2014.10.14本日の表現:self search
TIMEで特集中の、「9つのEmailのルール」(グーグル前トップのEric Schmidt氏とJonathan Rosenberg氏の著書How Google Worksより)。今日は最後の九つ目のルールです。
9. Help your future self search for stuff. If you get something you think you may want to recall later, forward it to yourself along with a few keywords that describe its content. (将来の自身の検索を助けよ。後になったらきっと思い出したい何かが出てきたら、その中身を表したいくつかのキーワードとともに、自身に転送せよ。)
これはEmailの検索だけでなく、重要な文書の検索にも役立つ、と言っています。共著者のJonathanにいたっては、次のような利用方法を披露しています。
Jonathan scans his family’s passports, licenses, and health insurance cards and emails them to himself along with descriptive keywords. Should any of those things go missing during a trip, the copies are easy to retrieve from any browsers.(ジョナサンは、彼の家族のパスポート、免許証、健康保険証をすべてスキャンして、内容を描写するキーワードとともに、彼自身に送っている。旅行中に、これらのいずれかが紛失した場合は、コピーをいかなるブラウザーから取得することも、容易である。)
この最後のルールは、特に使える、と思いました!Googleのトップが自ら実践していることです。最近は、Emailはストレージのように考えて、柔軟に使いこなせばいいんですね。とても参考になりました。
2014年10月
本日の表現:follow up
2014.10.13本日の表現:follow up
TIMEで特集中の、「9つのEmailのルール」(グーグル前トップのEric Schmidt氏とJonathan Rosenberg氏の著書How Google Worksより)。今日は八つ目のルールです。
8. Make it easy to follow up on requests. (リクエストへのフォローアップを楽にせよ。)
これは、日本語化されていて、そのままですね。エチケットやマナー的な面よりも、自分のためのルールと言えます。メールを介して人へ何かを依頼する場合、自分にそのメールをコピーして送り、follow upとlabelしておく。すると、依頼事項の管理が楽になる、というのです。リマインドやフォローが必要なものには、元のメールを再送して、
“Is this done?”(これは終了した?)
と書けばいい、というのがGoogle流のタスク管理技術です。
本日の表現:yell
2014.10.12本日の表現:yell
TIMEで特集中の、「9つのEmailのルール」(グーグル前トップのEric Schmidt氏とJonathan Rosenberg氏の著書How Google Worksより)。今日は七つ目のルールです。
7. Don’t yell. (怒鳴るな)
If you need to yell, do it in person. It is FAR TOO EASY to do it electronically.(もし怒鳴る必要があるなら、人に対して直接せよ。電子的にこれをなすことは、あまりにも簡単である。)
これは電子メールの恐さですね。面と向かってはとても言えないような強い語調の言葉を、メールでは相手に容赦なく浴びせてしまう可能性があります。思いやりの言葉はいいですが、面と向かって吐けないような暴言を、メールですることは避けましょう。
ちなみに日本語で「エールを送る」というときのはエールは、この英語のyellからきています。この意味ではcheersやa shout-outを使う方が一般的とは思いますが、動詞として、以下のような例文をOALD辞書では紹介しています。
The crowd yelled encouragement at the players.(群衆は選手たちに、大声で激励の言葉を投げ掛けた。)
本日の表現:knave / knavish
2014.10.11本日の表現:knave / knavish
TIMEで特集中の、「9つのEmailのルール」(グーグル前トップのEric Schmidt氏とJonathan Rosenberg氏の著書How Google Worksより)。今日は六つ目のルールです。
6. When you use the bcc (blind copy) feature, ask yourself why.(bccを使うときは、なぜなのか自分に問え。)
The answer is almost always that you are trying to hide something, which is counterproductive and potentially knavish in a transparent culture.(その答えはほとんどの場合、あなたは何かを隠そうとしてる。それはガラス張りの文化においては、非生産的であり、不埒な行動となる可能性もある。)
knavishとはあまり聞き慣れない言葉ですが「不埒な」や「不正な」を表す古い言葉です。kは発音しません。名詞のknaveは「不誠実な(dishonest)人」「悪漢」「ごろつき」などを表します。英国の小説家で『Robinson Crusoe』の著者Daniel Defoeに有名な言葉ありますので、最後に引用しましょう。
Necessity makes an honest man a knave.(必要は、正直な人間をも悪漢にする。)
Necessity is the mother of invention.(必要は発明の母)という言葉もあるくらいですから、必要は善も悪も生み出す、ということになります。
本日の表現:router
2014.10.10本日の表現:router
TIMEで特集中の、「9つのEmailのルール」(グーグル前トップのEric Schmidt氏とJonathan Rosenberg氏の著書How Google Worksより)。今日は五つ目のルールです。
5. Remember, you’re a router. (あなたはルーターであることを、忘れるな。)
ルーターとは聞き慣れない方もいらっしゃると思いますが、情報を伝送するネットワーク機器の一つです。route(伝送する)にrを付けたものです。ちなみに、route(道、ルート)とroutineはともに中期フランス語に発する同源語であり「旅慣れた道」からroutine(日課、ルーチン)を表すようになりました。
When you get a note with useful information, consider who else would find it useful. At the end of the day, make a mental pass through the mail you received and ask yourself, “What should I have forwarded but didn’t?”(役立つ情報が載ったメッセージがあれば、他の誰にそれが役立つかを考えよ。一日の終わりに、そのメールを頭の中に流して、「転送すべきだったけど、しなかったのは何だろう?」と自分自身に問いかけてみよ。)
あなたにはつなぎの役割がある、など他にもいろんな言い方があるはずですが、あえてルーターと言うところ、IT企業のトップらしいですね。