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これまで海外の新聞業界の動向などを紹介してきましたが、今後は海外のコンテンツ配信ビジネスや「ほぅ」と思わせる新規ビジネスについて紹介していきます。

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オーストラリアで覚醒剤の使用状況を把握し、薬物関連の害を減らす新しいモバイルアプリが登場 #アプリ #スマホ #シャブ



ニューサウスウェールズ大学の発表を拙訳していきます(2024年12月12日付け)。

New mobile app launched to help people track their methamphetamine use and reduce drug-related harms(覚醒剤の使用状況を把握し、薬物関連の害を減らす新しいモバイルアプリが登場)

Researchers at the National Centre for Clinical Research on Emerging Drugs (NCCRED) have today launched the S-Check app, opens in a new window to encourage people who use methamphetamine to seek help and treatment earlier. (豪国立新興薬物臨床研究センター(NCCRED)の研究者らは、覚醒剤を使用する人々がより早く援助や治療を受けるよう促すためのアプリ「S-Check」を本日発表)

覚醒剤使用を追跡し、健康や幸福に与える影響を監視し、健康上の問題に対するヒントやサポートを得るための自己管理型のスマートフォンアプリ「S-Check」が導入された。

このアプリは、シドニーのセント・ビンセント病院(SVHS)での覚醒剤チェックアップ(S-Check)サービスモデルに基づいており、従来の治療手段にアクセスした事の無い人々を巻き込み、有害事象を減少させ、問題のある覚醒剤使用が始まる前や深刻化する前に治療を受けるよう促すのを目的としている。

SVHSおよびUNSWシドニーの国立薬物・アルコール研究センター(NDARC)に基づくNCCREDチームは、問題のある覚醒剤使用者に典型的な治療の遅延解消を目指していると述べた。

「覚醒剤使用による問題が発生してから治療を求めるまでの時間は最大で10年に及ぶ場合があり、覚醒剤使用者に対する既存の治療オプションは限られている」と、NCCREDの臨床研究責任者であるクリスタ・シーフリード博士は述べた。

「S-Checkのようなアプリは、自分の使用について興味を持っている人や、治療を待っている間にリソースを探している人にとっての選択肢を提供していく」

S-Checkでは、個人が自己評価を行い、覚醒剤使用が心理的な健康や性の健康など、より広範な健康に与える影響を理解できる。

アプリ内で収集された情報は、個人の医師や他の医療提供者と共有可能で、より適切な健康評価を受けるために活用できる。

S-Checkの導入は、覚醒剤使用を月に少なくとも1回報告した560人のオーストラリア成人を対象とした28日間の臨床試験の有望な結果を受けたもので、そのうち半数はアプリへの即時アクセスがあった。

「無作為化試験では、このアプリが人々が覚醒剤の使用やその心理的、性的、身体的健康への影響を探るのを支援した」とシーフリード博士は語った。

「即時アクセスがあった人々は、待機のグループに振り分けられた人々よりも、その後の28日間で専門的な助けを求める可能性が高かった」という。

2023年の研究では、対照群と比較して、S-Checkに即時アクセスがあった参加者の約2倍が28日目までに専門的な助けを求めた事が示された。

また、基準時点で助けを求めていなかった人々の中で、アプリを使用するたびに、その使用時間が1分増えるごとに専門的な助けを求める可能性が8%増加する事が分かった。

S-Checkは、iOSおよびAndroidのアプリストアから無料でダウンロードできる。

メディア連絡先: 0401 713 850 | ndarc.media@unsw.edu.au

参考として、薬物やアルコールに関する報道を行う際には、マインフレームガイドラインの「アルコールおよびその他の薬物についてのコミュニケーション」や「自殺に関するコミュニケーション」、およびNSWユーザーおよびエイズ協会が発行した「言語は重要」を参照する事をお勧めする。

すべての報道には、以下のヘルプライン情報の掲載を推奨する:

人々は、全国アルコールおよびその他の薬物ホットラインに1800 250 015に電話する事で、アルコールやその他の薬物についての無料かつ機密のアドバイスを受けられる。

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海外の報道機関はHPで縦型ビデオを推し活中やそうや


ニーマンラボの記事を拙訳していきます(2024年12月2日午前11時32分投稿)。

 News outlets push vertical video to the homepage(報道機関、ホームページに縦型ビデオを推奨中)
“It’s a much better experience if you’re not turning your phone. And people don’t turn their phones.”(「携帯電話を横に倒さない方が、ずっといい体験になる。そもそも、世間の人々は携帯電話を横に倒さない」)
By Hanaa' Tameez @hanaatameez Dec. 2, 2024, 11:32 a.m.

皆さんがお気に入りのニュースサイトやアプリを開くと、以前よりもずっと多くの動画がある事に気づいているだろう。

例えば、Wiredが自動車会社Waymoのロボタクシーをサンフランシスコで追った際、ソーシャルメディアのアソシエイトディレクターであるエヴィ・クォン氏は、縦型のスマートフォン動画を撮影し、その映像を記事に挿入した。またロボットスタートアップに関するストーリーでは、Wiredは第二段落の後にソーシャル動画を挿入した。動画は、ストーリーのレポーターであるウィル・ナイト氏が登場し、その背後にはゴジラのポスターとラバランプがある。

短い縦型の動画は、インスタグラム、TikTok、YouTubeの定番であり、ニュースサイトにもますます増えてきている。この形式は視聴者に受け入れられており、ロイタージャーナリズム研究所(RISJ)が今年初めに行ったグローバル調査によれば、66%の回答者が毎週短いニュース動画を視聴していると報告されているが、視聴の3分の2以上は依然としてプラットフォーム上で行われ、パブリッシャーのウェブサイトではないとRISJは指摘している。パブリッシャーたちはこれを変えようとしている。

「我々は、TikTokやインスタグラムのために制作している動画を出来るだけ多くサイトに持ち込む方法を探している」と、Wiredのオーディエンス開発および分析担当執行グローバルディレクターのインドゥ・チャンドラセカール氏は私に語った。

ニュース組織はホームページやアプリ用の縦型動画カルーセル(回転台)を構築し、ストーリーに縦型動画を埋め込み、ビデオジャーナリストたちに横型と縦型のコンテンツを両方制作させるともに、レポーターにカメラの前でストーリーを発表させるようになっている。「プレステージTikTok」と、The Atlanticのチャーリー・ワーゼル氏は先月呼んだ。

「ブランドを未来に合わせて守る事が重要だ」と、エコノミストのビデオ責任者であるリヴ・モロニー氏は私に語った。「我々は、人々が自分の望む方法で我々のジャーナリズムを消費出来るようにしたい」

■エコノミスト

エコノミストは2022年にデータやグラフィックスを基にした解説をTikTok(後にインスタグラム Reels)用に作成し始めた。「文化戦争から誰が利益を得るのか?」や「エリザベス女王の記録的な在位」などの動画は、アクセスしやすく、視聴者の事前知識をほとんど必要としないように設計されているとモロニー氏は述べた。彼らは初年度にTikTokで1億回以上の視聴を獲得した。「これは自社のプラットフォームには載っていないのが理不尽だと思った」とモロニー氏は語る。今年の5月、エコノミストはホームページとアプリに縦型動画カルーセルを導入した。

これらの動画は90秒から4分の長さであり、インタビューやレポーターのスタンドアップ、エコノミストのポッドキャストのサウンドバイト、アニメーションやビジュアル主導の作品が混在している。エコノミストの購読者は視聴するためにアカウントにログインする必要がある。カルーセルには22本の異なる動画が収められており、視聴者は上にスワイプする事で見たいものを見つけられるようになっている。ソーシャルメディアとは異なり、コメント、いいね、シェア、ビューカウントはない。

「購読者が我々のアプリを利用する際、長編動画を求めていない」とモロニー氏は述べた。「30分座ってヘッドフォンを必要とし、横向きにして何かを見るために電話を回すために来ているわけではない。カルーセルを使う事で、彼らは実際に長い動画よりも長く視聴している。彼らは一度に3本か4本を見ているのだ。同じものをその時間だけ見たいわけではない」

エコノミストは、ソーシャルメディアでも動画を投稿しており、さまざまなタイプのコンテンツを試している。10月にはスペイン語のTikTokとインスタグラムアカウントを立ち上げ、AIによって生成された翻訳やボイスオーバーと共に動画を投稿している。また、中国語、フランス語、ドイツ語でも実験を行っている。しかし「我々は確実に、今は購読者を第一に、ソーシャルを後に考えている」とモロニー氏は述べた。

■ワシントン・ポスト

ワシントン・ポストは2015年にウェブサイトに縦型動画プレーヤーを初めて設置し、国際ジャーナリストからの現地報告をストーリーに含める一因となった。ワシントン・ポストはまた、2019年5月に最初の動画を投稿した際、TikTokチャンネルを立ち上げた最初のニュースメディアの一つでもある。

「変わったのは、我々が制作するもののバランスだ」と、ワシントン・ポストのビデオディレクターであるミカ・ゲルマン氏は述べた。「2015年には縦型動画は珍しかったが、今では1日の制作物の約半分を占めている」

