「国会はいったい何をやっているんですか!」
  ――と喝破したのは東大の児玉龍彦教授である。昨日(2011.10.13)、京都・同志社大の小さい集会に出席した感想は「大学はいったい何をやっているんですか!」であった。
  長い文章になる経過をこのブログでかいつまんで書くのは難しい。

  「浅野教授の文春裁判を支援する会」 (新着情報は2011年9月3日)というブログがあり、浅野教授に関する裁判の経過が詳細に書かれている。これを読んだだけでは飲み込めない部分もあるが、やはり百聞は一見にしかず。集会に出てだいぶのみこめた。
  被告は文藝春秋社。原告は人権派で知られる同志社大社会学部教授の浅野健一氏(新聞学専攻)。

  裁判の直接のきっかけは―。 『週刊文春』の2005年11月24日号に「「人権擁護派」浅野健一同志社大教授  『学内でセクハラ』を被害者が告発!」という記事が載ったことから。それ以前から小さないざこざが同じ社会学部の渡辺武達教授(メディア学専攻)との間であったので、ニュースソースが渡辺氏だということはすぐに分かった。浅野教授は文春に対して損害賠償を求めて争うことになった。
  2008年2月27日、一審判決。セクハラはなかったとして文春側に275万円の賠償命令。
  2009年5月15日、控訴審判決。セクハラ記述をすべて否定し、賠償額を550万円に倍増。。
  そして2010年3月16日の最高裁判決で上告棄却。文春は10日後に677万円を浅野教授の銀行口座に振り込んだ。

  「素晴らしい判決だった」と集会で浅野氏は高揚気味に述べた。要するに、裁判官は渡辺氏の一人四役のセクハラ告発(A子がこう言った。B子もこのようなセクハラを受けた―などと週刊文春記者に語った)をすべて否定する判決を下した。 
  セクハラがあった、という席に一緒にいた男子学生が「そのようなことはなかった」と述べているから、渡辺氏の一連の作り話がこの一件でも分かる。文春の記者は渡辺氏に「乗せられ」て書いたのである。判決は渡辺氏のセクハラの作り話をすべて認め、文春に対して損害賠償を命じたのだった。
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<裁判結果を説明する浅野教授。参加呼び掛けを絞り込んだので出席者は30人程度>(2011.10.13)

  集会には同志社大・学生新聞の編集スタッフも出席した。当時、文春の記事を引用して浅野教授のセクハラを認めた内容に仕立てた記事を紙面に載せたのである。その後、訂正記事が出てはいるが、スタッフの一人は「私たちの先輩が不十分な取材をして、学内でセクハラが二件起きた…という不思議な記事になっていた」と述べた。顔が真っ赤になっていて反省の様子はうかがえたものの、おわびの言葉はなかった。

  ところがである。渡辺氏(または渡辺側)はインターネットの「同志社大掲示板」に浅野教授に対する誹謗中傷を今でも載せている。学内のSH委員会(セクシュアル・ハラスメント防止に関する委員会)は虚偽でセクハラ疑惑を週刊誌に書かせた渡辺氏の行為を傍観し、おとがめなし。最近、日本国ではやりの不作為現象がここにもあるようだ。大学の対応もおかしいと思う。
  
  渡辺氏は『オルガスムの機能』(ウィルヘルム・ライヒ著)や『ジャーナリズムの倫理』(マイケル・クロネンウエッター著)などの翻訳があり、メディア学の権威として新聞社主催のシンポジウムにも積極的に参加する大学教授である。
  しかし、授業中にエッチビデオを流すこともあり、「気持ち悪い」と言って教室を飛び出た女子学生もいたという。メディア学と「オルガスムの機能」はどういう関係なのだろう。渡辺教授は私生活も含めていろいろと問題がありそうだ(変態君!?)。


       [追伸]よくよく考えてみると、渡辺教授の行為は名誉棄損罪、虚偽申告罪(昔の誣告罪)に相当し、浅野氏は講演などの激減によって生じた4千万円程度の損害賠償を渡辺氏個人に対し請求できるのではないか、と感じた。もう一点。犯罪を究明する場合、動機を解明することが肝要である。渡辺教授の動機は何か? どうもゼミ学生の奪い合いということが推測される。
  人間の対立は国家間、民族間、個人対個人でもその多くは嫉妬(ジェラシー)に起因すると考えられる。渡辺教授の場合も嫉妬に原因があったのではないか。アジアの他の国と比較すると、最近の日本人は嫉妬の感情を比較的抑制する。しかし、渡辺教授はこの感情を抑えきれず、ストレートに嫉妬の気持ちが溢れ出てしまい虚偽申告に走ったのではないか(この項は推認!?)。週刊文春記事のコピーを学校内のポストにばらまくということまで行ったことが確認されている。
  また、同志社大掲示板(前掲)には「あした発売の週刊文春に浅野教授のセクハラ疑惑記事が載る」ということが書き込まれていた。渡辺教授に関しては心理学や心療内科の先生によるアプローチも必要だ、という気がした。  

  (大学のSH委員会は<セクハラの虚偽申告については司法マターであり、大学内で論議すべき事柄ではない>と逃げるのだろうか。まだいろいろと書けるがこの辺で…。誤りがあれば訂正します)



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