた。

ワシントン・ポストによると、ルイス氏は「バズビー氏は素晴らしいリーダーであり、非常に才能のあるメディア幹部であり、惜しまれる事だろう。今後の活躍を祈っています。」と語った。

ワシントン・ポストで長年メディアライターを務め、昨年末に同社を買収したポール・ファルヒ氏は、「これが最終的に何を意味するかというと、アメリカの首都の主要な新聞は、まもなく英国生まれの発行人と英国の編集長を持つことになる。...非常に基本的なレベルでは、新しいボス(1月1日に活動を開始したルイス氏)は自分のチームを選べる。これが新しいチームで、ポストでの経歴のない3人がポストを運営している」とTweetした。

今後数日から数週間のうちに、この話の続報があると確信している。


英国でガーディアン報道によると「ワシントン・ポストの次期上席編集長は、英テレグラフのベテラン」だそうで


ワシントン・ポストのサリー・バズビー上席編集長が退任



APの速報です。取り急ぎです

米CNBCの速報によると、OpenAI共同創業者のイリヤ・サスケーバー氏が退任の意向 #速報


英国でAIアシスト記者の求人が…向こうでは、もうそういう状況なんですね(棒読み)



journalism.co.ukの記事を拙訳していきます(2024年4月22日付け)。
AI-assisted reporter(AIアシスト記者)
Employer:Newsquest Media Group(求人会社:ニュースクエスト・メディア・グループ)
Location:Bolton, Lancashire, England(勤務先:イングランド・ランカシャー州ボルトン)
Salary:DoE(給与:株主配当比率に準ずる)
Recruiter: Newsquest Media Group(求人責任者:ニュースクエスト・メディア・グループ)
Other job adverts from this recruiter(このリクルーターの他の求人広告)

    Posted: 22 April 2024
    Expires: 15:57 on 20 May 2024

■ニュースクエスト
ニュースクエストでは、チームに加わってAI技術の使用をグレーターマンチェスターとランカシャーに拡大するのを手伝ってくれるAIアシスト記者を求めている。
合格した候補者は、ジャーナリズムの新時代の最前線に立ち、AI技術を活用して、従来のジャーナリズムスキルを活用しながら、ニュースブランドのために全国、地域、ハイパーローカルコンテンツを作成する。
ジャーナリズムと、質の高い報道と文章の重要性を見失わずに、AIがニュースの生産と消費の方法に貢献する可能性に情熱を持っている人にとってエキサイティングな機会だ。
AIアシスト記者として、AI技術を効果的に管理および利用する方法を学ぶなど、ニュースおよび技術スキルを向上させる機会が得られる。
皆さんは、AIツールとジャーナリズムの専門知識を活用して、我々の記事が正確性、情報、メディア法、盗用、プライバシーの遵守の最高基準を満たすのを保証するために重要な役割を果たす事となる。
■主な責務:
・AIシステムを使用してニュース記事の作成を支援し、ジャーナリズムスキルを活用してコンテンツの品質と信頼性を維持する
・作成された全てのコンテンツが、メディア法、盗用、プライバシー、正確性などの法的および倫理的基準を満たしているのを確認する
・時間を節約するAIツールと技術を使用して、コンテンツの品質を損なわずにシームレスなプロセスを実現し、ストーリーを効率的にアップロードおよび管理していく
・ページビューの目標を達成
・AIによって生成されたコンテンツのパフォーマンスを監視し、改善点を特定することで、AI技術の発展に貢献する
・既存の編集チームと緊密に協力して、選択されたAI生成コンテンツをさまざまなニュースルームに統合するのを支援する
・AI技術の使用について他の記者を訓練する
・AIとジャーナリズムに関連する業界のトレンドとベストプラクティスを最新の状態に保つ

AFP通信、ソフィー・ヒュエ編集長を新たなAI職に任命



エディター&パブリッシャーの記事を拙訳していきます(2024年4月22日午前11時13分投稿)

AFP appoints chief editor Sophie Huet to new AI role(AFP通信、ソフィー・ヒュエ編集長を新たなAI職に任命)
Posted Monday, April 22, 2024 11:13 am

Press Release | AFP

現在AFPのグローバル編集長を務めるソフィー・ヒュエ氏が、新たに設けられた編集イノベーションおよび人工知能担当のグローバルニュースディレクター代理に任命された。
グローバルなAFPニュースルームを支援する新しいAIツールの実装に取り組み、テクノロジーが業界をひっくり返している今、AFPが時代の先を行くことを保証する。
ヒュエ氏は、AFPのグラフィックスおよびイノベーション部門の責任者を務めていた経験を生かし、AFPのデータジャーナリズムの推進も担当する。
また、メディアの世界におけるAIイノベーションの急速な進展を追跡し、AFPがこれまでにない存在感を示すペルージャフェスティバルなどの国際会議でAFPを代表する予定である。
役割の重要な部分は、AFPのグローバルニュースルームがAI関連ツールを活用出来るよう訓練し、使用に関する既存の編集ガイドラインを更新することだ。
AFPのグローバルニュースディレクター、フィル・チェトウィンド氏は、「AIは既にジャーナリズムのあり方を変えつつあり、当社の優れた編集長が経営陣の中で重要な新しい役割を担うのを嬉しく思う」と述べた。
「ソフィー君はこのポジションに豊富な編集とプロジェクト管理のスキルをもたらし、AFPの編集AI戦略を推進するのに最適な人物です」とチェトウィンド氏は付け加えた。
ヒュエ氏自身は次のように述べています。「この技術の開発において、このような重要な時期に新しい役割を担える事に非常に興奮している」。
「私は、AFPが世界的に知られている倫理原則と品質と卓越性を常に念頭に置きながら、ジャーナリストの仕事を促進し、エキサイティングな新しいコンテンツを制作するための革新的なツールを開発することを楽しみにしている」と補足した。
今後数カ月の間に、こうした新しい課題に徐々に取り組み始め、現在の職務の後任が見つかった時点で、新たな役割を本格的に担う予定だ。

米サンフランシスコの非営利報道機関が今年で創立15年。トップ交代へ


エディター&パブリッシャーへのプレスレリースを拙訳していきます(2024年2月20日午後1時59分投稿)。


New leadership for nonprofit newsroom dedicated to local investigative reporting(ローカルな調査報道に特化した非営利報道機関の新しいリーダーシップ)


The San Francisco Public Press celebrates 15 years and an executive director transition(サンフランシスコ・パブリック・プレスが15周年を迎え、上席ディレクターが交代)


Posted Tuesday, February 20, 2024 1:59 pm


Press Release | San Francisco Public Press


15年前にサンフランシスコ・パブリック・プレスを共同設立し、発行人を務めたライラ・ラフード氏が、サンフランシスコ・パブリック・プレスのエグゼクティブ・ディレクターに就任した。非営利の報道機関を立ち上げて以来同職を務めてきたマイケル・ストールは3月1日に退任し、今後は報道に専念する。


「民主主義を重視する人々は、地元ニュースの復活を切望している」とラフード氏は語った。 「調査ジャーナリストとして私たちができる最も重要なことは、毎時間のニュースサイクルに気を取られないようにする事にある。我々は、分断された状況を明らかにし、公平性と包括性に関する質問に優先順位を付け、地域の重要な問題についての会話を高めるよう取り組んでいる。 全国メディアや政治家が話を逸らそうと、サンフランシスコを見世物のように扱う一方で、我々の記者は辛抱強く集中し続けている」


パブリック・プレスは、sfpublicpress.org、"Civic "ポッドキャスト、KSFP102.5FMでのラジオ放送を通じて、綿密でデータに基づいた調査報道とソリューション・ジャーナリズムの制作を続ける。ラフッド氏は、記者と協力して調査結果を少しずつ共有し、視聴者と有意義なつながりを持つことで、発行頻度の増加を計画中だ。今年の我々は、ホームレス問題へのサンフランシスコの対応、薬物過剰摂取の危機、公衆衛生と精神衛生、環境の公平性、市内の多様な文化的コミュニティにおける政治権力の変化、その他の重要な地域問題に焦点を当てた報道を行っている。


「我々の記者は、それぞれの担当分野で専門性を高めながら、次のような課題に取り組んでいる。


ストール氏は最初に情熱を多々向けた科学と環境の調査報道に戻り、理事としてパブリック・プレスの支援を続ける。


「ライラ君は、十分なサービスを受けられていないコミュニティを中心とした責任あるジャーナリズムと、記者が最善の仕事をできるよう協力的な環境構築に専念している」とストール氏は語った。 「また、同じ考えを持つ地元および全国の報道機関とのパートナーシップにも投資しており、ウェブやポッドキャストのストーリーテリングの範囲を拡大して、より賢明な地域の政策決定に情報を提供する事が可能だ」


2009年以来、パブリック・プレスは、サンフランシスコとベイエリアにおける公平性と説明責任に焦点を当てた地元の公益ジャーナリズムを発行している。パブリック・プレスは15周年を記念して一連のイベントを計画している。


「マイケルの長年のリーダーシップと献身に感謝しています。「公共ラジオをモデルにした非営利ニュースルームとしてのパブリック・プレスの構想は、すべて彼のビジョンでした。そしてライラは初日からそのビジョンを支えるために働いてきた。理事会は、彼女がチームを率いて、ベイエリアの将来についての議論が紛糾する中、重要な報道で地域社会に貢献してくれると確信しています。"


同団体理事会会長のデビッド・コーン氏は「マイケル君の長年にわたるリーダーシップと献身に感謝している」と述べた。 「公共ラジオモデルに基づいて構築された非営利の報道機関としてのパブリックプレスのアイデアは、全てマイケル君の発案だ。 そして、ライラ君は、初日からそのビジョンをサポートするために取り組んできた。 取締役会は、ベイエリアの将来についての激しい議論の中で、ライラ君がチームを率いて重要な報告をコミュニティに提供してくれるものと確信している」


■サンフランシスコ・パブリック・プレスについて


サンフランシスコ・パブリック・プレスは非営利、非商業的な報道機関であり、sfpublicpress.orgでオンライン発行し、サンフランシスコのKSFP 102.5FMで放送している。


■KSFPについて


KSFPはパブリック・プレスの小電力FMラジオ局で、サトロ・タワーからKSFP-LPとしてサンフランシスコの102.5FMで週7日、午前4時から10時、午後4時から10時まで放送している。


■「シビック」について


「シビック」はパブリック・プレスの広報ラジオ番組であり、ポッドキャストでもある。KSFPで毎週木曜日午前8時と午後6時に放送され、主要なポッドキャスト・プラットフォームで視聴可能である。


ヴィンス・マクマホン氏、WWE会長辞任

ニューヨーク・タイムスより。


CNN、マーク・トンプソンCEOが会社改革計画を発表。アレックス・マッカラム氏復帰

アドウィークの「まとめ」を見ていきましょう(2024年1月18日午前8時投稿)。


※CNNは17日、アレックス・マッカラム・ジル・メイプス氏がデジタルプロダクツ・サービス担当副社長として復帰すると発表しました。今年初めにCNNのチーフ・デジタル・オフィサーを辞任したアータン・ステファノプロス氏の後任となります (TVNewser)

※マッカラムのCNN復帰は、マーク・トンプソンCEOがCNNスタッフに対して行った大々的な発表の一部でして、最終的にトンプソンCEOのリーダーシップ・チームの概要が明らかになった格好です (TVNewser)

※こうした新タイセイ発表には何カ月もかかりました。CNNのデジタル変革を明確にする、抜け目なく外交的で毅然としたマニフェストとなりましたが、それが何を意味するのか?との議論になっているそうです(Puck)

※携帯電話でCNNのビデオを見るために人々はお金を払うのかというのが焦点となりますが、トンプソン氏にはアイデアがあり、試したがっているようです (WSJ)

※なお、トンプソン氏は、CNNの国際、国内、デジタル・ニュースのリーダーを統合した 「マルチメディア・ニュースルーム」を創設する計画もあると語っています (Axios)

シェリル・サンドバーグ氏、メタ役員退任。顧問に

ウォールストリート・ジャーナルの速報です。取り急ぎ。

ニューヨーク・タイムズ、AI担当編集ディレクターを採用



ザ・ラップの記事を拙訳していきます(2023年12月12日午前9時39分投稿)。

New York Times Hires Editorial Director for Artificial Intelligence(ニューヨーク・タイムズ、AI担当編集ディレクターを採用)

Quartz co-founder Zach Seward will lead the outlet’s effort to test the use of the technology internally and for publication(Quartzの共同創業者であるザック・スワード氏が中心となり、同紙内部および配信への同技術の使用をテストしていく)

Eileen AJ Connelly
December 12, 2023 @ 9:39 AM

ニューヨーク・タイムズは、人工知能 (AI) の活用を模索しているだけでなく、新たなテクノロジーを統括する編集責任者を雇用した。

Quartzの共同創業者だったザック・スワード氏がその人である。本人はLinkedInへの投稿で次のように述べている。 「私は人工知能 (AI) イニシアチブのエディトリアルディレクターとしてニューヨーク・タイムズに加わる事となった 。私は新しいチームを率いて、生成型AIやその他の機械学習技術の内部および読者向けアプリケーションを実験する事となった」 。