エコノミストと同様に、ワシントン・ポストも2023年にホームページに縦型動画のカルーセルを導入した。ゲルマン氏とワシントン・ポストのホームページ編集者たちは、日々どの動画を特集するかを決定している。

「視聴者の期待は、動画を見るために電話を横にする必要がない事です」とゲルマン氏は述べた。「人々は全てを縦向きで体験している」

ワシントン・ポストの縦型カルーセル内の動画は自動再生しない; カルーセルは10本の動画を含んでおり、ホームページやアプリの比較的下の方(私のカウントでは13番目のセクション)に位置している。広告は2本の動画の後に表示される。ワシントン・ポストは時折、セクションのホームページに動画カルーセルを追加する事もある; 私はビジネスのホームページと動画のホームページにそれを見つけた。ストーリーページやライブブログにも縦型動画が埋め込まれている。選挙日カバレッジでは、例えば、ハワード大学で心配するカマラ・ハリス支持者やフロリダの興奮したトランプ支持者に関する縦型動画が含まれていた。

動画チームは、カメラの前で快適に映ると思われるレポーターを特定し、ゲルマン氏はその制作プロセスを通して指導している。

「インフルエンサータイプの動画が増えていく中で、より多くの人々がどうすればそれをうまくやるべきかを理解して訪れると思う」とゲルマン氏は述べた。「観客と本当の、自然な方法でつながる事が出来る人を持つ事が重要だ」

ワシントン・ポストの動画の中には、テレビのニュースセグメントに似たものもある。11月13日のトランプとバイデンの選挙後の最初の移行会議に関する動画では、政治ビデオジャーナリストのブレア・ギルド氏がホワイトハウスの前で赤いコートを着て髪を束ねた姿でレポートしている。

他の動画はもっとカジュアルである。1分間のハウツー動画では、気候ソリューション担当のレポーターであるアリソン・チウ氏が、視聴者に郵便物をゴミに捨てる代わりにリサイクルする方法を説明している。白いボタンダウンシャツを着て微笑みながら、データベースから住所を削除するために訪れるべきウェブサイトを視聴者に伝えている。「今、それを終えたら」と彼女は言いながら、カメラの外から郵便物の束が本人の前に投げられる。「まだ受け取っている郵便物に取り組んでみよう」

■ニューヨーク・タイムズ

ニューヨーク・タイムズのホームページの中央には、11月14日に「我々のレポーターがゲイツ氏の指名に反応する」という動画が掲載されていた。動画には、ニューヨーク・タイムズのレポーターであるマギー・ハーバーマン氏が灰色のスーツジャケットを着て、一方の耳にヘッドフォンをかけ、もう一方の手でiPhoneを持っている姿が映っている。彼女はDailyのホストであるマイケル・バルバロ氏にニュースを伝える。「わお!」と反応すると、動画は議会編集者のジュリー・ヒルシュフィールド・デイビス氏の反応に切り替わる。

この動画を見る事は、カメラをオフにした自分だけの緊張感のある複数人のFaceTime通話にいるようなものである。

「これがこのテクノロジーの力だ」と、ニューヨーク・タイムズのビデオディレクターであるソラナ・パイン氏は私に語った。「[電話は] 人と連絡を取り、会話をするためのデバイスだ。我々は、The Dailyのためにラウンドテーブルの録画を実験しており、それが初のバーチャルラウンドテーブルとなった。技術的には実験でしたが、それを公開する事に決めたのは、強力な瞬間だったから」

ニューヨーク・タイムズは昨年からホームページやアプリに縦型動画を掲載しており、パイン氏は言う。「ニューヨーク・タイムズのTikTokアカウントは2023年1月に立ち上げられた」動画は、ライブブログからホームページ、セクションページ、記事ページに至るまで、ほぼどこにでも配置可能である。ニューヨーク・タイムズは自社プラットフォームの動画視聴数については数字を共有しなかったが、動画はほぼ毎日ホームページやアプリに表示されている。

「縦型の動画やレポーターの動画、全体的な動画に対する熱意が非常に高い」とパイン氏は述べた。「[動画チームは] 数年間にわたりニュースミーティングに参加してきたが、しばしばそのミーティングは我々が制作している動画について話し合う最後の機会となっていた。今では、動画がその日のトップストーリーの中で放映されており、ミーティングの中で動画についても話している。編集長たちは特定の種類の動画を求めたり、ストーリーに動画があるかどうか尋ねたりしている。」

今日、ニューヨーク・タイムズが制作するほぼ全ての横型動画は、モバイル用の縦型または正方形のバージョンも得られる。長方形の動画は依然として「非常に重要」であるとパイン氏は述べたが、「電話で見ている場合、[縦型動画は] より実用的である」とも述べた。「電話を回転させなくて良いのは、はるかに良い体験です。そして、人々は電話を回転させません。」

ニューヨーク・タイムズは、テキスト主導のストーリーからBロールの映像を重ねたり、現場からのレポーターによる解説、ジャーナリストがカメラに向かって話す様子、さらにはThe Dailyの動画エピソードのクリップまで、さまざまな縦型動画フォーマットを試している。

先週、都市特集の一環として公開された動画では、レポーターのミヒール・ザヴェリ氏がニューヨーク市の住宅街の前でカメラの前に立ち、同市の手頃な価格の住宅不足について話している。動画には、ザヴェリ氏の語りに合わせて、言及された正確な場所をズームインした写真、グラフィックス、地図が示されている。また、感謝祭の特集として、ニューヨーク・タイムズ料理部門はセレブシェフや料理愛好家に、お気に入りのホリデーレシピや思い出を共有するよう依頼し、複数の寄稿者が自宅で話している様子を撮影した。

「スタイル的には、我々はまだ進化の途中だ。我々が提供するためのいくつかのガイドラインは、テレビとそれほど異なってはありません — 単色の服を着る、髪を整える事を確認するなどだ」とパイン氏は述べた。「我々は人々が快適に感じるように努めています。これらは放送の人格ではなく、テキストだけで仕事をする事が多く、真の専門知識が伝わってくるレポーターたちだ — たとえ彼らのプレゼンテーションがインフルエンサーのように会話的でない場合でも」


※Hanaa' Tameezはニーマンラボのスタッフライター。メール(hanaa@niemanlab.org)、TwitterのDM(@HanaaTameez)、シグナル(@hanaatameez.01)で連絡可能。

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米ジャーナリスト、「ニュースの読み方を変えるべく模索中」



ニーマン・ラボの記事を拙訳していきます(2024年11月12日午後1時32分投稿)。

I’m a journalist and I’m changing the way I read news. This is how.(私はジャーナリストだが、ニュースの読み方を変えようとしている。これがその方法だ)
Sometimes it’s healthy to do something you love less, and differently.(時には、好きな事をあまりやらず、違うやり方をする方が健康的な場合もある)
By Laura Hazard Owen Nov. 12, 2024, 1:32 p.m.

2017年7月27日午前1時頃、私は目を覚ました。政治に関するTwitterリストを開き、暗闇の中で(ツイートを通じて)上院がオバマケアの一部を廃止するための投票が失敗した様子を見守った。午前1時半頃、アリゾナ州上院議員のジョン・マケイン氏がオバマケアを守るための決定的な一票を投じた。その後1時間半、私は反応のTweetを読み、マケイン氏の親指を下にしたクリップを見た。

それから3年余り後、私は真夜中に夫を起こして、トランプ氏が新型コロナに感染したと知らせた。

過去8年間、私は子供達と一緒に時間を過ごしながら、同時に携帯電話を触っていた。子供達と一緒にいるときに悪いニュースを読むと、子供達の普通の行動に対する私の反応は不相応になってしまう。普段は気にならない事でイライラしてしまう事がある。時には、私が読んでいるニュースがとても悲しい、より恵まれていない子供達に関する悪いニュースであるからだ。その瞬間、私はその不一致を完全には理解できずにいる。一部の子供達が苦しんだり亡くなったりしている一方、自分の子供達は安全であり、その瞬間に彼らがどれだけ幸運であるかを明示的には認識していないという事実に。ただ、子供達は人間らしく行動しているが、スマートフォンで読むのは私の最悪の部分を引き出している。

良いニュースの時も子供達を無視してしまう事がある。良いニュースを読むのに忙しく、この事を自慢したくなり、さらに良いニュースを読み続け、反応を見たいからだ。 自分に同意する人々からの幸福な反応、同意しない人々からの悲しい反応や発狂した反応。子供達はiPadで長い時間を過ごしたり、もう一話を観たり、おやつの夕飯を食べたりする。私は良いニュースを吸収しているからだ、それが良いとは感じなくなるまで。

私は子供を片側に置きながら、もう片侧では携帯電話を見て、寝る前の記事を読み上げている。ニュースに気を取られて、声に出して読む言葉を間違える事もある。

2024年の大統領選挙のウォッチングが必要だったわけではなく、悪い生活の仕方であるとは既に理解していた。しかし、先週、私はこの生活をやめなければならない事に気づいた。落ち込む前に、さらに数年が過ぎる前に、私の全ての大人の人生をこのように過ごす前に。

今、私はこれを主に子供達のために行っていると言えるかもしれない。だが、より広く見れば、私のニュースの読み方は人間関係に影響を与えている。仮に子供がいないとしても、その習慣は変わらないだろう。

