2014/7/31本日の表現:Gaza Strip & Stars and Stripes
今日は、語源から言葉を考えてみたいと思います。
ガザ地区といえば、
そして星条旗は、左上に青地に白の星(☆)、
ここまでは、よく知られていることでしょう。では、
実は、「革ひも」を意味する、古いドイツ語(中期低地ドイツ語)
それでは、これらの言葉の根底にある、
それが「細く(狭く)、長い」ということ、
ガザ地区は、写真で見ればわかるように、細長い形をしていますね。
OALD(英英辞典)における、それぞれの語の定義は以下の通りです。
strip - a long narrow area of land, sea, etc.
stripe - a long narrow line of colour, that is a different colour from the areas next to it.
strap - a strip of leather, fabric, or other material that is used to...
語義においても、
今後は、ガザ地区のGaza Stripという英語を教える際、
Gaza is a strip of land. That's why it's called the Gaza Strip.(ガザ地区は、細長い形をしている。
以上、本日のテーマはGaza StripとStars and Stripesでした。
2014年07月
本日の表現:pipe dream
2014/7/30本日の表現:pipe dream
そのまま訳すと「パイプの夢」。これは一体、何のことでしょう?
これは、日本語で「夢物語」のことです。では、
答えは、歴史にあります。実はpipeは、
つまり、パイプを使ってアヘンを燻らし、
最後に、pipe dreamを使った例文を挙げましょう。
例文:
- I think that his plan to become a professional athlete is a pipe dream and that he should stay in school.(私は、
ちなみに、アヘン(opium)はケシ(poppy)
本日の表現:Concession
「コンセッション」。おととい、妻と映画館へ『マレフィセント』を見に行った際に、売店の前で見た言葉です。一瞬「えっ?」と思いましたが、concedeの名詞形の"concession"。これをそのまま日本語のカタカナ語に置き換えた言葉です。concedeは「譲歩する」や「譲渡する」などを意味する英語です。なぜ、映画館内、売店入口のこんな場所で、この表現が使われているのでしょうか?
それは、concessionが「映画館の経営会社が、館内で売店を独占的に営業する権利を別会社に与える」ことを意味するからです。利用者からすれば、どこの会社が売店を経営していようが、あまり関係ないことだとは思いますが、元々、英語でそういう表現なのです。
では、OALD先生に、実際の英語の使われ方を聞いてみましょう。OALDとは、The Oxford Advanced Learner’s Dictionaryの略で、広く日本でも使用されている、英英辞典です。私の電子辞書にもありますし、オンラインでの利用も可能ですね。そのサイトはこちら。
http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/
サイト上部の空欄に、concessionと入力すると、concessionの意味がたくさん出てきます。今回の意味は、5番目です。
5 [countable] the right to sell something in a particular place; the place where you sell it, sometimes an area which is part of a larger building or store
- the burger concessions at the stadium
- They went to the concession stand to get a hot dog.
スタジアムの「バーガー・コンセッション」に、ホットドッグの「コンセッション・スタンド(売店)」ですから、やはり元々英語でそのように使われている、ということです。ちなみに、販売の権利を与えられた別会社のことを、concessionaireといいます。主に、イギリス英語で使われます。