ニューヨーク・タイムズの記事を拙訳してみました(2025年2月10日午後4時44分投稿)
Elon Musk Leads Bid to Buy OpenAI for $97.4 Billion(イーロン・マスク氏がOpenAIを974億ドルで買収する入札を主導)
The billionaire is leading a group of investors in the unsolicited offer, which complicates the start-up’s plan to raise more money.(マスク氏は未承諾のオファーを行う投資家グループを率いており、これにより資金調達計画が複雑化している)By Mike Isaac and Cade Metz
Reporting from San Francisco
Feb. 10, 2025Updated 4:44 p.m. ET
投資家グループが、イーロン・マスク氏の主導のもと、OpenAIを制御する非営利団体の買収に974億ドルの入札を行ったと、二人の関係者が伝えた。この事は、マスク氏とOpenAIの最高経営責任者(CEO)であるサム・アルトマン氏との間での数年来の企業支配権を巡る争いを激化させるものである。
このコンソーシアムには、マスク氏の人工知能会社であるXaiやVy Capital、ハリウッドの権力仲介者アリ・エマニュエル氏、およびその他の投資家が含まれていると、匿名を条件に発言した関係者が述べた。
ウォール・ストリート・ジャーナルが、先にこの提案について報じた。OpenAIはこの買収申し出についてコメントを控えている。会社はまだ確認していないが、OpenAIの潜在的な反応に詳しい人物によると、アルトマン氏は反応を投稿した。「結構だが、もしよければTwitterを97.4億ドルで買いたい」とアルトマン氏はXに投稿した。
これに対してマスク氏は「詐欺師」と返答した。ロサンゼルスの弁護士で、昨年マスク氏の代理としてOpenAIに対して訴訟を提起したマーク・トーベロフ氏は、コメントの要請に応じなかった。
マスク氏はOpenAIの共同創設者の一人であり、初期の投資者でもあったが、権力争いの後に退任した。また、マスク氏はアルトマン氏の会社に真っ向から競争するために自身のAI会社を設立した。
この未承諾のオファーは、OpenAIが40億ドルの資金調達契約を完了しようとしている際に持ち込まれた。契約によって高名な企業の評価額がわずか4ヶ月前のほぼ倍増する事になるとされている。新たな資金調達ラウンドは、日本のコングロマリットであるソフトバンクが主導し、OpenAIの評価額は3000億ドルに達するとの事だ。この契約に関与した三人の内部関係者によると、この取引はOpenAIを、ロケット会社スペースXやTikTokの製作者であるバイトダンスと並ぶ、世界で最も価値のあるプライベート企業の一つに押し上げる事になる。
ソフトバンクはOpenAIに最大400億ドルを投資し、他の投資家は総資金の約4分の1を提供する事になるという。なお、ニューヨーク・タイムズは、AIシステムに関連するニュースコンテンツの著作権侵害を理由に、OpenAIとそのパートナーであるマイクロソフトを提訴している。両社はその訴えを否定している。
これは進行中のストーリーである。更新情報にご注意頂きたい。・Mike Isaac記者は、サンフランシスコを拠点とする『ザ・タイムズ』の技術担当記者であり、フェースブックやシリコンバレーに関する報道を定期的に行っている。
・Cade Metz記者は、人工知能、自動運転車、ロボティクス、仮想現実などの新興技術分野について執筆している。
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