私は依然として働くジャーナリストであり、仕事の大部分はニュースを読みとフォローする事である。この二つは続けていく。それを愛しているからだ。しかし、時には愛する事を少し減らし、異なる方法で行う事こそが健康的である。これから変更する行為は以下の通りである。

ニュースを読むが、他人の反応を読むのではない。私は紙媒体の新聞を再び購読し始めた。有限であるため、読み終わったらそこまでだと理解している。ここでは、ケルシー・リチャーズ氏という紙媒体の王女であり「メディアリテラシーを持つ美人」で、TikTokで紙媒体の新聞を読むご本人のアイデアを借りている。「紙媒体メディアを読むと、オンラインで何かを読んだり、すぐにInstagramに切り替えたときと比べて、その感情を感じるためのスペースを自分に与えられる」と昨年Slateに語っていた。「それに対して、Twitterやフェースブックを見たり、CNNの通知がスマートフォンに届いたりすると、すべての注意が散漫になる。そうなると、感情はその特定の時間帯に属さなくなり、皆さんのスケジュールや仕事、そしてお母さんからのメッセージにある事が祖父母に関する何かが起こっているという事実が混乱してしまう。それって、体が扱える以上のものが多すぎるという事だ。紙媒体メディアは我々に座って、いつその感情を感じたいかを決める機会を与えてくれる。さもなければ、恣意的なアルゴリズムにどのように感じるべきかを決められてしまうのだ」

紙媒体メディアだけではない。ニュース媒体がオンラインに投稿する記事も、ソーシャルメディア上の反応よりも遥かに有限であり、読み終える事ができる。

私はここ数年、記事ではなく記事に関するツイートを読んできた。記事全体を読まず、悪い部分のスクリーンショットを読み、物語からの最も衝撃的な詳細だけを読む事が多かった。最も良い部分を抜き出す事が、最高のソーシャルメディアの投稿を作り出すと理解はしている。だが、あまりにも頻繁に、私は記事をクリックしないままでいる。私は衝撃的な行のみに留まり、他には何も得られない。全体の物語に対する自分自身の反応を考え出す代わりに、他の人々の反応を摂取しているのだ。

これらのTweetは、私が自分で見つけられなかった記事へのリンクを提供する事はほとんどない。それらはほぼ常に主要なニュースアウトレットからのものである。私自身がそれらのアウトレットを探すのをやめたとき(ニュースがただソーシャルメディアを通じて私に届くようになったとき)それに対して悪影響を受けていた。私は少なくとも自分で見出しをスキャンしなければならないように、RSSリーダーを再構築している。

私はTwitterを削除した。なぜなら、そこは主に他の人のニュースに対する反応を読んでいた場所だからだ。

オンラインでニュースを読む時間に障壁を設けている。私は時々、自分に職場の外でニュースを追わなければならないと言い聞かせる。これはほとんど真実ではなく、私はその種のジャーナリストではない。私はニーマン・ラボの就職希望者に言うのだが、ニュースの革新にはそんなに多くの緊急事態があるわけではなく、9時以前や午後5時6時以降に起こるのはさらに少ない。ニュース把握が私の仕事の一部であるなら、それは作業時間内に留まるべきだ。

私はより多くの月額サブスクリプションのSubstackに切り替え、もう開くのが楽しみでないものからは解除している。私は通常、お金を節約するために年額のサブスクリプションを選んでいたが、その結果、多くのSubstackに対して長期間のサブスクリプションを持つ事になってしまった。今後のSubstackにお金を払う基準は、ニーマン・ラボの報道に対する私の目標と同じである:興味深いか?驚きがあるか?もしそれが完全に予測可能になってしまったのなら、たとえその人が私の意見に合った事を言っていても、支払う価値はない。

私は子供達にニュースについて教える新しい方法を研究している。新聞を読むのが良い習慣だと思っているが、子供達にそれを身に付けてほしいと思う一方で、彼らがそれをほぼ確実に行わない事に気づいている。子供達はオンラインでニュースを得るのだ。そして、YouTubeが彼らのコンテンツ視聴の大部分を占めている。私は、YouTubeを通じて、私の基準を満たしつつ、彼らのエンターテインメントに対する基準にも合ったメディアリテラシーを教える方法があると希望を持っている。

私はジャーナリストが変わってきていると理解している。我々は平均的なアメリカ人よりも遥かに多くのニュースを読んでいる事も知っている。

しかし、それは私が発展させてきたニュースの読み方が私自身や、私が大切に思う誰か、あるいは私が見たいと思っている世界の変化に貢献しているとは限らない。だから、異なる何かを試もうとしている。

Laura Hazardはニーマン・ラボの編集者。Eメール(laura@niemanlab.org)またはBluesky DMで連絡可能。
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年中無休のストリーミングニュースネットワークである「ローカルニュースライブ」が、接続されたテレビおよびスマートフォン用のスタンドアロンのアプリをローンチ



エディター&パブリッシャーの記事を拙訳していきます(2024年10月7日午前11時42分投稿)。

Local News Live launches new streaming apps(ローカルニュースライブが新しいストリーミングアプリを発表)
Posted Monday, October 7, 2024 11:42 am

Press Release | Gray Media

グレイ・メディア(NYSE: GTN)は本日、年中無休のストリーミングニュースネットワークである「ローカルニュースライブ」が、接続されたテレビおよびスマートフォン用のスタンドアロンのアプリをローンチしたと発表するものである。新しいアプリは、Roku、アマゾン・ファイア、アップル・テレビ、iOS、およびアンドロイドのストリーミングデバイスで「LNL」を検索する事により無料ダウンロード出来るようになっている。

「ローカルニュースライブは、113市場のグレイのジャーナリストの専門知識を活用しながら、全米報道に関する地域の視点を提供する」とグレイのサンディ・ブリーランド最高執行責任者は述べた。「この新しいストリーミングの登場により、我々のリーチは拡大し、その比類のない速報と影響力のある情報を全国の視聴者に届けられるだろう」

ローカルニュースライブは、2021年2月に国際ニュースネットワークとして設立され、500以上のグレイステーションのウェブサイト、接続されたテレビアプリ、およびモバイルアプリでライブストリーミングを提供してきた。ローカルニュースライブはグレイのローカルアプリで利用可能なままで、視聴者にローカルおよび国際ニュースフィードへのノンストップアクセスを提供し続ける。

「我々はローカルな視点を持つ独自の全国報道を通じて、さらに多くの視聴者にサービスを提供すべく、全米に足跡を広げることに興奮している」とグレイのワシントンオペレーションのジェネラルマネージャーであるリサ・アレン氏は述べた。

ローカルニュースライブは、グレイのワシントンD.C.ニュース局に拠点がある。

※グレイ・メディアについて:

グレイ・メディア、またはグレイは、ジョージア州アトランタに本社を置くマルチメディア企業で、正式名称はグレイ・テレビジョン株式会社である。同社は全国で最も評価の高いローカルテレビ局とデジタル資産を所有し、113のテレビ市場にサービスを提供しており、全米のテレビ世帯の約36%に訴求している。ポートフォリオには、トップ評価のテレビ局を持つ市場が77箇所、1位および/または2位の評価を持つテレビ局を持つ市場が100箇所、および43の市場で合計約150万のヒスパニック系テレビ世帯を有する最大のテレムンド提携グループが含まれる。また、グレイ・デジタル・メディアを所有しており、全国および地方のクライアントに最先端のデジタル製品およびサービスを提供するフルサービスのデジタルエージェンシーである。グレイの追加のメディア・プロパティには、ビデオ制作会社のレイコム・スポーツ、タペロ・メディア・グループ、パワーネーション・スタジオ、スタジオ制作施設のアセンブリー・アトランタおよびサード・レール・スタジオが含まれている。また、グレイはスワール・フィルムの過半数の株式を所有している。詳細については、www.graymedia.comをご覧頂きたい。


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プログラマティック・モバイル広告でのトラフィックは北米がリード



メディアポストの記事を拙訳していきます(2024年9月29日付け)

North America Leads In Programmatic Mobile Ad Spend(北米がプログラマティック・モバイル広告をリード)

    by Ray Schultz , September 29, 2024

北米は、2024年第2四半期においてグーグルプレイストアとアップルアップストアを通じて、プログラマティック広告トラフィックで32億ドルを稼いだ。世界全体の63.7億ドルの50.2%に相当する。

一方、14億ドルのオープンプログラマティックアプリ支出が、世界中で無効なトラフィック(IVT)によって失われた。

北米でのモバイルアプリのIVT率は、2024年第1四半期の20%から16.8%に低下した。

アップルのiPhoneは、北米で64%の市場シェアを持っていた。

グーグルプレイストアアプリのIVTは20%で、アップルアップストアアプリは17%であった。

トップのアプリ配信元は以下の通りである:

  • Pandora — 300万ドル
  • Scopely — 200万ドル
  • MediaLab AI-Kik — 200万ドル
  • IHeartMedia, Inc. — 200万ドル
  • Audiomack Music Apps — 200万ドル
  • X-Flow — 100万ドル
  • Oakever Games — 100万ドル
  • SoundCloud — 100万ドル
  • Tunelin Inc. — 100万ドル
  • BitMango — 100万ドル

Pixalateのデータサイエンステームでは、2024年第2四半期に、グーグルプレイとアップルアップストアの510万のダウンロード可能なモバイルアプリと世界中の500億を超えるオープンプログラマティック広告インプレッションを分析した。


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スウェーデン屈指のメディアグループのNTM、デジタル事業への注力で加入者数倍増


世界新聞・ニュース発行者協会(WAN-IFRA)の記事を拙訳していきます(2024年6月12日付け)。グラフはサイトから引用いたしました。
Sweden’s NTM doubles subscribers with digital pivot(スウェーデンのNTM、デジタルピボットで加入者数倍増)

2024-06-12.

