prenup document
2014.8.18本日の表現:prenuptial agreement / empathetic / sympathetic

今日は香港の有力英字紙
South China Morning Postに、以下のようなヘッドラインが踊っていて驚きました。

Hong Kong has the dubious honour of having been crowned the divorce capital of Asia.
(香港は、アジアにおける離婚の首都として不名誉な地位に甘んじている)

Matrimonial lawyers also refer to Hong Kong as the graveyard of marriages.
(婚姻専門の弁護士は、香港を結婚の墓場とも言っている)

キーワードの一つは、
prenuptial agreement。略してprenupとも。婚前契約書のことです。今は何でもかんでも契約書。猫も杓子も、神聖な結婚まで契約書なんて呆気にとられますが、2010年以降、香港ではこれが急激に増えているそうです。ただし、香港発ではなく西洋の流れを受けており、さらにアメリカの数州と比して、香港とイギリスにおいては、婚前契約書を法律と同一とみなすことはない、とのことです。

The most important point is that in Hong Kong prenups are still not strictly binding but they are enforceable.
(最も重要なことは、香港における婚前契約書は、拘束力は強くないが、それでも法的強制力はあるということだ)

この流れに便乗して儲けようとする弁護士も多い中、一人の弁護士の冷静なコメントが印象的でした。

A lawyer must be
empathetic, but they cross a line if they become sympathetic. (弁護士は、クライアントに共感しなくてはならないが、同情をしては一線を越えることになる)

確かに日本語でも、
共感と同情は似て非なるものです。
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