(村松増美先生のご遺影。2013年11月、日本外国特派員協会で開催された『村松先生を偲ぶ会』より)
2014.9.16本日の表現:gross-out / gross out
TIMEの記事から一旦休憩をして、別の英語表現をお届けします。
今日は偶然、生前親しくさせていただいた恩師・村松増美先生のインタビュー記事を、久しぶりに目にする機会がありました。英語の勉強方法に関して聞かれた村松先生は、TIMEやNewsweekは、前から読むと堅い話や暗い話が多いため、「後ろから読む」と面白いと答えておられました。その時、ちょうど手元にあった記事をどう見られたのか。その部分を抜粋します:
この記事は、最近のテレビがシモネタばっかりでお下品であるということを言ってるんだけど、gross-outという表現が面白いですね。grossっていうのは下品だとかそういうきつい表現ですよね。それにoutをつけて、gross-out。2回も使われている。PG13(13歳以下保護者同伴)の映画に対して、"Those PG13s are gross-outs."という風に名詞で使っている。すると、「なるほど。この表現はもう名詞化されてるんだな」ということがわかる。(英語タウンより)
gross-outについては、先生の言葉だけで言い尽くされていますので、私からはgross-outの「元の」表現であるgross outにつき、書き足します。OALD辞書の例文です。
His bad breath really grossed me out.(彼の口臭には、実にウンザリさせられた)
あとは、これが口語のアメリカ英語である点を押さえておけば、十分でしょう。