NTM, one of the largest media groups in Sweden, is spread across 17 newsrooms, with a 70 percent reach in its operational areas. It launched its subscription efforts in 2017, with a freemium paywall.(スウェーデン最大のメディアグループの一つであるNTMは、17の報道機関を展開し、その運営地域での訴求力は70%である。2017年には、フリーミアムのペイウォールでサブスクリプションの取り組みを開始している)

by Neha Gupta neha.gupta@wan-ifra.org | June 12, 2024

「デジタルメディアが進化するにつれて、視聴者へ主導権が移った。我々が満足させ、ジャーナリズムにお金を払ってもらいたいのは、この視聴者だ」と、コペンハーゲンで開催されたWAN-IFRAの世界メディア会議でイェンス・ペッターソン編集開発部長は述べた。

同社は、デジタル戦略の方向転換を決めた。2020年に成長が頭打ちになった後、3年間のタイムラインを設定した。当初の目標は、初年度に5万5000人の有料ユーザーを獲得し、2023年までに11万人に倍増させる事にあった。

2024年3月までに、10万2113人ほど少なく、目標には届かなかったが、26万人の加入者を登録し、そのうち11万3000人はデジタルのみであった。

NTM


■3年間のデジタル改革

NTMのサブスクリプション戦略の多くは、ジャーナリズムの価値、視聴者との関係、習慣の創造という3つのコア原則に基づいて構築されている。

「この3年間、我々は多くをしなければならなかった。10の主要プロジェクトが動いていました。大小を問わず、編集局員はトレーニングを受け、価値提案を生み出すために読者の約束を策定する事に集中するよう求められた」とペッターソン編集開発部長は述べた。

NTMは、価格戦略、データ、ダッシュボードに関するB2C側の追加作業を行った。2020年には、読者の収益の重要な原動力である適切なデータ分析を可能にするべく「標準以下」のメタデータを新しい技術スタックに置き換えた。

「だが最も重要なのは、視聴者の行動や消費、コンテンツのパフォーマンスを深く分析し、彼らの心に響くジャーナリズムを生み出すのに細心の注意を払った事だった」と補足した。

■簡素化によるデータの扱いやすさ

50~70歳以上の年齢層が視聴者の大半を占めているため、NTMは若いユーザーにリーチするというさらなる課題に直面した。

編集局では、数は少ないが質の高い記事、実際に関心のある記事に集中し、ターゲット視聴者である30~50歳の年齢層を優先するよう求められた。

また、ジャーナリストは最もエンゲージメントの高かった7つの分野 (ニュース速報、犯罪と法的処罰、都市、住居、仕事、医療、家族) を優先するよう求められた。

データと数字を単純化しようとする事が鍵となっている。

「CMS内で簡単にナビゲートできる社内ダッシュボードを構築するために多くの時間を費やし、データの使用をより親しみやすくしました。」とペッターソン編集開発部長は述べた。

また、NTMのようなスウェーデンのコングロマリットにとって、地元の経営陣と戦略を練るのは極めて重要だと指摘した。

「皆さんは地元の経営陣に皆さんの課題を理解させ、皆さんの成長を伝え、彼らが皆さんの会社にとって重要である事を伝える必要がある」と補足した。

■収益理解の醸成

次の課題は、有料購読者を25万人にする事だ。

ペッターソン編集開発部長は、この目標を達成するために念頭に置いているポイントをいくつか挙げた。

・単にデータを持っているだけでは十分ではない。読者からの収益のロジックを組織が真に理解するのは非常に重要だ。
・記者と編集者は、読者の維持という観点から、ジャーナリズムのビジネスにおける自分たちの役割を理解し、構造化された的を絞った会話をする必要がある。

「ジャーナリズムの重要性と並んで、ニュースの生産と流通も重要である。」と同氏は述べた。

その結果、NTMはモバイルファーストのアプローチを採用した。現在、トラフィックの80%はモバイルデバイスとアプリから来ている。


一部のアンドロイド機種でグーグルが使えるようにしている「サークル・トゥ・サーチ」機能。検索バーの隣のボタンで言語を自動検出し既定のシステム言語に翻訳してくれるそうな


アンドロイド・ポリスの記事を拙訳していきます(2024年4月13日付け)。
Instant translation with Circle to Search is now widely available(サークル・トゥ・サーチによるインスタント翻訳が広く利用可能に)
BY
CHETHAN RAO
PUBLISHED 3 DAYS AGO
SUMMARY

・インスタント翻訳機能を備えたサークル・トゥ・サーチが広く提供されるようになり、画面上の大きなテキストブロックをより簡単に翻訳出来るようになった
・この機能は、検索バーの隣にある「Translate」ボタンをタップすると起動し、言語を自動検出してユーザーのデフォルトシステム言語に翻訳してくれる
・さらに、サークル・トゥ・サーチは翻訳されたテキストの一部を使ってグーグル検索を行う事も可能だ

グーグルは1月にサークル・トゥ・サーチを初めて導入し、ユーザーが画面上にあるものを何でも検索できるようにするAIベースの機能を提供した。当初は「Galaxy S24」シリーズと「Pixel 8」シリーズに限定されていたが、その後、旧型の「Pixel 6」シリーズを含む他の端末にも拡大されている。「Pixel Fold」や「Pixel Tablet」などの端末でも利用出来るようになる予定だ。サークル・トゥ・サーチの利用可能範囲拡大のニュースと並行して、グーグルが遂に画面上の大量のテキストをより簡単に翻訳出来るようにすることもわかった。この機能は現在、いくつかのデバイスで広く利用可能になっており、より広範なロールアウトが正式に進行中であることを示すものである。
今回の変更に伴い、サークル・トゥ・サーチには検索バーの隣に新しいTranslateボタンが追加される (グーグルが先月発表した) 。このボタンをタップすると、言語が自動検出され、既定のシステム言語に翻訳される。また、グーグル翻訳と同じように、言語を切り替えたり変更したりする事も可能だ。
サークル・トゥ・サーチの動作を考えると、検索/翻訳を開始した後にページをスクロールダウンする事は出来ない。ただし、翻訳されたテキストを選択したり、丸を付けたりすると、その単語をグーグル検索する事が出来るので、便利な場合が多かろう。
■サークル・トゥ・サーチのインスタント翻訳はまだ広く利用されていない
現時点では、「Galaxy S24 Ultra」「Galaxy S23+」「Pixel 8 Pro」でサークル・トゥ・サーチのインスタント翻訳機能が利用できる。アメリカCNETが確認したところ、2024年3月のグーグル・プレイ・システム・アップデートを適用したデバイス上のグーグルアプリv 15.14.34.29でその機能が有効になっている。ただし、一部の地域ではまだ提供されていないようなので、地理的に限定される可能性もある。例えば、筆者のPixel 6aはサークル・トゥ・サーチをサポートしているものの、現時点ではTranslateボタンは表示されない。
忘れてはならないのは、これまでもサークル・トゥ・サーチでテキストを翻訳することは可能だったが、ユーザーは手動でテキストの上に描画または円を描き、画面上のTranslateボタンをタップする必要があった。今回の新機能は、基本的にそれらのステップの一部を取り除き、ユーザーが長いテキストをより速く翻訳出来るようにする。サークル・トゥ・サーチをサポートするデバイスをお持ちの場合は、ホームボタン (3ボタンナビゲーションモードの場合) またはナビゲーションバーを長押しして、インスタント翻訳機能が有効になっているかどうかを確認頂きたい。

本稿作成に当たり、モシェ氏に感謝したい。

モバイルアプリ開発者の大多数が生成AIを使用との報道が米で



米ヤフーの記事を拙訳していきます(2023年12月14日午前10時投稿)

Report: A Majority of Mobile App Developers Are Using Generative AI(レポート:モバイルアプリ開発者の大多数が生成AIを使用)

Kobiton

Thu, December 14, 2023 at 10:00 PM GMT+9·3 min read

コビトンの最新の調査から、ソフトウェアの品質や開発者/テスターのキャリア機会に対する懸念があるにもかかわらず、生産性向上の可能性があるとして、モバイルアプリの開発とテストにAIが積極的に採用されている事が分かった。

【アトランタ、2023年12月14日 (GLOBE NEWSWIRE) 】--モバイルテストのリーダーであるコビトンが、モバイルアプリの開発とテストに関する調査結果を発表した。モバイルアプリの開発とテストのためのAIツールの使用が拡大しており、開発者とテスターはこれらのツールの使用をさらに拡大することに興奮しているというのが重大なポイントだ。