NYTの幹部がスタッフに宛てたメモによると、スワード氏は、同社のジャーナリズムが生成AI技術からどのような恩恵を受けることができるのか、同社のジャーナリストはどこで 「AIを使用しない方向に赤線を引くべきか」 といった問題に取り組む予定だという。

LinkedInのプロフィールによると、スワード氏は6月にQuartzを退任し、スタートアップのメンターを務めていた。以前はCEO兼最高製品責任者を務めていた。ウォール・ストリート・ジャーナルの元記者兼編集者でもある。

タイムズのジョー・カーン編集長とサム・ドルニック副編集長はメモの中で、スワード氏は「社内の多くのチームが様々な人工知能探査の間に過去6ヶ月間に開始した作業に基づいて構築していく」と述べた。

「最初の職責の一つは、ニュースルームのリーダーシップと協力して、我々がどのように生成的な人工知能を使用し、使用しないかの原則を確立する事にある」とメモは続け、「NYTのジャーナリズムは常に専門のジャーナリストによって報道され、執筆され、編集されるという確固たる信念」を共有していると指摘した。

一方で同社は、新しいツールが「は、ジャーナリストの仕事を支援し、私たちのリーチを広げ、レポートを拡大するのに役立つ」と考えているという。

スポーツ・イラストレイテッドを保有数rアリーナ・グループは、AIが執筆した記事を利用し、同サイトに掲載されているライターの偽の経歴にリンクしていた事を深刻視し、同社のロス・レビンソン最高経営責任者を解雇した。先週、他の2人の幹部が解任された事を受けての動きだった。

AIツールが広く利用されるようになった1年前から、SIの失敗はメディア業界の困惑のリストに加えられた。1月には技術系ニュースサイトのCNETにAIが作成した一連の記事が投稿され、明らかな盗用の兆候が見られた。また、夏の間に何度かの恥ずかしい失敗の後、メディア・チェーンのガネットはAIが作成した記事の公開を停止した。4月にニュースルームを閉鎖したバズフィードも、AIが作成したコンテンツをいち早く取り入れている企業の1つである。


米スポーツ・イラストレイテッド発行人、AI問題でCEOを解任



※アドウィークの「まとめ」を見ていきましょう(2023年12月12日午前8時投稿)。

※デジタルメディアのアリーナ・グループは、スポーツイラストレイテッドやザ・ストリートなどの有名ブランドを運営しています。同社の広報担当者によると、最高経営責任者ロス・レビンソン氏を11日に解任したそうです (CNN)

※気になる後任ですが、エナジードリンクブランド 「5-hour Energy」 の創業者で、アリーナグループの大部分の投資家であるマノージ・バルガ氏が臨時CEOとなるそう (Futurism)

※今回の解雇は、偽の著者による人工知能 (AI) で生成された記事を同誌が使用していたというスキャンダルを受けてのもの。ただし、今回のリストラと関係しているかどうかは現状明らかになっていません (Deadline)

OpenAI従業員770人の内、710人がサム・アルトマン氏の復職と役員の退陣を求める署名をしているそうです


ジ・インフォメーションというサイトの記事から。もうここまでくると事件ですね。

OpenAI経営陣、サム・アルトマンCEOを解任 #速報 #人事 #OpenAI



ニューヨーク・タイムズの報道を拙訳してみます(2023年11月17日付け)。

OpenAIの取締役会、著名な最高経営責任者であるサム・アルトマン氏を解任(OpenAI’s Board Pushes Out Sam Altman, Its High-Profile C.E.O.)

Mira Murati, who previously served as chief technology officer, has been named interim chief executive.(最高技術責任者を務めていたミラ・ムラティ氏が暫定最高経営責任者に任命)

By Cade Metz
Reporting from San Francisco

Nov. 17, 2023
Updated 4:13 p.m. ET

ハイテク業界の人工知能ブームの象徴となったOpenAIの著名な最高経営責任者であるサム・アルトマン氏が、取締役会によって同社から追放されたと、OpenAIが17日の午後のブログ記事で述べた。

同社によると、最高技術責任者を務めていたミラ・ムラティ氏が暫定最高経営責任者に任命されたという。

「アルトマン氏の辞任は、理事会による審議審査プロセスの後に行われた。役員会は、本人が理事会とのコミュニケーションにおいて一貫して率直ではなく、理事会の責任を果たす能力を妨げていると結論づけた」と同社は述べた。「取締役会はもはや、彼にOpenAIを率い続ける能力があるとは確信していない」 。

OpenAIの取締役会の動きは、昨年テック業界で最も著名な経営者の一人であり、最も魅力的なキャラクターの一人でもあったアルトマン氏 (38) にとっては、驚くべき転落だ。

長年のIT起業家であるアルトマン氏は、2015年にイーロン・マスク氏の資金援助を受けOpenAIの設立に貢献した。サンフランシスコの小さな会社を稀有な領域に導いた。マイクロソフトから数十億ドルの資金を得て、グーグルやフェイスブックの親会社であるメタなどのシリコンバレーの大企業から羨ましがられている技術リーダーでもある。

また、ハイテク業界の人工知能 (AI) へのシフトの広報担当者となり、議会で証言し、世界中の議員や規制当局を魅了した。

OpenAIの取締役会がこの決定を下した理由は明らかになっていない。アルトマン氏からのコメントは得られていない。

16日夜、アルトマン氏はカリフォルニア州オークランドで開催されたイベントに登場し、人工知能が画像、動画、音声、その他の形態の芸術を自ら生成出来るようになった今、芸術と芸術家の未来がどうなるかについて議論した。同氏は、OpenAIを離れることを示唆することなく、自分とOpenAIはアーティストとともに働き続け、彼らの未来が明るいものになるよう支援すると繰り返し述べた。

アルトマン氏とともにOpenAIの創業に携わったグレッグ・ブロックマン氏は、取締役会長を退任するが、社長としての役割は維持し、最高経営責任者に従うという。

OpenAIは昨年末、オンラインチャットボット 「ChatGPT」 をリリースし、業界全体のAIブームを巻き起こした。何億人ものユーザーを魅了し、質問に答えたり、詩を書いたり、どんな話題でも議論したりする様は人々を驚かせた。

チャットボットのリリース後、IT業界全体が 「生成型人工知能」 と呼ばれる、テキストや画像などのメディアを自ら生成できる技術を採用した。OpenAIやグーグルのような企業の10年以上にわたる研究の結果、これらの技術は、電子メールプログラムからインターネット検索エンジン、デジタル家庭教師まで、あらゆるものを作り直そうとしている。

OpenAIは、同社の評価額を800億ドル以上とする新たな資金調達ラウンドの完了に向けて交渉中だ。これは、1年前の評価額のほぼ三倍になる。

これは現在進行中の話である。最新情報をご確認頂きたい。
ケイド・メッツはテクノロジーレポーターであり、「天才メーカー:グーグル、フェースブック、そして世界にAIをもたらした異端児たち」の著者。人工知能、自動運転車、ロボット工学、仮想現実などの新興分野をカバーしている。

ワシントン・ポスト、ウィリアム・ルイス氏をCEO兼発行人に任命 #人事 #メディア



エディター&パブリッシャーの記事を拙訳していきます。同紙のプレスリリースを掲載しています(2023年11月6日午前11時47分投稿)。
The Washington Post announces William Lewis as publisher and CEO(ワシントン・ポスト、ウィリアム・ルイス氏をCEO兼発行人に任命)

Lewis succeeds Interim CEO Patty Stonesifer; begins role Jan. 2, 2024
Posted Monday, November 6, 2023 11:47 am
Press Release | The Washington Post

ワシントン・ポストは、ウィリアム・ルイス氏を新しいCEO兼発行人とすると発表した。ルイス氏は2024年1月2日付で、2023年6月にワシントン・ポストに入社したパティ・ストーンシファー暫定CEOの後任として就任する。

「ワシントン・ポストは、145年に及ぶゆるぎないジャーナリズムの歴史で知られる記録的な世界的なメディアのトップであり、私はメディアの重役として、また元記者として、その舵取りを任されることに興奮し、謙虚な気持ちになっている」とルイス氏。「この大胆なメディアブランドをリードするというのは、質の高いジャーナリズムを擁護し、民主主義の価値を守るという私のコミットメントに基づいて、ワシントン・ポストのビジネスを成長させ、次世代やその先への影響を前進させることを意味する」。

ワシントン・ポストのオーナー、ジェフ・ベゾス氏は「10年前、私はワシントン・ポストの野心的で結果的なジャーナリズムに触発されて、ワシントン・ポストの未来に関わるようになった」と述べた。「今日、私はその未来がウィルの手の中にあることを確信している。ウィル君は卓越した粘り強い業界幹部であり、激しいジャーナリズムと数々の賞を受賞した経歴を持つ彼は、適切な時期に適切なリーダーとなってくれた。また、パティ・ストーンシファー君には、この数ヶ月間、ワシントン・ポストを非常に巧みにリードしてくれたことに感謝したいと思う」。

ルイス氏は数十年に渡ってメディアでリーダーシップを発揮してきた。そこには、受賞歴のあるニュースルームの取材と構築、主要なビジネスオーディエンスの拡大、報道の自由への強いコミットメントなどが含まれる。その一方で、業界の特徴である印刷からデジタルへの移行を、実証された競争力のあるビジネス成長によって成功させている。

メディアとテクノロジーの交差点をリードするルイス氏は現在、Z世代に超党派のニュースを提供するソーシャルファーストメディア企業 「ニュース・ムーブメント」 の創設者であり、CEOであり、パブリッシャーでもある。

ニュース・ムーブメントの前には、2014年から2020年までダウ・ジョーンズのCEOとウォールストリート・ジャーナルの発行人を務め、プラットフォーム全体の著しい成長とデジタル変革を指揮した。ニューズ・コープのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、英国ニューズ・コープのグループ・ゼネラル・マネージャーも務めた。

2010年には、デイリー・テレグラフ紙の編集長として、英国新聞賞で英国ニュースペーパー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。ルイス氏は、国会議員の経費スキャンダル調査のための同じ賞で年間最優秀ジャーナリストに認定されました。

そのテレグラフ紙の前はサンデー・タイムズ紙のビジネス・エディターを務め、更にその前はフィナンシャル・タイムズ紙でグローバル・ニュース・エディターなどを歴任している。FTにM&A記者として在籍していたとき、エクソンとモービルの合併 (当時は史上最大の産業合併) の特ダネを抜いた。また、ルイス氏は日曜版のビジネス記者としてキャリアを始めた。

彼はハーバード大学の高度経営プログラムを修了し、ブリストル大学で政治経済学の学位、シティ大学、ロンドン大学で定期刊行物ジャーナリズムの大学院ディプロマ、3つの名誉学位を取得している。ルイスはAP通信の取締役会の副議長を務め、テッサ・ジョーウェル財団の諮問委員会の議長を務めている。ルイスは2023年にナイト学士に任命された。

英国のジョンソン元首相、何とテレビの司会者に



英国のガーディアンの記事を拙訳していきます(2023年10月27日午前4時46分投稿)。
Boris Johnson to join GB News as presenter(ボリス・ジョンソン氏、GBニュースの司会者に)

Former PM likely to receive a six-figure sum for role at channel, which already features Jacob Rees-Mogg and Lee Anderson(元首相はすでにジェイコブ・リース・モッグ氏とリー・アンダーソン氏が出演しているチャンネルでの役割で6桁の報酬を受け取る可能性がある

Rowena Mason Whitehall editor
Fri 27 Oct 2023 16.46 BST

ボリス・ジョンソン氏は、右派チャンネルのジェイコブ・リース=モグ氏とナイジェル・ファラージ氏に加わり、GBニュースの司会者という有給の仕事を得ている。

前首相は27日に司会者になると発表した。GBニュースは、来年の英国総選挙とアメリカの選挙の報道で重要な役割を果たすと述べた。

ギャラは公表されていないが、6桁の金額が支払われる可能性が高い。リーズ=モグ氏は年間35万ポンドを受け取っており、トーリー党副議長のリー・アンダーソン氏はチャンネルから年間10万ポンドを受け取っているからである。

GBニュースはヘッジファンド・マネージャーのポール・マーシャル卿と、GBニュース会長のアラン・マコーミック氏が共同設立したドバイを拠点とする投資会社レガタムが共同で保有している。マーシャル氏はジョンソン氏の元雇用主に当たるデイリー・テレグラフの買収を提案していると言われている。

GBニュースは、ジョンソン氏は、先月プレゼンターのダン・ウートン氏とローレンス・フォックス氏を停職処分にしており、ごたごたが続いてた。そんな中、ジョンソン氏が参加した。 フォックス氏はウートンが司会を務める番組で女性蔑視的なコメントを投げかけ、ウートン氏はその発言に異議を唱えなかった。ウートン氏を巡っては、マーティン・ブラニングというペンネームを使って元同僚に露骨な性的メッセージを送ったという別の疑惑が持ち上がっている。これについて、GBニュースはウートン氏の調査を繰り返し拒否している。また、ウートン氏は疑惑を否定している。 ジョンソン氏はデイリー・メール紙のコラムニストとしてすでに6桁の高額な収入を得ており、1年以上前に首相職を辞めて以来、講演活動で何百万ポンドも稼いでいる。 X(旧Twitter)のGBニュースアカウントに投稿されたビデオの中で、ジョンソン氏はテレビチャンネルで自分の「ありのままの見解」を共有するつもりだと述べた。
本人は「近々、GB Newsに参加する事になった。 私はこの注目に値する新しいテレビチャンネルに、ロシア、中国、ウクライナ戦争など全ての課題にどのように対処するかや、我々の前に待ち受けている大きなチャンス、我々が最良の日々を信じている理由に至るまで、あらゆるものについて私のありのままの見解を伝えるつもりだ。  そして、世界の人々はより多くの『グローバルな英国』を大筋で望んでいるのか、それ以下ではないのかについても伝えたい」



