2011年06月17日

♯偽善エネルギー

偽善エネルギー武田邦彦

氏がTVに出るようになって久しいが、キャラクターがユニークでためにバラエティ番組が多かったせいか、どうも氏の真面目な著作を読む気が起きなかった。しかしなぜか今回の原発事故以降、真っ先に氏の著作や言動をきにするようになったのはなぜだろう。そもそも従前より氏の著作のイメージは、例えば「温暖化の嘘である」とか「エコロジーブームの無意味さ」など、世間の安易な風潮に棹さす孤高の学者といった感であった。だからこそ、震災後の政府発表の欺瞞に、この人なら本当のことを言ってくれるのではとの期待感があったのかもしれない。

そうした期待を込めて読んだこの本だが、期待通りというか、先に読んだ武谷三男氏の本もそうであるように、震災前から原発の危険性や今回のことで議論されてきた原子力についてから代替エネルギーのことまで、あたかも今回の事故を想定していたかのような内容になっている。

この本を読んだのは、4月の頭。読後に感想を以下のようにツイートした。
原発は地震でどうなるかは分からない。そもそも不完全な地震学を根拠に震度(ガル)を想定し、完全な安全を求めているのだから、論理自体に無理があると。今回の震災、そして昨夜の余震で、東日本の原発はガタガタになった。武田論が証明された。

1.ぼろい原発ではなく安全な原発を造れば、技術的には安全である。
2.日本の原発は、地震で倒れない耐震設計が必要。
3.廃棄物も技術的には安全に地下深く納めることかでき、健康障害など起こらない。
4.原発が危険なのは、政府と専門家の秘密主義による。

地震と原発について考えるとき、過去の事実を参考にするのと同じく大事な考え方は、「巨大地震がくるところには原発を造らない」ということ。


takosuzuki at 09:51│Comments(0)TrackBack(0)clip!LIBRARY-BOOK 

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