モバイルアプリの頻繁なアップデートは、需要によって推進されている。アプリユーザーは常に新しい機能やバグ修正を求めており、企業は競争優位性を維持し、顧客との関係を拡大または強化することを切望している。残念ながら、多くの企業が期待しているよりもアップデートに時間がかかっているのが現状で、多くの企業がAIベースの開発およびテストツールを導入している。

モバイル開発の遅れが企業に何百万ドルものコストをかけている

調査に回答した業者の75%は、モバイルアプリのリリースサイクルが遅いことで少なくとも年間10万ドルのコストがかかっているしている。また、13%は年間100万ドルから1000万ドルのコストがかかっているとも答えた。回答者の75%が、自社の総売上高の少なくとも4分の1をモバイルアプリが占めていると回答している事から、リリースサイクルの遅さは、企業の収益を脅かすだけでなく、事業の存続可能性そのものを脅かしている。

■非効率なプロセス、人員配置の問題、予算の制限が根本的な原因

レポートによると、モバイルアプリのアップデートの遅れは3つの問題によって引き起こされている:開発者組織とQA組織の限られた財源;非効率な開発・QAプロセス;そして、熟練した開発者とQA労働力の不足だという。回答者の40%は、これらの問題が顧客満足度に悪影響を及ぼしていると述べ、33%は収益機会の損失につながっていると述べ、26%は開発者の離脱の増加につながっていると述べた。

■救済のためのAIベースのモバイルアプリ開発とテスト

回答者の60%は、現在QAサイクルで生成AIツールを使用してスクリプトやコードを更新しているという。また、55%はこれらのツールをテスト結果の分析に使用しており、47%はテストスクリプトの生成に使用しているとも述べた。この他、回答者の50%は、AIによるテスト自動化が最終的にモバイルアプリの手動テストに取って代わると考えており、34%はAIがソフトウェア開発の生産性を向上させる可能性に期待していると述べた。一方、22%がAIがソフトウェアの品質に悪影響を及ぼす可能性があると懸念し、20%がAIツールが開発者やテスターのキャリア機会を損なう可能性があると回答した。

組織のモバイルテスト自動化戦略にとって最も有益なAI機能を尋ねたところ、回答者の過半数 (51%) が潜在的な欠陥を予測するための予測分析を選択し、次にテストケースとテストデータを生成するためのツール (45%) 、テストケースのドキュメントを改善するための自然言語処理ツール (44%) が続いた。

コビトンのフランク・モイヤー最高技術責任者氏は、「モバイルアプリ開発とテストの分野で、AIツールがもたらす革新的な力を目の当たりにすることは、当社の顧客にとって素晴らしい体験となった。生産性を高め、コストを削減し、専門家がより戦略的なタスクに集中出来るようにする事で、AIは業界の状況を根本的に変えつつある。これらのツールが進化し続ける中で、私はAI駆動の方法論を深く加速的に受け入れるものと予測している」と述べている。

調査に回答したソフトウェア開発者やテスターは、ソーシャルネットワーキングからビデオゲーム、ビジネスツールまで、様々なモバイルアプリを開発している。複数の回答者 (38%) がモバイルアプリのアップデートを毎週リリースしており、20%が毎日アップデートしていると答えた。10月に行われたコビトンの調査には、モバイルアプリ開発に携わる100人の開発者とテスターが回答した。回答者の大多数 (62%) は、年商1億ドル以上の企業で働いている。

コビトンのモバイルアプリデリバリーとAI研究・自動化テスト研究「Kobiton State of Mobile App Delivery, Test Automation and AI study」の完全な結果を表示するには、ここにアクセス頂きたい。

■コビトンについて

コビトンは、実際のデバイスでの手動、自動、コードなしのテストを通じて、モバイルアプリの配信を加速することを可能にしている。そのAI拡張モバイルテストプラットフォームは、1時間の連続テストと統合を独自に提供している。2016年に設立されたコビトンは、アトランタに本社を置くベンチャー企業だ。詳細については、www.kobiton.comを参照頂きたい。

連絡先:Kevin Wolf
kevin@tgprllc.com


ネットフリックス、モバイルユーザー向けにパーソナライズされたコンテンツハブ 「My Netflix」を導入。今月iPhone、来月アンドロイドで #ネットフリックス #モバイル



ザ・ストリーマブルというサイトの記事を拙訳していきます(2023年7月24日午前10時50分投稿)。
Netflix Introduces ‘My Netflix’ Personalized Content Hub for Mobile Users; Available on iPhone Now, Android in August(ネットフリックス、モバイルユーザー向けにパーソナライズされたコンテンツハブ 『My Netflix』を導入;今月にiPhone、Androidでは来月利用可能)

Jul 24, 2023, 10:50 AM PDT – David Satin

世界最大のストリーミングサービスであるネットフリックスが1月に 「Surprise Me」 ボタンを廃止した際、関係筋は驚いた。コンテンツ発見は、ネットフリックスを含む全てのストリーマーが解決しようとしている重要な問題となっており、ユーザーを新しい番組に連れて行く機能を削除することは、即座に間違った方向への一歩と思われた。

だが、ネットフリックスは、コンテンツ発見を容易にするモバイルデバイス向けの新機能を発表した。世界最大のストリーマーは、iPhoneとアンドロイドユーザーのための 「My Netflix」 ハブと呼ばれるものを追加した。このハブはiOSユーザー向けに公開されており、アンドロイドユーザー向けには8月に公開される。

My Netflixは 「ワンストップショップ」 と位置付けられ、ユーザーは最近見たコンテンツを見る事が可能な一方、似たようなタイトルを閲覧出来る。また、オフラインコンテンツに対応したプランを持っている場合はダウンロードした番組を見つけられるし、 「マイリスト」 機能からタイトルを保存したり、見た予告編を見たり、リマインダーを設定したり出来る。新しい番組や映画を見るためにNetflixのライブラリを見ていて目がくらむような場合、待ち望んでいた機能がMy Netflixだ。

ユーザーは、新しい番組や映画の推奨を生成するために、ネットフリックスとの更なる対話を奨励される。作品に親指を立てたり、新しい番組をリストに保存したりすればするほど、My Netflixハブにアクセスして新しい作品を見たときに得られる推奨の質が向上する。

この機能は、デスクトップ、スマートテレビ、ストリーミングプレーヤーなど、ネットフリックスが他のプラットフォームで使用できる機能と全く同じように聞こえる。ネットフリックスの広報担当者はザ・ヴァージの取材に対し、My Netflix機能の他のプラットフォームへの拡大は「我々が探求しているものではあるが、まだ正確な時間枠は無い」と語った。

ネットフリックスには現在、世界で約2億3900万人の契約者が存在する。最近の成功にもかかわらず、近いうちに契約料金を引き上げる計画はない。同社の幹部は、5月にネットフリックスが制定したパスワード共有の制限により、多額の資金が注入される事を期待していると述べている。




インド政府、紛争中のジャンムー・カシミール州でテロリストが情報送信に利用していたメッセンジャーアプリを使用禁止へ。しかも、その数14 #モバイル




インドのヒンドゥスタン・タイムズの報道によりますと、表題のような事態が起きているそうです(2023年5月1日午前10時38分投稿)。

政府によってブロックされたアプリには、Crypviser、Enigma、Safeswiss、Wickrme、Mediafire、Briar、BChat、Nandbox、Conion、IMO、Element、Second line、Zangi、Threemaなど。News18というサイトでは消息筋の話として、これらのアプリはカシミールのテロリストが支持者や実行員 (OGW) と連絡を取るために使われていたことが分かったと報じています。

ANI通信によると、これらのアプリケーションが様々なテロ組織のメンバーによって反インドメッセージの流布に利用されているという情報が内務省の組織で共有された直後、同省はIT省や他の関係機関と緊密に連携してこれらのアプリケーションを遮断する事になりました。

これらのモバイルアプリのほとんどは、ユーザーの匿名性を維持するために特別に設計されているだけでなく、組み込まれている機能も、それらに関連付けられている組織の特定を困難にしているそうです。

また、関係筋がANIに語ったところによりますと、これらの申請を通じて、テロ組織とその関連組織は、連邦直轄領やその他の場所でのテロ活動を進めるために、ジャンムー・カシミールにいる関係者を参加させていたとの事です。

ジャンムー・カシミールで、こうした申請がさらなるテロプロパガンダや若者の扇動に利用されているという情報が入ると、中央政府は2000年情報技術法第69 A条に基づき申請をブロックしてきました。

なお、国家安全保障に脅威を与えるモバイルアプリケーションに対するインド政府の措置は、最近になってからの話ではありません。以前から、インド政府は多数の中国製アプリを 「インドの主権と一体性、インドの防衛、国家の安全と治安を害する」 として禁止してきたからです。

実際、ここ数年で禁止された中国製アプリは合計で約250本もあります。2020年6月以降、TikTok、Shareit、WeChat、Helo、Likee、UC News、Bigo Live、UC Browser、Xender、Camscannerなどの人気アプリや、PUBG Mobile、Garena Free Fireなどの人気モバイルゲームを含む200以上の中国製アプリが禁止されているのですって。

そうか、TikTokってインドでは使えないのか。初めて知った。そうした禁止アプリの中に、上記の14本が加わった訳か。それにしても、テロの指令手段が2桁もあるのって・・・。