GBチャンネルは、ファラージ氏、リースモッグ氏、アンダーソン氏など、右派から大物政治家を起用し、有名となった。 また、既婚の保守党議員フィリップ・デイヴィス氏とエスター・マクベイ氏も雇用している。 ジョンソン氏は就任前にホワイトホールの任命監視機関からその役割の承認を得た。 ビジネスアポイントメント諮問委員会(アコバ)は「特に懸念」はないと述べた。 同紙は以前、ジョンソン氏がメール社への就任を発表する前に同紙に相談しなかったとして非難していた。

また、メール紙は6月にジョンソン氏をコラムニストとして起用すると発表し、ジョンソン氏の最初のコラムがその日の午後5時に掲載されると発表していたが、そのタイミングはジョンソン氏がパーティーゲートスキャンダルで下院を意図的に誤解させ、国会議員らを脅迫するキャンペーンに参加していた事を暴露した報道からわずか1日後だった。

以来、彼は減量の「特効薬」の使用からウクライナでの戦争に至るまで、さまざまなテーマについてメールに寄稿してきた。 ジョンソン氏の司会枠は、世論調査で運命を好転させようとしているリシ・スナック氏にとって困難な時期に、ジョンソン氏に世間の注目を集めさせ、自分の意見を表明する場を与える事となろう。

ジョンソン氏の盟友であるリースモッグ氏は今週、ジョンソン氏が2019年から選挙で勝利したことを踏まえると、党がジョンソン氏を首相から排除したのは間違っていたと考えていると述べた。新型コロナウイルスの調査が政治的意思決定に焦点を移す中、ジョンソン氏は今後数週間でパンデミックにおける自身の役割をめぐって再び注目を集める可能性がある。

ハリウッドのストにもかかわらず、ネットフリックスは第3四半期に新規に900万人の加入が。創業者のリード・へースティングス氏が共同CEOを退任し、エグゼクティブチェアマンに





アドウィークの「まとめ」を見ていきましょう(2023年10月19日午前8時投稿)。

※ネットフリックスは第3四半期に900万人の加入者を増やし、ハリウッドの作家や俳優によるストライキでエンターテインメント業界がほぼ停止したにもかかわらず、前年同期比で収益を伸ばしました (NYT)

※9月30日までの三ヶ月間で85億4000万ドルの収益と3.73ドルの一株当たり利益を上げていたそうです (Forbes)

※広告付きコースの会員数は 「前期比でほぼ70%増加した」 と同社は発表していましたが、実際に広告収入で支えられている会員数は発表していません。ただし、同社の広告プランが利用可能な12カ国におけるサインアップの約30%が広告枠である事は明らかにしています (Axios)

※月額料金はベーシックプランが10ドルから12ドルに、プレミアムプランが20ドルから23ドルにそれぞれ引き上げられました。7ドルの広告付きプランは据え置かれるそうです (USA Today)

※また、19日に創業者のリード・へースティングス氏が共同CEOを退任し、エグゼクティブチェアマンを務めることを発表しました。後任には共同CEOのテッド・サランドス氏とグレッグ・ピーターズ氏が就任するそうです (CNN)

※長年にわたって閲覧データを厳重に管理してきた同社は、この2年間で数字を公開することについて少しオープンになりました。サランドス氏は、この傾向は今後も続くと予想しているそうです。また、同社のクリエイティブパートナーへの 「約束」 の一環として、以前のやり方を擁護しています (THR)

フォーチュンCEOが退任へ #人事



talkingbiznews.comの記事を拙訳していきましょう(2023年10月4日付け)。

Fortune CEO Murray is stepping down(フォーチュンのマーレイCEOが退任へ)

October 4, 2023

Posted by Chris Roush

フォーチュンの元編集長で最高経営責任者のアラン・マーレイ氏が6ヶ月以内で辞任する。

マーレイは雑誌が売却された後の2018年12月からCEOを務めている。正式な発表は4日の午後になるとみられる。

独立系メディア会社の事業と編集業務を監督し、デジタルと会議のフランチャイズを拡大した。マーレイはまた、フォーチュン、CEOデイリーのために、密接に読まれるデイリーニュースレターを書いている。

マーレイ氏のリーダーシップの下、Fortune.comの2022年のページビューは90%増加した。2021年にはアリソン・ションテルを編集長に迎えた。93年の歴史を持つ同誌初の女性編集者である。

フォーチュンは2020年に課金を開始し、ウェブサイトや出版物のデザインも一新した。タイの実業家チャチャヴァル・ジアラバノン氏は2018年、米メレディス社からフォーチュン誌を1億5000万ドルで買収した。

2014年8月にフォーチュンに入社したが、その前は、ピュー・リサーチ・センターの所長として、デジタルでの急速な拡大を主導した。更にその前は、長年ウォール・ストリート・ジャーナルに在籍し、副編集長、オンライン編集長、ワシントン支局長、政治資本とビジネスコラムの著者を務めていた。

CNBCでワシントン支局長を数年間務め、夜の番組 「キャピタル・レポート」 の共同司会者も務めた。

「グッチガルチの対決:議員とロビイスト、そして税制改革の意外な勝利」など多数の著書がある。


フェースブック親会社のメタのニュース担当責任者が退任 #フェイスブック


アドウィークはんの「まとめ」を見ていきましょう(2023年10月4日午前8時投稿)。


※退任なさるのは、キャンベル・ブラウン氏。ベテランのテレビキャスターで、メタのニュースへの進出を主導なさいました (Axios)

※NBCニュースとCNNのアンカーを務めていたブラウン氏は、メタのメディアパートナーシップ担当の副社長から退き、コンサルタントになるとの事。メタによると、ブラウン氏のチームはメディアとスポーツのパートナーシップの開発と運営を含む別のグループに組み込まれるそうです (CNBC)

※ブラウン氏は2017年にメタに転職。フェースブックのニュースパートナーシッププログラムのリーダーを務めました。当時、ソーシャルメディアサービスは、ニュースの配信者としての役割の拡大に取り組んでいました。また、ドナルド・トランプ氏が大統領に選出された直後の偽情報の拡散防止にも力を入れていた(Bloomberg)

※ブラウン氏を採用するにあたり、当時のフェースブックでは利用している報道機関とのパートナーシッププログラムを作成するよう依頼しました。CNNのゴールデンタイムのアンカーを務めていたこともあるブラウン氏は、フェースブックをデジタル広告収入のライバルであると同時に、自社のウェブサイトやアプリへの重要な (しかし気まぐれな) アクセス源でもあると考えていたニュース担当幹部たちとの信頼関係を築きました (NYT)

マイケル・ブルームバーグ氏もブルームバーグ経営から引退準備。「常識的には後継者計画を立てるべきだ」と、今後は財団に任せる事を匂わせ



メディアポストの記事を拙訳してみます(2023年9月22日付け)
Bloomberg Says He Will Leave Media Empire To His Foundation(ブルームバーグ氏、メディア・エンパイアを自身の財団に任せると発表

    by Ray Schultz , September 22, 2023

マイケル・ブルームバーグ氏は、ルパート・マードック氏のようにメディア帝国の支配権を自分の子供の一人に任せているわけではない。代わりに、81歳のマードック氏は会社を自身の財団であるブルームバーグ・フィランソロピーズに遺贈し、しかる後売却される予定だという。

21日にニューヨークタイムズ気候サミットで講演したブルームバーグ氏は、 「常識的には後継者計画を立てるべきだ」 と述べた。

「私は会社の利益のほぼ全てを財団に寄付している。その財団は昨年17億ドルを寄付した。今年はそれより少し多いだろう」と付け加えた。

ブルームバーグ氏は、「私が死んだら財団が会社を相続する。彼らは、税法のために、最初の5年間でそれを処分し、どこかで売却しなければならないだろう」と続けた。

昨年、ブルームバーグ氏がダウ・ジョーンズの買収を望んでいると報じられたが、実現しなかった。

ブルームバーグ氏は石油化学計画の建設を阻止する運動に資金を提供している。その額は5億ドルと報じられている。

ニューヨーク・タイムズによると、後3〜5年は自分の会社で働き続けたいと考えている。

アメリカでも最大級とされる個人資産を誰が相続するかは不明だが、娘が2人いる。

ブルームバーグ氏のキャリアを総括するのは時期尚早かもしれない。しかし、ソロモン・ブラザーズに解雇されたとき、起業の道を歩み始めた。彼は後に、この解雇は自分にとって最高の出来事だったと書いている。金融デスクの端末事業を始め、大規模な報道活動を始めた。

米中枢同時テロ直後の2001年、共和党員としてルドルフ・ジュリアーニ氏に代わってニューヨーク市長に選出された。任期制限法を巡る議論の的となった彼は、ニューヨーク市長として3期目を確保した。現在は民主党員で、大統領選の民主党候補指名争いにも短期間出馬している。



ルパート・マードック氏、フォックスとニューズ・コーポレーション会長職を退任 #人事 #メディア



英国のガーディアンの記事を拙訳してみます(2023年9月21日午後2時45分投稿)。
Rupert Murdoch stepping down as chair of Fox and News Corp(ルパート・マードック氏、フォックスとニューズ・コーポレーション会長職を退任)

Lachlan Murdoch, Murdoch’s eldest son, now seems to be his successor after seven-decade run as controversial media mogul(論争を起こした70年にも渡るメディア王の後継者には、長男のラクラン・マードック氏になる模様)

Dominic Rushe in New York
@dominicru
Thu 21 Sep 2023 14.45 BST

ルパート・マードック氏がフォックスとニューズ・コーポレーションの会長を退任する。世界で最も変革的で物議を醸したメディア王としての70年にわたる活動に終止符を打つ。

マードック氏が君臨するウォール・ストリート・ジャーナル紙が最初に報じた。スタッフへのメモの中で、彼はこう書いている。「だが、私が別の役割を担う時が来たのだ」と。

92歳のマードック氏は、両社の名誉会長に就任すると同社はリリースで発表した。

マードック氏の長男であるラクラン・マードック氏が後継者となる模様だ。マードック氏はノートの中で、ラクラン氏を「情熱的で信念を持ったリーダー」であり、両社を未来へと導ける人物であるとしている。

「フォックスとニューズ・コーポレーションの取締役会、リーダーシップ・チーム、そして父の努力の恩恵を受けたすべての株主を代表して、父の70年にわたる目覚ましいキャリアを祝福する」と、ラクラン・マードック氏(52)は声明で述べた。

「父のビジョン、パイオニア精神、揺るぎない決意、そして設立した企業や彼が影響を与えた無数の人々に残した不朽の遺産に感謝する」とも述べた。

この承継は、マードックが長きにわたって支配してきたメディアの状況が不透明な時期に行われた。フォックスは、アメリカ人がケーブルテレビをストリーミング・エンターテインメントに切り替えている今、遥かに大規模でより良いリソースを持つ放送局との視聴戦争に巻き込まれている。一方、英国のタイムズ紙とサン紙を所有するニューズ・コーポレーションは、紙媒体の売上が減少し、広告が大手ソーシャルメディア・プラットフォームに移行する中で、収益争いを繰り広げている。

1980年代には新聞製作をワッピングに移し、ロンドンの強力な印刷組合との対立に勝利した。その後、電話ハッキング・スキャンダルをきっかけにベストセラータブロイド紙『ニューズ・オブ・ザ・ワールド』を廃刊した。

フォックス創業者であるマードック氏の最新の痛手は、5ヶ月前に起きた。自らのニュースネットワークが7億8750万ドルを支払い、投票機器会社ドミニオンが起こした名誉毀損訴訟で和解する事となったのだ。ドミニオンは、フォックスが2020年の選挙をわが物としようとする陰謀に関与しているという、虚偽で突飛な主張を故意に放送したと訴えていた。

フォックスは、世界的な選挙テクノロジー企業であるスマートマティック社からも27億ドルの名誉毀損訴訟を起こされている。フォックスがジャーナリストやゲストに2020年選挙への関与について虚偽の放送をさせたとしている。フォックス・ニュースは和解後、最高視聴率を収めた事もある司会者のタッカー・カールソン氏を追い出した。カールソンは、降板は和解の一部であったと主張しているが、フォックスとドミニオンの両社はこれを否定している。

この2年間はマードックにとって波乱万丈だった。フォックス・ニュースの選挙報道をきっかけに起こされた巨額の訴訟に加え、マードックは4人目の妻でスーパーモデルのジェリー・ホールとの離婚を発表していた。また、『ヴァニティ・フェア』は、2018年1月にヨットで転倒して背骨を骨折し、瀕死の重傷を負ったとするマードック氏の様々な健康問題を辛辣に報じている。

今年4月、マードック氏はサンフランシスコ警察の元チャプレンで保守派ラジオ司会者に転身したアン・レズリー・スミス氏(66)との婚約を突然解消したが、その理由はスミスの福音主義的な見解に対する彼と家族の不快感だったと報じられている。

