今年も年に数回の更新しかできないとは思いますが、
更新の際はTwitterでも告知しますので、
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同人サークル「ぐる~ぷ・げし」の太田たこすのブログ。 アニメ、漫画、ゲーム、同人・コミケなどがについてがメイン。 90年夏にコミケへ初の一般参加。 91年冬に初のサークル参加。 92年から2000年まではスタッフとしても参加。 2001年以降は、一般・サークル参加に戻る。 同人・コミケカテゴリには、 それらの経験から得た知見を記事にしたものも多いですが、 あくまで私見であり、 コミックマーケット準備会の公式見解と異なる場合が多々あることは、 ご承知おきください。 コメント欄はデフォルトで「非公開」になっていますが、問題のない投稿は順次公開にしています。公開してほしくない場合はその旨を明記してください。
有利昴「エセ著作権事件簿」合同会社パブリブ
著作権関連のトラブルの中で、
「権利者側の主張が間違っていた(及びその可能性が非常に高い)事例」を71件紹介し、
それがどのような理屈でどう間違っているかを解説している本。
「著作権について考える・意見する」人には一読をお勧めしたい。
「何がダメなのか?」だけではなく「何が大丈夫なのか?」を知らないと、
結局間違った著作権の知識・間違った順法意識ばかりが広まってしまいますし。
筆者は企業の法務部に勤務していた経験を持ち、
著作権法を始め知的財産権に関わる各法律の知識も当然持っており、
またそれら法律に関わる案件処理の実務経験者。
普通はその立場からなら、「著作権者側の主張を擁護する」側に回りそうですが、
「著作権者側の間違った主張」を取り上げ、批判するスタンスなのが面白い。
近年「著作権を守ろう」という機運が高まり、
ネット上でも「パクリだ」「著作権侵害だ」と話題になるが、
実はそれらの中に「著作権法的には問題がない事例」が多数含まれていると教えてくれます。
「プールの底のミッキーマウス事件」
「#KuToo事件」
「東京五輪エンブレム事件」
など、かなり有名な事例も紹介されており、
「え!これも著作権的に問題なかったの!?」と驚くことも。
(以下「続きを読む」内で)