サムスンが、自社製品でのデフォルト検索をグーグルからBingに乗り換え検討。で、グーグルがパニックになってるらしい #スマホ #グーグル #ChatGPT

 

英国のメトロ紙が、サムスンがスマートフォンでのデフォルトの検索エンジンをグーグルからBingに置き換えるかもしれないと報じています。グーグルは、この件でパニックになっているとの事です(2023年4月17日午後12時37分投稿)。

グーグルの内部文書を入手したというニューヨーク・タイムズの報道を引用しながら報じています。それによると、グーグルとサムスンとの契約は推定30億ドル(2億4200万ポンド)に相当し、昨年サムスンは2億5000万台以上の携帯電話を出荷しました。一方、アップル社との同様の契約は200億ドル相当で、今年更新の時期を迎えています。

Bingは、マイクロソフトのLive Searchに代わるものとして2009年に登場したものの、長年グーグルが支配してきた検索市場の牙城を突き崩せませんでした。

ところが、OpenAIの画期的な大規模言語モデルプログラムであるChatGPTの発表を受けて、同社に出資しているマイクロソフトは、独自バージョンのチャットボットをBingと同社のEdgeブラウザに組み込むようになりました。

ニューヨーク・タイムズが入手した内部文書によると、グーグルでもAIを搭載した検索エンジンを構築する計画を持っており、競争に挑んでいる事が明らかになっています。

また、Magiというプロジェクト名で、既存のフラッグシップ検索エンジンをAI機能でアップグレードする作業も行っています。160人のチームがこのプロジェクトに取り組んでいるとされ、早ければ5月にもアメリカの限られたクライアントに使って貰う可能性があるのですって。

グーグルの広報担当者は、「我々は何年も前からグーグル検索にAIを導入し、検索結果の質を劇的に向上させただけでなく、グーグル・レンズやマルチサーチといった全く新しい検索方法を導入してきた。質の高い情報を提供するために設定した高い基準を維持する責任ある有益な方法でそれを行ってきた。全てのブレインストーミングのデッキや製品のアイデアがローンチにつながるわけではないが、以前述べたように、検索にAIを使った新しい機能を導入することに興奮しており、近いうちに詳細を発表する予定である」と語っています。

NYTでは、検索エンジンの近代化がグーグルの「強迫観念」になっていると解説しています。

グーグル自身のChatGPTのライバルであるBardは、最初の公開デモで、ジェームス・ウェブ宇宙望遠鏡が太陽系外の惑星である太陽系外惑星を初めて捉えたと誤って発表するという大ポカをやらかしていたからです。

このミスにより、グーグルの親会社であるアルファベットの価値は1000億ドルも下落したほどでした。

なお、目下メトロではサムスンにコメントを求めています。マイクロソフトはコメントを拒否したとの事です。

サムスンが降りるとなると、グーグルにとっては痛いわなぁ。アップルの出方ともども注目されますね。

TBS の闇バイト 潜入取材 報道 なかなか面白かったのだが

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写真の真下に表示される広告は何とかならなかったのだろうか。エン派遣さんは真っ当な会社ではないか。

えっ!? あのセカンドライフがモバイル・アプリとして再登場? #モバイル #セカンド・ライフ



土曜朝から驚愕の一報! モバイル・マーケティングというサイトの報道によりますと、あのセカンド・ライフがモバイルアプリとして再登場するのだそうです(2023年3月17日午後12時54分投稿)。

実に20年ぶりになるんだそう。

開発元のリンデン・ラボは、コミュニティのWebフォーラムへの投稿で、今年後半にローンチされるセカンド・ライフモバイルアプリの詳細をYouTubeで公開しています。



サイトより引用させて頂きました。往事の面影は無いものの、セカンド・ライフは存続していました。現在でも少数の熱心なファンのコミュニティはあるからです。ただし、報道によると現在のベースはせいぜい90万。今までに作られたアカウント数は7300万あります。

セカンド・ライフは時代を遙かに先取りしていたサービスでした。2003年にデスクトップウェブでサービスを開始し、オープンな仮想世界でユーザーがデジタルアバターを操作出来るというアイデアを開拓していました。その後の20年で、Oculus、そしてMetaの活動などにより、主流となるに至りました。
VRとメタバースのこれらの新しいイテレーションは突破に苦労しているものの、まだブランド価値が残っている。いずれにせよ、リンデン・ラボはそう考えているに違いない。新しい動画では、iPhone、iPad、Androidフォン、Androidタブレット向けのバージョンがリリースされると示唆している。また、新しいモバイルキャラクターモデルや環境の映像も含まれている。
サイトでは、そう解説しています。

なお、この新しいモバイルバージョンは、ブランドに新たな息吹を吹き込もうとするリンデン・ラボの最新の試みなのだそう。以前は『Sansar』という 「続編」 に取り組んでいたが、2020年に権利を売却していました。

雌伏20年ってところですかね。さてどうなりますやら。ギガ食いしないんだったらやってみようかな。

フィナンシャル・タイムズ、米国版FT Editをローンチ #アプリ #メディア



talkingbiznews.comというサイトの報道によりますと、フィナンシャル・タイムズが、毎日8つの厳選された記事を読者に提供するアプリFT Editのアメリカ版をローンチしたそうです(2023年3月3日付け)。

英国では2022年初頭からやっています。エンドレスなスクロールに代わるものを提供し、読者が毎日選択した8つの重要なストーリーを消化する時間を提供するのが目的なのだとか。

カリン・ウィルソン氏がFT Editのアメリカ版編集者に任命され、読者向けに毎日アプリをキュレーションしていきます。

ウィルソン氏は声明で「ジャーナリストとして、これは魅力的な挑戦だ」とした上で「FTを読んだことがない可能性が高いアメリカ人のために、8つの記事をどのようにキュレーションするのか。新しいアメリカの視聴者がどのようなストーリーに関わっているのか、時間の経過とともにどのように進化していくのか、興味がある。新しい世代の読者をFTに紹介出来るのは光栄だ」。

アプリはiOS App Storeでダウンロード可能。最初の月は無料、半年間は99セント、それ以降は4.99ドルという価格帯だそうです。

ナイジェリア労働党の大統領候補支持者が、選挙用モバイルアプリをローンチ←日本で同じ事したら違反になるのかな?

一種のイノベーションになるのでしょうね。ナイジェリア労働党の支持者が、選挙用にモバイルアプリをローンチしたと、地元のザ・ネーションというサイトが報じています(2023年1月25日付け)。

ナイジェリアでは来月に大統領選挙を控えており、労働党 (LP) からはピーター・オビ候補が出馬中。そこで当選に尽力しているグループが支持者間の組織化を容易にするモバイルアプリのローンチを発表したというのが話の流れ。

この団体「価値主導のリーダーシップ」(Value Driven Leadership)では最近、ラゴスのビクトリア島にあるフェデラルパレスホテルでこのアプリを公開しました。共同議長のヌワマカ・オコエ氏によりますと、全国のLP候補者の支持者が動員や選挙遊説のツールとして機能させ、各選挙区や投票所をまたいで互いに連絡、調整、計画を立てるのに役立つとの事です。

アプリの名前は 「従順なタウンホールプラットフォーム」(Obidient Town Hall Platform)。オコエ氏は、選挙活動のプロセスにおいて戦略的に重要だと位置付けているそうです。「ナイジェリアは、新しい世代の指導者を迎えるために、強力な選挙制度と統治制度を緊急に必要としている。我々は、オンラインの推奨活動をオフラインの活動に変えるために、タウンホールアプリを開発した」と、経緯を説明しています。

「このアプリケーションを使えば、キャンペーン、州コーディネーター、支援グループ、全国の投票単位のメンバーから直接、日々の指令を受けられる。さらに、このアプリは、労働党の大統領選挙評議会が、すでに成功しているキャンペーンを効果的に監視・管理を支援する」との事です。

オビ候補の技術・戦略的提携担当特別顧問のバレンタイン・オジボ氏は、このアプリを 「ゲームチェンジャー」 と表現しました。また、地元の女性アパレルブランドのVDL選挙キャンペーン貢献に感謝していると語っています。

オジボ氏は「ナイジェリア北部19州でオビ/ダッティ・キャンペーンを先導し、適時にタウンホールプラットフォームを立ち上げたVDLを称賛したい。このツールの有用性は、選挙の力学を変え、ピーター・オビがナイジェリア連邦共和国の次期大統領になるのを助けるものであるため、幾らでも強調したいほどだ」。

LP大統領選挙対策委員会の事務局長であるエーキン・オスントクン博士も謝意を表明し、ナイジェリア人に彼らの運命を裏切らないように促しました。「かつて、フランツ・ファノンは『各世代は、相対的な曖昧さから、その使命を発見し、それを果たし、またはそれを裏切らなければならない』と言った。私はこの世代が目的を発見した事を喜んでいる。今こそ目的に忠実であるべきだ。Value Driven Leadershipの活動に感謝し、もっと頑張るように勧めたい」 。

第三勢力の政治的プラットフォームを作った政党、市民社会組織、支援団体の連合体である「大きなテント」(Big-Tent)のアルハジ・イブラヒム・アブドルカリム事務局長は、このアプリを歓迎し、「傑作」 と評しました。