マードックはメモの中でこう述べている: 「我が社は健全であり、私も同様だ」

『マードックの世界: オールド・メディア帝国の最後』の著者であるデビッド・フォルケンフリック氏は、「差し迫った健康上の危機や恐怖については耳にはしていない。だが、念頭に無い訳でも無かろう」と語った。

フォルケンフリック氏は、マードックの年齢だけでなく、選挙スキャンダルや、フォックスと新聞帝国の親会社であるニューズ・コーポレーションの株主総会が近づいていることも、この発表のタイミングにつながったかもしれないと述べた。

ルパート・マードック氏はかつて、ハッキング・スキャンダルを 「人生で最も屈辱的な日」と呼んだ。だが、ドミニオン・スキャンダルへの個人的な関与、自身の証言、ホストが非常に悪質で全く根拠のない不正選挙の噂を広めるのを阻止するために介入しないという本人の意識的な決断によって、前面に押し出したのだと思う」とフォルケンフリック氏は語った。

1952年、マードック氏がアデレードの新聞「ニューズ」の経営を父親から受け継いだときから、マードックは同世代で最も強力なメディア業界の人物へと成長した。1980年代までに、彼の新聞帝国は世界中に広がり、英国ではオーストラリアン紙、タイムズ紙、ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙、サン紙、米国ではニューヨーク・ポスト紙を傘下に収めた。

1985年には映画スタジオの20世紀フォックスを傘下に収め、1988年には英国でスカイ・テレビジョンを立ち上げ、1990年には出版社ハーパーコリンズを設立し、1996年にはフォックス・ニュースを立ち上げた。

パワフルになるにつれ、影響力も大きくなった。マードックは、英国のマーガレット・サッチャーによる労働組合との戦いから、ドナルド・トランプによるヒラリー・クリントンへの勝利まで、世界中の政治家の世代を形成してきた。

「イラク侵攻からブレグジット、ドナルド・トランプ氏に至るまで、自ら進んで政策に影響を与えた。それが彼の利益になった」とフォルケンフリック氏は指摘する。

同社はまた、スキャンダルにも見舞われている。ガーディアン紙の調査により、ニューズ・コーポレーションの記者たちが政治家や有名人、ニュースに登場する人物の電話を日常的にハッキングしていたことが発覚し、国際的な怒りを買った。記者たちが殺害された女子高生ミリー・ダウラーのボイスメールに不正アクセスしたというニュースを受けて、マードックは2011年に最大の売り上げを誇るニューズ・オブ・ザ・ワールド紙を廃刊した。

このスキャンダルはいまだに同社を悩ませている。ヘンリー王子は、従業員による違法な情報収集の疑いでサン紙の発行元を訴えている。裁判は1月に始まる予定だ。

弟のジェームズとの長い戦いの後、フォックスが映画スタジオとケーブルのトップ資産を710億ドルでディズニーに売却後、ラクラン・マードックは2019年に父親の後継者として浮上した。マードック家は現在、はるかに小さなメディア帝国に君臨している。そこには、政治的に強力な新聞資産とフォックス・ニュースを含む。

一方、ラクラン・マードック氏が父親の帝国を引き継ごうとしている中、疑問が既に生じている。 後継者: ラクラン・マードック氏の一か八かの人生』の中で、マードック氏を長年にわたり観察してきたパディ・マニング氏は、株主はマードック氏の継承に熱心ではないと主張している。 何十年もマードックビジネスを取材し、兄弟(ラクラン氏とジェームズ・マードック氏)の関係の破綻を知り尽くしているウォール街のアナリストは、オフレコで『ルパート氏が死んだ日にラクラン氏が解雇されると考えるのが公平だろう』と進んで語っていた」とマニング氏は書いている。

米メディア研究所「CNNの新トップは様々な課題に直面するだろう」 #メディア #ビジネスモデル



ポインターというメディア研究所のニュースレターを拙訳してみましょう。
CNN’s new boss faces a handful of major challenges(CNNの新たなボス、いくつかの大きな課題に直面)

CNNの親会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデビッド・ザスラブCEOは、徹底的な調査を行わずに部外者をCNNのトップに指名したが、これは社内の人々を驚かせる事となった。

2022年2月、ザスラブはCNNの経営者としてクリス・リヒト氏を起用していた。

ザスラブ氏は30日、ニューヨーク・タイムズ社の元最高経営責任者でBBCの元総裁でもあるマーク・トンプソン氏をCNNの最高責任者に指名した。

まずは公式発表を追ってみよう。視聴率の低迷、企業の士気の低さ、ドナルド・トランプ前大統領とのタウンホールミーティングをめぐる批判、『アトランティック』誌での残忍な横顔暴露記事などにより、リヒト氏は期待外れとされ1年で解任された。その後任がトンプソン氏で、10月9日から勤務する。

ザスラブ氏は声明で、「マーク君は、世界で最も尊敬されている2つの報道機関をデジタル時代に向けて変革した真のイノベーターである。その戦略的ビジョン、変革のリーダーシップにおける実績、ニュースへの純粋な情熱は、この重要な時期におけるCNNとジャーナリズムにとって頼もしい力となるだろう」と述べた。

しかし、この 「極めて重要な時期」 は、行動を起こすには適切なのだろうか。リヒト時代を経て、CNNは4人のチームがリーダーとなって安定したかに見えた。4人の責任者がいるのは理想的ではなく、何時までも続くわけではなかったが、従業員は満足した様子を見せていたし、少なくとも2024年の選挙までは続くはずだった。6月、ザスラブ氏は新しい指導者を見つけるために時間をかけるつもりであり、選考には 「数ヶ月」 かかる可能性があると述べた。厳密に言えば、その通りだ。だが、2か月だろうと想定する人が大半だったのである。

セマフォーのベン・スミス氏とマックス・タニ氏は、ザスラブ氏は最初からトンプソン氏を念頭に置いていたようだと書いている。

CNNのスタッフは、ザスラフ氏が最後に起用したリヒト氏が手に負えない失敗をしでかした後だけに、トンプソン氏については様子見の態度をとるかもしれないと考えている。一方、トンプソンにはジャーナリズムの才覚がある。CNNのオリバー・ダーシー氏は、「次の幹部交代は早すぎると懸念するスタッフもいたが、その一方でトンプソン氏が抜擢される可能性に興奮を示すスタッフも多かった」としている。

元ニューヨーク・タイムズ編集長のディーン・バケット氏は、同紙のジョン・コブリン、ベンジャミン・マリン、ケイティ・ロバートソンの各記者に、トンプソン氏は 「完璧な人材」 だと語った。バケット氏は「トンプソン氏は変化の重要性を理解している。それはリーダーとして選んだ人にとって最も重要な資質であり、何が変わらなければならないかを理解している人である。新聞社で働いた事が無かったものの、マーク氏にとって少しばかり勉強になっただろう。そして、今回は本人の元々の活躍の場だ。とても快適だろう」と付け加えた。

バケット氏はニューヨーク・タイムズでトンプソン氏と一緒に働いた。NYTの記者は「トンプソン氏は1979年に研修生としてBBCに入社し、2004年には同局のトップ職である局長に就任した。CNNのように、編集とビジネスの両方をその役割で取り仕切った。彼は2012年にタイムズ社に最高経営責任者として入社したが、これは同社のビジネスサイドにおける最高の仕事であった。創業当時はまだ黎明期であったデジタル購読事業を大幅に拡大し、経営を活性化させた一人だ」と指摘した。

トンプソンがCNNにぴったりかもしれないのは、そのデジタル経験があるからである。CNNは日々苦戦を強いられているケーブルテレビ事業よりも、デジタル事業により多くのリソースを割こうとしているからだ。

ダーシー氏は「儲かるケーブルテレビ事業が枯渇するにつれ、CNNや他のニュースネットワークは、デジタルとストリーミングを全面的に取り入れるために事業を変革する必要がある。CNN.comは世界で最もトラフィックの多いニュースの発信地のひとつだが、テレビ事業よりはるかに収益が少なく、サブスクリプションビジネスもやっていない」と指摘している。

そして、ニューヨーク・タイムズ紙はこう書いてもいる。「CNNのトンプソン氏にとっての最重要課題は、ケーブル事業が衰退していく中で、よりデジタルにフォーカスした将来への移行であろう。30日に接触したCNNの幹部数人は、トンプソン氏にはネットワークに変革を課す広範な権限があると思うと語った。この変更に詳しい人物によると、CNNはすでにウェブサイトに登録の壁を設けるテストを始めているという。

また、トンプソン氏はCNNのケーブルTVニュースが少し安定した時期にやってきた。ケイトラン・コリンズ氏を午後9時枠に、アビー・フィリップ氏を午後10時枠に配置し、ようやくプライムタイムのスケジュールを固めた。だが、視聴率はいまだにFoxニュースやMSNBCの後塵を拝している。

速報。CNN、マーク・トンプソン氏を次期CEOに正式指名 #CNN #ストリーミング

 
ニューヨーク・タイムズの速報を拙訳していきます(2023年8月30日午前8時6分投稿)。
CNN Names Mark Thompson Its Next Chief Executive(CNN、マーク・トンプソン氏を次期CEOに指名)

Mr. Thompson, who oversaw a period of growth at The New York Times, will lead the network during a pivotal period.(ニューヨーク・タイムズ成長期を差配したトンプソン氏は、転換期にあるネットワークを指揮していく)

Aug. 30, 2023, 8:06 a.m. ET

CNNは、ニューヨーク・タイムズ・カンパニーの元最高経営責任者でBBC総裁歴のあるマーク・トンプソンが次期会長に就任すると29日に発表した。

親会社のワーナー・ブラザース・ディスカバリーのニュースリリースによると、トンプソンCEOは10月9日に就任する。

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデビッド・ザラフCEOは声明の中で、 「マーク君は、世界で最も尊敬されている2つの報道機関をデジタル時代に向けて変革した真のイノベーターである」 と述べ「その戦略的ビジョン、変革のリーダーシップにおける実績、ニュースへの純粋な情熱は、この重要な時期におけるCNNとジャーナリズムにとっての頼もしい力となる」としている。

世界有数の報道機関であるCNNは、この18ヶ月間、終わりのない危機の連続に翻弄されてきた。視聴率は急落し、利益は減少しているが、スタッフの士気が低下する中で6月に中途解任されたクリス・リヒト最高経営責任者が本来務めていた筈の今の任期、CNNは動揺したままだ。

リヒト氏の追放後、CNNはエイミー・エンテリス、ヴァージニア・モーズリー、エリック・シャーリングの3人のCNNベテランと、ザスラブ氏の長年の腹心であるデイヴィッド・リービーが運営している。

66歳のトンプソン氏は、朝と深夜の番組のプロデューサーだったリヒト氏よりも、広大な報道組織を運営してきた経験を積んでCNNに加わった。

トンプソン氏は1979年にBBCの研修生としてスタートし、2004年にBBCの最高職である総裁に昇り詰めた。2012年にニューヨーク・タイムズに最高経営責任者として入社し、デジタル購読ビジネスを大幅に拡大して同社を財政的に再生させた幹部の一人である。

トンプソン氏がタイムズ社を引き継いだ頃、NYTのの購読者専用ペイウォールはまだ初期段階にあった。2年前の英国メディアとのインタビューでは、就任間もない頃にデジタル加入者数を大幅に拡大するのは可能なのかという 「懐疑的な見方」 を受けたと述べている。

「私はただ、『我々はそれを十分にやっていないだけだ』と思った。そもそも、十分に賢くもなかった。そして、データを適切に利用していなかった」

ニューヨーク・タイムズには現在1000万人近くの購読者がいる。その内900万人以上がデジタルのみでの購読だ。トンプソン氏は2020年にタイムズ社を去り、後任には購読戦略を拡大してきたメレディス・コピット・レヴィン氏が就任した。

CNNの最大の課題は、ケーブル事業の衰退に伴なうデジタルに焦点を当てた未来への移行だ。

先週、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、9月下旬に同社のストリーミングサービスであるマックスにCNN専用チャンネルを開設することを発表した。競合するケーブルテレビや放送ニュースとは異なり、CNNマックスは親ネットワークから少なくとも4時間の生番組を同時放送する予定である他、一部の看板番組も含まれる。

また、トンプソン氏には、世界中に4000人以上の従業員を抱えるCNN従業員の神経を安定させる必要がある。

2021年12月、CNNのゴールデンタイムの看板スター、クリス・クオモ氏が倫理審査のため解雇された。その2ヶ月後、CNNの会長であるジェフ・ザッカー氏が、同僚との恋愛関係を公表しなかったため、突然CNNから追い出された。2022年4月には、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが設立された数日後、ザスラブ氏と上級幹部は、ザッカー氏がネットワークのデジタルの未来を表現するとしていた高価なストリーミングプラットフォームであるCNN+の配信を即座に取りやめた。

今年、ゴールデンタイムのアンカーからモーニングショーの司会者に転身したドン・レモン氏は、年齢差別主義者で性差別主義者であると広く認識されたコメントをした直後に解雇された。その後、5月にリヒト氏はドナルド・J・トランプ前大統領とのテレビ討論会を監督し、CNNの著名人であるクリスティアーヌ・アマンプーア氏も公の場で批判した。

この2か月間で、ネットワークを運営する4人は、CNNの朝の番組にフルタイムのアンカーを置き、1年以上流動的だったゴールデンタイムの編成を完了するなど、番組編成を変更した。

