(Black or Whiteより)
2014.8.16本日の表現:Eat this! / nuts / nut
今日は偶然、マイケル・ジャクソンの“Black or White”のPVを見ました。マイケルもそうですが、映画“Home Alone”で有名になったマコーレー・カルキンが出演していて、懐かしかったですね。その彼が、部屋で流す音楽の音量を父に注意されて、対抗して、最後に放った言葉がこれ:
“Eat this!”(これでも食らえ!)
“Take this!”と言うよりも、語気は強く、荒くなります。
スピーカーの最大音量には、次の言葉が表示されていました:
Are you nuts!?!(頭おかしいの!?!)
自分の父親が、音の衝撃で地球の反対側に飛んでいくぐらいの音量ですから、測り知れません!(笑)ちなみに、Are you a nut!?!(頭おかしい人なの!?!)も同じ意味です。nutsが形容詞、nutが名詞として使われているだけです。sが付くと、名詞が形容詞になるとは、英語は面白いですね。
カテゴリ: アーチスト
本日の表現:Good Time
(Good Time)
2014.8.10本日の表現:Good Time
今日もまた、昨日にひきつづきCarly Rae Jepsenの歌から、使える英語表現を取り上げてみます。“Good Time”という曲の一節からです。そのタイトルとPVを見れば、これがどんな曲であるかは、大体わかります。恋人同士というよりは、本当に仲のいい友人たちが集まれば、いつでも楽しくいい時間だ、ということでしょう。
We don't even have to try
It's always a good time
「僕らは頑張ったり、無理したりする必要はない。一緒にいれば、いつでもいい時間なんだ」という意味です。シンプルかつ素敵な英語ではありませんか。さらに、曲の後半では以下のように歌い上げます。
Doesn't matter when
It's always a good time then
Doesn't matter where
It's always a good time there
「いつか、どこかは関係ない。いつでも、どこでもいい時間だから」という意味です。まずここでは、Doesn’tの前に、もちろん“It”が抜けていると考えましょう。文章の流れから、主語がなくてもわかる、ない方がスッキリする、などの理由から、口語では主語が省かれることはよくあることです。
次に、注目していただきたいのは、赤字にした部分。whenとthen、whereとthereです。これらの語には、共通する部分が見えませんか?そうです、前者は-enで終わり、後者は-reで終わっています。つまり、-enは時間を表し、-reは場所を表すのです。there(そこ)の反対語のhere(ここ)も同じく場所を表していますね。英語のネイティブたちは、理屈か感覚か、これらの語は親和性が高いことをわかっています。だから歌詞に取り入れているのです。韻(rhyme)を踏むことで、そこにリズム(rhythm)が生まれます。rhymeとrhythmは同じ語源です。ぜひ、そのようなニュアンスも感じながら、Good Timeを聞いてみてください。
本日の表現:nobody / somebody
(Carly Rae Jepsen)
(Guitar String / Wedding Ring)
2014.8.9本日の表現:nobody / somebody
妻が好きで私も聞き出した、カナダ出身のポップ歌手Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)。彼女の歌はどれも好きなのですが、そのうち今日は“Guitar String / Wedding Ring”の一節から、使える英語を紹介します。
You were here and then you left
And now there's nobody, nobody
Now they're all just second best
There's nobody, nobody
・
・
・
When you're near I feel the best
I'm somebody, somebody
It's in my pulse, it's in my chest
My whole body, whole body
それぞれ1番と2番の最初の部分ですが、恋人の二人が遠くに離れていて、一人がその心情を歌い上げています。1番では、あなたが去ってしまい、“there’s nobody”(もう誰もいないわ)と言っています。こんなにダイレクトで、使える中学英語表現も、なかなかないのでは?2番では、あなたが近くにいると、“I’m somebody”(私は特別な存在になれる)。ただし、気をつけたいのは、ここでいうsomebodyは単に「誰か」ではなく「特別な存在」「重要な人」「大物」などの意味になるということです。ここさえ理解しておけば、こんなにストレートかつシンプルで使える表現もありません。
この他にも、使える表現はこの歌の中にはたくさんあります。英語を抜かしても、Carly Rae Jepsenの歌は聞いて気持ちいい!まだの方はぜひ聞いてみてください♪