アブドルカリム氏は「アプリは、国、州、地方自治体、区から投票所まで支持者を組織するためにカスタム構築されている。2023年2月25日には、このアプリによってより良いキャンバスと投票の監視が可能になる」と述べています。

イモ州のLP大統領選挙対策委員会のコーディネーターであるチーフのマーティン・アグバソも同様に、このアプリは支持者が全国的に行っている仕事を拡大し、オビ=ダッティ候補を大統領に押し上げるのに役立つ素晴らしいツールである」と賞賛しています。

まぁ身内の言葉ですので割り引く必要はありましょうが、動員とかに専用モバイルアプリを使うという試みは面白いですよね。日本の政党に、同様のアプリってあるのかな。公選法違反になってしまうのかな。ちょっと時間があれば調べて見たい(紹介せなアカン記事山積なんで)。

グーグル翻訳、オフライン翻訳で新たに33言語に対応。ウィグル語も入るそうなので、人権活動家には朗報かも


XDAというIT情報サイトの報道によりますと、グーグル翻訳がオフライン翻訳で新たに33言語に対応するようになったそうです。ウィグル語も入るそうなので、人権活動家には中国の人権弾圧情報を収集しやすくなるという意味で朗報かも(2023年1月17日付け)。

先週、発表していたそうでして、iOSとアンドロイド両方でのGoogle翻訳アプリに実装される模様です。

今後、ユーザーは以下の言語でオフライン言語翻訳を使用出来ます。
  1. バスク語
  2. セブアノ語
  3. チチェワ語
  4. コルシカ語
  5. フリジア語
  6. ハウサ語
  7. ハワイ語
  8. ミャンマー語
  9. イボ語
  10. ジャワ語
  11. クメール語
  12. キヤルワンダ語
  13. クルド語
  14. ラオス語
  15. ラテン語
  16. ルクセンブルク語
  17. マダガスカル語
  18. マオリ語
  19. ミャンマー語 (ビルマ語)
  20. オリア語/オディア語
  21. サモア語
  22. スコットランド・ゲール語
  23. セソト語
  24. ショナ語
  25. スウェーデン語
  26. スンダ語
  27. タタール語
  28. トルクメン語
  29. ウイグル語
  30. コサ語
  31. イディッシュ語
  32. ヨルバ語
  33. ズールー語
グーグル翻訳は、多くの機能を提供しています。アプリに入力したり貼り付けたりした単語や文章を翻訳する機能がありますし、画像にあるテキストを翻訳する事も可能。更に、Googleレンズを使って周囲の世界をリアルタイムで翻訳する事だって出来ます。急いでいる場合や移動中であっても、何度でも正しく翻訳してくれる優れもの。アプリには会話モードがあり、異なる2人のチャットを同様にリアルタイムで翻訳してくれます。

なお、オフライン翻訳を利用するには、グーグル翻訳アプリを開いて、アプリの設定メニューを開きます。すると、設定メニューから、言語を追加およびダウンロードするオプションを提供するオフライン翻訳セクションが表示されます。必要な言語が表示されない場合、アプリはオフライン翻訳の言語をまだサポートしていない事を意味します。試してみたい人は、iOSとAndroidの両方で利用可能です。アプリの両バージョンは、新しいオフライン言語サポートをサポートするそうです。

うむうむ。最近DeepLに負けているし、数で勝負と出たのかも。ミャンマー語もカバーとなると、あの国での人権弾圧状況も把握しやすくなる。GJ!

2023年はモバイルファーストを掲げる報道機関が更に増えるとの予測が、米ハーバード大学のメディア研究所に寄せられる #メディア



ハーバード大学のメディア研究所「ニーマン・ラボ」による来年の予言です。以下、拙訳。

More newsrooms go mobile-first(モバイルファーストを目指すニュースルームが増加)

“The majority of those making news content decisions should be digital natives.”(『ニュースコンテンツの意思決定をする人の大半はデジタルネイティブであるべき』)

世界中の報道機関で、変革のプロセスが続いている。一方、私は、コロンビア大学のジャーナリズム学科の学生に、2023年に初めて就職する際、マルチプラットフォームメディアの世界にまだ完全に慣れていない上司の下で働くことになるだろうと念を押している。視聴者の圧倒的多数がモバイル端末でニュースや情報を消費し続けているが、多くのコンテンツは、より大きく水平なプラットフォーム、つまりデスクトップやラップトップコンピュータの大きな画面や、場合によっては(最近は少なくなったので有りがたい限りだが!)紙媒体での消費を想定して構想され準備されているのである。だが、殆どの視聴者は、携帯電話で縦方向にスクロールし、静止した写真やグラフィックだけでなく、オーディオやビデオなど、よりダイナミックな関わりを期待しているのだ。

この1年間で、モバイル端末に対応したコンテンツは飛躍的な進歩を遂げたが、まだ課題がある。世界中のメディア企業がいかにモバイルファーストの報道機関になれるか、モバイル消費向けに作られた記事をより多く作成していく。それが定着率の向上、そしてもちろん購読者の増加につながるかが、この課題にかかっているのは言うまでも無い。

2023年には、モバイルファースト戦略への移行を遅らせている報道機関も、恐らく移行していくものと私は予想している。それに向けて、2つの重要なアクションが必要かもしれない。

■編集局を再構築し、記事を追いかけ、必要に応じて更新し、コンテンツを充実させるためのアクセサリーとしてビデオやオーディオをより多く使用する事を主な仕事とするコンテンツマネージャーをより多く取り込む。

■新しい人材を加える。ニュースの内容を決定する人たちの大半は、デジタルネイティブであるべきだ。モバイルの世界では、エディションを追うのではなく、ストーリーに集中し、常に携帯電話に身を乗り出しているモバイル読者のために、いかにしてストーリーを常に更新し続けるかを理解する必要がある。

2023年は、より多くのタイトルがモバイルファーストのコンテンツプロバイダーとなり、その目標を達成するために必要な課題に真正面から取り組む年になると考えている。

マリオ・ガルシアはガルシア・メディアの創設者兼CEOである。

拙訳終わり。この人の御指摘を実践しているのが、先の記事で紹介したニューヨーク・タイムズという訳ですね。

同時に、「ニュースコンテンツの意思決定をする人の大半はデジタルネイティブであるべき」との言葉が重たい。この世代交代が出来て無いからこそ、日本の現在の新聞業界がああも酷い状況な訳なのですから。

現場の人のお考えを是非ともお聴きしたいところです。

※御賛同頂けるようであれば、拡散お願いします。あと、読者登録も宜しければ。


アフリカ・ナイジェリアの警察庁が犯罪通報アプリをアップデート



アフリカ・ナイジェリアの警察庁が犯罪通報アプリをアップデートしたと、地元のガーディアンというメディアが報じています(2022年3月27日午前2時47分投稿)。

ナイジェリア警察(Nigeria Police Force=NPF)は26日、犯罪通報モバイルアプリケーション「NPF Rescue Me」のアップグレードをしたと発表しました。

緊急事態や犯罪行為だけで無く、警察官の職務上の不祥事などを効果的に報告し、警察官が迅速かつ即座に対応出来るようにしたアプリだそうです。

広報担当官は、アプリは大幅に改良され、セキュリティを再定義し、警察活動を個人化すると強調しています。Android携帯ユーザーが各種アプリストアからダウンロードして詳細を登録すると、緊急サービス、犯罪通報、ナビゲーション、救急サービスなど、様々な機能を利用出来るようにしたそうです。

広報担当官は「このアプリケーションには緊急ボタンがあり、推せばナイジェリア警察の国家コマンド・コントロール・センターの職員が、国内のどこにいても、被害者に必要な支援を即座に提供する事が可能だ」(“The application also has an emergency button, which when depressed, alerts operatives at the Nigeria Police National Command and Control Centre who would immediately send out the required assistance to victims irrespective of their locations within the country.)としています。
 
「警察監察官は、このアプリケーションをガジェットと一緒に携帯電話にダウンロードし、サービス向上と安全のために必要な情報を入力するよう市民に呼びかけるとともに、犯罪撲滅と緊急事態への対応をまったく新しいレベルに引き上げるために、最先端技術の活用を模索する構えを改めて表明した」(“The Inspector-General of Police, while encouraging members of the public to download the application into their carry along with gadgets, and input some required information for improved services and their safety, reiterates that his administration is poised to explore the use of cutting-edge technology to take combating crime and responding to emergencies to an entirely new level,”)と続けています。

日本でも導入したらエエかもしれんアプリですね。デジタル庁も出来た事だし、一考に値するのではないか。
 
 


オーストラリアでTik Tokがダウンロード番付で第三位に


アメリカ議会で問題視されたりするなど、一頃の勢いが無くなってしまったのかなと思いきや、人気健在なTik Tok。オーストラリアではダウンロード数で3番人気になっている他、18歳以上の人達の間で圧倒的な人気なんだそうです。
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アリゾナ州のチャンドラー市でブロックチェーンを使ってのモバイル投票を試験中 #ブロックチェーン #電子投票