このような騒動の中、視聴率は急落した。MSNBCは8月、平日のプライムタイム視聴率でCNNとの差を2020年2月以来の大きさに広げた。FOXニュースとの差は更に大きい。

※ベンジャミン・マリンは『タイムズ』紙のメディア担当記者で、ニュースやエンターテインメントを支える大手企業を担当している。

※ジョン・コブリンはテレビ業界を担当。共著に「それはテレビでは無い: HBO の驚異的な台頭、革命、そして未来」がある。

CNNの次期トップ、NYTのマーク・トンプソン元CEOかもと、他ならぬNYTが配信。もう決まりかもな #人事 #メディア



ニューヨーク・タイムズの記事を拙訳していきます(2023年8月29日付け)。

CNN Is Expected to Pick Mark Thompson as Next Leader(CNN、次のリーダーとしてマーク・トンプソン氏起用も)

Mr. Thompson, who helped revitalize The New York Times, will take over at a pivotal moment for the news network.(ニューヨーク・タイムズ再生に貢献したトンプソン氏は、このニュースネットワークにとって極めて重要な時期に引き継ぐ事に)

By Benjamin Mullin and John Koblin
Aug. 29, 2023

この決定に詳しい3人の関係者によると、CNNの次期最高経営責任者には、ニューヨーク・タイムズの元最高経営責任者でBBCのリーダーであるマーク・トンプソンが指名される見通しだという。

取材に応じた関係者は、CNNの親会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーの一部の上級幹部は、トンプソン氏の採用決定をすでに知らされている一方、CNNの一部の幹部はまだ決定を知らされていないので匿名を条件に語った。

トンプソン氏とワーナー・ブラザース・ディスカバリーの広報担当者にコメントを求めたが、回答は得られなかった。

世界有数の報道機関であるCNNは、この18ヶ月間、終わりのない危機の連続に襲われている。視聴率は急落し、利益は低迷し、スタッフの士気が低下する中で6月に打ち切られたクリス・リヒト氏の最高経営責任者としての任期に、ネットワークはまだ動揺している。

リヒト氏の追放後、CNNはエイミー・エンテリス、ヴァージニア・モーズリー、エリック・シャーリングの3氏のベテランと、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの最高経営責任者であるデイヴィッド・ザスラブ氏の長年の腹心であるデイヴィッド・リービー氏によって運営されている。

66歳のトンプソン氏は、朝と深夜の番組の元プロデューサーであるリヒト氏よりも、広大な報道組織を運営してきた経験を積んでいる。

トンプソン氏は1979年にBBCの研修生として職歴をスタートし、2004年にBBCの最高職である局長に上り詰めた。2012年にニューヨーク・タイムズの最高経営責任者として入社し、デジタル購読ビジネスの大幅な拡大によって財政的に再生させた経営陣の一人だった。

トンプソン氏がニューヨーク・タイムズを引き継いだとき、同紙ウェブサイトの購読者専用の課金はまだ初期段階にあった。入社したばかりの頃、2年前の英国の出版社とのインタビューで、デジタル購読者の数を大幅に拡大することは可能だという 「懐疑的な見方」 を受けたと述べた。

「私はただ、『我々はそれを十分にやっていないだけだ』と思った。そもそも、十分に賢くもなかった。そして、データを適切に利用していなかった」

NYTはデータサイエンティストやエンジニアの採用を増やし、携帯電話で受ける機能に注力し始めたという。また、料理レシピやクロスワードパズルなど、ウェブサイトの視覚的に魅力的な部分を構築し始めた。2016年の大統領選挙で大きなニュースが入った頃には、購読者数が急増し始めた。

「トランプが当選したとき、私たちは誰よりも準備ができていたということです」とも語った。

ニューヨーク・タイムズには現在1000万人近くの購読者がいる。その内900万人以上がデジタルのみでの購読だ。トンプソン氏は2020年にタイムズ社を去り、後任には購読戦略を拡大してきたメレディス・コピット・レヴィン氏が就任した。

CNNの最大の課題は、ケーブル事業の衰退に伴なうデジタルに焦点を当てた未来への移行だ。

先週、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、9月下旬に同社のストリーミングサービスであるマックスにCNN専用チャンネルを開設することを発表した。競合するケーブルテレビや放送ニュースとは異なり、CNNマックスは親ネットワークから少なくとも4時間の生番組を同時放送する予定である他、一部の看板番組も含まれる。

他のニュースネットワークは、配信者との収益性の高い契約に違反するとして、ケーブルテレビのメインステーションからのコンテンツのライブ配信にほぼ消極的だった。

また、トンプソン氏には、世界中に4000人以上の従業員を抱えるCNN従業員の神経を安定させる必要がある。

2021年12月、CNNのゴールデンタイムの看板スター、クリス・クオモ氏が倫理審査のため解雇された。その2ヶ月後、CNNの会長であるジェフ・ザッカー氏が、同僚との恋愛関係を公表しなかったため、突然CNNから追い出された。2022年4月には、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが設立された数日後、ザスラブ氏と上級幹部は、ザッカー氏がネットワークのデジタルの未来を表現するとしていた高価なストリーミングプラットフォームであるCNN+の配信を即座に取りやめた。

今年、ゴールデンタイムのアンカーからモーニングショーの司会者に転身したドン・レモン氏は、年齢差別主義者で性差別主義者であると広く認識されたコメントをした直後に解雇された。その後、5月にリヒト氏はドナルド・J・トランプ前大統領とのテレビ討論会を監督し、CNNの著名人であるクリスティアーヌ・アマンプーア氏も公の場で批判した。

この2か月間で、ネットワークを運営する4人は、CNNの朝の番組にフルタイムのアンカーを置き、1年以上流動的だったゴールデンタイムの編成を完了するなど、番組編成を変更した。

このような混乱の中、視聴率は急低下している。8月、MSNBCはCNNに対する平日プライムタイムの視聴率リードを2020年2月以来最大の差に広げた。Foxニュースの背中は更に遠い。

2024年の大統領選挙は、トンプソン氏に視聴率と利益を上げさせる可能性を与えるだろう。また、トランプ氏を含む共和党の大統領候補の中には、報道機関を敵だと宣言している者もいる。

ザスラブ氏はトンプソン氏の他にも候補者と話し合いを持ったと、リクルートプロセスに詳しい2人の人物が語っている。

Puckは以前、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーがトンプソン氏をCNNのトップに指名するだろうと報じた。

ベンジャミン・マリンは『タイムズ』紙のメディア担当記者で、ニュースやエンターテインメントを支える大手企業を担当している。

ジョン・コブリンはテレビ業界を担当。共著に「それはテレビでは無い: HBO の驚異的な台頭、革命、そして未来」がある。

ワーナーブラザーズ・ディスカバリー幹部がCNNトップに元BBCトップのマーク・トンプソン氏らに絞り込むまでの「まとめ」 #CNN



※ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、CNNを運営する外部の人間を探していたが、BBCの2人の著名なベテランに知られてしまいました。後任の有力候補は、ニューヨーク・タイムズとBBCの元チーフであるマーク・トンプソン氏です。一方、同社では、2013年から2017年までBBCニュースを率い、その後英国のデジタルメディア 「Tortoise」 を設立したもう一人の著名な英国人ジャーナリスト、ジェームズ・ハーディング氏にも打診しているとの事です (Semafor)
※ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデビッド・ザスラフCEOは、CNNを引き継ぐようにトンプソン氏を説得するために動いてます。その一方、ハドソン・ヤーズのD.T.C.のブレーントラストは、ケーブルテレビ後の未来の限界を試しており、ついにネットワークのプライムタイムの出演者をマックスでライブ配信し始める計画を立てています (Puck)
※セマフォーによると、CNNのスタッフはザスラブ氏がクリス・リヒト氏の後継者を探していたスピードに驚いているそうです。CNN内部では、来年の米大統領選挙まで3人の幹部による暫定的な運営が続くと予想されていたからです(NY Post)

CNNの次のトップ候補にニューヨーク・タイムズ前CEOのマーク・トンプソン氏が #人事 #テレビ



ニューヨーク・タイムズの記事を拙訳していきます(2023年8月23日付け)。
Mark Thompson, Former New York Times C.E.O., Among Candidates to Lead CNN(CNNの次のトップ候補にニューヨーク・タイムズ前CEOのマーク・トンプソン氏が)

Mr. Thompson, who was also the director general of the BBC, stepped down as chief executive of The Times in 2020.(BBC総裁職も務めていた事があるトンプソン氏は、2020年にNYTのCEO職を退任している)

By Benjamin Mullin and John Koblin
Aug. 23, 2023

採用プロセスに詳しい関係筋3人によると、CNNを率いるトップの人事交渉に参加している人物の中には、ニューヨーク・タイムズやBBCの元最高幹部であるマーク・トンプソン氏も含まれているという。

トンプソン氏や他の候補者との協議がどこまで進んでいるかは不明である。だが、話し合いでは、親会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーの最高経営責任者であるデイヴィッド・ザスラブ氏が、6月にクリス・リヒト氏を会長から解任して以来、同社を率いてきた経営陣以外の人物を探している事が示唆されている。

トンプソン氏はコメントを控えた。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの関係者もコメントを拒否した。セマフォーは先にCNNがトンプソン氏に関心を持っていると報じていた。

リヒト氏の退任後、CNNは4人で運営されている。そのうちエイミー・エンテリス氏、ヴァージニア・モーズリー氏、エリック・シャーリングの3人はCNNのベテランである。4人目はCNNのデービッド・リービー最高執行責任者で、ザスラブ氏の長年の腹心であり、リヒト氏の解任直前に任命されていた。

CNNはスタッフの士気を高めようとしており、幾つかの重要な番組制作の動きにも取り組んでいる。この変更には、ゴールデンタイムのアンカーの追加や、4月にドン・レモン氏が解雇され、ケイトラン・コリンズが午後9時枠に移った後の朝の番組の再編成が含まれる。

6月、ザスラブ氏はCNNのスタッフに、最高経営責任者の選定には数ヶ月かかるだろうと語った。2024年の大統領選挙戦が本格化しようとしていることを考えると、さらに緊急性が増すかもしれない。FOXニュースは24日の夜に最初の共和党討論会を主催しているからである。

誰が指揮を執るにしても、世界有数の報道機関でありながら、近年未曾有の危機に見舞われている報道機関の責任者となる。2021年以降、2人の会長が解任され、2人の元ゴールデンタイムのスターが解雇され、野心的で高価なデジタルプロジェクトが突然中止され、視聴率は急落し、利益は急落した。

CNNの次のリーダーは、CNNを衰退しつつあるケーブルテレビの世界からより強力にデジタルの未来へと導く計画の監督も担当するかもしれない。ザスラブ氏は今月、あるアナリストから、CNNはワーナー・ブラザース・ディスカバリーの動画配信サービス 「マックス」 でもっと目立つ存在になれるかと尋ねられ、そう答えていたからだ。

ザスラブ氏は今月行われた同社の四半期決算発表の電話会見で、マックスはライブ番組を完全に取り入れる能力があると述べ、投資家に更なるアップデートを「速やかに」 提供すると約束した。「ニュースとスポーツは重要であり、差別化要因であり、魅力的であり、これらのプラットフォームを生き生きとさせる」と付け加えていた。

トンプソン氏はテレビに精通している。1979年にBBCで働き始め、プロデューサー、重役、そして最終的には局長まで出世した。ニューヨーク・タイムズ紙の元最高経営責任者として、財務再建を主導したリーダーの一人として評価されている。

※ベンジャミン・マリンはタイムズ紙のメディア記者で、ニュースやエンターテインメントを支える主要企業を取材している。

※ジョン・コブリンはテレビ業界を担当している。共著に「それはテレビではありません:HBO の驚異的な台頭、革命、そして未来」がある。

うわ。こら本気も本気でストリーミング指向や。CNNが次期トップに前NYTトップのマーク・トンプソン氏招聘を計画中



アドウィークはんの「まとめ」を見ていきましょう(2023年8月24日午前7時59分投稿)。

※大西洋両岸での会談に詳しい関係者によると、CNNのトップにはニューヨーク・タイムズとBBCの元最高経営責任者マーク・トンプソン氏が有力候補だそうです (Semafor)
※トンプソン氏はNYT時代に財政再建を主導したリーダーの一人として評価されています (NYT)
※1979年に制作研修生として入社したBBCでキャリアをスタートさせ、最終的には 「ナイン・オクロック・ニュース」 と 「パノラマ」 の編集者となり、後にテレビディレクターとなったという経歴の持ち主 (Reuters)
※トンプソン氏は2004年から2012年までBBC総裁を務め、英国の視聴者にオンデマンドのテレビやラジオを紹介するプレーヤーの開発に携わっていました (FT)