アリゾナ州のチャンドラー市が、ブロックチェーンを活用したモバイル投票を試験中なんやそうです。
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そろそろ、大真面目に投票の電子化を視野に入れてもエエと思うぞ #選挙 #衆院選

フィリピン政府が、在外投票でモバイル機器によるブロックチェーンの導入を視野に入れているそうです。記事を読んで、色々と考えさせられました。
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米テキサス州ワコ市、いじめ匿名通報アプリを活用。こういうアプリ、デジタル庁でも真似して作ったらどうか #いじめ #デジタル庁

旭川や川口、町田の市教委とはエライ違いやなという話。アメリカ・テキサス州のワコという市の教育委員会に相当する組織が、このほど「Stop IT」という名前の匿名虐め通報アプリを活用するようになり、地元のメディアに注目されています。

虐め通報アプリ
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インドで香辛料のカルダモン栽培農家用のモバイルアプリ開発へ #モバイル #香辛料

農家とモバイルアプリの可能性を示している記事。インドで、香辛料のカルダモンを栽培する農家向けに、土壌管理などを行うアプリを開発する事となり、かの国の話題となっています。
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インドで初の地震警報アプリ・・・今まで無かったんか(汗)。でも「ゆれくる」よりも機能的に凄いぞ #地震 #アプリ #ゆれくる

インドに初の地震警報アプリがお目見えしたそうです。あんだけ大きな国で、北部では地震が多発してるのに、今まで無かったんですね。
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インドには「三密」を回避する為に自治体がモバイル・アプリを作ってんて。色んなサービスが全部スマホで出来るちゅー話や #モバイル #アプリ #コロナ #三密


「考えさせられるなぁ、こういうの日本でも参考に出来るんちゃうん?」という記事。インドでは三密を回避するためのモバイルアプリを州政府が作ったんやそうです。自治体のサービスの相当数がスマートフォンで全部手続き可能との事ですから、流石IT大国インドって感じ。
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2021年1月に最もダウンロードされたモバイル・アプリはテレグラム。一方、ホワッツアップは5位に転落 #テレグラム

モバイル・アプリの分析を行っているセンサー・タワー社によりますと、2021年1月(つまり先月)に最もダウンロードされたのはテレグラムだったそうです。 続きを読む

韓国の5Gユーザー数が1100万人近くに。国民の5人に1人やな #5G


韓国の5Gユーザー数が1100万人近くになってるねんて。世界銀行のデータによると、5164万人が総人口やそうですから、国民の5人に1人って割合でんな。続きを読む

カリフォルニア州、新型ウィルス感染者が近くにいた場合、モバイルで告知するサービス開始へ←今頃? #新型コロナ #モバイル


正直「えっ、今まで無かったん?」という話。アメリカ・カリフォルニア州が、今週中に新型ウィルス感染者に接触していた人が近くにいた場合、モバイル・アプリで告知するサービスを10日から始めると発表しています。現地時間は9日ですので、明日からとなりますが・・・。続きを読む

ハーウェイ・テクノロジーズによると、2021年6月までに中韓両国で5Gユーザーが20%までに #5G #中国 #ハーウェイ 

 
中国と韓国に於ける5Gユーザーが、2021年6月には20%に達するやろと、ハーウェイが予測してはりまっせ。続きを読む

アメリカ大統領選で世情騒然とするなか、粛々と津波一斉避難訓練を行う兵庫県

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そやったそやった。明石の駅とかで、近本のポスターで啓発活動してたしな。

欧州の新聞社は、サブスク戦略に手応えを感じてるそうやで!


欧州の新聞社は、自社のサブスクリプション戦略に手応えを感じているそうな。
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リオの海岸では、利用者にモバイルアプリでソーシャル・ディスタンシングをさせようとしてんねんて #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイル

ブラジルのリオの海岸では、利用者に対してモバイルアプリを使ったソーシャル・ディスタンシングをさせようと計画しているのですって。続きを読む

世界のモバイル・アプリの利用率、パンデミック中に激増 #新型ウィルス #コロナウィルス #パンデミック


世界のモバイル・アプリの利用率が、パンデミック中に激増していたそうです。ソーシャル・ディスタンスが原因なんですって。
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サムスン、モバイルゲーム内にプログラマティック広告表示へ #サムスン #モバイル #ゲーム


サムスンが、モバイル・ゲーム内にプログラマティック広告を表示させていくそうです。続きを読む

「プログラマティック広告展開で成功している」と考える広告主は9割超してるねんて #広告


「紙はいけるよキミぃ」と、精一杯の虚勢を張っている愚かな上司の下で働く紙媒体の皆様に、新たな悲報です。

インターネットのプログラマティック広告展開が成功していると考えている広告主は9割を超したそうでっせ。続きを読む

モバイル・ゲームのアプリ内課金と広告収入、パンデミック中に激増しててんて #新型ウィルス #コロナウィルス #パンデミック


新型ウィルスのパンデミック発生後、モバイルゲームのアプリ内課金と広告収入の両方が激増してたそうです。やっぱりねぇ。
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インドのデリーでは、新型ウィルスに対応し、使えるベンチレーターや病床数を表示するアプリが #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイル


デリーの自治体が、新型ウィルスのパンデミック対策として、病床数やベンチレーターの空きが分かるモバイルを作ったそうです。
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小ネタです。WHOがモバイルアプリをこさえてます。新型ウィルスの特設欄もおます #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイル

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小ネタです。世界保健機関(WHO)が、独自にモバイルアプリをこさえてますね。普通にアンドロイド版でダウンロード出来ます。

また、新型ウィルスに関する特設欄もあります。・・・もっとも、やたら事務局長の写真(ブリーフィングだそうですが)が出てくると、「このオッサンの対応の拙さのせいで」との想いが先に立ち、イラッとしますけど。

ま、そういうのが気にならない人はお試しを。

パキスタンの警察が新型ウィルス感染封じ込めに独自のモバイルアプリ開発 #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイルアプリ


パキスタンのアボッターバード州警察が、新型ウィルス感染を封じ込めようと、独自のモバイルアプリを開発しました。続きを読む

ウォールストリート・ジャーナル、新たな資産管理サイトを起ち上げ #新聞

WSJ新企画
ウォールストリート・ジャーナルが、WSJマネーという新たな資産管理サイトを起ち上げるそうです。

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ブルガリア政府、新型ウィルス感染者を把握するアプリ開発 #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイル


ブルガリア政府が、自国民向けに新型ウィルス感染者を把握するアプリを開発したそうです。
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アップルとグーグル、それぞれのスマートフォンで新型ウィルス追跡システム構築 #新型ウィルス #コロナウィルス #スマホ


アップルとグーグルが、それぞれのスマートフォンOSで、新型ウィルスを追跡するシステムを構築したそうです。
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中国では、新型ウィルスのパンデミック中に2100万人がモバイルのサブスク解約 #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイル


中国では終息の兆しを見せている新型ウィルスですが、大流行中にモバイルのサブスク解約者が2100万人もいたんですって。
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米コロラド州政府、運営するモバイルアプリで新型ウィルス関連情報を配信へ #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイルアプリ

アメリカのコロラド州政府が、自分たちが運営するモバイルアプリで新型ウィルス関連の情報を配信するそうです。
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シンガポール、モバイルアプリを使って国民の接触状況追跡へ #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイル



新型ウィルス感染者を追跡するべく、シンガポールではモバイルアプリをリリースしています!続きを読む

こういう迅速な対応、日本のメディアは見習わんと  #新型ウィルス  #コロナウィルス  #メディア #モバイル

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ワシントン・ポストのモバイル立ち上げたら、いきなりこれ。

目下の最大の関心事に応えようとしてまんな。こういう姿勢とスピードの速さ、日本のメディアに学んで欲しい。

ナスダックのサイトへの寄稿によると、新型ウィルスの流行で、モバイルゲーム業界は大活況なんだって #新型ウィルス #コロナウィルス #モバイル・ゲーム

新型ウィルスナスダック

ナスダックのサイトによると、今回の新型ウィルスの流行で、モバイルゲーム業界が大活況状態なのだそうです。
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アメリカのシアトルと周辺都市で、初の有権者全員を対象にしたスマートフォン投票実施へ #選挙 #スマートフォン


アメリカ西海岸のシアトルと、その周辺都市で、初の有権者全員を対象にしたスマートフォンによる投票が実施されるのだそうです。

さすが、マイクロソフトの本社があるだけに先進的…と言いたいところですが、なかなか深刻な背景があったようで。 同時に、日本にとっても考えさせられる話でもあります。

あ、多分このネタ、日本で紹介するのは拙ブログがトップかも(と、ドヤ顔)。続きを読む

アメリカの自治体、街の落書きを消すサービスにモバイルアプリを活用 #落書き #モバイル


イノベーションというカテゴリーは大げさかもしれませんが、こういうちょっとした思いつきって好きなんで(笑)。

アメリカの自治体が、建物や壁への落書きを消すのにモバイルアプリを活用しているんですって。
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アメリカ・フロリダ州で退役軍人の自殺をモバイル・アプリで防ごうという試みが #自殺


アメリカのフロリダ州で、後を絶たない退役軍人の自殺をモバイル・アプリで防ごうという試みが行われています。日本の地方自治体も、真似して良いのでは?
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