ブルームバーグLP、経営陣を刷新 #人事 #メディア



アドウィークはんの「まとめ」を見ていきましょう(2023年8月22日午前8時投稿)。
※ブルームバーグLPは、社内メモによると、最高経営責任者(CEO)、社長、最高財務責任者(CFO)を一新し、元イングランド銀行総裁のマーク・カーニー氏を会長とする新取締役会を設立すると発表しました (The Information)
※また、ブルームバーグLPの創業者マイケル・R・ブルームバーグ氏は、ブルームバーグLPのチーフ・プロダクト・オフィサーであったヴラド・クリアチコ氏(54歳)を最高経営責任者に任命したと、21日に従業員へのメモで発表しています。一方、ブルームバーグLPのチーフ・コマーシャル・オフィサーだったジャン=ポール・ザミット氏(55歳)は社長に就任しました (NYT)
※ただ、この刷新は、ブルームバーグ氏(81歳)が、自分より先の会社の将来を考えているのかどうかを疑問視させているそうです。メモの中で、本人自身、「私はどこにも行かない 」と書いています (Axios)
※パティ・ロスキル氏はグループの最高財務責任者に就任します。過去にブルームバーグと気候変動対策に取り組んできたカーニー氏は、ブルックフィールド・アセット・マネジメントの会長を続けながら、新しい取締役会の議長を務めます。ブルームバーグは、他の新役員も「短期間で」追加する予定であると付け加えているそうです (FT)

ディズニーのクリスティン・マッカーシー氏、家族の医療のためCFO退任へ。後任にベテランのケヴィン・ランズベリー氏に #人事 #速報



米デッドライン・コムの速報です。

Disney CFO Christine McCarthy Stepping Down For Family Medical Leave; Company Vet Kevin Lansberry Named Interim Replacement(ディズニーCFOのクリスティン・マッカーシー氏、家族の医療のため退任へ。後任にはベテランのケヴィン・ランズベリー氏に)

近年ディズニー経営陣の重要人物であったクリスティン・マッカーシー氏が退任し、医療休暇を取る事になった。

7月1日付けで、ディズニーのベテラン幹部であるケヴィン・ランズベリー氏 (ディズニー・パークス、体験・プロダクツ担当副社長) が暫定CFOに就任すると、CEOのBob Igerが発表した。マッカーシー氏は休暇中も同社の戦略アドバイザーを継続し、長期的な後継者を特定して採用するプロセスを支援し、円滑で成功的な移行を確実にする。

55億ドルのコスト削減を目指すディズニーでは、7000人の従業員をレイオフするなど大規模な人員削減を完了している。マッカーシーは同社ストリーミング事業の経費管理を監督する重要人物でもある。ウォール街はここ数カ月、ストリーミング配信に対する監視の目を強めており、2020年と2021年には、大掛かりな海外進出でNetflixとより直接的に競争する事に過度に積極的だったとしている。

「クリスティン・マッカーシー君はアメリカで最も賞賛される財務幹部の一人であり、23年間献身的にサービスを提供してきた。ウォルト・ディズニー・カンパニーに与えた影響はいくら強調してもしすぎることはない」とアイガー氏は語った。「クリスティン君は、大きな変革の時期に戦略的アンカーとして重要な役割を果たしてきた。彼女と私は、会社の次期最高経営責任者への移行に先立って、秩序ある成功したCFOの継承を確保したいという彼女の願いについて話し合った。本人は家庭の医療休暇を取得するためにCFOの職を退くが、長年専門的に取り組んできた職務を後任者が引き受けるのを支援するために顧問職に移ることを快く申し出ている」。

「アイガー氏がこの象徴的な企業のCFOを務める機会を与えてくれた事に非常に感謝している。また、この先にあるビジネスの可能性を活用するためにディズニーをポジショニングするために、私の才能あるチームが行ってきた仕事を誇りに思う」 とマッカーシー氏は語った。「CFO職を離れる事になったが、移行の手助けをすることを楽しみにしているし、決断力、チームワーク、そして卓越性の追求が止められない組み合わせである事を何度も示してきたディズニーの大家族の成功を常に応援している」。

ランズベリー氏は暫定CFOに就任することに同意した。一方、同社では恒久的な後任として社内外の候補者を徹底的に探している。「ケヴィン君は30年以上同社に在籍しており、クリスティン君の信頼できる副官である。2017年以来、弊社の最大のビジネスセグメントでCFOを専門的に務め、完全な自信を持っており、この移行期間中に彼と一緒に働く事を楽しみにしている」とアイガー氏は語った。

ランズベリー氏は暫定CFOとして、企業のアライアンスやパートナーシップ、企業不動産、企業戦略や事業開発、企業の管理、企業技術、財務計画と分析、グローバルな製品と労働基準、グローバルなセキュリティ、投資家との関係、リスク管理、税務、財務など、同社の世界的な金融組織の監督を担う。

マッカーシー氏は2000年に財務担当としてディズニーに入社し、2015年にCFOに就任した。ディズニーに入社する前の1997年から2000年までインペリアル・バンコープのCFOを務めていた他、1981年から1996年までファースト・インターステート・バンコープで様々な要職を歴任した。プロクター・アンド・ギャンブルとFMグローバルの役員であり、カーネギー研究所の理事でもある。

なお、2022年11月にアイガー氏がCEOに復帰する前、前CEOのボブ・チャペック氏の後継者候補としてマッカーシー氏の名前が挙がっていた事がある。

ワシントン・ポスト発行人のフレッド・ライアン氏退任。在職9年。 #人事 #新聞



アドウィークはんの「まとめ」うを見ていきましょう(2023年6月13日午前8時投稿)。

※12日の発表でした。トランプ政権下で爆発的な成長を主導したものの、この2年間の業界低迷の影響を回避出来ていなかったそうです (AP)

※もっとも、8月まで同紙の発行人を続けるとも発表しています。後任はパティ・ストーニシファー氏。暫定CEOとなりました。今後ですが、声明によると、ライアン氏はロナルド・レーガン大統領財団に新たに設立されたセンター・オン・パブリック・シヴィリティを率いていくそうです。退任の目的もそこにあったとの事です (Politico)

※ライアン氏の在任中、ポストは13のピューリッツァー賞をはじめ、数え切れないほどの賞を受賞するなど、ジャーナリズムの世界で力を発揮してきました。ビジネスとしても成長し、ドナルド・トランプ大統領の混乱期にはデジタル購読を大幅に増やしていました (CNN)

※ケチの付き始めは、そんなライアン氏がベテラン編集長だったマーティン・バロン氏の後任としてAP通信からサリー・バズビー氏の引き抜きをしてからでした。バズビー氏が編集長に就任した最初の年の前半に、広告収入の減少、デジタル購読の減少、社内スタッフとの争い、トップライバルへの人材流出など次々とネガティブな事案が発生し、2022年には赤字になるぞとの予測まで出る始末。バズビー編集長への信頼は低下する事となりました (The Daily Beast)

※というような状況ながら、いざ退任となると編集局員は唖然となったそうです。事情に詳しい3人の情報筋によると、退任は公式発表の直前の月曜日の朝に、編集長と編集幹部に伝えられていたとの事です (NYT)

※このニュースは、ジェフ・ベゾス氏が会社の内部事情に相当関与するようになってきた事を受けてのものでした。これまでもベゾス氏は、ある程度のレベルながら、常にスタッフと関わってきました。もっとも、そうした関与は、ライアン氏を中心とした上層部だけが把握していました。ところが最近のベゾス氏の関与は「ライアン氏の頭越しだった」と、この問題に詳しい関係者が証言しているそうです (Vanity Fair)

何やら臭う人事ですね(汗)。

オグリビー、SCジョンソンのグローバルECDにアドリアーノ・マトス氏を起用 #広告 #人事



アドウィークと言う広告業界情報サイトの報道を拙訳してみます(2023年6月7日午前9時投稿)。

Ogilvy Names Adriano Matos Global ECD for SC Johnson(オグリビー、SCジョンソンのグローバルECDにアドリアーノ・マトス氏を起用)

By Kyle O'Brien on Jun. 7, 2023 - 9:00 AM

オグリビーは、アドリアーノ・マトス氏をSCジョンソンのグローバル・エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターとして採用した。今後マトス氏は、SCジョンソンのブランド・ポートフォリオのクリエイティブ・ビジョンの定義と推進を担当し、このビジネスを専門とするWPPの特注チームのリーダーシップに加わる事になる。

「SCジョンソンのような企業の野心に見合うには、特別な才能が必要だ。アドリアーノ君はその才能の持ち主であり、言うまでもなく素晴らしい人間だ」と、オグリビーのグローバル・チーフ・クリエイティブ・オフィサー、リズ・テイラーは声明で述べた。「アドリアーノ君は、能力や分野を統合し、現代的で統合されたアイデアを推進出来る人物として知られており、この役割にどのようにそれをもたらすか楽しみだ」

マトス氏は、SCジョンソンが2022年後半にWPPのオグリビー& VMLY&Rコマースとグローバルなクリエイティブとコマース事業を統合し、オムニコムがメディア事業を保持した直後にチームに加わった。過去10年間、オグルヴィは、SCジョンソンとそのブランドファミリー(GladeやPledgeなど)の注目すべき取り組みやクリエイティブキャンペーンを展開してきた。

グローバルチーフクリエイティブオフィサー補佐のジョー・シャロッタ氏は「巨大なアイデア、素晴らしい仕事、文化を掴む瞬間。これらはオグリビーとアドリアーノ君の創造的アプローチの決定的な特徴であり、このWPPチーム内ほど2人が一緒になるのに適した場所はない」とコメントした。

直近のマトス氏は、パブリシス・グループとレオ・バーネットと共にマクドナルドのグローバルビジネスを主導した。レオ・バーネットの前は、グレイ・ブラジルのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務め、同社を変革した功績がある。カンヌ、D&AD、ジ・ワン・ショー、クリオ・アワーズ、アジア・スパイクス、エッフィー・アワーズなど、数々の業界賞を受賞している。

「私は創造性と、目的を持ったブランドを構築する技術に深い情熱を注いでいます。創造的な変革を専門とする企業であるWPPに参加し、リズ、ジョー、そしてオグリビーの尊敬されるチームと提携し、マヌエルボルデやVMLY&Rコマースと協力する事に非常に興奮している」とマトス氏は声明で述べた。「共に、社会に大きな影響を与えるブランドSCジョンソンの世界に通用する作品づくりに協力していく。この機会にこれ以上興奮することはない」。

また、ベライゾンのBtoBマーケティング活動やH&Rブロックなどのビジネスを獲得しているオグリビーの一員となる。

以上、拙訳取り急ぎ。

CNNのCEO退任に関するワシントン・ポストの詳報。「巨大組織を運営する上で必要なジャーナリズムと経営の経験がなかったのではないか」との見方を紹介 #CNN



昨日夜遅くに入ってきたCNNのクリス・リヒトCEO退任の詳報をワシントン・ポストが配信しています。以下、拙訳(2023年6月7日午後2時33分投稿。同日午前9時2分更新)。
CNN chief executive Chris Licht leaving network after weeks of criticism(CNNのクリス・リヒト最高経営責任者、数週間の批判を受け退任)
A tumultuous town hall with former president Donald Trump, a scathing article and ratings freefall preceded his downfall(ドナルド・トランプ前大統領との大荒れタウンホールミーティング、痛烈な記事と視聴率の急落がトドメ)

Updated June 7, 2023 at 2:33 p.m. EDT|Published June 7, 2023 at 9:02 a.m. EDT

苦境に立たされていたCNNの最高経営責任者、クリス・リヒトがケーブルテレビに出演し、ドナルド・トランプ氏とのタウンホールミーティングを巡って激しく批判されたことや、僅か1年の職務に失敗したかのように描写された痛烈な記事によって引き起こされた数日間にわたる社内の混乱に終止符を打った。

スタッフには水曜日の朝、CNNのアンカーであるケイト・ボルドゥアンが放送でこのニュースを発表する直前に親会社であるワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーの最高経営責任者であるデビッド・ザスラフから通知された。

「クリスを個人的にも仕事上でも尊敬している」とザスラフは後に声明で述べた。「CNNを率いる仕事は決して容易なものではなく、特に大きな混乱と変革の時代にあって、彼は心血を注いできた」。

最高経営責任者のジェフ・ザッカーが2022年初め、同僚の役員との恋愛関係を会社側に開示しなかったために辞任に追い込まれ、リヒトはその後任となった。

ジ・アトランティックによるリヒトがティム・アルバータ記者に多大なアクセス権を与えたという約1万5000語のプロフィールを掲載してから1週間も経たない中での退社だった。記事によると、リヒトはCNNの視聴率問題を好転させることができず、スタッフの支持も得られなかった。また、CNNの過去の報道に関する決定を批判し、騒々しいトランプ・タウンホールの演出について疑問のある選択をしたとも報じている。このライブフォーラムでは、トランプ前大統領が虚偽を吐き、司会者のケイトラン・コリンズを侮辱し、トランプ支持者で埋め尽くされた聴衆が歓声を上げた。

この記事の影響を受けて、リヒトはスタッフに謝罪した。6日に行われたニュースルームでのミーティングで信頼回復に取り組むことを約束したほか、その後2日間にわたってネットワークの著名なジャーナリストと個別に会話し、在任期間がどこで上手くいかなかったかについてのフィードバックを求めた。リヒトと話したアンカーの1人は、明らかに自分の仕事を取り戻そうとする試みだったと語った。

もう手遅れだったかもしれない。ザスラフは8日、CNNスタッフに、会社は新しいリーダーを 「社内外で」 探していると告げた。それまでの間、CNNを率いるのは長年のネットワーク幹部であるエイミー・エンテリス、ヴァージニア・モーズリー、エリック・シャーリングの3人と、ディスカバリーのベテランであるデイヴィッド・リービーになるという。リービーは先週CNNの新最高執行責任者に任命されたが、これはネットワークの監視を強化する狙いがあると見られていた。

CNNのスタッフは発表の速さに唖然とした。一方、何人かは祝辞だと考えた。「みんなほっとしているし、心から喜んでいる」 とある人は言った。ある放送ジャーナリストは同紙とのインタビューで、「シャンパンがはじける音が聞こえるかい?」と語った。

だが、CNNの殆どのスタッフ同様、仕事上の関係を保つため匿名を条件に取材に応じたこのジャーナリストも、懸念を表明した。「我々は再び大きな不確実性の時代にあり、今はキャンペーンサイクルに向かっていて、誰もがお互いを見つめ、今何をしているのだろうかと考えている」

関係者によると、51歳のリヒトは自身の退任についてコメントしていないが、関係者にはCNNのスタッフが 「ふさわしいリーダーを得られること」 を心から望んでいると語ったという。

CBSの元役員であったリヒトは、長年ディスカバリーのCEOを務めていたザスラフが、CNNの古い親会社であるワーナーメディアとの合併によってできた新しいコングロマリットの責任者に就任した際、最初に雇われた重要人物の一人であった。

リヒトは、MSNBCの 「モーニング・ジョー」 の立ち上げに貢献し、CBSの朝の番組のオーバーホールを成功させるなど、番組部門で名を馳せていた。しかし、CNNでの1年間は、視聴率が歴史的な低水準に達し、殆どさえない結果となった。トランプ・ホワイトハウスの熱狂的な報道が静かなバイデン時代に取って代わられたため、ケーブルニュース視聴率の全体的な低下に直面していた競合他社の後塵を拝してさえいた。

昨年2月下旬にCNNのトップに任命されたリヒトは、正式にその仕事を始める前に、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーによる1億ドルのストリーミングサービス、CNNプラスの終了を発表しなければならないという不愉快な仕事を抱えていた。

リヒトは新しい役職で、今でもザッカーにほぼ忠実なスタッフを引き継いだ。ザッカーは、同局の多くの著名なオンエアスターのキャリアを伸ばすのに貢献し、寛大な契約を結んだ。その後、著名なジャーナリストであるジョン・ハーウッドとブライアン・ステルターを解雇した際には、報道室に懸念の波紋を広げたが、多くの人はこれを新しいCNNがザッカー時代のような辛辣で頻繁に意見を述べる論調を捨てる事を示すものと受け止めた。また、大規模なレイオフを実施し、従業員の士気を低下させ、従業員からの信頼を損なった。

一方、リヒトは、ネットワークをあらゆる政治的信念の中で、ゲスト (そして視聴者) にとってより好ましいフォーラムにするという自身の使命に於いてザスラフに同調し、共和党のゲストをより多く出演させる事を強調した。

昨年秋には、ベテランジャーナリストのドン・レモンとポピー・ハーロウをコリンズとペアにした新しい朝の番組を開始した。3人組は 「本物の仲間意識を持っていて、それがモーニングショーにもぴったり当てはまる」 とリヒトは当時本紙に語っていたが、レモンがスポーツ界や政治界の女性に関する放送中のコメントで物議を醸したため、実験は失敗に終わった。レモンは最終的にネットワークによって解雇されている。

CNNでのリヒトの将来についての疑問は、先週のリービーの任命の発表と、ザスラフがジ・アトランティック誌の記事によって世間からの支持を得られなってしまった事によって、ますます強まった。

先週から、リービーはCNNのトップ・ジャーナリストにリヒトについて、また同社でうまくいっていないことについてヒアリングしている。あるキャスターは、より保守的な視聴者にアピールしようとする動き(実際にも、公に議論された方法にも)が、CNNの評判とスタッフの士気を傷つけたという懸念をスタッフたちが抱いていることを指摘した。その会話は率直なものであったと語った。

また、CNNのニュース報道 (リヒトの管轄下にある要素の1つ) が苦しんでいるとスタッフから聞いた。

この他、ザッカーCEOや人気司会者のクリス・クオモ氏の降板、CNNプラスの終了など、過去18カ月間に起きた上層部の経営危機が世間の注目を浴びなかった事に、多くの人が不満を感じているという。

「我々のジャーナリズムについて話したい」 と7日の午後、アンカーのジェイク・タッパーはワシントン・ポストに語った。「CNNの報道が我々のジャーナリズムに載るようにしたい」 。

スタッフへのコメントの中で、ザスラフはリヒトの離脱に関して一般論的な説明に終始した。「幾つかの理由で上手くいかなかった。残念なだ。本当に残念だ」と述べた。「そして最終的にそれは私の驕りだ。その責任は全て私にある。だが、ここから新しいページが始まる」。また、CNNのジャーナリズムへの支持を改めて表明し、CNNを 「世界で最も優れた現代のグローバル報道機関」 にすると誓った。

CNNワシントン支局長を務め、現在はジョージ・ワシントン大学に在籍するフランク・セスノは、リヒトにはCNNのような国際的な 「巨象」 を運営するに当たっての必要なジャーナリズムと経営の経験がなかったのではないかと推測している。

その一方で、CNNに対する厳しい監視の目や、ケーブルテレビ事業を苦しめる大きな変化など、CNNの仕事に内在する課題は認めた。「間違いを犯すのは非常に難しい場所だ」とセスノは述べた。「仕事しながら学ぶ余地が無いから」 。

Will Sommer、Sarah Ellison、Paul Farhiがこのレポートに貢献した。

(文中敬称略)


CNNのクリス・リヒトCEO退任 #速報 #メディア #人事

 

アメリカのCNBCの報道によりますと、CNNのクリス・リヒトCEOが退任するそうです(2023年6月7日午前8時50分投稿)。

CNNの人材やスタッフの反乱に直面した事によるものだそうです。在任中、番組制作の失敗と最低評価が多かった。トランプ前大統領の応援する多数のファンで埋め尽くされた、ドナルド・トランプとのタウンホール・ミーティングを同ネットワークが主催した事で激しい批判を浴びていました。

ただし、トドメを刺したかもしれないのは、『アトランティック』誌に掲載されたリヒト氏に関する1万5000語にも及ぶよろしくないプロフィール記事だったそうです。5日の朝、本人はスタッフに謝罪したものの、CNNの親会社であるワーナーブラザース・ディスカバリーのデビッド・ザスラフ最高経営責任者ら上層部は、記事とその余波に満足していなかったとの事です。

なお、今回の退任はザスラブ氏の重要な盟友であるデイビッド・リービーが同局の新しい最高執行責任者に任命された直後というタイミングでした。リービー氏は、マーケティング、広報、広告販売、施設、その他のロジスティクスを担当する事になります。

この動きは、リヒト氏がより番組に集中できるようにすることを意図してのものでした。リヒト氏は、2007年にMSNBCの 「モーニング・ジョー」 のエグゼクティブ・プロデューサーとして放送開始に貢献し、その後CBSの 「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」 のエグゼクティブ・プロデューサー兼ショーランナーとなっていました。

記事では、本稿は速報段階であり、今後アップデートされると断っています。また、NBCユニバーサルはMSNBCとCNBCの親会社であるとの開示も行っています。

以上、取り急ぎ。


Twitter新CEOってどんな人なのかについてのアメリカの「まとめ」 #Twitter

 

アドウィークはんの「まとめ」を見ていきましょう(2023年5月15日午前8時投稿)。

※お名前はリンダ・ヤッカリーノ。長年NBCユニバーサルの広告販売責任者を務めてはりました(Adweek)。

※マスクはんは12日に「リンダ・ヤッカリーノ氏をTwitterの新CEOに迎えることに興奮している!」「このプラットフォームをX, everythingアプリに変える」ために協力するなどとTweetしてはりました。なお、着任は6週間以内やそうです (CBS News)。

ヤッカリーノ氏を選んだ背景として、Twitterでの彼の優先事項が、ソーシャルメディアのノウハウよりも広告ビジネスであるとマスクはんはお考えの模様。ヤッカリーノ氏は何十年もの間、アメリカ広告業界にとって中心的な役割を担って来たからだそうです。また、収益の大部分を広告から得ているTwitterは、特にマスクはんが昨年広告主を動揺させてからこの方、事業拡大に苦戦しているのが現状です(NYT)。

※ヤッカリーノ氏はNBCユニバーサルで10年以上広告を担当してはりました。LinkedInのプロフィールによると、2000人以上のチームを率いているとの事。これは、Twitterの推定従業員数である現在の約1500人よりも多く、Musk以前の会社規模の約20%に相当します (NPR)。

※マスク氏は、引き続きエグゼクティブ・チェアマン兼チーフ・テクノロジー・オフィサーとして会社経営に関わっていくそうです (BBC News)。

※ではNBCユニバーサルの方はどうなるのか。広告販売およびクライアント・パートナーシップ担当プレジデントのマーク・マーシャル氏が、NBCユニバーサルの広告・パートナーシップ・グループの暫定最高責任者に就任するそうです。NBCユニバーサル・テレビジョン・ストリーミング会長であるマーク・ラザルス氏の指揮下に入るそうです (Adweek)。

Twitterの新CEOはリンダ・ヤッカリーノというお名前。NBCユニバーサルの役員をしてはったそうです #Twitter



昨日世界を騒がせたTwitterのCEO人事でしたが、マスクはんが言ってた女性の名前が分かりました。リンダ・ヤッカリーノというお名前で、NBCユニバーサルの役員だそうです。ヤフー・ファイナンスが報じています(2023年5月13日午前1時24分投稿)。

マスク氏は、 「
リンダ・ヤッカリーノ氏をTwitterの新CEOとして迎える事が出来て興奮している」 と12日にTweet。「@LindaYaccは主に事業運営に集中し、私は製品設計と新技術に集中する。協力してこのプラットフォームをX, the everythingアプリに変えるのを楽しみにしている」と続けました。

今回の人事は、昨年10月にマスク氏が買収して以来、Twitterが大規模な辞職や一部の企業が広告を停止するなどの混乱の最中で行われた。



NBCユニバーサルに11年間在籍し、直近ではNBCUでグローバル広告とパートナーシップの会長を務めているという経歴の方で、12日の早朝に会長職を辞任しています。

ご本人は 「コムキャストNBCユニバーサルの一員となり、最も素晴らしいチームを率いることができたことは絶対的な名誉である」 と声明。「我々は会社と業界全体を変革した」 。



さて、この人事はテスラの株価に好影響を与えていました。

マスクは2022年4月14日に初めてTwitter買収に名乗りを上げました。その日のテスラ株の終値は333ドルでした。その後、マスク氏は資金調達の為にテスラ株を売却したため、株価は半分近く下落しています。440億ドルでの買収手続きは10月に完了し、それ以来ウォール街は 「Twitterのオーバーハング」 に注目。テスラの株価は下落していました。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのマネージングディレクターである
ダン・アイヴス氏は、12日の朝に顧客向けのメモの中で、 「マスク氏のTwitter CEOとしての支配がようやく終わりを迎えた事により、テスラの株価がようやくこの長引く厄介事が遂に除去された事からプラスになるだろう」 と述べました。「マスクCEOのオーバーハングがTwitterに消えたことで、テスラ1株あたりおよそ15ドル上がると考えている」との事です 。

なお、Twitter新CEOに関するマスクの最初のTweetが引き金となり、11日の市場終了直前にテスラ株は2%上昇。もっとも、ブレーキと加速の欠陥により中国で広範囲にわたるリコールが発生したため、金曜日正午のテスラの株価は約1%下落する結果となりましたが。

ちなみに、マスク氏はSpaceXとTeslaの両方のCEOを務める事となります。

中国でのリコール、アメリカでの需要の減少、EV価格戦争が株価を圧迫するなど、電気自動車メーカーにとって重要な時期になるとされていますし、第1四半期の粗利益率が予想を下回った事を受けて、テスラの株価は前月に最大20%下落していました。

業績発表の席上で、値下げを続ける事によりどの程度の利益率が得られるのかとの質問に対し、マスク氏は投資家に 「どの程度の利益率になるのかを言うのは難しい」 と答えた。

テスラの年次株主総会は5月16日火曜日に予定されています。



以上、取り急ぎ。

イーロン・マスク氏、TwitterのCEO退任を表明 #速報



速報です。アメリカのCNBCニュースによりますと、イーロン・マスク氏がTwitterのCEOを退任すると表明したそうです(2023年5月12日午前5時26分投稿)。

他ならぬTwitterで、後任は女性で、約6週間で就任するだろうと語っていました。

ご本人は「取締役会長兼CTO、製品、ソフトウェア、シスオプスを統括」役になるとの事です。

X/Twitterの新しいCEOを採用した事を発表できて興奮している。彼女は~6週間後に始まる!

私の役割は、製品、ソフトウェア、システムを監督するエグゼクティブチェアー&CTOに移行します。
テスラの株価は、この人事をうけて2%以上上がったそうです。投資家が歓迎したのですって。

テスラの複数の投資家は、マスク氏がTwitterの運営に気を取られすぎていると懸念しており、テスラの経営の方に時間を振り向けるべきだと考えていました。4月、進歩的なテスラの株主の多くは、マスクがより多くの時間を自動車会社に捧げることを保証するようテスラの取締役会に公式に要請していたほどでした。

マスク氏は、昨年10月にTwitterを440億ドルで買収し、すぐに頭角を現した。彼は会社の最高幹部を解雇し、数百人の従業員を解雇した。

マスク体制の下で、Twitterの中核的な広告事業が、攻撃的な発言や憎悪に満ちたレトリックが増加したために、複数の企業が有料プロモーションキャンペーンを停止したために苦境に陥ってしまっていました。幾つもの人権擁護団体が、そう証言しているそうです。

また、以前は禁止されていたユーザーのプラットフォームへの復帰を許可し、メディアは白人やアジア人に対して人種差別的であると発言するなど、政治的な論争を引き起こしてもいました。

Twitterは、マスク氏がCEOとして在任中、技術的なミスを何度も経験し、大規模なレイオフを実施しましたが、マスク氏は会社の財務的健全性のために必要であると主張していました。

以上、取り急ぎ拙訳。これで混乱が終わるのなら大歓迎ですが・・・。

選挙予測で名を馳せたFiveThirtyEight部門を、親会社のディズニーが縮小。ネイト・シルバー氏も間も無く退社へ #FiveThirtyEight



ハーバード大学のメディア研究所「ニーマン・ラボ」の衝撃的な報道。以下、拙訳(2023年4月25日午後3時58分投稿)。

Disney is shrinking FiveThirtyEight, and Nate Silver (and his models) are leaving(ディズニーはFiveThirtyEightを縮小、ネイト・シルバー (と彼のモデルたち) 退場へ)

Silver on ABC: “They have limited rights to some models post–license term, but not the core election forecast stuff.”(ABCでのシルバー:『彼らはライセンス期間後の一部のモデルに対しては限定的な権利を持っているが、中核となる選挙予測に関するものは持っていない』)

By Sarah Scire and Laura Hazard Owen @SarahScire April 25, 2023, 3:58 p.m.

FiveThirtyEightの創設者であるネイト・シルバーと35人のデータ駆動型サイトのスタッフの少なくとも一部が、ウォルト・ディズニー傘下のABCニュールのより広範なレイオフの一環として去る事になった。(ABCニュースの言葉を借りれば、FiveThirtyEightは 『合理化』 されつつあるとの事である」)

シルバーは25日、今年の夏に契約が終了したら政治・スポーツニュースサイトを離れるつもりだと語った。FiveThirtyEightでは他にも、チャドウィック・マトリン副編集長やスポーツ担当編集者のニール・ペイン、シニアオーディエンス担当編集者のミーナ・ガネサン、シニアサイエンス担当記者 (および2015年ニーマンフェロー) のマギー・コースト、ビジネスオペレーションマネージャーのヴァネッサ・ディアス、シニアデザイナーのエミリー・シェラーなどがレイオフの影響を受けたと発表した。

(ディズニーのレイオフはFiveThirtyEightに大きな影響を与えている。表現するのが難しいくらい悲しいし、がっかりしているのが現状だ。ディズニーに来て10年になる。私の契約はすぐに終了し、終了時には退職する予定だ)
(このような結果になるのではないかと心配していたので、他の場所でのチャンスについていくつか素晴らしい会話をしつつある。遠慮なく連絡して欲しい。FiveThirtyEightのスタッフの仕事に誇りを持っています。簡単なことではないし、影響を受けた方々には大変申し訳無く思う)
FiveThirtyEightは、アメリカの選挙人団の選挙人数にちなんで名付けられたが、2007年に29歳の野球統計学者ネイト・シルバーが 「poblano」 というユーザー名で2008年アメリカ合衆国大統領選挙に関する記事を書き始めたリベラル系ニュースサイトDaily Kosのコーナーが始まりである(ビル・クリストルは、2008年2月にニューヨーク・タイムズ紙のオピニオン欄に、次のような寄稿をした。『デイリー・コスのウェブサイトであるpoblano.dailykos.comでは、これまでの民主党票の決定要因をオハイオ州の選挙民の人口動態に当てはめた興味深い回帰分析が、オハイオ州でオバマが一般に思われているよりも有利であることを示唆している』 )。

シルバーは2008年3月にFiveThirtyEightを自身のブログとして立ち上げた。同年の総選挙で彼のモデルは50州のうち49州と上院選の勝者50人全員の結果を正確に予測した。初期の、シルバーの調査結果による不思議な報道はしばしば魔法を呼び起こした。ガーディアンの編集委員会は2008年に「シルバーのトリックの箱は不可解に聞こえるが、回帰、半減期、モンテカルロ分析の話がそのまま入っている」と書いている。ニューヨーク・タイムズは2010年にFiveThirtyEightとの 「提携」 を発表。シルバーを 「統計の魔法使い」 と呼んだ。FiveThirtyEightはすぐさまNYTの巨大な交通ドライバーとなり、彼の存在は当時の公開編集者マーガレット・サリヴァンのネタとなった(彼は現在、タイムズ紙の現在の公開編集者であるTwitterによって頻繁に議論の対象となっている)

2013年、シルバーはニューヨーク・タイムズを去り(その事はサリヴァンも言及している)、FiveThirtyEightをESPNに移籍させた。2018年、ESPNが政治評論から距離を置こうとしたため、親会社のDisenyの下でESPNからABC Newsに移管され、以来そこで運営されるようになった。

シルバーはABC Newsを去るとき、FiveThirtyEightの商号を残すが、モデルはそうでは無い。「モデルは彼らにライセンスされており、ライセンス期間は私の契約と同時です」 とニーマン・ラボにメッセージで確認した。「彼らはライセンス期間後の一部のモデルに対しては限定的な権利を持っているが、中核となる選挙予測に関するものは持っていない」。

ABCニュースの広報担当副社長であるヴァン・ジョーンズは声明で、「ABCニュースは、政治、経済、企業の報道に重点を置いたデータジャーナリズムに専念し続けている。この合理化された体制により、2024年の選挙以降の優先事項とより密接に連携できるようになる」と述べた。

声明では言及されていないが、スポーツと科学、どちらも現在のFiveThirtyEightの重要な部門である。

(これに関する大きなビジネスの問題は、契約とライセンスの期限が切れる6月下旬に538モデルはどうなるかだと思う。ほぼ選挙の年だというのに...)
(選挙は常に興奮させる傾向があるが、FiveThirtyEightのクルーはデータ、政治、社会に関して、膨大かつスマートで思慮深い作業を行ってきた。影響を受けた全ての人に良い考えを送る)
(バズフィード・ニュースとFiveThirtyEightはデータの透明性と再現性、つまり自分の仕事を共有することにおいて、組織的に大きなリーダーである。データジャーナリズムにとって悲しい時代だ)
(文中敬称略)

拙訳終わり。驚かされますね。来年の大統領選の分析準備どうなるのだろう。後、台湾総統選も。すんませんずっと勘違いしてましたが、来年1月だそうですってね(汗)。

CNNのアンカーを長年務めてきたドン・レモン氏が解雇 #CNN


アメリカCBSニュースが速報として伝える所によりますと、CNNのアンカーを長年務めてきたドン・レモン氏が解雇されたと、自らTweetしたそうです。

「CNN This Morning」 の共同アンカーとして知られるレモン氏ですが、 「今朝、エージェントからCNNから解雇を通告された」 とTweet。「呆然としている。CNNに17年勤めていたので、経営陣の誰かが私に直接話してくれる良識があったのではないかと思っていた」と続けています 。

一方、名指しされたCNNは声明で、レモン氏と 「別れた」 事を認めました。「ドンは永遠にCNNファミリーの一員であり、17年間の貢献に感謝します。ご健勝をお祈りし、今後のご活躍を応援してまいります 」との事です。

ところが、その後の声明で、レモン氏は「経営陣と会う機会を与えられたが、代わりにTwitterで声明を発表した」と、本人のTweetに対して異議を唱えました。

なお、レモン氏の解雇は、CNNのライバルネットワークであるFoxニュースがタッカー・カールソン氏と決別する大改革を行ったのと同じ日に行われました。

レモン氏の解雇には伏線があったようです。今年、51歳の共和党大統領候補のニッキー・ヘイリー氏についてのコーナーで、女性が 「働き盛り」 であるとコメントし、批判を浴びていたからです。

ヘイリー氏が75歳以上の政治家に対する精神能力テストの義務化を求めた発言に対し、レモン氏は 「ニッキー・ヘイリー氏は働き盛りではない、残念だが」 と述べました。

「女性が働き盛りであるとみなされる場合、20歳代、30歳代、そしておそらく40歳代になる」 とも述べたそうです。

「全盛期って何なの?」と、CNNの共同司会者ポピー・ハーロウ氏が問いかけ。更に「出産適齢期のことを言っているの? それとも大統領になるための素質って意味合い?」と畳みかけました。

これに対し、レモン氏は、グーグルで検索すれば、女性は自分が言及した年齢が働き盛りであると見なされると答えました。

この発言は性差別的だと広く見られ、後に謝罪し、 「軽率で的外れ」 だったと述べたそうです。

2月には 「女性の年齢は、個人的にも職業的にも彼女を定義するものではない」 とTweetしていました。「私の人生には、毎日それを証明する無数の女性がいるからだ」 と続けていたそうです。

高く付いた一言となりましょうか。ただ、この問題を巡っては処分を喰らっていたはずですが・・・。

習近平3期目だってさ

香港の South China Morning Post の速報です
取り急ぎ


Twitterの新たな解雇に、社内から次期CEOを巡る憶測が #Twitter

 

昨日、出先だったので速報という形でしかお伝えできなかったTwitterの新たなクビ斬りですが、今度のは何時ものと少し違う様相です。というのも、社内では首切りを巡って「次期CEO就任が近いのでは」との憶測が上がっているからです。

以下、プラットフォーマー・ニュースの報道を拙訳してみます(2023年2月28日付け)。

In latest round of Twitter cuts, some see hints of its next CEO(Twitterの最新のクビ斬り状況から、次期CEOの人事のヒントだと考える人も)
Is the job Steve Davis' to lose? PLUS: A smart new tool to fight child exploitation online(スティーブ・デイビスの仕事は失われるのか?PLUS:ネット上の児童搾取に対抗するスマートな新ツール)
7 hr ago

先週、Twitterの管理職はスティーブ・デイビスから突然の電話を受けるようになった。イーロン・マスクの長年の仲間であり、2003年にスペースXで働き始めたデイヴィスは、現在ボーリング・カンパニーのCEOを務めている。昨年Twitterに出向して以来、デイヴィスはマスクの最重要部下の一人として頭角を現している。

そちらのチームでは誰が優秀なのか? デイビスは、電話を受けたマネージャーたちにこう尋ねた。自分の仕事を誰に委ねているのか?とも。

当初、管理職たちはこの質問が年次ボーナスに関係するものだと考えていた。1月、マスクの仲間はTwitterの社員に、成績優秀者には新たな株式交付が行われると伝えた。だが、交付はまだない。恐らく、今がその時だったのかも?

しかし、25日、電話の本当の理由がついに明らかになった。Twitterの社員が仕事用の端末にログインしようとしたところ、これまでの何千人もの社員と同じようにロックアウトされている事に気がついたのだ。今度も何の警告もなかった。ここで新味があるとすれば、マスクが従業員に「レイオフはもう終わりだ」と告げた3カ月後にこの動きがあったことだろう。

この削減は、プロダクトマネージャー、エンジニア、データサイエンスに携わる多くの人々を含む200人以上の従業員に影響を与えたとされている(解雇の全容はニューヨーク・タイムズが最初に報じた) 。「正直、イーロンは酔っ払って携帯の『del』キーを押しながら寝た感じだ」とある関係者は語った。「パターンが無いからね」と。

今回のレイオフで目立ったのは、Twitterが以前のオーナーのもとで買収した企業の創業者たちだ。ハラルドゥル・トレフソンマルティン・デ・カイペルリア・カルバーエスター・クロフォードは以前、「解雇しない」リストに載っていた。彼らの報酬パッケージの一部として、創業者たちは株式の権利確定を早めていたため、支払いをするのに非常に高くつくと思われたからである。なのに、週末に4人全員が解雇された。

同社の営業部長代理のクリス・レイディも切られたとの事だ。

デイビスはコスト削減を任されたと伝えられている。一部の元従業員は、マスク氏がTwitterの元トップエグゼクティブを引き継いだときに行ったように、Twitterは創業者に支払うべきものを支払わずに済まそうとするのではないかと推測している。

デイビスは昨年、マスクの移行チームの一員としてTwitterにやってきて以来、着実に頭角を現していた。12月、ジ・インフォメーションというサイトでは、マスクがデイビスに5億ドルのコスト削減を課したが、代わりに本人は10億ドル近くを削減した、と報じた。その、パートナーと生まれたばかりの子供とオフィスで寝ながらやってのけたとの事である。あらゆる手段を講じてコスト削減に成功した事から、社内では、マスク氏が彼をTwitterの次期CEOに選ぶのではないかという憶測が広がっている。

(文中敬称略)

拙訳終わり。ツール云々の下りは原文にありませんでした。ともあれ、興味深いですね。ワタクシメ、一連のクビ斬りやコスト削減は、マスク氏が直々にやってのけていると勘違いしておりました。実際にはそうやのうて別におったんですね。今後どうなるのか要注目。

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今、ブルームバーグのTwitterアカウントが速報流しています。シーク教徒の方のようですね。以上、取り急ぎ。
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